Rubyとは?おすすめの学習方法や初心者向けロードマップを解説

Rubyはプログラミング言語の1つであり、Webサイトやアプリケーションの開発に今や欠かせないものとなっています。そのため、IT業界ではRubyを習得している人材の需要は高く、今後もその傾向は続くでしょう。Rubyのスキルを身に付けて、転職やキャリアアップを目指す方もいるのではないでしょうか。

本記事では、Rubyを習得するためには具体的にどのように学習を進めればよいのかを解説し、おすすめの具体的な教材も紹介します。

学習の注意点やポイント、おすすめの資格についても解説しました。Rubyを習得したいという気持ちが固まっている方は、ぜひ参考にして学習を始めてみてください。

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初心者でも取り組みやすいRubyの学習ロードマップ

ロードマップのイメージ

Rubyを習得するにあたって、まずは学習の全体像を把握しておくことが大切です。全体像を把握し、1つずつステップを経て学習することで、挫折することなく効率的にRubyを習得できるでしょう。以下では、Ruby習得のための学習ロードマップを紹介します。

Rubyの基礎を習得

まずはRubyの基本文法を学習しましょう。学習サイトや書籍など、豊富な種類の教材があるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。具体的な学習サイトや書籍については、のちほど紹介します。

一度の学習で完璧に理解しようとするよりも、まずは一通り学習を進めることを優先しましょう。同じ内容を何度も繰り返し学習することで、最初はわからなかったことが2周目ではわかるようになるという風に、少しずつ理解が深まります。

知識をインプットするだけでなく、実際にコードを書いてみることも、理解を深めるためには必要です。学習サイトや書籍のコード、作ってみたいものに近いアプリなどのコードの模写にも時間をかけましょう。

模写に慣れてきたら、オリジナルの要素を足して試してみることで、知識だけではなく経験を伴った実践的な学習ができます。

HTML・CSS・JavaScriptの3つの言語を習得

Rubyを学習するにあたって、HTML・CSS・JavaScriptの知識は欠かせません。HTMLは、Webサイト上にテキストや画像を表示するための指示を出すマークアップ言語です。CSSはテキストや背景の色や配置など、Webサイトのデザインを左右します。

JavaScriptはWebサイトにアニメーションを表示したり、ユーザーの操作によって表示を変えたりするためのものです。いずれもWeb制作には不可欠の知識であり、Rubyで開発を行うための基礎となります。

そのため、HTNL・CSS・JavaScriptの知識をあらかじめ身に付けてから、Rubyの学習を始めるとスムーズです。3つの知識を活用して、基礎的なWebページを作れるレベルに達していれば、Rubyもスムーズに理解できるでしょう。

Ruby on Railsを習得

Ruby on Railsは、Rubyを用いたWeb開発のためのフレームワークです。フレームワークとは、Webアプリケーションやサービスを開発するために必要となる、基本的な機能や骨組みをあらかじめまとめた開発支援ツールを指します。

フレームワークを使うことで、必要な機能のコードを加えるだけでアプリケーションが完成するため、効率的な開発が可能です。

Rubyはシンプルなコードでスピーディーに開発できます。フレームワークであるRuby on Railsも同様のことを目指して開発されました。コードの記述量を抑えられ、応用力も高いため、Ruby on Railsの習得は開発に大いに役立つでしょう。

Webサービスやアプリを開発してみる

Rubyに関する学習がある程度進んだら、実際にサービスやアプリを開発してみましょう。自分のオリジナルのものを開発してみることで、制作の全体像が掴めます。

同時に、自分の知らないことや不足している知識・スキルも明確になるはずです。わからないことは都度調べることで、さらなる知識やスキルの習得につながります。

一度完成させたら誰かに使ってもらい、フィードバックを得て改良するなどして、繰り返し実践を重ねることが大切です。

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Ruby習得におすすめの学習方法3選

プログラミングを学習している人

Rubyを学ぶ主な方法には以下のものがあります。

  • 学習サイト
  • 書籍
  • プログラミングスクール

学習サイトはインターネット環境があれば無料で学べるものが多いため、手軽に学び始められます。書籍は購入に費用がかかるものの、体系的・網羅的な知識を得られる学習方法です。

プログラミングスクールは、挫折せず継続的に学習ができる環境を整えたい方にはおすすめです。それぞれの具体的な学習方法について、以下で見ていきましょう。

学習サイトで学ぶ

Rubyの学習サイトは、無料のものや少額で学べるものが多くあります。レベルも初心者から初級・中級・上級と豊富であるため、比較しながら検討して自分に合った学習サイトを選びましょう。

