Webシステム/アプリ開発や映像制作、ドローンの開発などマルチなスキルで石垣島の魅力を伝える十河学さん

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エンジニア・十河学 さん

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iPhoneで三線が弾けるアプリ「i三線」の開発や、自らが撮影した写真・映像で八重山の魅力を伝えるWebサイト「DiscoverYaima」の運営を始め、多彩なスキルを持つ十河学さん。石垣島で設立した「合同会社パワナ」ではアプリやWeb制作を始め、映像制作やドローンの開発・販売など幅広い事業を手がけている。十河さんはパワナでの事業だけでなく、石垣市が実施する「クリエイティブで島を盛り上げる」というプロジェクト「石垣島Creatibe Flag」にも参加し、様々な角度のものづくりで石垣島の魅力を伝える。元はフリーランスのシステム開発者だったという十河さんが、石垣島で今のスタイルで活動をするまでの経緯を詳しく伺った。

プロフィール

お名前
十河学(とがわまなぶ)さん
現在の滞在国
沖縄県石垣市
経歴
広島県出身。呉工業高等専門学校で電気を学んだ後、フリーランスのシステム開発者としてアプリケーション開発などに従事する。沖縄の観光業で働いたことがきっかけで石垣に移住し、2009年に設立した合同会社パワナでアプリ、Webシステム開発などを行う。

1分で分かる「沖縄で働く」ということ

① デザイナー、イラストレーター、カメラマンなどフリーランスのクリエイターが多い

② 台風により長時間の停電やインターネットが接続不能となることがある

③ 家賃の相場はワンルームで4万程度、生鮮食品などは島外と価格があまり変わらない

-起業に至るまでの経緯を教えてください。

学生時代は広島県の呉高専で電気工学を学んでいました。当時から旅行が好きだったので、将来は場所と時間に制約されない働き方をしたいと思い、フリーランスのエンジニアの道を選んだんです。フリーランス時代はソフトウェア開発者として、学校、医療、販売管理など業務用システムの開発などの案件を主に受けていましたね。他にもFRPや大工関連の企業、映像制作など興味持った企業からは、幅広く案件を請け負っていました。

その中の一つに沖縄県の観光業の案件があり、その際に八重島諸島の自然がもたらす心地よさに惹かれ石垣島に移住しました。その後しばらくはフリーランスとしての活動を続け、iPhoneSDKがリリースされ開働く発の幅が広がったことや観光事業も始めたことで、2009年にパワナを設立しました。

-パワナの事業内容をお聞きできますか?

色々なジャンルを手がけているため時期によって内容が異なります。設立初期に作ったものでいうと、たとえばiPhone上で沖縄伝統の楽器・三線を弾けるアプリ、i三線というアプリがあります。これは単純な興味から開発をしましたが、結果的に日本だけなく世界各地で購入してもらえました。2016年1月現在ではソフトウェア開発と映像制作、マルチコプタ関係が主なところですね。社員は私一人で、プロジェクトごとにメンバーを集める形で開発を行っています。

他にはFabGarageIshigakiというファブリケーションスペース(3Dプリンタなどのデジタル技術を使ったものづくり――デジタルファブリケーションを体験できるスペース)の運営やPOTTARI石垣島・宮古島というロードバイクやカヤックなどのレンタルサービスなどもやっています。

-幅広い事業内容をお一人でカバーされているのですね。十河さんはそれらのスキルをどういった経緯で習得されたのですか?

Web制作、アプリケーション開発、システム開発などのエンジニアリングのスキルは、興味を持ったものや必要になったものから、書籍やオンラインで学習していきました。

また2005年に設立した、オープンソースのフレームワーク「OpenLaszlo」の日本コミュニティを運営していたことも大きな糧になりました。OpenLaszloはRIA(rich internet application)と呼ばれていたFlash/JSベースのアプリケーションのフレームワークで、テクノロジそのものがとても面白い。これを多くの方に広めたいという思いでコミュニティで情報交換などを行ってきましたが、そこで得られたものは大きかったです。これはオープンソース文化に傾倒していくきっかけにもなりました。

-エンジニア以外のスキルにも「映像制作」「ドローン・ブラシレスジンバルの開発」などのスキルもお持ちだと聞いていますが、それらはどのようにして身に付けたのですか?

映像もやはり以前から興味を持っていましたので、独学でやってみたり、映像現場の作業を手伝わせてもらうことで学んでいきました。

ドローンやブラシレスジンバル(主に動画撮影で用いられる、カメラの揺れや傾きなどを抑え画面を水平に保つ装置)についても、映像制作の幅が広がりそうだったので手を出したのがきっかけです。

ドローン+ブラシレスジンバルの組み合わせがあれば、空からの視点を従来の空撮よりも自由に伝えることができそうだと可能性を感じたんです。

個人の趣味として、ハンググライダーやパラグライダーなどで空を飛ぶことが好きだったということもありますが。

また、ドローンの機体の姿勢制御を司るフライトコントローラにはオープンソースのソフトウェアを使っており、そこに様々な可能性が秘められていることにも面白みを感じました。

-「ファブリケーションスペースの運営」に関わるようになったのも、やはり興味からなのでしょうか?

