会社員の転職と何が違うのか?常駐型フリーランスの事情を解説
ケース別フリーランスエンジニア案件選びのポイント

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フリーランスへ興味を持つ人にとって「自分に合った案件があるかどうか」は気になる点でしょう。エージェントを使ったフリーランスの場合は「数ある案件の中から希望にあったものを提案してもらえる」という点がメリットのひとつです。

そこで大切なのは「自分の希望を整理すること」と「フリーランス案件特有の事情を理解すること」。初めてのフリーランスエンジニアとしての案件選びで押さえておきたいポイントをレバテックフリーランスのテクニカルカウンセラー・南原が目的別に解説していきます。

※本記事の内容は、2019年6月時点でのレバテックフリーランスが保有するフリーランスエンジニア案件事情を基に作成しております。そのため、フリーランスエンジニア全体の傾向とは異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

フリーランスの働き方について話を聞く


 



本記事の解説
テクニカルカウンセラー・南原 綾(なんばら あや)

担当するエンジニアの方の希望はもちろん、一つひとつの発言の背景や裏側の想いを考えながら、ご本人の納得の行く案件への支援できるようにカウンセリングや営業に臨んでいる。最近ご支援が叶ってよかったと感じたのは、初めは参画を迷っていた方から、参画後に「メンバーの垣根がなく、改善していく意欲があるチームで、毎日がとても楽しい」という言葉をもらえたとき。

0. 目次

1. フリーランスになる目的 : 主体的に案件を選びスキルアップを図りたい
2. フリーランスになる目的 : 収入を上げたい
3. フリーランスになる目的 : 働き方を調整したい
4. どんな案件がいいかを言語化できていない場合

1. フリーランスになる目的 : 主体的に案件を選びスキルアップを図りたい

パソコンを打つ手元と折れ線グラフが重なっている画像

エンジニアの方がフリーランスになるメリットとしてはかなりポピュラーな理由。技術職であるエンジニアにとって、どんな案件でどんな経験を得るかは後々のキャリア形成に大きく影響します。

その意味で、アサインされる案件が会社の意向で左右される会社員よりも、主体的に案件を選べるフリーランスを希望される方は少なくありません。とりわけ、客先常駐で働いてきた方にとっては、常駐型フリーランスという働き方は馴染みもあります。

こういった希望を出される方の注意点を詳細なケース別に見ていきましょう。

 今のスキルセットを活かしつつ、フリーランスとしてやりたい人

南原 : このケースは「スキルや担当する作業内容は会社員時代から大きく変えずに、条件面だけを変えたい」というものです。ここで重要なのは「会社員とフリーランスとでは見られ方が異なる」ということです。

正社員であれば、仮に業務で必要なスキルが不足していたとしても教育を行い、成長を促してくれることもあります。

一方のフリーランスは、企業側は即戦力を期待して案件を出すことが多いため、成約した案件であってもスキル不足と見られれば契約更新とならないこともあります。

エンジニアは自己研鑽をするのが当たり前という職種ではありますが、フリーランスとなると一層その傾向が強まります。「正社員の求人がなかなか決まらないので、フリーランスの案件も出している」という企業もあり、いつまでも案件があるとは限りません。

開発をやりたいが、直近では上流工程がメインという人

南原 : 「開発に専念したい」という声はレバテックフリーランスへ訪れる方から、しばしば希望として聞かれるものです。実際に、教育や社内調整など開発に直接関係ない業務も求められる会社員よりも、フリーランスは手を動かす内容のものが多くなります。

フリーランスが業務上プログラミングを行っている割合【IT企業IT技術者との比較】。フリーランス全体 現在行っている60.0%。以前、行っていた30.0%。行ったことがない10.0%。フリーランス30-40代 現在、行っている65.9%。以前、行っていた27.4%。行ったことがない6.7%。IT企業IT技術者30-40代 現在、行っている54.0%。以前、行っていた36.0%。行ったことがない10.0%。

フリーランスの方がプログラミングを行っている割合が高いのは全体的な傾向といえる ※出典 : IT人材白書2016 P. 80より

このケースでは「業務以外でも開発経験を積んでいたか」がキーとなります。会社員の求人においては、一般的に直近1年間で開発を行った経験がなければブランクとみなされがちです。企業によっては3ヶ月程度のブランクでも不安視することも。この傾向は、フリーランス案件の場合も同様です。

エンジニアご自身の感覚としても、最後に触ってからしばらく経つ技術よりも現在も関わっている技術の方が自信があるというのは納得のいくところでしょう。そのため、取るべきアクションとしては以下のようになります。

わずかでも実務経験があればスキルシートに記載する

南原 : 謙虚な方ですと「掛け持ちしていた案件のうち、主担当ではなかったので」「1ヶ月程度と短期間だったので」などの理由でスキルシートに実績を書いていないケースがあります。0と1とでは大きな差なので、できるだけ記載するようにしましょう。

実務経験がない場合は、プライベートで補う必要があります。その場合は、本を読む、コードを写経する、などのインプットを終えたら、学んだことを生かして独自のアウトプットを出すまでやれるとベターでしょう。

会社員時代に実務未経験だった分野の経験を積みたい

南原 : スキルチェンジといってもケースバイケースで、例えば「PHPからRubyというようなサーバサイド言語でのチェンジ」「サーバサイドからフロントエンドへのチェンジ」「VBからPHPのようなWindowsアプリケーションからWebアプリケーションへのチェンジ」などのように、それぞれ変化の度合いが異なります。

