目指すは、マネジメントとは違う視点を持つ自分らしいCTO
有名エンジニアの頭の中─株式会社トレタCTO増井雄一郎氏“全て失っても生きていける。だから自由”

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

メイン画像

第一線で活躍を続ける有名エンジニア。彼らが名を上げたのは高い技術力だけでなく、それをどう活用するのか、といった思考力や発想力、さらに数ある困難の克服を可能にしたマインドセットによる部分も大きいことでしょう。本シリーズでは、そんな「有名エンジニアたちの頭の中」をご紹介。

3回目は、株式会社トレタのCTOを務める増井雄一郎さん。本業だけでなく、個人プロジェクトから講演、執筆活動まで、精力的に幅広い活躍を続ける増井さんが、オンタイムにどんなことを考え、心がけているのか、その仕事脳に迫りました。

<目次>
Ruby on Railsと出会い、「これならビジネスに使える」と思った
マネジメントとは違う視点を持ったCTOとは?
トレタCTO増井雄一郎さんの頭の中
1.「好きにやる」
2.「人の役に立つことをやる」
3.「楽しんでやる」
4.「三方よし」
5.「意図を説明可能な状態に」
6.「とにかく発信する」
7.「すべてを失っても生きていけるか」
頭の中を覗いてみたいのはワーナー・ヴォゲルス氏


増井雄一郎(ますい ゆういちろう)
株式会社トレタCTO。高校在学中からプログラミングを始め、大学時代に起業。2008年渡米し、Windows95/98、Internet Explorer 3.0/4.0のチーフアーキテクトを務めた世界的エンジニア・中島聡氏とアプリ開発会社を起業。Appcelerator社のエバンジェリストなどを経て、2013年に中村仁氏とともにトレタ設立に参加。同社CTOを務める傍らブログや講演などでも活躍し、“IT芸人”の異名を持つ。趣味は20代の頃から続けるクラブ通い。


 

Ruby on Railsと出会い、「これならビジネスに使える」と思った

─まずは増井さんのご経歴について伺います。最初にフリーランスとしてプログラミングをされたのが高校時代だったとか。

高校生の時に写真店でデータ入力のアルバイトをしたのですが、その入力システムがとにかく使いにくくて。高校1年の時から趣味でプログラミングをやっていたので、自分で入力ソフトを作ってしまおうと考えたのがきっかけです。

それで自作のソフトで入力作業をしていたら、他のシステムもできないかという話になって、在庫管理とか発送管理のソフトを作ったらかなり好評だったんです。ちょうど当時お店に出入りしていた会計事務所の先生がそれを見て、「うちの取引先の会社さんのシステムも作ってよ」と言われて。気付いたらフリーランスのような形で、色んな会社の在庫管理や日報管理などのシステムを作っていました (笑)。

―高校生が企業のシステムを作るというのはなかなかないですよね。

企業といっても小規模ですから、スモールビジネス向けの業務改善ツールのようなものですね。それほど難しいことはやってないんですけど、当時はインターネットもWindowsもない時代でした。

自分ではフリーランスというより普通にアルバイト感覚でしたが、依頼を受けた作業は当然きちんとやっていました。お客さんにヒアリングもしましたし、僕は当時札幌の実家に住んでいたんですけど、飛行機で道内各所に出張もしていました。今考えると、よく高校生にやらせてくれたなと思います。まあ、牧歌的な時代ですよね(笑)。

―その後、大学時代に初めての起業をされていますが、そこから得られたものは何ですか?

ひと言でいうと、自分が会社経営には向いていないことに気付けた、という点ですね(笑)。

高校時代からやっていたシステム回りの仕事が増えてきて、これは個人では回し切れないなと思って法人化したんですが、学生なのできちんとした組織なんて作れなかったですね。仕事はそこそこあって、社員も多い時で6人まで増えたんですが、営業がいないのでお客さんとのやり取りを僕がやらなきゃいけない。コードを書く時間が取れなくなりました。

それで、改めて「自分は何がしたいんだっけ?」と考えると、やはり僕はコードが書きたかったんですね。それなら経営を続けるわけにはいかないという結論になり、最終的に会社をたたんでフリーランスエンジニアとしてやっていこうと決意しました。それが2003年ですね。


―会社をたたむ決断をしてみていかがでしたか?

