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大手やベンチャーでの経験を重ね、石垣島に移住。自然の中で楽しみながら仕事と子育てをするWebデザイナー・木島洋和さん

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Webデザイナー・木島洋和 さん

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「自給自足の生活をしたい」と語るWebデザイナー・木島洋和さん。大手情報サービス会社やベンチャー企業など、スピード感のあるインターネットの最前線でWebデザインに関わった後、ゆったりとした時間の流れる石垣島で、フリーランスとしてどういった生活を送っているのか。都会と結びつきながらも、島での穏やかな暮らしを手に入れた木島さんの現在を取材した。

プロフィール

お名前
木島 洋和さん
現在の滞在地域
石垣島
業種
Webデザイナー
経歴
東京の大手情報サービス会社でポータルサイトの運営・制作を担当。その後ベンチャー企業にて数々のスポーツ系サイトの運営や制作に携わる。2005年に石垣島へ移住し、島内の仕事も引き受けるようになり現在に至る。自給自足の生活を夢見ながら、子育てと仕事を楽しんでいる。

1分で分かる「石垣島で働く」ということ

① 返信や素材の到着が遅れるのは日常茶飯事。始めから納期が遅れることを想定して動く

② 家や子供の行事が比較的優先される。

③ 台風での停電時には通電地域までPCをもって移動

④ スーパーで知らないオバァに「これ美味いかね?」と話しかけられる。人との距離が近い

-石垣島で働くことを選んだ理由を教えて頂けますか?

もともと沖縄本島に何度か行って、その度に「居心地がいいなぁ」と思っていました。強烈な光と影の間を流れる、ゆったりとした風と時間にすっかり魅了されたんです。僕は寒いところ、人の多いところが苦手。だから「沖縄に住みたい」という思いを抱いたのは、自然な成り行きだったと思います。
それから父が転勤族で、小さい頃から20回くらいは引っ越しをしていたこともあって、“住む場所を変える”ということに、あまり抵抗がなかったのかもしれません。 石垣島に決めたのは、具体的に移住しようと考えた時に、暮らすなら人口の多い沖縄本島よりも、より沖縄らしく落ち着いた環境がいいなと思ったのが理由ですね。

移住するのに葛藤したのは仕事のこと。それで当時勤めていた会社の社長に思いきって、「契約をフリーランスに変えてもらえないか」と直談判してみたんです。そしたら、今までの仕事の一部を石垣島で請けるという形で認めてくれたんですよ。この社長の理解があってこその今なので、すごく感謝しています。

石垣島に移った後、結婚して2人の子供に恵まれたんですけど、石垣島は子育てをするのにすごく良い場所なんですよ。すぐ近くに海と山があって、気候は温暖で、地域の人々に見守られながら、子供たちはのびのびと成長していける…。今、ここに来て良かったと思うのは、これが一番ですね。

-石垣島で働く時に抑えておくべきルールや文化って特別ありますか?
また、都会と異なる価値観、ビジネスルールがあったら教えて下さい。

「即レス当たり前」の業界に居たというのもありますが、やはりのんびりしているところがありますね。スピードを求めているわけではないのですが、ひとつの案件に関わる時間は長いと感じます。返信や素材の到着が遅れるのは日常茶飯事なので、始めから納期が遅れることを想定して動いています。遅れるならまだしも、製作途中のまま放置されている案件も数件ありますよ。これを東京の友達に話すと「のんびりしてるんだね」と一笑されますが、やはり困ることも多いですね。

次に感じるのは、仕事の単価が安いことです。これについては詳しい説明は要らないと思います。沖縄というか地方の経済事情を日々肌で感じています。島内の求人は少ないですし、福利厚生が充実している職はあまりありません。仕事を掛け持ちしている人も多くみかけますよ。

ネガティブな面を挙げてしまいましたが、家や子供の行事が比較的優先されるところは良いところだと思います。「墓参りに行かなくちゃいけなくなったので」とアポをキャンセルされたことがありました。最初はこれが理由になるのかとビックリしましたが。
でも、子供の行事などは仕事を抜けて来る人も多く、周りの理解が大きいのだと思います。

-フリーランス自体は多いのですか? 
周りにフリーランスで働いている方って地元出身・居住者問わず、どれくらい居るのでしょうか?