以下では、6つの学習サイトを紹介します。

ドットインストール

「ドットインストール」は、プログラミング学習サービスとして多くの方に利用されています。Web上で3分の動画を視聴しながら、自分でコードを入力して出力結果を確認できるため、効率的な学習や実践ができることが特徴です。

Rubyに関しては「Ruby入門」と「Ruby on Rails入門」があり、それぞれより細かい内容のレッスンに分かれています。すべてを視聴するには有料のプレミアムサービスへの登録が必要ですが、それぞれ最初の数レッスンは無料で視聴可能です。

無料の部分を視聴してみて、ドットインストールで学習を続けるかどうかを判断してもよいでしょう。

参考:ドットインストール

Let’sプログラミング

「Let’sプログラミング」は、初心者を対象にさまざまなプログラミング言語の解説を行っている学習サイトです。

テキストや実際の画面のスクリーンショットをベースにしたわかりやすい内容で、Ruby初心者の方もスムーズに学習できます。

Rubyに関しては「Ruby入門」「Ruby on Rails入門」の解説で、基本的な学習が可能です。PythonやJavaScriptなどのほか、ExcelやWordについての解説もあるため、普段使っているアプリケーションをより使いこなすためにも役立ちます。

参考:Let’sプログラミング

progate

「progate」は、イラストを中心としたスライドでプログラミングを学べるサービスです。スライドはテキストよりも直感的に理解でき、動画よりも進んだり戻ったりして確認しやすいため、自分のペースで学習したい方におすすめです。

プログラミングの基礎を体系的に学べる初心者向けの内容が多く、未経験の方も無理なく始められるでしょう。

ブラウザ上でコードを書いてすぐに出力結果を確認でき、実践しながら学習を進められます。Rubyに関しては5つの学習レッスンと1つの関連記事があり、レッスンの一部は無料会員登録のみで受けられます。1レッスンは1.5~2時間ほどと比較的長く、腰を据えて集中して取り組みたい方におすすめです。

参考:progate

侍テラコヤ

「侍テラコヤ」は、無料で登録できるプログラミング学習サービスです。RubyやPythonといった学びたい言語別ではなく、「Webアプリを開発したい」「デザイン性の高いWebサイトを作りたい」といった目的別のコースを選べるのが特徴です。Rubyは「Webアプリ開発コース(PHP・Ruby)」で学習できます。

無料でも学習はできますが、有料プランであればわからないことがあった場合に、掲示板で現役のエンジニアに質問が可能です。

有料プランは3つに分かれており、課題の提出や現役のエンジニアから受けられるレッスンなど、挫折しにくいサポート体制も整っています。家にいながら手軽に疑問を解決できるため、仕事に役立つ体系的なスキルを継続して学びたい方におすすめです。

参考:侍テラコヤ

20分ではじめるRuby

「20分で始めるRuby」は、短時間のチュートリアル形式でRubyの概要を一通り学べる学習サイトです。指示に従ってRubyに入力することで、どのように実行されるのかを簡易的に学べます。学習に当たっては、あらかじめRubyをインストールしていることが前提です。

まずはRubyの全体像を捉えてから学習に入りたい場合に役立つでしょう。テキストをベースとしているため、動画が苦手な方や自分のペースで学習したい方にもおすすめです。

参考:20分ではじめるRuby

Paizaラーニング

「Paizaラーニング」は、プログラミング学習のハードルを徹底的に下げることをコンセプトとした学習サービスです。約3分の動画を視聴しながらコードを書いて実践し、視聴後に演習問題を解くといった学習が、すべてブラウザ上でできます。

このプロセスを経ることで、無理なく応用力や実践力を身に付けられます。わからないことは現役エンジニアに質問できる点も、挫折せず学習を続けられるポイントです。

Rubyに関しては、どのようなものなのかを理解できる「Ruby体験編」、より深く理解できる「Ruby入門編」があります。どちらも無料で学習できるため、お金をかけたくない方には嬉しいサービスです。

参考:Paizaラーニング

書籍で学ぶ

書籍では、Rubyの知識を体系的・網羅的に学べます。初心者を対象としたものからより専門的なものまで、さまざまな書籍が販売されています。以下では、Ruby学習におすすめの3つの書籍を見ていきましょう。

3ステップでしっかり学ぶRuby入門

「3ステップでしっかり学ぶRuby入門」は、Ruby学習の初心者を読者として想定した書籍です。文法の基本やプログラミングの方法、基本的な用語などを、初心者にもわかるよう丁寧に解説している点が特徴です。