原点に立ち返って、経営者ではなくエンジニアの道を選んだ意味は大きいと思います。それと、会社をたたむというのはやはり簡単なことではないので、改めて自分と向き合って、将来やりたいことをしっかり考えることができました。実は、僕が今やっていることやしゃべっていることは、この時期に考えたことを5年10年かけて形にしているようなものなんです。

再びフリーランスエンジニアとして活動し始めてしばらくした頃、2005年初め頃に出会ったのがRuby on Railsです。Ruby自体は1998年ぐらいからいじっていて、趣味の範囲でちょっとしたツールを作ったりしていたんですけど、Ruby on Railsと出会った時は、「あ、これでちゃんとビジネスに使えるようになった」と感じました。

実際、2006年の1年間は自分でRuby on Railsしか使わないと決めて案件を受けていましたし、ブログを通じて情報発信もしていました。Ruby on Railsのカンファレンスに参加するために初めてアメリカへ行ったのもこの頃ですね。

―アメリカといえば、増井さんは2008年に中島聡さんと渡米して起業されますが、この辺りの経緯を伺えますか?

Ruby on Railsのカンファレンスに出た頃から、一度はアメリカで挑戦してみたいという気持ちはありました。中島さんは当時すでにアメリカで仕事をしていましたが、帰国するタイミングでお会いできないかダメ元で連絡してみたら、「お昼でも一緒に食べながら話そう」って言ってくれて。僕は当時、Ruby on Railsの情報発信をしていたし、中島さんもRuby on Railsに興味を持っていたり、たまたま仕事が落ち着いて次に何をやるか考えていたりで、タイミングも良かったんでしょうね。

それで、ランチをしながら「アメリカで腕試しをしたい」と言ったら30分くらいで意気投合して、一緒にアメリカで起業しようという話になったんです。本当に、ほんの30分くらいでした(笑)。
 

マネジメントとは違う視点を持ったCTOとは?

―アメリカで中島さんとBig Canvasという会社を立ち上げた後、Appcelerator社でエバンジェリストになられたそうですが、この時期にはどんな内容の仕事をされていたのですか?

Big Canvasでは、「PhotoShare」というiPhone用のリアルタイム写真共有サービスをスタートさせました。機能的にはインスタに似ています。

僕は英語が全然できなかったので、最初は学校に通って英語を勉強するつもりだったんですけど、渡米した直後にiPhoneのSDKが公開されて、iPhoneアプリが作れるようになったんです。2008年7月のApp Storeオープンに間に合わせるためには学校なんか行っているヒマはない……ということで、すぐに開発にかかりました(笑)。

PhotoShareはダウンロード数も多くて上手くいきかけていたんですが、その後のリーマンショックの影響が大きくて、結局はBig Canvasを終了することになりました。

Appcelerator社から技術者として誘われたのが、ちょうどそのタイミングです。スマートフォンアプリを作るためのツール「Titanium Mobile」のエバンジェリストの仕事なのですが、リモートなので日本に帰ってくることになりました。Appcelerator社の経験で今役に立っているのは、世界中に散らばっているエバンジェリストたちとやり取りできたことですね。課題だった英語力もつきましたし(笑)。

Appcelerator社では、エバンジェリストの仕事以外に日本法人立ち上げの仕事もあったのですが、その後、会社の戦略が変わって話が立ち消えになったので、退社することにしました。それともう一つ、エバンジェリストの仕事をしていると、どうしてもコードを書く時間が減ってしまうというのもありました。僕の場合は、結局やはりそこに戻ってくるんですね(笑)。


―いよいよトレタ社でCTOのポジションに就かれるわけですが、代表取締役の中村仁さんとの出会いやトレタ社設立の経緯はどのようなものでしたか?