そうですね、デジタルファブリケーションについても、昔から電子・機械工作などものを作るのが好きだったからというところから始まっています。フリーランス時代に受けた大工・木工仕事、舟造りやFRP関連の案件も楽しみながら作業をしていました。

近年、低価格で3Dプリンタや小型CNCなどデスクトップファブリケーション機器が出てきたことで、より簡単にアイデアを形にできるようになってきています。自分でも使ってみたところ、従来のものづくりの考え方とは大きく異なる点にわくわくしました。こういったデジタルファブリケーションと呼ばれる技術は、各地でも大きなムーブメントが起こっています。自分もより多くの方と一緒に何かできないかと思い、ファブリケーションスペースを立ち上げました。

-十河さんはパワナでの事業だけでなく、石垣市が実施する「石垣島 Creative Flag」というプロジェクトへも精力的に参加していると聞いています。その詳細を教えてください。

このプロジェクトは石垣島(沖縄)に縁のあるクリエイターが集まり、「クリエイティブで島を盛り上げる」ことを目的とした活動です。石垣島には美しい自然・文化・伝統芸能など感性を刺激する要素がたくさんあります。参加している方たちは、デザイナー、イラストレーター、カメラマン、編集者などで、多彩なクリエイターがアートで石垣島の空気感を表現しています。

私が「石垣島 Creative Flag」に参加するようになったのは、DiscoverYaimaというWebサイトを立ち上げたことがきっかけです。DiscoverYaimaは八重山の素晴らしさを伝えることを目的としており、カヤックやダイビング、パラグライダーなどを使い、八重山の映像や自然音などのマルチメディアコンテンツに落とし込み公開しています。その活動の一環でプロジェクトを知り、参加するようになりました。

-十河さんは「石垣島 Creative Flag」でどんな活動をされてきたのですか?

私の活動の一つでいうと、2014年のTundamiフェスティバル(野外音楽フェス)で「石垣島 Creative Flag」のクリエイターたちの作品を紹介するためのインスタレーションを作成しました。これはLeapMotion + OpenFrameworksを活用したアプリで、モニターの前に立った人のジェスチャーに併せて映像が変化するというものなのですが、多くの子どもたちに喜んでもらえました。

また、2015年にはTokyo Desion Week(毎年秋に東京で開催されるデザイン&アートイベント)に「石垣島 Creative Flag」が出典しました。上記の写真はそのときの1コマです。私が関わったところでいうと、イベント時の制作風景が360゜見られるiPhone向けのVRアプリを開発しました。

-十河さんが「石垣島 Creative Flag」に参加される意義をお聞きできますか?

島内、島外問わず活躍されている方たちと知り合え、一緒に活動できるのはとても刺激になります。横のつながりを広げていくことでクリエーションが活発になれば、個人では成し得なかった新しいものが生まれる可能があります。多くの人が集まり、アイデアを一緒に形にすることができるような場を作ること目指していきたいです。

-十河さんが多彩なスキルを身に付け、幅広い活動をされているのはどういった目標があるのですか?

テクノロジを活用して多くの人に働きかけたいという思いが根本にあります。

たとえば2011年に手がけた八重山ハザードマップWebサイト。これは、東北沖大震災の後に八重山の災害の備えや標高はどうなっているのだろうと思い立ち上げたもので、防災・救急などの情報収集を目的としています。

サイト作成にはオープンソースソフトウェアを活用し、様々な立場の方から参加してもらいました。そこでテクノロジを使った地域の課題解決といった取り組みに関心を持ったんです。このときの経験から、ITを活用し地域課題解決を目指す市民参加型のコミュニティCode for Okinawaの発起につながりました。

このように、人と人とのつながりには乗数効果が見込めます。今後も面白い人と面白いことができるように行動していき、石垣島にイノベーション産業を作ることができれば理想的です。

-十河さんのお仕事に興味を持たれた方に向けて、PRがあればお願いします。

各事業の詳細を下記サイトで紹介しています。
モバイル/WEBアプリケーション開発 : http://www.pawana.jp/
空撮・マルチコプタ、ジンバル製造・販売 : http://air.pawana.jp/
八重山再発見 DiscoverYaima : http://discoveryaima.com/
映像撮影・編集: http://sakishimafilms.com/
石垣・宮古ロードバイクレンタル : http://pottari.com/ / http://miyako.pottari.com

その他、石垣島のあれこれを聞いてみました

石垣島で働く上で押さえておくべきルールや特別な文化はありますか?
ビジネスを行う上での特別な習慣などはないように感じます。石垣島では人と人との距離が近いので、違う業務の方とも数ノードでつながることができるのは魅力の一つでしょうか。数は把握していませんが、多くのフリーランスの方がいらっしゃる印象があります。ただ、私の周りだけかもしれませんが、エンジニアの方の数はそこまで多くないように感じます。

注意すべき点でいうと、台風が直撃することが多いので長時間の停電やインターネットが接続不能になることがある点は考慮しておく必要があります。
石垣島の家賃や食品の相場を教えてください
家賃ですとワンルームで大体4万円くらいでしょうか。生鮮食品は本土とあまり変わらない値段ですね。
石垣島のおいしい食べ物、おすすめの食べ物があれば教えてください
何でも美味しいですが、個人的な好みでいうと初夏の果物が好きですね。沖縄ならではでいうと、島豆腐は本土の豆腐よりズッシリ詰まっていておすすめです。
石垣島で働く上で、十河さんがもっとも魅力に感じることはなんでしょうか?
自然が多く、心地いいこと、それに尽きます。
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