フリーランスの始め方ガイド!5ステップで分かりやすく解説

昨今増えているフリーランス。しかし、始め方の基本が明確にあるにも関わらず、何から始めるか知らずにフリーランスデビューし、すぐに廃業する人も一定数います。

そこで、フリーランス登録者数No.1のレバテックが、始め方や独立前の準備内容や手続きを分かりやすく解説していきます。フリーランスの活動をスムーズに開始し継続させていくためにも、ぜひ参考にしてください。

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目次

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フリーランスとは?会社員との違いや働き方を解説

フリーランスについて、そもそもの定義をはじめ、個人事業主や会社員との違いを解説します。さらに、案件や契約の種類など、フリーランスの働き方についても紹介します。

フリーランスの定義

「フリーランス」とは、企業に所属せず、個人で仕事を請け負うワークスタイルのことです。フリーランスは法令用語ではないため、厳密な定義はなく、個人で仕事をする自由な働き方の総称となっています。職種も様々で、エンジニア、デザイナー、コンサルタントなど幅広い職業でフリーランスが活躍しています。

フリーランスの定義に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスとは?おすすめの職種・仕事内容・必要な準備について解説

個人事業主との違いは?

フリーランスと似ている言葉に「個人事業主」があります。個人事業主の定義は「会社などの法人を設立せず個人で事業を営んでいる人のうち、開業届を提出している人」です。

つまり、広く一般的にフリーランスと呼ばれている人のうち、開業届を出している一部の方が個人事業主にあたるといえます。

フリーランスと個人事業主の違いをより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランス・自営業の違いは?定義や収入、働き方をわかりやすく解説

会社員との違いは?

会社員は勤務先企業と直接の雇用契約を結びます。一方で、フリーランスは案件ごとに契約を結ぶ業務委託契約です。フリーランスはクライアントに直接雇用されていないため、就業規則が適用されず、指揮命令もされません。

フリーランスの働き方

フリーランスの働き方を解説します。フリーランスが受ける案件には、「リモート案件」と「常駐案件」が主にあります。また、フリーランスは案件ごとに業務委託契約を結びますが、業務委託契約には「委任契約」と「請負契約」の二種類があります。

リモート案件と常駐案件

フリーランスの受ける案件には、「リモート案件」と「常駐案件」があります。

「リモート案件」では、自宅やコワーキングスペースなどオフィス外で仕事をします。仕事をする場所や時間を好きに決められるのがメリットです。自由度が高い分、自己管理力の高さが必要になるのがデメリットでしょう。

「常駐案件」では、企業に出社し仕事をします。問題が発生した際に周りのメンバーと直接相談しながら進められる点がメリットです。一方で、企業に常駐する形になるので、フリーランスとしての自由度はやや下がるかもしれません。

委任契約と請負契約

フリーランスが結ぶ業務委託契約には、「委任契約」と「請負契約」があります。

「委任契約」は、業務の遂行そのものに対価が払われる契約形態です。ただし、いい加減な仕事をしてもいいわけではありません。委託された業務に対して、専門家として必要とされる知識や経験を用いて業務にあたることが求められるからです。また、報酬の請求権が発生するタイミングは、業務を遂行したときです。

「請負契約」は、納品物の完成など仕事の成果に対して対価が支払われる契約形態です。そのため、フリーランスには仕事を完成させる義務があります。報酬の請求権が発生するのは、クライアントが想定していた成果をフリーランスが出せたときです。

業務委託契約に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
業務委託契約とは?委任契約・請負契約の違い、締結時の注意点なども解説

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フリーランスの始め方5ステップ

フリーランスの始め方を5ステップに分けて解説します。ステップ毎に必要な時間の目安も紹介するので、フリーランスとして活動を始めたい時期から逆算して行動をすると良いでしょう。

フリーランスとして独立するまでの期間の目安として、経験者は約3ヶ月、未経験者は1年以上あると良いでしょう。

【STEP1】キャリアプランをたてる

フリーランスとして活動する前に、キャリアプランを明確にして、独立後は実現するための行動を取るのが大切です。無計画のまま独立をすると、必要なスキルや、やるべきことが把握できず思ったような活躍ができないかもしれません。継続して案件を獲得することが難しくなり、収入が頭打ちになることも考えられます。