中村と出会ったのは、友人の紹介です。僕はまだアメリカにいた頃から、「作りたいものリスト」というのをネットで公開していたんですね。それを見た友人が「君と気が合いそうな人がいるよ」と言って、中村を紹介してくれました。実際に中村と会うようになったのは、僕がAppcelerator社でエバンジェリストをやっていた頃で、中村は当時、「トレタ」を始めいくつかのサービスアイディアを練っている最中でした。

まず中村と一緒にリリースしたのは料理の写真共有サービス「ミイル」でしたが、これにはアメリカで作ったPhotoShareのノウハウが生きました。今では多くの人がインスタで食べ物の写真をアップしますが、お店って雰囲気重視で照明を落としていたりするんです。そうすると料理も暗く写ってしまったりするので、暗めの店内でも料理が綺麗に撮れる写真アプリにはニーズがあったんですね。

続いて、飲食店向けの集客管理システムの「トレタ」をリリースするのですが、「ミイル」がエンドユーザー向けだったのに対して、「トレタ」は飲食店をターゲットとしたBtoBサービスとして開発しました。中村自身が豚組という飲食店を経営していたので、飲食店の抱える課題への嗅覚が鋭かったのだと思います。

―「トレタ」は飲食店向けアプリとして大きな成功を収めていますが、増井さんご自身は「トレタ」にどのような思い入れがありますか?

多くの人の役に立っているという点では、やはり喜びはありますね。技術を使ってユーザーの課題を解決するのがエンジニアの使命だと考えているので、「ミイル」にも「トレタ」にも思い入れは強いです。ただ、今の僕の立場は一エンジニアというよりもCTOなので、その点では心境の変化も起きています。

―というと?

CTOとしての自分の立ち位置についてです。メインの開発チームには優秀なエンジニアが揃っているので、もう任せておけちゃうんですね。僕には直属の上司がいないので、社内でこれからどうやっていくかを自分で決めないといけない。だから手探りではありますが、色んなことを始めています。

僕は過去に起業した経験から、自分を「管理職向き」では無いと思っています。だからこそマネジメントではない、自分なりのCTO像を確立させる必要があると考えています。

そこで意識しているのは、組織横断的に好きに動いてしまおうということです。例えば営業チームの会議に潜入したりして、開発視点など少し違う角度で物事を見ると、意外な課題が見えてくることがあります。こういうことって、創業者の1人だから誰にも文句を言われずにできるという面もあるじゃないですか (笑)。

それと、社内で「Toreta Lab」という1人組織を立ち上げて、デバイス側からできることがないかどうかを研究したりもしています。時には業務範囲をはみ出すようなこともありますが、それも自分らしいCTO像を築くための試みということで、創業者の“特権”を活用させてもらっています(笑)。
 

トレタCTO増井雄一郎さんの頭の中


─増井さんがCTOとして、オンタイムにどんなことを考え、心がけているのか、教えてください。

1.「好きにやる」

「増井は好きにやらせたほうがいい」と認めてもらうために

僕は自分が好きなことをやれているせいか、 “働いている”という意識があまりないんです(笑)。

この「好きなこと」というのはとても大事だと思っています。僕は技術が好きなので、技術を好きにやるには仕事にしてしまうのが一番手っ取り早いんですね。そういう意味で、僕はずっと好きなことを仕事にできているので、恵まれていると思います。

ただそこで意識しているのは、好きなことを仕事として成立させるにはどうすればいいかということです。もし僕が勝手なことをして周囲に迷惑をかけてしまったら、好きなことなんかできなくなってしまいますよね。周囲から「増井は好きにやらせたほうが良い結果が出る」と認めてもらう必要があるし、そうなれるような努力は怠らないようにしたいと思っています。

2.「人の役に立つことをやる」

自分が作ったソフトウェアを喜んでもらえたことが原体験

人の役に立つというのは、高校生の頃のアルバイトが原体験にあります。最初は自分の入力を楽にするためだったんですが、使いやすいものであれば他の人にも喜ばれます。在庫管理や勤怠管理のソフトウェアを作ると、また喜ばれる。

スモールビジネス用のソフトウェアはお客さんとの距離がすごく近いので、実際に役立つものを提供できればダイレクトに効果が伝わってくるんですよ。「これは楽しい!」と思いました(笑)。

最近だと作業療法士をしている妹に相談されて、障害者の方が使いやすいテレビのリモコンを作りました。最近のリモコンは機能が増えた分ボタンが小さくて、指などに障害のある方には押しにくいデザインになっているそうです。そこで、大きいボタンで電源のオンオフとチャンネルの切り替えだけができる2つしかボタンのないリモコンを作ったら、とても喜ばれました。

