1.国民健康保険は病気や怪我の際に給付を受けられる制度
国民健康保険(略称:国保)は生活の安定を目的とし、会社を退職した人や自営業の人が病気や怪我などの際に必要な給付を受けるための制度のことです。日本ではすべての人が何らかの医療保険に加入する必要があります。
以下のいずれかに該当するときは、国民健康保険に加入することが必要です。
・自営業(個人事業主)の人
・農業や漁業に従事している人
・退職して会社の健康保険を脱退した人
・アルバイトやパートなどで、会社の健康保険に加入していない人
・外国籍で3ヶ月以上の在留資格を得ている人
国保に加入している人は、以下のようなときに給付を受けることができます。
・通院するとき
・入院中に食事をとったとき
・一時的に医療費の全額を自己負担したとき
・医療費が高額になったとき
・別の病院に移送されたとき
・子供が生まれたとき
・亡くなったとき
・交通事故にあったとき
国保の加入者は上記に該当するとき給付を受けられますが、その代わりに保険料を納める義務が生じます。
国保の保険料は、被保険者ごとに計算したものを世帯で合算し、世帯主が納めます。
保険料の内訳は、医療分、後期高齢者支援金分、介護分(40歳以上65歳未満の人が負担)の3区分です。それぞれの合計額が国保の保険料となります。
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