SEOは独学で習得できる?知識を習得するロードマップと勉強方法を紹介 | レバテックフリーランス
SEOは独学で習得できる?知識を習得するロードマップと勉強方法を紹介
「SEOは独学で習得できる?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。結論から言えば、SEOは独学で身につけることが可能です。
この記事では、SEOを独学で学ぶためのロードマップや具体的な勉強方法を解説します。さらに、SEOスキルを習得した後のキャリアについても紹介しているので、キャリアチェンジや独立を考えている方にも参考になるでしょう。
SEOは独学でも身につけられる
SEOは独学でも十分に身につけることが可能です。
インターネット上には、SEOに関するブログやWebサイト、動画などが数多く存在します。詳しくは後述しますが、Googleが提供する公式ドキュメントや、SEO専門家のブログ記事など、質の高い情報源が無料で利用可能です。これらを活用すれば、SEOの基礎知識から応用までを幅広く学ぶことができます。
また、SEOの実践経験を積むことも独学で可能です。たとえば、自分でWebサイトやブログを開設してSEO対策を行い、検索順位の変化を観察することができます。
SEOツールの中には無料版を提供しているものもあり、費用を抑えながらWebサイト分析やキーワード調査を行うことが可能です。分析ツールについては次の項目で具体的なサービスを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
SEOを独学するためのロードマップ
SEOを独学で学ぶ際は、最初にロードマップをイメージすることが大切です。ロードマップがあれば、目標までの道筋が明確になり、モチベーションを維持しながら学習を進めやすくなります。
ここでは、初心者がSEOのスキルを段階的に身につけるための道筋を紹介します。ロードマップに沿って学習を進め、SEOの基礎から応用まで体系的に習得していきましょう。
基礎知識を学ぶ
SEOの独学を始める際は、まずは基礎知識を学びましょう。基礎をしっかりと固めることで、その後の学習がスムーズに進みます。
SEOの基礎知識には、検索エンジンの仕組みやSEOに関連する用語、Webサイトの構造、被リンクの重要性などが含まれます。以下には、SEOの基本的な用語がまとめられているので、参考にすると良いでしょう。
SEO最新用語集|株式会社ディーボ
独学する際は、新しい用語に出会うたびにメモを取り、その意味を調べることで知識を定着させられます。
分析ツールの使い方を覚える
SEOを独学する際は、分析ツールの使い方を覚えることも欠かせません。分析ツールを使うことで、Webサイトの現状を客観的に把握し、データに基づいたSEO対策を行えます。
以下では主な分析ツールの例を紹介するので参考にしてください。
Google Analytics
Google Analyticsは、Webサイトのトラフィックデータを分析するためのツールです。Google Analyticsを使えるようになることで、サイトへの訪問者数や滞在時間、ページビュー数などの指標を把握できるようになります。
たとえば、ユーザーの滞在時間が短い場合は、ユーザーの検索意図を満たせるコンテンツになっていない可能性があります。その場合は、ユーザーの検索意図を再考する、ユーザーが知りたいと思う関連情報を加えるなど、指標をもとに改善策を考えることができるでしょう。
Google Analyticsの公式ヘルプセンターでは、初心者向けのスタートガイドが提供されています。まずはこれらの資料を参考に、基本的な設定方法やレポートの見方を学びましょう。
参考:
Google アナリティクスについての学習を始める|Google
アナリティクスヘルプ|Google
Google Search Console
Google Search Consoleは、自身のWebサイトが検索結果でどのように表示されているかを確認できるツールです。このツールを使いこなすことで、サイトのインデックス状況や外部リンクなどの情報を得られます。
外部リンクとは、他のWebサイトから自サイトへのリンクのことで、検索エンジンがサイトの信頼性を評価する指標の一つとなります。外部リンクの状況を確認できれば、施策の方向性が定まりやすくなるでしょう。
Google Search Consoleの使い方を学ぶ際は、公式のYouTubeチャンネルにある動画チュートリアルが役立つでしょう。実際の画面を見ながら操作方法を学べるため、直感的に理解しやすいはずです。
参考:
Google Search Console|Google
Search Console Training|Google
GRC