フリーランスは実力で評価されるため、まずはその道のプロフェッショナルとしてやっていける自身の強みを見つけましょう。そして、市場動向も見ながら身につけるべきスキルや、どのように働いていくのか決めていきます。併せて、目標とする年収も定めておくと良いでしょう。

フリーランスとして独立を検討し始めたタイミングと同時にキャリアプランもたてます。約1〜3週間を目安にしましょう。今後の活動方針になるので、曖昧ではなく詳細に考えてください。将来目指す姿から逆算し、計画に沿って行動をすれば理想のキャリアを歩んでいけます。

【STEP2】スキルを磨く

フリーランスとして働き方の方向性が決まったら、活躍するために必要なスキルを磨いていきます。フリーランスが仕事を獲得する際、実力やスキルを基にクライアントは仕事を任せられるかどうか判断します。そのため、書籍やWebサイトを活用したり、スクールに通うなどしてスキルに磨きをかける必要があります。

フリーランスになってからスキルを身につけていては、案件に求められるレベルには至りません。独立前の会社員のうちからスキルアップに励んでおくのが得策です。キャリアプランをたて始めるのと同時にスキルアップも始めましょう。スキルアップに要する期間は終わりを決めず、フリーランスとして独立したあとも継続して取り組むべきです。

【STEP3】案件を探す

フリーランスとして独立しても、仕事がなければ意味がありません。キャリアプランをたてるなどの最低限の事前準備ができ次第、案件探しを行いましょう。

案件を探す方法としては、フリーランスエージェントやクラウドソーシングの活用、知人の紹介などがあります。詳しい方法に関しては、後述するのでぜひ参考にしてください。

【STEP4】退職準備をする

会社員からフリーランスになる場合は、退職手続きと、それに伴う保険や年金の手続きもする必要があります。一般的に、退職の申告は原則1ヶ月前とされている場合が多いです。業務の引継ぎ等もあるため、ぴったり1ヶ月前ではなく、フリーランスになると決めたタイミングで早めに申告すると良いかもしれません。

健康保険の切り替え手続きをする

会社員からフリーランスになる場合は、会社員時代に加入していた会社の健康保険から、国民健康保険への加入に切り替える必要があります。切り替えには、保険の資格喪失証明書、印鑑、本人確認書類をもって、市区町村役場の窓口にて手続きを行いましょう。

また、国民健康保険のほかに、文芸美術健康保険組合や、2年間のみですが会社の健康保険を継続することもできます。文芸美術健康保険組合は、Webデザイナーやイラストレーターなど文芸や美術といった著作に関わる仕事をしている人を対象とした保険です。

フリーランスの健康保険に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスの健康保険とは?安くする方法や国保以外も紹介

年金の切り替え手続きをする

退職後は、会社員時代に加入していた厚生年金から、国民年金に切り替える必要があります。離職票、年金手帳、印鑑、身分証を持って、市区町村役場の窓口で手続きを行いましょう。退職後14日以内に手続きを行う必要があることに注意です。

国民年金の手続きに関しては、以下をご覧ください。
参考:国民年金に加入するための手続き|日本年金機構

【STEP5】開業届を提出する

任意ではありますが、事業開始後1ヶ月以内に税務署に開業届を提出しましょう。しかし、確定申告において青色申告をしたい場合は、開業届を提出する必要があります。併せて、青色申告承認申請書の提出も忘れずに行いましょう。

開業届の書き方に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスの開業届の書き方と記入例|提出するメリットなども解説

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フリーランスを始める前に準備するべきこと

フリーランスとしてスタートする前に、いくつか準備しておくべきことがあります。

  • 数か月生活できるくらいの貯蓄
  • ローンやクレジットカードの申請
  • 請求書のひな型の作成
  • 帳簿の準備
  • 名刺・ポートフォリオの作成

数か月生活できるくらいの貯蓄

フリーランスを始めてから、すぐに仕事を獲得できない可能性もあります。収入がゼロの場合は、貯蓄を削って生活しなければなりません。そのため、収入がなくても数ヶ月はゆとりを持って暮らせる程度の金額を蓄えておくと安心です。

