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最終更新日:2024年3月22日

エンジニア採用の課題を解決するためには?成功事例も紹介

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「エンジニア採用に課題を感じる」と悩む企業は多いのではないでしょうか。近年はIT需要に対してエンジニアが不足し、「スキルがある人材に出会えない」「応募が集まらない」といった悩みが増えています。

この記事では、採用難の背景を分析したうえで、採用を成功させるコツをお伝えします。他社にない独自の魅力を打ち出し、採用を成功させましょう。

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エンジニア採用が難しい5つの理由

IT業界の発展は著しく、ITエンジニアの需要は増加しています。そんな中でエンジニア採用は難易度を増し、人材確保に苦慮する企業は少なくありません。エンジニアを採用するには、まずは採用がうまくいかない理由を探ることが重要です。採用が難しい代表的な理由を紹介します。

1.国内のエンジニアが不足している

エンジニア採用が難しい第一の理由は、国内のIT人材が不足してることです。経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によると、2030年にIT人材は需要に対して最大約79万人の不足が生じることになっています。

IT人材_需給予測

引用元:経済産業省「IT人材需給に関する調査」

IT人材の需要の伸びが低位(1%)だと仮定した場合でも、約16万人が不足する試算です。エンジニア人材は今後も充足せず、採用はますます難しくなっていくと予想されます。

2.優秀なエンジニアが転職市場に現れない

企業が優秀なエンジニアを囲い込むことで、転職市場にエンジニアが現れにくくなっています。近年はIT人材不足を背景に、各企業が待遇改善をはじめとする取り組みでエンジニアの定着をはかっています。その結果、人材の流動性が低下し、採用市場で優秀なエンジニアを見つける難易度が高まっているといえるでしょう。

3.エンジニアの職種やスキルが細分化し評価が難しい

ITの発達とともに、エンジニアのスキルが高度化・細分化し、自社の採用ニーズに合ったスキルの判断が難しくなっています。具体的には、AIやIoT、SaaSなど、エンジニアが活躍する領域が広がっている分、求めるスキルを持った人材を見つける難易度が高まっている状況です。的確にスキルを評価できないと、採用しても現場とのミスマッチが生じ、採用に費やしたコストが無駄になってしまいます。

技術への理解が浅い採用担当者が、応募書類や短時間の面接で得られる情報だけでスキルを判断するのは困難です。現場のエンジニアの協力を得るといった工夫をしなければ、自社に合った人材を採用するのは難しいでしょう。

関連記事 : エンジニア採用で人事が知っておきたいことは?8つの採用のポイントも解説

4.エンジニアが希望する条件を満たせない

売り手市場の中で優秀なエンジニアを獲得するには、高い給与や働きやすい環境を提供する必要があります。しかし、求職者側の希望をどこまで満たせるかは企業によって差があります。資金力のない中小企業が好条件を提示するのは難しく、エンジニアは他社に流れてしまいがちです。

関連記事 : 中小企業がエンジニアを採用するためには?7つのポイントや事例を解説

5.採用サービスが多様化している

採用サービスや媒体の多様化も、エンジニア採用が難しい理由の一つです。近年は採用媒体の種類が大幅に増加し、エンジニアが多数の媒体に分散するようになりました。企業にとっては、エンジニアが各媒体にばらけてしまい、応募を集めにくい状況といえるでしょう。

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エンジニア採用の課題を解決する方法|採用計画段階

エンジニア採用の課題を解消するには、適切な人材要件の設定や母集団の形成が鍵になります。本格的な選考の前にやるべきことをまとめたので、確認していきましょう。

1.現場のエンジニアと協力し人材要件を明確にする

採用したエンジニアと現場のミスマッチが起きる原因は、人事と現場間における人材要件の認識のズレが大きいと考えられます。エンジニアを採用するのは人事ですが、採用したエンジニアと共に働くのは現場の社員です。現場感覚のある社員と協力してエンジニアの人材要件を決めていくことで、現場でのミスマッチを防ぎましょう。

エンジニアへの理解を深める

エンジニアのスキルの多様化により、採用のミスマッチを防ぐには、エンジニアへのより深い理解が求められるようになりました。 エンジニアの能力は技術だけでなく、IT業界の流れを敏感にキャッチする感覚や、他多職種の社員と対話し作業を進めていくコミュニケーション能力など、多岐にわたります。 

そのなかで、自社の採用ニーズに合った人材要件を定め、応募してきたエンジニアを見極めるには、採用担当者がエンジニアの職種やスキルついて知る姿勢を持たなくてはいけません。

採用市場の状況に応じて条件を緩める

人材要件を決定したら、採用市場に条件を満たすエンジニアがどれくらいいるのか調査しましょう。ターゲットがいた場合も、自社が提示できる待遇で採用できそうか検討が必要です。