問題や課題はどんな場所にもあって、要はその存在に気付けるか気付けないか。技術と問題認識が揃えば解決できることが、世の中にはまだまだたくさんあるんだと思いました。

技術を生かす方向には、例えば生産性向上や業務改善もあるし、ゲームのようなエンターテインメントもあります。僕の場合は人の役に立ちたいというのが基本にあるので、生産性向上や業務改善のような直接的に役立つものを作る方向に、自然と気持ちが向くんでしょうね。
 

3.「楽しんでやる」

ネガティブな感情が頭に浮かんでも口には出さない

僕は、自分の長所はとにかく前向きなところだと思っています。当社代表の中村から「いつも楽しそうだね」と言われることがよくあるんですけど、「まあ、大体いつも楽しいですよ」って答えています(笑)。

楽観的なのでなんでも楽しめるというのはあるんですが、意識的にそうしている面もあります。例えば仕事を楽しもうとする時に、何から何まで楽しくはないはずだし、苦しいこともあるかもしれない。そういう中で一つのことを続けていくには、ネガティブな感情が頭に浮かんでもあえて口に出さず、自分で楽しくしていかないといけないと思います。

もちろん僕もネガティブになったことはあります。それは最初の会社をたたんだ時で、コードを書くことが自分の一番やりたいことで楽しいことなんだと気付くきっかけにもなりました。その経験があるから、どうせなら楽しんでやろうと思うんです。

4.「三方よし」

長期的な視点と純粋性で「正しいこと」をする

僕は自分が何をするか考える時、「これって正しいのかな」という視点を持つようにしています。「正しい」の定義は説明するのが難しいんですけど、サービスなどの「純粋性が高い」とでもいうか……。

企業が正しさを考える際に、採算性とか利便性とかを考慮しますよね。もちろんそれはそれで大事なんですけど、例えば利便性を考えると、何が便利かって時代によって変わることもあるんですよ。僕はもっと長期的な視点に立って、「このツールは現時点ではまだ必要じゃないかもしれないけど、必ずスタンダードになるはずだ」みたいな気持ちで仕事をしたいんです。

「トレタ」には、「トレタイニシアチブ」という企業理念があって、その中で「三方よし」を謳っています。これは「トレタ」と「トレタ」を利用する店舗、店舗を利用するお客さまの三者がハッピーになることを目指すというものですが、僕はこの三方よしが好きなんですね。混じり気なくサービスの純度を高めるという点に軸を置くと、仕事としても長続きすると思います。
 

5.「意図を説明可能な状態に」

説明できるということは、判断基準ができているということ

僕は社内でも割と自由に行動させてもらっていて、社内でもほとんどの人は僕が普段何をやっているか把握していないんじゃないかと思います(笑)。でも自分がやっていることの意図や理由はつねに考えているし、説明できるようにしています。 

自分がやっていることの説明ができるということは、自分がやらないことも説明できるということです。例えば「トレタ」では、業務としてカスタマイズはしないんですよ。技術面から見て、これにもちゃんと理由があります。

またトレタでの私の役割や目標は、Job description(※1)という形でまとめて社内に公開しています。それはトレタ開発者ブログにも可能な範囲で記事として公開していますし、内容もつねに見直してアップデートしています(※2)。

※1…職務内容を記述した書面
※2…増井さんのJob description 最新版(2017.07.20更新)はこちら ▼
http://toreta.blog.jp/archives/71851078.html

エンジニアにはこういう説明が苦手な人が多い気がするんですけど、説明可能な状態とは、頭の中にきちんと判断基準ができているということなので、実は結構大事なんですよね。お客様にも明確に答えられるので信頼にもつながるし、何より自分自身がすっきりできますから(笑)。
 

6.「とにかく発信する」

発信の先にある考え方はオープンソース

これはエンジニアなら誰でも感じることだと思いますが、とにかくアウトプットは重要です。私自身、Ruby on Railsについての情報や作りたいものリストを発信していたから新しい道が開けたということもありますし、その延長上に今の自分がいると思っています。

ブログで自分のJob descriptionを公開したり、業務で培ったノウハウについて各種イベントで講演しているのも、情報発信を行うことでトレタの新しい道が開けると思っているからです。

