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組み込み系ソフトウェアの概要
組み込み系ソフトウェアとは、「組み込み機器」の中で動作するソフトウェアのことです。
私達が生活の中で使う電化製品の多くには、何らかのコンピュータプログラムが搭載されており、これらの製品のことを「組み込み機器」、その中で動作するプログラムのことを「組み込み系ソフトウェア」と呼びます。
この「組み込み機器」とは、以下に挙げるような、特定の用途に特化した装置を指します。
■組み込み機器の例
電子レンジ、炊飯器、洗濯機、携帯電話、エアコン、テレビ、DVDプレイヤー、デジタルカメラ、プリンタ、自動車、カーナビ、エレベーター、自動販売機、リモコンなど
■組み込み機器ではないもの
PCなど
組み込み系ソフトウェアは、主にICEやJTAGを使って開発を行います。使用言語はC++/C#/Java/PHP/アセンブラなどです。
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業務系ソフトウェアと組み込み系ソフトウェア
■業務系ソフトウェアとは
業務系ソフトウェアとは、企業の業務行程を最適化するアプリケーションのことで、人事や売上、顧客情報などの管理、経費計算といった作業をスムーズに行えるようにシステム化されたものです。別名業務系アプリなどとも呼ばれます。
開発に使用されることの多い言語は、Java/C++/C♯/VB.net/VB/VBAなど。データベースはAccessをはじめとしたリレーショナル型が主流です。
業務系ソフトウェアの開発は、自社開発、受託、客先常駐と幅広い案件があります。業種も金融系から流通業、製造業、官公庁まで様々で、案件によって条件や環境が異なります。また、クライアントは企業であるため、コンシューマ向けに販売することがないというのも業務系ソフトウェアならではの特徴です。
■組み込み系ソフトウェアとの違い
業務ソフトウェアと組み込み系ソフトウェアの最も大きな違いは、開発でハードウェアを扱うかどうかです。PC等の汎用的なハードウェアで使用されることを目的としている業務系ソフトウェア開発の場合、エンジニアが開発を行うのはハードウェアと周辺機器を制御するためのアプリケーションのみです。
対して組み込み機器の開発では、ハードウェア自体が特定の用途に特化している必要があるため、大抵の場合ハードとソフト両方の開発を手がけます。
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今後の組み込み系ソフトウェア開発
家電のIT化が進み、インターネットを通じてスマホから家電の操作や使用状況などを確認できる時代になりました。自動車や券売機をはじめ、街中で見かける組み込み機器もさらなるIT化に向けて舵を切っています。
業界からは、より高品質かつ安全で開発効率の良い組み込みソフトウェアが求められており、このニーズは市場規模の拡大とともにますます増加することが見込まれます。
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最後に
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