実際にレバテックフリーランスをご利用いただいたエンジニアの方にインタビューをしました。なぜ正社員からフリーランスになったのか?なぜレバテックフリーランスを使ったのか?これからフリーランスになる人へのアドバイスなど、とても参考になると思いますので是非ご覧ください!
2019年1月からフリーランスエンジニアとして活動しているIさん(33歳)。会社員時代から客先常駐で働いており、そのつてからフリーランスとして独立したという。その時点で月単価80万円近くだったIさんが、レバテックフリーランスを訪れた経緯や、今後の展望などを伺った。
ー直近のお仕事を教えてください。
会社員時代は、商流でいえば比較的下流の企業に所属しており、SES企業を通じて上流の企業に常駐して働くというスタイルでした。JavaのBtoB案件を中心に、開発からリーダーまで幅広くやってました。
ある時期に、過去につながりのあった方から、業務委託契約でやらないかとお声がけをいただきまして。フリーランスに興味があり一度挑戦してみたいと思い独立しました。
フリーランスは何らかの技術のエキスパートであったり、開発だけでなくマネジメントに通じている必要があったりと、ある程度スキル・経験が求められる働き方でハードルが高いものとは思っていたんです。
一方で、会社員時代はテスターから始まり、プログラマー、SE、リーダーとステップアップしつつ、インフラにも手を出したりと、スキル・経験の幅や深さを広げることは意識してきました。
その上で、Web広告などでフリーランスの単価の話を目にする中で「自分のスキルでどれだけの単価になるのか」と気になっていたこともあり、1回フリーランスで勝負してみようと考えたんです。
ーフリーランスになることへの不安はなかったのでしょうか?
もちろんありましたが、実際に経験してみて不安が払拭されていったんです。独立後、最初の案件は、それまで経験のなかったPMOとしての案件で、割と背伸びをしてしまった感は正直ありました。しかし、3ヶ月という短い期間でしたが無事に成功へ導くことができて、密度の濃い時間を過ごすことができました。そのときの経験が自信につながりましたね。
ーIさんの場合、フリーランスとして順調にスタートしていたんですね。そこからどのような経緯でレバテックフリーランスをご利用になったんですか?
独立してから4ヶ月ぐらい経ったタイミングで登録し、一度レバテックフリーランスの担当者に色々と相談させてもらいました。というのも、会社員時代のSES企業を通じてフリーランスとして独立したわけですが、1社に依存するよりも広く案件のアテを持っていた方がベターだと考えていたからです。個人でやっていくと、継続の不安もありますからね。
その意味で、業界で知名度のあるレバテックフリーランスならば抱えている案件が豊富でマッチしやすいだろうと、まずは1社だけの登録でした。とはいえ、その時点では別の案件で稼働していましたし、あくまで情報収集ぐらいでした。
ところが、その約1年後あたりからお世話になっていたSES企業の保有する案件状況があまりよくない雰囲気があり、本格的にレバテックフリーランスを利用してみようかと考えるようになったんです。
ーそのときはどんな案件の希望を出されていましたか?
スキルアップのために、これまであまり深く経験する機会のなかったインフラ領域へ挑戦できる案件を希望していました。その他にも、いくつか希望をお伝えしたのですが、インフラ系の案件を5件ほど、PMOの案件も1、2件ご提案してもらいまして、かなり希望を汲んでもらえた印象です。こちらの希望だけでなく「今のスキルからすると、こういう経験を伸ばすのはどうですか?」という提案もしてもらえたのもよかったですね。
ー現在参画中の案件についてお聞きできますか?
業務支援のWebサービス開発の案件で、バックエンドの開発を担当しています。より詳しくいうと、Javaのサーバサイド開発が2割程度、残り8割がインフラの設計・管理を行っており、インフラのリーダーを担当しています。ちょうど現場にインフラ担当者がおらず、開発もインフラもわかる人がいればとぴったりハマった形ですね。
ー単価はいかかでしょうか?
今は月単価73万円での契約です。それまでの案件が70万円後半から80万円程度でしたので若干のダウンではありますね。経験の浅いインフラへのスキルチェンジではあるので、今は経験を積むことを優先で、今後インフラ案件に入ったときに単価を上げていけたらと考えています。
長い目で見たときに、自分のキャリアアップができた方が結局はお金につながるという価値観でやってきましたし、実際に結果にあらわれていると感じます。
ーキャリア、単価について深く意識されているんですね。
はい、特にフリーランスの場合、交渉・契約の仕方で単価が大きく変わるという点を実感しているのもあります。
会社員ですと、給与テーブルや基本給という概念があるため、職種やポジションがちょっと変わったぐらいでは金額が大きく動くことはありません。一方のフリーランスはどんな職種・ポジションで参画するかで金額が変わってくることも多いため、どうキャリア戦略を立てて実践し、どう契約まで結びつけるかは大切です。
ーフリーランスの働き方がマッチしているように見えますが、苦労している点はないのでしょうか?
フリーランスになる前は「所属会社が助けてくれない」「教育が受けられない」「判断に困ったときに相談できる人が近くにいない」といった不安を持っていました。ただ、いずれもやっていく中で不安を払拭できたんです。
経理などのバックオフィス業務も最初は戸惑いましたが、やっていくうちに要領をつかんでいきましたしね。
エンジニアという職種は経験を積んでナンボという面がありますので、会社組織に頼らずに経験しながら進めていく働き方はやりがいを感じられます。
ーレバテックフリーランスを使っていてよかったと感じる点はありますか?
案件の幅や量は、当初の期待どおり十分でしたね。選択肢が増えるほど選ぶ負担も増えるとは思いますが、希望をじっくり聞いてくださいました。
また、レバテックプラットフォーム(サービス登録者が使えるツール)を使うことで、以前のSES企業のときと比べると作業報告書や請求書の作成・提出がだいぶ楽になるのがよいですね。時間にすると、毎月4,5時間ぐらいは浮いていると思います。
あとは個人レベルの話ではありますが、担当者とのコミュニケーションも頻度や接し方も心地よく、とてもやりやすく感じます。
ーお話を聞く限り、Iさんはキャリア形成をかなり意識されてきたかと思います。今後のキャリアプランはどのようにお考えですか?
開発のジャンルでいえば引き続きWeb開発でやっていきつつ、5年後を見据えてリーダーとしてのスキルやプロジェクト管理の精度を上げて、実績を積んでいきたいですね。その上で、より裁量を広げられるようにしたり、担当するプロジェクトの規模をより大きくしたり、といったところまでやっていけたらと考えています。
ー再び会社員に戻るという選択肢はありますか?
働き方の選択肢を広げる目的でフリーランスに挑戦していますので、フリーランスに固執するつもりはありません。実際に、フリーランスで経験を積んでから上流の企業へ転職するという知り合いの事例も見聞きしているので、そうしたパターンは十分考えています。
ー最後にフリーランスに興味を持っている方にアドバイスをお願いいたします。
すでにお伝えしたとおり、フリーランスはどういうポジションやどういう業務内容で契約するかで大分単価が変わってきます。より希望に沿った、より好ましい条件で契約することを目指すのであれば、経験やスキルを広げていくことが大切です。
ただ、お客さまのニーズ、オーダーもあるので、やりたい業務内容だけではダメで、そうした点も踏まえ戦略的にキャリア設計を行い、実践していける人はフリーランスに向いているでしょう。