実は僕が公開している作りたいものリストにあるものって、全然作れていないんですよ(笑)。作れるのは年に1個ぐらいなのに、リストはそれ以上のペースで増えているので全然消化できない。でも作りたいものリストは、実は欲しいものリストなんですね。だから全部を僕自身が作る必要はなくて、誰かが作ってくれたら僕はありがたくそれを使わせていただきます。

僕はオープンソースという考え方が好きなんですね。みんなが知恵を出し合えば色んなことが実現していく。人とも出会えるし、仕事にもつながるし、世の中の役にも立つ。こんな素晴らしいことはないと思いませんか(笑)。

 

7.「すべてを失っても生きていけるか」

自由を担保するために会社には依存しない

この10年くらいで僕が考えているのは、今日すべてを無くしても明日からちゃんと生きていけるかどうかです。例えば今日いきなり会社を解雇され、なぜか妻から三行半を突き付けられ、泥棒に全財産を持っていかれて……と不運という不運にまとめて見舞われたとしても、すぐに生活を立て直して生きていけるかどうか。

僕にとってこれがなぜ重要かというと、自由を担保することになると思うからです。トレタという職場には満足しているけど、今後やりたいことが他に出てこないとは言えません。会社に依存していると、本当にやりたいことが見つかった時に身動きが取れませんよね。僕の場合、それでは困るんです。

実際のところどうかというと、家を追い出されても泊めてくれる友人はいるし、仕事も回してもらえる自信があるし、まずまずいい線を行っていると思うんです。ただ日本ならできても海外だとまだ心許ないので、今後は世界中でゼロからのスタートでも食べていけるようにしたいですね(笑)。
 

頭の中を覗いてみたいのはワーナー・ヴォゲルス氏

─増井さんご自身は、頭の中を覗いてみたいと思う人はいますか?

AWSのCTOワーナー・ヴォゲルス氏です。僕自身がマネジメントとは違う視点を持ったCTO像を模索しているということで、同じタイプの彼がどんな思考なのか見てみたいですね。

自分なりのCTO像を考える中で色んなCTOのブログを読んでいたんですが、僕が考えていたことを10年も前にもっと深く考えて書いている人がいて、それが彼でした。直接話を聞いてみたいと思って、先日来日していたのでコンタクトを取ってみたら、イベントに来れば質問の時間をくれるということで、実際に会うことができました。

すごく参考にはなったんですが、決められた時間内での質問だったので、まだまだ聞きたいことが山ほどあります。

─目指すべきCTO像を模索しているということですが、3年後にご自分の仕事脳はどう変わっていると思いますか?

CTO像についてはそれが自分の存在意義でもあると思うので、3年後といわず、この1年2年で見つけたいと思います。正直CTOというポストにもこだわっていません。違う立場のほうが会社の役に立てるのなら、構わないと考えています。

同時に、すべてを失っても生きていけるという点について、練度を高めたいですね。この業界は、技術的には1年も経てば大きく様変わりしますよね。なかなか具体的には予測できない。それなら、どんな状況になっても対応できるようにしておくのが、一番強いのかなと思います。

人間って3年くらいだとなかなか変われないので、何かしらの成果が出るとすれば、すでに手を付けていることなんじゃないかなと。そういう意味で僕が今、社内でいろいろ模索していることが、3年後にどんな花を咲かせてくれるのか、自分でも楽しみですね。

─ありがとうございました。
 

「レバテックフリーランス」が、フリーランスエンジニアの〝ブレーン〟に

フリーランスエンジニア向けエージェント「レバテックフリーランス」では、Ruby on Railsを始め、さまざまな言語やフレームワークで開発できる多彩な案件をご用意。知識と経験豊富なスタッフが、そもそもフリーランスとは何か?というご説明から、案件紹介、契約、メンタル面まで、きめ細かやかにサポートします。ぜひあなたのブレーンとしてお役立てください。

本記事の増井さんのように、技術を通じて人の役に立ちたいという熱い想いを持つエンジニアの皆さん、その第一歩をレバテックと一緒に踏み出してみませんか?

※記事内容は、2017年6月中旬取材時点の情報を元にしています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
いきなり相談するのは不安な方へ フリーランスになった時にどんな案件を提案されるのかメールでわかる! 詳しくはこちらから

プライバシーマーク

© 2014-2018 Levtech Co., Ltd.