もし、採用が難しそうであれば、人材要件を緩めることも視野に入れましょう。たとえば、経験年数の条件を緩め、自社での育成を前提に採用するといった方針があります。条件を緩められない場合は、待遇を上げられないか経営層に相談しましょう。

スキルチェックの基準を決める

自社のニーズに合う人材を採用するには、あらかじめスキルチェックの基準を定めましょう。一定の基準を設けることで、「採用後にスキル不足が判明する」といった事態を防げます。スキルチェックの基準は人事担当だけで決めず、現場のエンジニアの意見を取り入れたり、外部のスキルチェックサービスを使ったりするのがおすすめです。

2.母集団を形成する

エンジニア採用を成功させる条件として、母集団の形成は欠かせません。母集団を形成するには、自社のブランディングを行い、会社の魅力を外部に発信する必要があります。仕事内容や独自の社内ルール、福利厚生といった要素を洗い出し、SNSやテックブログなどで紹介しましょう。特に、他社と差別化できる自社ならではの特色があれば、積極的に押し出していきます。

また、打ち出せる魅力が少ない場合、今からエンジニアが働きやすい環境づくりを進めましょう。優秀な人材は複数社から内定が出る可能性が高く、他社と差別化できる魅力がなければ内定承諾までたどりつけません。次のような取り組みで魅力を高められないか検討しましょう。

・高スペックなパソコンやツールを使えるようにする
・副業を認める
・リモートワークを認める

最近は働き方を重視する人が増えているため、多様な働き方を認める制度は魅力となり得ます。

3.適切な採用手法を検討する

採用がうまくいかないときは、採用媒体の見直しも行いましょう。たとえば、求人サイトで応募が集まらない場合、ダイレクトリクルーティングで直接候補者にアプローチするのが効果的な可能性があります。

ダイレクトリクルーティングは、企業がターゲットとなる人材に直接メッセージを送る採用手法です。求職者からの応募を待つ採用手法と違って、「攻め」の採用活動が行え、母集団形成に有効です。

また、売り手市場でエンジニアを採用するには、採用手法を限定せず多様な手段でターゲットとの接触をはかることが重要です。社員の人脈を活用するリファラル採用やSNS・採用サイトを使った情報発信など、多方面でエンジニアと出会う機会をつくりましょう。

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エンジニア採用の課題を解決する方法|選考段階

ここからは、選考に入ってからやるべきことを紹介します。面接前に行うカジュアル面談や選考中・内定後の対応について確認しましょう。

1.カジュアル面談を実施する

カジュアル面談は、企業と候補者が対等な立場でお互いを理解するために行う面談です。選考とは別に実施し、リラックスできる雰囲気の中で進めます。面談では、条件面や働き方について候補者に説明し、面接前に不安を解消できるようにしましょう。カジュアル面談で互いの本音を交換することで、後々のミスマッチを防げます。

2.スピード感のある選考を行う

多くの場合、候補者は複数社に並行して応募しています。そのため、選考結果や面接案内の連絡が遅れると、他社が先に内定を出し、人材が他社に流れるリスクがあります。一次面接から内定通知までの期間が2週間を超える場合は、採用フローを見直し、選考期間を短縮できないか検討しましょう。

3.内定後のフォローを手厚くする

内定から実際の入社につなげるためには、内定通知後のフォローが欠かせません。たとえば、社員との交流会といったイベントを開催し、職場の雰囲気や業務内容が理解できるようにしましょう。手厚いフォローを行うことで、内定辞退を予防できます。

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エンジニア採用の方法4選

エンジニア採用の具体的な方法を整理しました。それぞれの特徴や費用についてまとめているので参考にしてください。

1.リファラル採用

リファラル採用とは、社員に候補者を紹介してもらう採用方法です。企業の風土や採用ニーズをよく理解した社員からの推薦であるため、一定の人材の質を担保できるメリットがあります。

また、採用サイトへの掲載や、転職エージェントを介さずエンジニア人材を募ることができ、採用コストの削減も叶うでしょう。

2.ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングでは、スカウト型サービスやSNS、イベントなどで自社情報を発信し、集まった人材の中から自社の人材要件に合ったエンジニアを直接スカウトします。

スカウト型サービスは、従来の人材紹介サイトや採用サイトよりも費用を安価に抑えられる可能性があります。 ただし、担当者が人材を選定してくれる人材紹介サービスとは異なり、自発的に動くことで成果が得られるのがダイレクトリクルーティングの特徴です。スカウトメールを作成する工数もかかるので、利用する際は専任の担当者を立てるといった準備をしましょう。