各節は決まったサイクルで進行しており、冒頭には学習する内容の概要がまとめられています。次に、実際にRubyでコードを書いて学習を進めます。最後にイラストと文章によるわかりやすいまとめがあり、練習問題を解くというサイクルです。

予習・実践・復習の3ステップで学べるため、学習内容を定着させやすいでしょう。これからRubyの学習をスタートしたい方におすすめです。

参考:3ステップでしっかり学ぶ Ruby入門:書籍案内|技術評論社

Rubyソースコード完全解説

「Rubyソースコード完全解説」は、C言語やオブジェクト指向の基礎知識がある方を対象にした書籍であり、初心者には難しい内容となっています。

しかし、実践的な開発の前提となるRubyの基礎知識や構造、仕組みなどに関する理解が深まるため、Rubyの全貌を理解する早道となるでしょう。そのほか、ソースコードを読む技術も身に付けられます。

Ruby開発者のまつもとゆきひろ氏が監修しており、ソースコードの豊富な図版や、解説に使用したソースコードのアーカイブを収録したCD-ROMなど、情報量も豊富です。Rubyの基礎を経て本格的に学びたい方にはおすすめの1冊になっています。

参考:Ruby ソースコード完全解説 - インプレスブックス

たのしいRuby 第6版

「たのしいRuby 第6版」は、Ruby学習の定番書籍の1つです。2002年の初版から第6版に至るまで、改定を繰り返しながら多くの読者に読まれています。こちらも開発者のまつもとゆきひろ氏が監修しており、Ruby初心者が楽しく学習を進められるようになっています。

Rubyの基礎知識や用語について平易な表現で解説しており、無理なく学べるでしょう。500ページを超える内容には、基礎から実用的なプログラムの開発まで、初心者でもしっかりと身に付けられる情報が満載です。

参考:たのしいRuby 第6版 | SBクリエイティブ

プログラミングスクールに通う

プログラミングスクールに通ってRubyの習得を目指すのも方法の1つです。学習サイトや書籍での独学では、学習が続かず挫折してしまう方も多くいます。時間や場所の縛りがあるプログラミングスクールに通うことで、継続して学習する環境を整えられます。

疑問点を講師に質問できることも、プログラミングスクールで学習するメリットの1つです。ともに学習する仲間や、自分の理想のメンターを見つけられるでしょう。

プログラミングスクールでの学習を検討したい方は、以下のページを参考にしてください。
プログラミングを学習したい方におすすめのプログラミングスクール

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Rubyの概要・特徴についておさらい

Rubyのイメージ

「プログラミング言語を習得すれば就職や転職に有利」と考えて、Rubyを習得したい方もいるのではないでしょうか。プログラミング言語にもさまざまなものがあり、目的によって選ぶべき言語は異なります。

以下では、そもそもRubyとはどのようなものなのかを、あらためて押さえましょう。その上で学習を始めると、高いモチベーションを保ちながら、目的を見失わず学習できます。

Rubyとは

Rubyは業務システムやWebアプリなどの開発に使われるプログラミング言語です。サーバーサイドで稼働するバックエンド言語の1つです。

バックエンド言語とは、Webサイトやアプリケーションの裏側で動作するもので、データの処理やセキュリティ管理をつかさどります。フロントエンド言語とは異なり、ユーザーの操作性や見た目を左右するものではありません。しかし、サイトやアプリケーションの仕組みを支える土台を作るものとして、Rubyは多く使われています。

Rubyは汎用性が高く、Webサイトやショッピングサイト、アプリケーションサイトなど、幅広い分野の開発に使われています。

Rubyの主な特徴

Rubyは他のプログラミング言語と比べてシンプルな構造であり、理解しやすいといわれています。少なく簡潔なコードで開発でき、他の言語よりもルールの縛りが少ないことも特徴です。

そのため、プログラミング言語の初心者も学習しやすいといえるでしょう。教材も豊富にあるため学習を始めやすく、疑問点をインターネットで調べやすい点も理由の1つです。

また、開発者が日本人であるため、日本語での情報を収集しやすく、スムーズに学習できます。オープンソースでフリーウェアのため、無料で学習・開発ができ、コピーや変更、再配布も可能です。

Ruby on Railsとは

Ruby on Railsとは、Rubyをより開発しやすくするためのフレームワークです。フレームワークとは、Webアプリケーションの開発に必要なコードや機能、構造などがまとめられているものです。