ローンやクレジットカードの申請

フリーランスは案件ごとに単価が異なるので、収入が変動的です。契約があってもいつまで継続されるかの保証はなく、社会的な信用を得るのが会社員よりも難しい面があります。

そのため、ローンやクレジットカード、不動産といった金銭関係の申請が通りにくい傾向があります。これらはフリーランスになる前に申請しておき、無事審査を通過してから独立するのがおすすめです。

請求書のひな型の作成

フリーランスとして働く中で、請求書を用いてクライアントに請求を行う場合があります。そのため、請求書のひな型をあらかじめ作成しておくと良いでしょう。自分でゼロから作成してもいいのですが、インターネットで無料のテンプレートを活用しても良いです。

また、近年はオンラインで電子データをやりとりすることも増えているため、電子印鑑も作成しておくと役立つかもしれません。

帳簿の準備

フリーランスは、確定申告のために帳簿をつける必要があります。帳簿は、収入や支出を記録して取引やお金の流れを明確に把握するための書類です。

帳簿は会計ソフト等を利用して自分でつけたり、税理士に依頼する方法があります。確定申告前に慌てて記帳することがないよう、日頃から記帳する癖をつけておきましょう。

帳簿の記帳方法に関しては、
参考:帳簿の記帳のしかたー事業所得者用ー|国税庁

名刺・ポートフォリオの作成

フリーランスは自分で仕事を獲得する必要があり、その際に重視されるものが名刺やポートフォリオです。

名刺は、人脈の構築や案件の獲得にも役立つため、フリーランスでも持つべきです。名刺を持っていることでビジネスマナーが備わっている人物と示すことができ、クライアントからの信頼にも繋がります。

ポートフォリオとは、自身の経歴やスキルはもちろん、これまで携わってきた仕事の実績などを載せるものです。仕事を発注するクライアントは、このポートフォリオをもとにフリーランスを判断することも多いため、アピールのためにもしっかりと作りこむ必要があります。

名刺やポートフォリオの作成方法に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスも名刺が必要!デザインのヒントや作成方法を紹介
フリーランスのポートフォリオ作成方法|エンジニアやデザイナーの見本あり

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フリーランスが仕事を探す5つの方法

フリーランスの案件獲得方法を5つ紹介します。それぞれのメリットとデメリットも解説するので、自分にあった方法を見つけましょう。

クラウドソーシングを活用する

クラウドソーシングは、案件を発注したい人と受注したい人をWeb上でマッチングするサービスです。掲載されている案件は難易度が比較的低いものが多いため、フリーランスデビューしたての人が実績を積んでいくのにおすすめです。

受注ハードルが低いため案件を獲得しやすいのがメリットですが、その分、単発案件が多く単価も低めに設定されているのがデメリットです。駆け出しフリーランスのうちはクラウドソーシングを使い、実績ができたらほかの方法でも仕事を探すのが良いでしょう。

知人から紹介してもらう

友人や前職の同僚、取引先など、周りの人の紹介で案件を獲得する方法もあります。フリーランス白書2023によると、フリーランスの仕事の獲得経路として最も多かったのが「人脈」で70.6%でした。独立時には、フリーランスになったことを周りに伝えておくと、案件を依頼される可能性があるかもしれません。

既に知っている人からの紹介なので、信頼関係を築きやすいのがメリットです。一方で、知っている人だからこそ単価交渉がしにくかったり、業務でのトラブルがその後の信頼関係に影響を与えてしまうリスクもあります。知人からの紹介で案件を受ける際は、トラブルや人間関係に気を配る必要があるでしょう。

参考:「フリーランス白書2023」|一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会

SNSやブログで営業活動をする

フリーランスの案件獲得方法として、SNSやブログで自身のスキルや実績を発信する方法があります。継続的に発信をすることで、人材を探しているクライアントの目に止まるかもしれません。

ジャンルを問わず不特定多数に向けて発信できる点がメリットですが、インターネット上での発言は炎上に発展する場合もあるのがデメリットです。SNSやブログを運営する際は、投稿内容に注意してください。

フリーランスのブログ運営に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスにブログは必要?お手本や運営のメリット、開設方法