GRCは、有限会社シェルウェアが提供する検索キーワードの順位を調査できるツールで、直近の順位変化だけではなく、過去の変化も確認できます。
実施したSEO対策の内容を記録し、グラフ上で閲覧できるため、施策の効果を視覚的に確認しやすいのが利点です。
また、検索順位チェックツールGRCモバイルを使えば、スマートフォンにおける検索順位の確認もできます。
参考:
Google/Yahoo/Bing 検索順位チェックツールGRC|SEOツールラボ
検索順位チェックツールGRCモバイル|SEOツールラボ
自分でWebサイトをつくって実践する
SEOの知識を実践に移すには、自分でWebサイトを作成するのが効果的です。実際にWebサイトを運営することで、学んだ理論を試し、その効果を直接確認できます。
Webサイトの作成には、WordPressなどのCMSを利用するのがおすすめです。CMSとは、Content Management Systemの略で、Webサイトのコンテンツを簡単に作成、管理、公開できるシステムです。CMSを使えば、プログラミング言語の知識がなくてもWebサイトを作成・更新できます。
Webサイトをつくる際は、テーマを決め、関連するキーワードを選定し、それに基づいてコンテンツを作成していきましょう。その過程で、タイトルタグやメタディスクリプションの最適化、内部リンクの構築など、さまざまなSEO技術を実践することができます。
参考:WordPress|WordPress.com
効果を検証し改善を繰り返す
WebサイトをつくってSEO施策を実施した後は、施策の効果を定期的にモニタリングし、必要に応じて改善を行いましょう。
検索エンジンのアルゴリズムは常に変化しており、ユーザーの検索行動も変化する場合があります。一度効果があった施策も時間の経過とともに効果が薄れていく可能性があるため、定期的な改善が必要です。
前述した分析ツールを使って得られたデータを基に、効果が出ている施策とそうでない施策を見極め、戦略の微調整を行います。
最新のトレンドやアルゴリズムの更新情報に注意を払うことも忘れないようにしましょう。
【勉強方法は?】SEOを独学するための方法
SEOを独学で学ぶ方法はさまざまですが、自分に合った学習方法を選択することで効率的に知識を身につけられます。
ここでは、SEOを独学するおすすめの方法をいくつか紹介するので参考にしてください。
SEO関連の書籍を活用する
SEOを独学する上で、書籍は有効な学習ツールです。書籍には体系的な情報がまとめられているため、SEOの基礎から応用まで段階的に学ぶことができます。
初心者向けの入門書から上級者向けの専門書までさまざまなレベルの書籍が出版されているので、自分の知識レベルに合わせて適切な書籍を選びましょう。
以下では、これからSEOを独学する方におすすめの書籍をまとめました。
タイトル(著者、出版社) | 内容 |
---|---|
10年つかえるSEOの基本(土居健太郎、技術評論社) | 知識ゼロのすずちゃんと専門家の土居先生のかけあいでSEOの基本を学べる |
検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書(渡辺隆広、翔泳社) | 日本におけるSEO分野の第一人者・渡辺隆広氏による著作。検索エンジンの仕組みを学べる |
入門SEOに効くWebライティング(宮嵜幸志・中島健治・石村浩延、SBクリエイティブ) | SEOの基礎とSEOの効果を高めるライティングについて学べる |
Webメディアの学習コンテンツを活用する
SEOを独学するための方法として、Webメディアの学習コンテンツの活用も挙げられます。インターネット上には、SEOに関する情報が豊富に存在し、Webサイトやブログ記事、動画など、さまざまな形式で学習することができます。
具体的には、以下のようなGoogleの公式ガイドラインやSEOの情報サイトが参考になるでしょう。
Googleのガイドライン | ・検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド ・Google 検索の基本事項 ・品質評価ガイドライン ※英語 |
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SEOの情報サイト、ブログ | ・海外SEOブログ(運営:鈴木謙一) ・SEO Japan(運営:アイオイクス株式会社) ・ディーボのSEOラボ(運営:株式会社ディーボ) |
資格取得を目指す
資格取得を目指すことも、独学でSEOのスキルを身につける方法の一つです。資格取得のための学習プロセスを通じて、SEOの知識を体系的に学べるでしょう。