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3.求人サイトへの掲載

多くの求職者が利用する求人サイトへの掲載は、一定のエントリーが見込めます。特にエンジニアに特化したサイトを利用すれば、効率的に応募者を集められます。採用サイトを利用する際は、採用条件や求めるスキルを明確に記載し、ミスマッチを防ぎましょう。

4.人材紹介サービスの利用

人材紹介サービスとは、求職者と企業を仲介し、企業が求める人材を紹介してくれるサービスです。採用が成立した場合のみ手数料を払う「成功報酬型」が一般的であるため、採用に至るまでのコストを抑えられます。エンジニアやデザイナーなど、特定の職種に特化したエージェントを使えば、よりスムーズな採用活動が期待できるでしょう

関連記事 : エンジニア採用のコツとは?エージェントが教える成功の条件

エンジニア採用が難しい場合の選択肢

エンジニア採用に課題を感じるときは、今までのやり方にとらわれない方法を試すことも必要です。エンジニア確保のために新たに取り入れられる方法を紹介します。

未経験の人材育成に力を入れる

ハイスキルなエンジニアの採用が難しいときは、未経験者を採用し社内で育成する方法があります。 入社時点でスキル・経験がなくても、「プログラミング経験がある」「基礎は理解している」という人材をポテンシャル採用の候補としましょう。

前提として、未経験者を育成するには、社内の教育制度が整っている必要があります。まずは現場の社員と協力し、自社の人材要件に見合ったエンジニアを育てる環境を構築しましょう。

雇用形態へのこだわりを捨てる

週5日勤務の正社員採用にこだわらず、多様な形態で人員を確保しましょう。フルタイム社員と比較して所定労働時間が短い短時間正社員やパートのほか、派遣エンジニアを活用する道もあります。

また、エンジニアの中には、会社員をやめてフリーランスになる人も多いです。こうした層を活用するには、フリーランスエンジニアへの業務委託も視野に入れましょう。フリーランスは正社員と比べて福利厚生費や教育コストがかからないのがメリットです。会社で経験を積んでから独立している人が大半なので、契約後はすぐに専門性の高い業務を依頼できます。

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エンジニア確保の成功事例を紹介

レバテックを活用して採用課題を解消した企業の事例を紹介します。

株式会社SocialDog|効率的なアプローチで採用に成功

株式会社SocialDogは、SNSアカウントマネジメントに特化したSaaS型のプラットフォームを提供するスタートアップです。同社は、採用に割ける人員や工数が限られ、エンジニア採用が難航していました。エンジニアの間で認知度が低かったことも採用に苦戦する原因の一つだったといいます。

そんな中で、同社はレバテックダイレクトを活用し、採用したい候補者に効率よくアプローチすることで、エンジニアの採用に成功。入社したエンジニアは入社後半年で早くもチームリーダーとなって活躍しています。

採用までの詳しい経緯は以下の記事をご覧ください。
ダイレクトリクルーティングは、スタートアップが自社の魅力を候補者に伝える最良の手段

株式会社ワンキャリア|フリーランスが事業の成長をリード

株式会社ワンキャリアは、学生向け就活サイトや人事向けサービスを展開する企業です。同社は、リソースが不足する時期や想定外の事態が起こったときにフリーランスを活用しています。

就活サイト「ONE CAREER」の開発現場には、レバテック経由でフロントエンドエンジニア3名(2022年8月時点)が参画。中には3年半以上稼働しているフリーランスエンジニアもいて、長期稼働を実現しています。フリーランスの参画により、開発チームのレベルが底上げされたり、社外の客観的な視点を取り入れられたりする効果があったといいます。

同社のフリーランスの導入について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスのデザイナーやフロントエンドエンジニアが事業成長をリード。サービス立ち上げやユーザー獲得率の拡大に貢献した事例

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エンジニアの採用課題に関するよくある質問

エンジニアの採用に課題を感じる企業に向けて、採用が難しい理由や採用市場の現状をお伝えします。採用を成功させるコツも提案するので参考にしてください。

Q.エンジニア採用が難しい理由は?

A.IT需要の高まりに対してIT人材が不足しているため、企業間の採用競争が激化していると考えられます。さらに、ITの発展に伴い技術が高度化・複雑化し、自社のニーズに合ったエンジニアの見極めが難しくなっている問題もあります。

Q.エンジニア採用市場の現状は?

A.IT人材が不足する中、各企業は自社のエンジニアが離職しないよう高待遇を提示しエンジニアの囲い込みを図っています。そのために転職市場に優秀なエンジニアが現れにくく、採用がますます難しくなっているのが現状です。

Q.エンジニア採用のコツは?

A.社内のエンジニアに協力を依頼し、エンジニア目線で魅力的な求人をつくりましょう。リモートワークやフレックス制度の導入など、エンジニアが求める環境の整備も必要です。母集団形成のために、複数の採用サービスを使うことも検討しましょう。


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