自分で仕事を選ぶことはプレッシャーでもありアドバンテージでもある
29歳PHPエンジニア。フリーランスになり「自分のやりたい仕事」「家族との時間」を獲得

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  • ■PROFILE
  • 名前:塚田 勇喜 (ツカダ ユウキ) さん
  • 職種:PHPエンジニア
  • メインスキル:PHP・C言語・Java・JavaScript・Linux
  • フリーランス歴:約1年3ヶ月(常駐)
  • 年齢:29性別:男性

今回お話を聞いたのは、フリーランスのPHPエンジニアとして活動中の塚田さん。会社員時代に、フリーランスの力強い生き方に憧れを持ったことが、フリーランスを目指すようになったきっかけだという。そんな塚田さんがフリーランスになるまでの経緯や事前に行った下調べ、今後の目標などをお伺いした。

※この記事は2017年2月時点の内容です
 

フリーランス・PHPエンジニア 塚田勇喜(つかだ ゆうき)さんの経歴

工業系大学の情報系学部卒業後、ソフトウェア開発系の企業に新卒入社。5年5か月間在籍し、主にSES、受託・社内開発などの業務に携わる。在職中に優秀なフリーランスの存在を知り興味を持ったことから、退職前にフリーランスへの転身を決意。2015年11月にフリーランスとして案件に参画し、現在はフリーランスのPHPエンジニアとして活動中。

上流から下流まで。幅広い領域の業務でやりがいを感じていた会社員時代

─フリーランスになる前のお仕事についてお聞かせください。

塚田氏:大学に入る時になんとなくコンピューター関連の仕事に就きたいなと思っていて。工業系大学の情報系学部を卒業した後、技術者の派遣やソフトウェア開発を行っている会社へ新卒で入社しました。その会社で5年5か月勤めて、フリーランスとして独立しました。

─前職ではどのような業務を担当されていたんですか?

塚田氏:官公庁やベンチャーなどの業務システム開発、Android開発などを行っていました。PG・SEとしてクライアント先へ出向することが多かったですね。

入社してすぐはプログラミングの実務経験もないところから始まったので、OJTという形でC言語を扱ったデータの入出力などをやっていました。

次の現場では長い期間お世話になって。ベンチャー企業のグループウェアの開発だったんですけど、その保守をやっていました。当時主流だったLAMPの環境で、最初はUIの修正をしてみるところから始まって、だんだん幅広く任されるようになりました。LAMPに関しては、上流から下流まで経験・担当したところもありますし。

最後の仕事は派遣会社の基幹システムのリプレイス案件です。そこでは役職もリーダーになって、自分で手を動かすというよりは、設計書を書いたりミーティングを入れたりという立場でした。会社という組織で自分の可能性を試したい。そのためにもマネジメントをやってみたいなと思って、その時はマネージャーの道を選びました。

─その会社でやりがいを感じられた、成長できたと思う部分はどこですか?

塚田氏:責任のある仕事を任されて、自分の裁量が大きくなる部分にやりがいを感じていました。現場では営業の仕事も任されていて、コミュニケーション能力が鍛えられたのも良かったなと思います。

あとは、やっぱり技術指向な部分もあるので、C言語でがっつりコーティングしてたときも楽しかったですね。技術的な面で自分が成長している実感が持てる時期があったので、それがやりがいにつながっていました。



社員数は40名程度で、家族的な雰囲気を感じられる職場だったという


他に社内の有志でETロボコン大会に出場したのも良かったですね。レゴのマインドストームを使ってロボットの障害物競走をするというものなのですが、最終成績はそうでもないものの、非公式の大会ではトップレベルの成績を残せて。出向がメインで社内の交流が持ちづらい環境だったので、社内でつながりが持てる良い機会でした。
 

「力強く生きている」フリーランスへの興味と憧れがきっかけに

─フリーランスになろうと思った経緯はどのようなものですか?

塚田氏:入社後、最初に入場した現場にフリーランスの方がいて、その方が優秀だったこともあってフリーランスという働き方に興味を持ちました。

その後は他の現場でもフリーランスの方に接する機会があって、会社員の自分からするとアウトローに見える部分もありましたね。でも、そこにサバイバル能力のようなものを感じました。守られているものがないんだけど、力強く生きているなって。

入社2年目頃にはある種の憧れを抱いていたので、早い段階から次にステップアップするならフリーランスかなという考えはありました。

─実際に行動に移すきっかけは何だったんですか?