今お持ちになっているスキルセットを活かせる案件に参画し、徐々に希望する領域に関わっていくというのがよくあるケースです。

レバテックフリーランスの案件ページの画像

近いスキル・経験でも活かせる案件もある(画像はレバテックフリーランスの案件ページから)

また「(未経験だが)どうしてもブロックチェーンをやりたい」というような、未経験分野への希望の優先順位が高い方は、教育体制が整っている企業へ会社員として転職することも一案でしょう。

実際、レバテックフリーランスへ来られた場合でも、レバテックキャリアでの正社員求人と両天秤でご相談に乗ることも可能です。

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2. フリーランスになる目的 : 収入を上げたい

夜景を見ながら、ノートパソコンを打つ手元の画像

「フリーランスになって年収アップしたい」という声は多い一方、単価相場がわからないという声も。カウンセリング時にはスキルセットと希望案件の単価感を提示しています。

南原 : 企業が高い単価を出すには理由があります。単価が上がるのに比例して期待値も上がるんです。パフォーマンスへの見られ方もシビアになる分、参画できても契約更新まで至らないというケースも起こりえます。

高単価になりやすい案件の傾向

また、案件の種類によって高単価になりやすい/なりにくいものもあります。

 エンド直案件

南原 : 一般論として、多重請負構造では間に企業が入るほど中間マージンが発生するため、下流になるほど単価が低くなりがちです。そのため、俗にいうWeb系企業のような自社サービスを提供している会社が出す案件は直請けの依頼になることが多いため、相対的に単価が高いという傾向があります。

需要が供給を上回る案件

南原 : 単価は需要と供給のバランスにも大きく左右されます。たとえばJava案件は数が多く需要があるといえますが、経験者も多いので全体的な単価はほどほどになります。当然ながら持っている人が少なく、需要が多いスキルほど高単価になる傾向にあります。

2019年6月時点でレバテックフリーランスの保有する案件事情でいえば、スマホアプリ案件や言語だとRuby案件やPython案件などが一例です。とはいえ、それらの経験があれば高単価かといえば、必ずしもそうとは限りません。

たとえばPython案件でいえば、高単価になるのはその中でも機械学習案件です。機械学習は数学の素養が求められ、モノになるまでのハードルも高いため、他の技術スキルよりも習得者が少ない傾向にあります。また高い単価を出す以上、ライブラリを試したことがあるというレベルではなく、きちんと分析手法の中身を理解して、最適な手法を提案できるレベルを期待して単価を設定しています。

3. フリーランスになる目的 : 働き方を調整したい

3台のパソコン画面を見ながら考えている人の画像

会社員として客先常駐で働くエンジニアの場合、会社の意向次第ではハードな現場にアサインされることも。その点、フリーランスは自分で案件を選べますし、参画先の稼働時間や開始/終了時間をエージェントから教えてもらうこともできます。

レバテックフリーランスの案件ページの画像

契約で定めた精算基準時間から超過/不足した場合は金額が増減される

また会社員に近い働き方になる常駐型フリーランスですが、案件によっては週3日からOKというケースも。働き方の調整をしたいという方に人気ですが、事前に押さえておくべきこともあります。

週3日からOK案件の事情

南原 : 週3日、週4日参画案件では、ものによっては週5日参画と同等のパフォーマンスが求められることがあります。また、参画実績としても、それをこなせるだけのスキルレベルがある方が多いです。

エンジニア側は「個人で請け負っている案件がある」「サービス立ち上げの準備として」といった事情から週5日では参画できない、企業側も「それでもいいから来てほしい」というカタチでマッチングというのがよくあるケースです。

週5日で参画してから交渉する手も

前述の通り、稼働時間に対して高い生産性を求められる週3日、週4日案件。最初は週5で参画し、現場を理解した上で契約内容の交渉するというやり方もあります。

南原 : 案件情報で「週3日からOK」となっていない案件でも、参画してから実績を積み、週3日、週4日への変更が通るパターンは意外と少なくありません。

Webサイト上の公開案件の割合で見てもわかるとおり、「週3日からOK」の案件は割合は小さいです。最初から「週3日のみ」の希望とするよりも、このスタンスのほうが可能性が広がりますね。

4. どんな案件がいいかを言語化できていない場合

横に目線を向けながらお手上げのポーズをしている女性の画像

ここまでで挙げた内容は、いずれも自分がどんな案件を希望しているかが明確になっているケースを想定しています。とはいえ中には「フリーランスに興味はあるけれど…」という段階で止まっている方もいることでしょう。

そうしたとき南原が勧めるのは以下の方法です。

自分の強みとなるスキルを再確認する

南原 : 会社員よりも「何ができるのか」が強く問われるフリーランス。今はその気がなくとも、スキルシートを埋めて自身の実績を確認するのも一つの手です。

キャリアプランを考える

南原 : キャリアプランを考えていく中で「フリーランスでなくともいいかも」となるかもしれません。「転職を考えているが、フリーランスの話も聞いてみたい」と相談に来られる方も多くいらっしゃいます。

単価はまず相談にくるのも手

南原 : 無期雇用契約の正社員と比べると、フリーランスは収入が不安定になります。個々人の事情によって「このぐらいは欲しい」というラインがある一方で、「現実的に可能なのか」という点は個人ではわかりかねることでしょう。

ざっくりとした単価を把握するには、レバテックフリーランスのサイト内にある単価診断ツールをいろいろと試してもらえるとよいかと思います。より正確な金額を知りたい場合は、ぜひお気軽にご相談にお越しください。

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