SEOに関連する資格としては、SEO検定やSEOマーケティングアドバイザーなどがあります。また、より広範なデジタルマーケティングスキルを証明する資格として、ネットマーケティング検定などの資格もあります。
資格取得を目指す際は、単に合格を目標とするのではなく、学習プロセス自体を重視することが大切です。資格の学習内容を実際のWebサイト運営に応用することで、より実践的なスキルを身につけられるでしょう。
SEOを含むマーケティング系の資格について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
マーケティングの資格おすすめ11選!目的別に比較、取得時のコツも解説
参考:
SEO検定|一般社団法人全日本SEO協会
SEOマーケティングアドバイザー|一般社団法人日本技能開発協会
ネットマーケティング検定|サーティファイ Web利用・技術認定委員会主催 ネットマーケティング検定
セミナーを受講する
SEOを独学する方法の一環として、セミナーを受講するのも良いでしょう。セミナーでは、SEOの専門家から直接学ぶことができ、最新のトレンドや実践的なテクニックを習得できます。
オフラインで開催されるセミナーでは、ほかの参加者と交流し、さまざまな視点や経験を共有できます。一方、オンラインセミナーは、場所や時間の制約なく参加できるため、自分のペースで学べるのがメリットです。
これからSEOを学ぶ方には、一般社団法人全日本SEO協会が主催する以下のセミナーがおすすめです。
ほかにも、SEO対策サービスを提供する企業がセミナーを開催していることがあるので、興味がある方は調べてみましょう。
SEOを独学で習得したあとに目指せる職種や働き方
SEOを独学で習得した後は、スキルを活かしてさまざまな職種や働き方を選択できます。
ここでは、SEOスキルを活かせる主な職種や働き方について詳しく解説するので、今後のキャリアを考える参考にしてください。
SEOコンサルタント
SEOコンサルタントは、企業やWebサイト運営者に対して、SEO戦略のアドバイスを提供する専門家です。
SEOコンサルタントの主な業務には、キーワード分析やコンテンツ戦略の立案、技術的なSEO改善の提案などが含まれます。また、クライアントに対してSEOの必要性を説明し、施策の効果を報告することもSEOコンサルタントの役割です。
SEOコンサルタントには、SEOの知識だけでなく、クライアントとのコミュニケーション能力や、データ分析力、プレゼンテーション能力などが求められます。独学でSEOを学んだ後、これらのスキルを磨くことで、SEOコンサルタントとして活躍できる可能性が出てくるでしょう。
Webディレクター
Webディレクターは、Webサイト制作プロジェクトの全体を管理・監督する職種です。要件定義からチームメンバーへの指示、進捗管理まで、サイト制作に関わる幅広い業務を担当します。
SEOスキルを持つWebディレクターは、サイトの設計段階からSEOを考慮したプランニングができることが強みになります。SEOの知識を活かすことで、検索エンジンに理解されやすいサイト設計や、ユーザーと検索エンジンの両方に最適化されたコンテンツの立案が可能になるでしょう。
Webディレクターとして活躍するには、プロジェクトマネジメント能力やデザインセンス、マーケティングの知識も必要です。Webディレクターを目指す場合は、SEOの知識とともにこれらのスキルの習得を目指しましょう。
フリーランス
SEOを独学で習得した後は、フリーランスとして働く選択肢もあります。フリーランスとは、特定の企業に所属せず、独立して仕事をする人のことです。
近年は多くの企業がSEO対策に力を入れているため、SEOの専門知識があれば独立できる可能性が出てくるでしょう。
フリーランスの魅力の一つは、自由度の高さです。フリーランスは自分の裁量で受注する案件を選ぶことができ、案件によっては場所や時間にとらわれない働き方が可能です。
「フリーランスになると収入が不安定になりそうで不安」という人も多いですが、フリーランス向けのエージェントを使えば継続的に案件を受注できる可能性が高まります。
レバテックフリーランスでは、SEO関連の案件の提案を行っているので、独立を検討している方はぜひご相談ください。スキルに合った案件の紹介はもちろん、キャリア相談や参画中のヒアリングまで手厚いサポートを受けられます。
フリーランスと会社員の違いや独立までの流れについては、下記の記事を参照してください。
フリーランスの始め方ガイド!5ステップで分かりやすく解説
※本記事は2024年10月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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