フリーランスエージェントを活用する

フリーランスエージェントは、多数の案件を保有しており、その中から経歴やスキル、希望にあった案件を提案してくれます。クラウドソーシングより単価が高めの案件や、契約期間が長い案件が多い傾向があります。

案件の紹介から契約交渉まで一貫して請け負ってくれるのがメリットです。しかし、エージェントが保有する案件は単価が高い分、一定のスキルや経験を求められるケースがあります。フリーランスとしての実績がある方におすすめです。

レバテックフリーランスは、IT・Web業界に特化したフリーランスエージェントです。希望の条件や経験をもとに、IT・Web業界に精通したプロのコーディネーターが案件を提案します。登録は無料なため、まずはフリーランスの始め方に関しての相談からでも可能です。お気軽にご利用ください。

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オンラインサロンやコミュニティに参加する

フリーランスとして案件を獲得するために、オンラインサロンやコミュニティへの参加もおすすめです。同業者とのつながりから、仕事の受注に発展するケースが多くあります。

新たな人脈ができたり、同業者に悩みを相談できる点がメリットですが、参加には費用がかかる場合があります。参加時にはできる限り多くの人と会話をし、名刺・連絡先の交換をするなど有効活用できるようにしましょう。

その他のフリーランスの仕事の探し方に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスの仕事の探し方10選!準備するべきことや継続して案件を獲得するコツも紹介

フリーランスに多い職種を紹介

フリーランスに多い職種をまとめました。今後フリーランスを始める際の参考にしてください。

ITエンジニア

ITエンジニアには、プログラマーやWebコーダー、システムエンジニア(SE)などの種類があります。

近年は多くの企業がITを導入しており、いずれも需要が高い職種です。フリーランスの案件の中でも、ITエンジニアの案件は単価が高い傾向があります。エンジニア系の職種はプログラミングスクールやWeb教材が充実しているため、専門の学校に行くほか、教材を使って独学も可能です。

フリーランスのエンジニアに関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスエンジニアとは?会社員との違いやIT職種、会社員との違い

ライター

ライターは依頼された内容に沿った文章を書く仕事です。ライターには取材ライターやコピーライターなどさまざまな職種があります。資格や経験がない未経験者でもチャレンジしやすく、クラウドソーシングサイト上で比較的簡単に案件を見つけられます。

特にWebライティングの案件では、専門性の高い記事であるほど報酬が高い傾向にあります。案件によっては、検索結果の上位にサイトを表示させるSEOの知識を求められることもあるでしょう。

デザイナー

デザイナーの例として、グラフィックデザイナーやWebデザイナーが挙げられます。グラフィックデザイナーはパンフレットやチラシといった広告のほかCG、ロゴなどのデザインを行う職種です。Webデザイナーは、クライアントのニーズに沿ったWebサイトのデザインやコーティングを行う職種です。

最低限必要になるのはIllustrator、Photoshopといったグラフィックソフトや、HTML、CSSなどの知識・スキルになります。

Webデザイナーの仕事内容に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスWebデザイナーの仕事のリアル|会社員との違いや単価相場について徹底解説

イラストレーター

イラストレーターは、クライアントからの要望に応えイラストを描く仕事です。媒体の種類は広告や本、ゲーム、アニメなどさまざまで、人気が出ればグッズ販売につながる可能性があります。

しかし、ただイラストが上手ければ良いわけではありません。クライアントのニーズを汲み取るコミュニケーション力や、ニーズを反映できるスキルが必要です。オリジナリティも求められるので、柔軟な発想力が欠かせません。

フリーランスのイラストレーターの働き方に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:フリーランスのイラストレーターになるには?平均年収の目安や仕事の取り方も紹介

ブロガー・アフェリエイター

ブログやSNSの投稿記事内にURLを掲載して広告収入を得るのが、ブロガーやアフィリエイターの仕事です。ブロガーやアフィリエイターとして収入を得るには、投稿記事内に配置した広告をクリックしてもらわなくてはなりません。

クリック以前に記事を見つけてもらえるかや読んでもらえるかは、ライティングスキルやマーケティングが試されるところです。時間と労力をかけても一切収入が発生しないリスクもあります。そのため、まずはブログやSNSの人気をあげ、集客から行う必要があるでしょう。