塚田氏:最後に関わった仕事が現場と会社の間にギャップのあるもので、正直ストレスフルでした。お客さんによろこんでもらえる仕事がしたいという気持ちから、自分で案件を選べる立場を望むようになって。それが大きなきっかけでしたね。

─フリーランスには大きく分けて「在宅」と「常駐」という働き方があります。塚田さんが「在宅」ではなく「常駐」を選んだのはなぜでしょうか。

塚田氏:常駐だと、詰まったときに助け合えるみたいなところがあって。あと、仕事って常に微修正とか、軌道修正していったほうが良いものができると思っているんです。そうなると、密に「報・連・相」を取り合える常駐のほうがやりやすいと思うんですよね。常にブラッシュアップできる環境で仕事ができるので。

在宅にも興味はあるんですが、安定してできるか、という部分も気になります。現場で信頼を得て、そこから仕事をもらってくるような形ならありかもしれないですね。

あと、これはプライベート寄りの話なんですが、4月から子どもを保育園に入れるんですよ。そのときにも在宅だと通りにくくなっちゃって。そういう部分でも、自分には在宅より常駐の方が合っているのかなと思います。



フリーランスを考えた時点で、最初から常駐でいこうと決めていたと話す塚田さん

─塚田さんはフリーランスになる前、どんな準備をされたんですか?

塚田氏:最後の現場でフリーランスになろう、という気持ちが固まって。退職前に働きながら下調べを始めました。仕事自体はあるだろうという楽観的な考えがあったので、スキル磨きだとかポートフォリオの作成よりも、制度まわりについて調べることに力を入れていましたね。

調べるといってもほとんどネットなんですけど、税理士の方が書いた個人事業主を始める時のノウハウを書いている本なんかも参考にしました。

将来的に、フリーランスになったことで会社員よりも保障が少なくなってしまうのは問題だと思うんです。なので、国民年金と厚生年金の差であったり、フリーランスの退職金代わりとなる小規模企業共済であったり、会社でやってくれていた部分を自分でやるにはどうするのか…という部分を重点的に調べました。

─将来的な部分まで考えて調べられたんですね。

塚田氏:そうですね。今も節税できそうな部分はやりたいなと思って、できるだけ調べています。フリーランスとしてというより、社会人として社会の仕組みや物事を知らないのってリスクだし、デメリットも大きい。なので、本業に支障のない範囲で今後も続けていこうと思っています。

─フリーランスになるにあたって奥さんの反応は?

塚田氏:当時は交際中だったのですが、快諾してくれたのでとても感謝しています。誠実に説明はしたんですが、それでも受け入れられないという人もいると思うので。

会社員を辞めることに対して不安に思ってるな、というのは感じました。なので、ネットで調べた客観的な事実として「web系の案件は豊富にあること」だとか、今後の保険とか年金とか制度面についてもフリーランスになることで大きなデメリットはないということの説明をしました。できるだけ論理的に説明して、それで納得してもらった形です。

─フリーランスになる前に、やっておけば良かったと思うことはありますか?

塚田氏:特にはありませんね。強いて言えば、会社の福利厚生で研修を受けられる制度があったんですよ。そういうのをもっと利用しておけば良かったかなと思います。
 

「新しい技術に触れたい」という気持ちを軸に、柔軟に案件を探す

─レバテックフリーランスを選んだ理由はなんですか?

塚田氏:他のエージェントも調べはしたんですけど、わりと最初からレバテックフリーランスを使おうかなと思っていました。web系がやりたいという気持ちが自分の中にあったので、web系の案件が多かったっていうのと、システムの使いやすさもありましたね。サイトも垢抜けていましたし。

─レバテックフリーランスの良かったところを教えてください。

塚田氏:第一印象はオフィスが綺麗だなと思って。別のエージェントさんを使った知人は登録してからしばらく放置されたっていうのも聞いていたので、そういったことがなかったのも良かったです。スピーディに対応してもらえたのでありがたかったですね。

最初に面談で意向を伝えてから3営業日後には商談をセッティングしていただけて、参画が決まった6営業日後には現場に入場できました。現場に入った後も親身に対応していただけたなと思います。

─案件を探される時は、どのような希望を出していたんですか?