ダイビングショップや飲食店などの観光業を除くと、数は少ないかもしれません。人数まではちょっと見当がつかないですが、モノを作るデザイナーやグラフィックデザイナー、Webデザイナー、プログラマなどの知り合いは数名います。

-ネット回線の速度とコストはどんな感じですか?
Wi-Fiの有無や都会と比べたインフラの問題など、ありましたら教えて下さい。

市街地であれば光回線、LTEともにありますよ。僕が来た当初に比べたら、だいぶ充実してきましたね。マクドナルド(Wi-Fi使用)や図書館(LTE使用)でも仕事をしています。

都会との差といえば、台風時の停電が困りもので、2006年の大きな台風時には家が4日間停電してしまって、携帯の基地局が壊れたので電話も通じなかったんです。ちょうど納品しなければならない仕事がある時で、天候も道も荒れた中、通電している地区までPCを持っていって仕事をしたなんてこともありました。

-物価水準について物の値段や、家賃や交通費の相場などはどうですか?

家賃は2DKで5万円弱、3DKで6万円弱といったところでしょうか。本土のような広めの賃貸物件は数が少ないですね。最近では、島外からの流入者が多くて、賃貸住宅が不足しているということもあり、今後もしばらくは家賃が高い傾向が続くと思います。

あと島外から運んでくるガソリンや本土の野菜などは輸送費がかかるので高いです。 逆に島で採れる魚や野菜などは安く、たまに知り合いから貰うこともあります。新鮮なマグロやイカの刺し身が3~4人前くらいで500円程度、野菜はJAの直売所が安いです。 生鮮食料品以外で必要なものはたいてい送料無料のネット通販を利用して購入しています。

その他に、石垣島の生活の中で出会った、驚きや発見について、みなさんから頂いた質問に回答して頂きました。

ある日の流れを教えてください

ある1日のタイムスケジュールです。

6:00
起床
7:00
食事&子供を幼稚園に送り出す
8:30
仕事
10:00
ジョギング
11:00
仕事
12:00
昼食
13:00
仕事
18:30
夕食
19:30
子供の寝る準備・風呂
22:00
就寝
機材や仕事部屋など環境を知りたいです。
家では自作のWindows機、外で仕事するときはMacBookです。
海を見ながらの仕事も可能ですが、やる気が無くなるのでやらないです(笑)。
あと石垣島は湿気がすごいので、電源が壊れやすいと思います。3回壊れたので、今は値段が高めの壊れにくいものを使っています。
地域独自の文化や、風習的なことを教えて下さい。
なにかと“ユルい”ことが多いですね。飲み会ではスタート時間にまず誰も居ません(笑)。
早く来るのは島外出身者だったりします。スーパーでは知らないオバァに「これ美味いかね?」と話しかけられたりして、人と人の距離が近く親近感があります。
また子供が多くて、周りの大人に見守られながら育っている感じがします。
こういった雰囲気があるからこそ「なんとかなるさ」という気質が生まれてくるのかもしれませんね。
一番「おいしい!」と思った食べ物はなんですか?
よく知られているマンゴーやパイナップルはびっくりするど美味しいですが、僕は、とくに地の野菜が好きですね。ハンダマ(金時草)や四角豆は本当においしくて大好きです。島を離れると食べたくなるのは、八重山そばですね。
その地域で流行ってるサービスはなんですか?
地域柄、レンタカーやホテル、ダイビングショップ、飲食店といった観光業ですね。
休日は、どんな風に過ごしていますか?
天気が良ければ外で子供と遊びます。市街地近くにバンナ公園という県営の広大な公園があって、よく行きますね。午前中から家族でオニギリを持って行って、遊び疲れたら食べて帰って…というパターンが多いです。
嫁さんに子供を任せて、サッカーに出掛けることもしばしばです。市営のサッカーパークがあって、天然芝で思い切り楽しむことが出来るんですよ。
近所づきあいや会合などの地域ごとの決まり事はあるんですか?
スーパーなど人の集まるところでは、ほぼ必ずといっていいほど知り合いに会いますよ。どこで見られているかわからないので、悪いことはできません(笑)。
子供の行事を親が手伝うことはとても多いです。行事の後に、親の打ち上げ(ブガリノーシ)もよくあります。保育園の中で酒盛りしたときは、さすがに罪悪感がありました(笑)。
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