フレームワークを活用することで、重複するコードや機能を自分で実装することなく開発ができるため、開発の効率化を目指せます。

また、自分で実装するのが難しい高度な機能も、簡単に実装できます。Rubyには開発を効率化するためのさまざまなフレームワークがあり、Ruby on Railsはその代表的なものです。汎用性や応用力の高さから広く人気を得ています。

Rubyの習得難易度

Rubyを習得する難易度は比較的低いといわれています。主な理由は、構造がシンプルで理解しやすいこと、効率的に開発できるフレームワークがあること、日本人が開発しているため日本語の情報が豊富にあることなどです。

Rubyそのものの難易度は低めとはいえ、独学での習得は難しく、9割が挫折するといわれています。そのため、挫折しないような対策を考え、計画を立てて学習に臨むことが大切です。個人のIT業界の経験や勉強方法によって異なるものの、習得に必要な勉強時間は300~1,000時間といわれています。

Rubyが使われているアプリ

Rubyを使って開発されているアプリには身近なものも多く、具体的には以下のものがあります。

  • クックパッド
  • クラウドワークス
  • 価格.com
  • 食べログ
  • Airbnb

以上のように、Rubyはさまざまなジャンルのアプリケーション開発に活用されています。シンプルな構造のWebサイト・システムから、検索機能や決済機能、情報を収集し比較する機能など、多くの機能を備えたものまで広く開発可能です。身近なサービスのコードを参考にして、学習や開発に活かすこともできるでしょう。

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Rubyが初心者にとっておすすめな理由

学習初心者のイメージ

Rubyの学習はプログラミング言語の初心者にもおすすめです。主な理由には以下のものがあります。

  • 初心者にも挑戦しやすい
  • 学習費用が比較的安い
  • 就職や転職に役立つ

それぞれの理由を、以下で詳しく見ていきましょう。

初心者にも挑戦しやすい

Rubyにはコードの構造が比較的シンプルで、直感的に理解しやすいという特徴があります。少ないコードですっきりとした記述であるため読みやすく、効率的な学習や開発が可能です。人間にとって理解しやすく、楽に記述できる構造でありながら、コンピューターへの命令も問題なくできます。

開発環境を構築しやすい点も始めやすさにつながっています。MacのパソコンならRubyは元々インストールされており、Windowsのパソコンでもインストールにさほど手間はかかりません。インストールするだけですぐに開発を始められます。

さらに、情報収集のしやすさも挑戦しやすい理由の1つです。JavaやPHPなどのほかの言語では英語の情報が多い一方で、Rubyは開発者が日本人であるため、公式の説明書も日本語で書かれています。Rubyを使う方のコミュニティも日本全国にあり、開発者のまつもとゆきひろ氏に直接会える機会もあります。

学習費用が比較的安い

Rubyは無料で公開されている学習サイトが多くあり、費用をかけずに学習できます。日本人が開発したために、インターネット上に日本語での情報も多くあり、疑問を解決しやすいのが特徴です。レベルも初心者から中級者までさまざまであるため、うまく活用すれば費用を抑えて学習ができます。

サブスクリプション型の学習サイトには、一定金額を支払うことで期間内は学び放題のものもあります。期間を決めて集中して取り組むと、効率的に学べる上に費用も抑えられるでしょう。

就職や転職に役に立つ

Rubyは多くの企業で活用されているプログラミング言語です。効率的に開発ができるため、スタートアップやベンチャーなどスピーディーな開発を求める業界や企業に高い需要があります。こうした背景から今後もRubyの需要が見込まれるため、就職や転職においても役立つでしょう。

国内の有名なサイトにも、Rubyによって開発されたものが多くあります。新規の開発だけでなく、機能の拡張や改良、保守運用などのためにRubyの技術を持つエンジニアが求められることもあるでしょう。学習の過程でRubyによって開発したアプリケーションがあれば、ポートフォリオとして申し込み先に示せます。

Rubyの将来性について詳しく知りたい方は、以下のページも参考にしてください。
Rubyの将来性は?PHP・Pythonとの比較や最新の求人動向、今後の需要を解説

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Rubyを学習する際に注意すべきポイント

注意すべきポイントを確認する男女

Rubyを学習する上で、以下の点に注意が必要です。

  • わからない内容をそのまま放置しない
  • レベルに合った教材で学習する

Rubyは初心者におすすめとはいえ、習得は簡単ではありまません。時間をかけてコツコツと学習を続けることが大切です。そのためには、以上の点に気を付けることで、挫折しにくくなるでしょう。