フォトグラファー

フォトグラファーは、結婚式場やイベント運営会社、広告代理店、デザイン会社、雑誌編集部などで商品や人の写真撮影を行います。ほかに、個展や写真集制作といったアート作品で収入を得るフリーランスもいますが、これだけで生計を立てられる人は一握りです。

アート作品で生活していきたい人は、個展準備・写真集制作と並行して他の仕事も行い収入を得る必要があるでしょう。いずれにせよ、撮影・表現・編集技術やコミュニケーションスキルが必要です。

翻訳家

翻訳家は外国語を日本語に、または日本語を外国語に翻訳する職種です。世界共通言語である英語の翻訳案件が多めとなっていますが、英語以外にも中国語やフランス語、イタリア語、スペイン語などの需要も高いです。

語学力とインターネット環境があれば案件を獲得できます。しかし、ほかの翻訳家と差をつけるには、より分かりやすく書ける文章力やオリジナリティある表現力が必要となるでしょう。

その他のフリーランスの職種について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスの仕事とは?種類や内容、未経験で目指せる職種一覧

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フリーランスに向いている人はこんな人!

誰でもフリーランスになることはできますが、フリーランスには適正があります。自分がフリーランスに向いているかどうか、事前にチェックしておくべきでしょう。向いている人に共通する特徴は以下のとおりです。

  • 自己管理能力が高い
  • 向上心が高い
  • コミュニケーションスキルが高い

自己管理能力が高い

フリーランスには、進捗管理をしてくれるような上司がいません。そのため、どんなスケジュールで案件を進めるかや、どれだけ働くかは自分で管理する必要があります。案件を受けすぎて納期に間に合わなかったり、仕事のクオリティが下がってしまってはクライアントの信頼も失いかねません。安定して稼ぐためには、計画的に仕事をこなしていける能力が必要でしょう。

また、身体が資本であるフリーランスにとっては体調管理も重要です。フリーランスには有給休暇などもないため、ワークライフバランスには気を配り、会社員より体調管理に気をつける必要があります。

自分の中で決めたルールを守ることができたり、スケジューリングが得意で自己管理ができる人はフリーランスになっても活躍することができるでしょう。

向上心が高い

フリーランスは、良くも悪くも頑張った分だけ収入を増やすことができます。会社員の場合は、年数をかけて少しずつ昇給をしていくケースが多いですが、フリーランスであれば実績やスキル次第で収入を増やすことが可能です。

フリーランスとして活躍し続けるためには、継続して案件を獲得できるようになっても常にスキルを磨き続ける必要があります。最新の情報をインプットし、新しいスキルを身につけようとする向上心が大切です。

向上心が高く、常にスキルアップを欠かさない学習意欲がある人は、フリーランスに向いているといえるでしょう。

コミュニケーションスキルが高い

フリーランスは、クライアントのニーズを汲み取った仕事をすることが大切です。そのため、クライアントの要望を適切に理解するヒアリング力とコミュニケーション力が大切です。

さらにフリーランスは、自分で仕事を獲得していく必要があります。自分のスキルや実績をアピールする場面や、単価交渉の場面でも高いコミュニケーション力が役立つでしょう。

自分の意思を正しく相手に伝え、相手の気持ちを理解できるコミュニケーション力がある人は、フリーランスとして活躍しやすいでしょう。

自分がフリーランスに向いているか客観的に確かめる方法を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスに向いている人の特徴|会社員と悩む場合の適性診断

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フリーランスになった人にきいた!独立した理由や苦労したことは?