塚田氏:条件で絞りすぎないようにしていましたね。実際に商談に出向いてみないとわからない部分もあると思うので、業務系よりはweb系がいいなというぐらいの希望でした。

web系は経験があったからというのもあるんですが、自分の好みっていうのもあって。フルスタックに関われるというのと、新しい技術の移り変わりが早いという部分で知的好奇心を満たされる。新しい言語をガッツリというのは大変ですけど、自分がやってたPHPとかC言語、Java、JavaScript、あとLinuxとか…そういうのと関係する範囲で少し背伸びするくらいがいいかなって。

ただ、単価に関しては下限を設定していました。将来的に必要となる金額から逆算した結果、単価が1月あたり60万円を割る案件ですと厳しいな、と考えていましたので。

─レバテックフリーランスを利用して、フリーランスとして参画するまでの経緯を教えてください。

塚田氏:最初に受けた案件が、旅行サイトの運用っていうので商談に行ったんですけど。そこに、その案件とは別の案件担当の方もいて、両方で人が欲しいという状況だったんです。それが広告管理ツールの開発だったんですけど、結局そっちの案件に入ることになりました。

─その広告管理ツールの案件では、具体的にどういうことをされたんでしょうか?

塚田氏:同じ現場内でチームを移動したので、前期と後期に分けられるんですけど、前期はサーバサイドでAPIの開発をして、そこではJavaとPHPを使いました。後期はフロントエンドの開発ということになって、UIなのでJavaScriptとPHPですね。

そこではReactだったり、AngularJSだったり、比較的新しいフレームワークに触れられたりして楽しかったです。今はJavaScriptでこんなに色々できるんだと。

─フリーランスになる前と後の変化を教えてください。

塚田氏:フリーランスになって変わった部分は、休みが取りやすくなったところです。会社員でも有給はあるんですけど、消化しにくい部分もありますし。フリーだと自分の責任の範囲が明確になっているので、やることやってれば休めるって感じですね。

余裕のできた時間は家族とのコミュニケーションに使ったり、あとは絵を描いたり音楽作ったりっていう趣味に充てたり。プライベートを充実させることができています。

あとは苦労するポイントも変わっていて、自分は青色申告でやってるんですけど、確定申告は大変ですね。
税金の知識なんかはネットで調べたりして仕入れているんですけど、帳簿や領収書の管理は面倒。でも、知らないことを得られるのは楽しいので良いかなって思ってます。
 

自分の信念に向き合うこと。フリーランスはそれを実現するひとつの形

─スキルアップのために行っていることはありますか?

塚田氏:自己満足のためにスキルアップしても、そこに需要がなければ意味がないと思っているんですよね。なので、その時々に、必要に応じたスキルを吸収していけるようにしています。今は技術的なところよりも、英語に興味があります。



「技術の最新情報は大半が英語なので、その意味でも英語は重要」と述べる

─なるほど。では、将来目指す先についてお聞かせください。

塚田氏:先ほどの英語とも関わってくるのですが、外資系のコンサル分野にも興味があって。フリーランスの案件に固執しているわけではないですね。そういうところでの働き方って、フリーランスにも共通する部分があると思うんですよ。自分の裁量で仕事ができる、という今の仕事の延長線上にあって、社会的な安定感もあるところに夢を感じます。

フリーランスで収入を上げようとするなら、アクションを起こさないといけない。今はそのための方法論を考えないといけないかなと考えています。

─最後に、フリーランスになることを迷っている方に向けてのアドバイスをお願いします。

塚田氏:実際にフリーランスになってみて思うのは、今はなんでもインターネットで調べることができるので、なること自体は難しくないということ。フリーランスとして自分で仕事を選ぶというのは、プレッシャーでもありますが、同時に大きなアドバンテージであるとも思っています。ワークライフバランスの改善や、仕事の質の向上も自分次第で行えますし。

あとは、自分の信念がなにか、そこにフリーランスという形があっているのか、という部分で自分に向き合ってほしいなと思います。


 

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