わからない内容をそのまま放置しない

学習する中でわからないことが出てきたら、その都度すぐに解決するように努めましょう。疑問点を放置してしまうと、モチベーションや継続する意欲の低下につながります。

時間を空けてしまうと内容を忘れてしまい、学習の意欲が落ちてしまいかねません。インターネットや書籍を使って自分で調べたり、気軽に質問できるQ&Aサイトを利用したりして、わからない内容は早めにつぶしておくことが大切です。

ITエンジニアに特化したQ&Aサイトなら、以下のページもぜひ活用してみてください。

teratail【テラテイル】|ITエンジニア特化型Q&Aサイト

レベルに合った教材で学習する

自分のレベルに合った教材を選ぶことも、継続的な学習には重要なポイントです。早く習得しようとするあまりにレベルの高い教材を選んでしまうと、内容についていけなくなり挫折してしまいかねません。

初心者の方には一見遠回りに感じても、初歩的な基礎知識から学ぶことで学習の土台ができるため、しっかりと理解しながら学習を進められます。

HTMLやCSS、JavaScriptを理解するためにも、この姿勢は大切です。自分のレベルを客観的に把握し、自分に合った教材を選んで、1つずつ着実に学習を進めましょう。

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習得しておくと役に立つ2つの資格

パソコンでプログラミングを行っている画面

Rubyの知識や技術を証明するものとして、開発者のまつもとゆきひろ氏が理事長を務める一般財団法人Rubyアソシエーション開催の「Ruby技術者認定試験」があります。階級は以下の2つです。

  • Ruby技術者認定試験(Silver)
  • Ruby技術者認定試験(Gold)

どちらも試験はコンピューターで実施され、50問の選択式となっています。制限時間は90分で、合格ラインは正答率75%以上です。受験料はそれぞれ16,500円で、学生であれば学割が適用され8,250円で受験できます。

とくに就職や転職では、「Rubyを使えます」と伝えるだけでは説得力に欠けるでしょう。客観的な評価の証である資格を取得することで、Rubyの技術レベルを証明できます。就職や転職を考える方は、受験を考えてみてもいいかもしれません。

Ruby技術者認定試験(Silver)

Ruby技術者認定試験(Silver)は、Rubyの基本的な技術レベルを持つことを認定する試験です。文法知識や、クラス・オブジェクト、標準ライブラリなどが問われます。Ruby習得の初心者は、Goldの前にSilverの合格を目指しましょう。

経済産業省が設置した独立行政法人のIPAが、ITサービスの提供に必要なスキルを体系的に示した指標「ITSS」では、レベル0~4のうちレベル1とされています。初心者にとっても比較的挑戦しやすい試験です。

参照:ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ Ver11r2

Ruby技術者認定試験(Gold)

Ruby技術者認定試験(Gold)は、Silverで問われるものをさらに掘り下げた内容となっています。Rubyによってプログラムを設計できる、十分な技術を持っていることを証明します。プログラミング中級者や、Rubyを使用しているエンジニア向けの試験です。Silverからさらなるスキルアップを重ねている方は、習得を考えてみましょう。

先述のITSSではレベル2とされています。実務の経験を重ねながら試験のための学習を進めることで、Rubyをより深く理解できるでしょう。

参照:ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ Ver11r2

Ruby技術者認定試験についてより詳しく知りたい方は、以下のページを参考にしてください。
【Rubyの資格】Ruby技術者認定試験の難易度や勉強方法を解説

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Rubyの勉強に関するよくある質問

Rubyの勉強について、よくある質問と回答をまとめました。

Q. Rubyの勉強時間はどのくらい必要ですか?

厚生労働省の職業情報提供サイト(日本版O-NET)にある「プログラマー」の職種説明によると、入職前の訓練期間は「1ヶ月超~6ヶ月以下」が27.1%と最も多くなっています。Rubyも一般的には同様の勉強時間が必要と推測できます。

Q. 独学でRubyエンジニアに転職することはできますか?

プログラミングがまったくの初めての場合、独学でRubyエンジニアに転職するのはハードルが高いといえますが、未経験者歓迎の求人が見つかれば転職できる可能性はあります。

また、プログラミングスクールに通うと、修了後に転職のサポートを受けられる場合があるため、必要に応じて検討しましょう。Ruby以外の言語の実務経験があれば、まったくの未経験よりも、独学でRubyエンジニアに転職できる可能性は高くなります。

Q. Ruby on Railsの勉強方法にはどのようなものがありますか?

Ruby on RailsはWeb開発において広く使われているフレームワークであるため、教材も豊富にあります。書籍、Webサイト、動画、勉強会、プログラミングスクールなど、さまざまな勉強方法が考えられるため、自分に合った方法を探してみましょう。

※本記事は2024年3月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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