実際に会社員からフリーランスになったエンジニアのK.Fさんに話を聞きました。フリーランスとして独立を決意した理由や、実際フリーランスになってみてからの感想を紹介します。

ー フリーランスになった経緯を教えてください。

SES会社に社員として勤めていましたが、入った現場の一つに、フリーランスエンジニアとして参画していた方がいました。その方がきっかけで、会社員の働き方との違いに興味を持つようになりました。

フリーランスエージェントの面談を受けてみましたが、話を聞く中で「意識やスキルが高いからといった理由だけでなく、会社員の働き方に違和感を持ってフリーランスになる人も意外と多いのでは?」と感じました。「会社員だけが『普通の働き方』じゃないのかもしれないな」と…。

僕自身もフリーランスにすごく魅力を感じたというよりは、会社員との違いに興味があって「とりあえず1回やってみよう」と転向したんです。やってみて向いていなかったら、また会社員に戻れば良いかと思っていました。

実は、会社での人間関係や評価制度にもなんとなく疑問を感じていました。会社の人間関係には良い面があるのも分かりますが、ストレスが溜まることもあります。評価に関しても、何をもって判断しているのか疑問でした。特に僕のようなSESだと、客先で成果を出しても評価されるのは自社の人だったりしたので…。

ー 実際フリーランスに転向してみてどうですか?

人間関係のストレスが少なく、フリーランスを続けられている一番の理由でもあります。案件が変われば人も変わるので、人間関係が固定化していた会社員のころより、フリーランスの今の方が気楽です。

フリーランスになると、保険や年金で出ていくお金が多くなるイメージがありました。実際イメージ通りでしたが、個人的にはお金が出ていく不安よりも、人間関係のストレスが少ないフリーランスで働ける幸せの方が大事ですね。

あと確定申告が大変そうだなと懸念していましたが、会社員が年末調整するときの手間とそれほど変わらないと思いました。

フリーランスのメリットとデメリットに関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【体験談あり】フリーランスのメリット・デメリットは?実情や適正も解説

ー これからフリーランスに転向するか迷っている人にアドバイスがあればお願いします。

フリーランスは決してキラキラした存在ではありません。頑張って目指すものというよりは、今の自分の選択次第でなれるのがフリーランスだと思います。

自力で案件を獲得するのが大変だと思う人は、「営業はエージェントに頼めばOK」「また会社員に戻ることもできるから」と考えれば、一歩を踏み出しやすくなるのではないでしょうか。

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フリーランスの始め方に関してよくある質問

フリーランスの始め方に関して、よくある質問をまとめました。

個人事業主とフリーランスの違いは何ですか?

フリーランスは副業を含めた自由な「働き方」で、個人事業主は継続して事業を行う個人の「税法上の区分」を意味します。

フリーランスは個人で仕事を受注すると、誰でも名乗ることができます。個人事業主になるには開業届を提出する必要があります。

開業届に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスは開業届の提出が必要?出さないとデメリットが多いので要注意

フリーランスになるのに必要な手続きを教えてください

屋号が欲しい方や青色申告をしたい方は、開業届や青色申告承認申請書などを税務署へ提出します。開業届や青色申告承認申請書の提出は任意ですが、青色申告がしたい場合は必須です。

また、前職から退職しフリーランス活動のみで生活する場合は、国民年金と国民健康保険への切り替え手続きもしてください。

フリーランスは必ず屋号をつける必要がありますか?

フリーランスや個人事業主は必ず屋号をつける必要はありません。つけない場合は、開業届の屋号記入欄を空欄にして提出します。

フリーランスの屋号に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスの屋号ガイド|決め方やサンプル・ネーミング例

フリーランス1年目の収入はどれくらいですか?

フリーランス名鑑の調査によると、フリーランス1年目の年収は、「200万円以下」と回答した人が82%、「300万円台」が12%、「400万円台」が5%、となっています。

フリーランス1年目のほとんどが、仕事が見つからなかったり、単価の低い案件から受けているなどの理由で、年収200万円以下という結果でした。

副業でフリーランスを始めることはできますか?

勤め先の会社が副業を許可している場合は、副業としてフリーランス活動を行うこともできます。副業によって、収入アップやスキルアップが狙えます。一方で、働く時間が増えたり、副業での収入が20万円以上の場合は確定申告が必要になります。

副業を始める前には、会社の就業規定を必ず確認しましょう。

※本記事は2023年12月時点の情報を基に執筆しております。

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レバテックのCMギャラリーを公開しました。「あいてぃえんじにあ」を演じる賀来賢人さん、「うちゅうじん」を演じる八木 莉可子さんのキャラクター設定にも注目。過去のCM動画もまとめて見れるので、ぜひこの機会にご覧ください。

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最後に

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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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