マーケティングでフリーランスとして独立できる?なり方や案件獲得の方法 | レバテックフリーランス
マーケティングでフリーランスとして独立できる?なり方や案件獲得の方法
「営業がきつくなってきたので、営業のスキルが活かせそうなマーケティング分野で、フリーランスになって自分のペースで働きたい」「現職でマーケティングに携わっているが、もっと自由に働いてみたい」と考えている方はいませんか?
この記事では、フリーランスのWebマーケターになる方法を解説します。そもそもWebマーケターにはどんなスキルが必要なのか、フリーランスになる際の注意点なども解説します。フリーランスのWebマーケターを目指す方はぜひご覧ください。
目次
Webマーケターとしてスキルがあればフリーランスとして稼げる
Webマーケティングのスキルを持っていれば、フリーランスとして稼ぐことができるでしょう。
近年は、スマートフォンの普及やSNSの利用拡大により、消費者の購買行動がオンラインにシフトしており、多くの企業がWebマーケティングに注力しています。Webマーケティングの需要が高まっていることから、スキルがあるフリーランスマーケターを活用する企業も増えていくと推測することが可能だからです。
総務省の情報通信白書(令和5年版)で日本の媒体別広告費の推移を見てみると、2011年から2022年にかけて、インターネットの占める割合が増加してることが分かります。このことからも、Webマーケティングの需要の高まりが予想できるでしょう。
参考:情報通信白書 令和5年版|総務省
フリーランスのWebマーケターに必要なスキル・知識
フリーランスのWebマーケターとして成功するためには、必要なスキルや知識をあらかじめ理解しておくことが大切です。
ここでは、フリーランスのWebマーケターが身につけておきたいスキルを4つご紹介します。
SEOや広告運用などWebマーケティングの専門知識
フリーランスのWebマーケターにとって、SEOや広告運用などの専門知識は必要不可欠です。フリーランスは自らの専門知識や経験を活かして案件を獲得するため、専門知識がないと案件を継続的に受注できない可能性があります。
マーケティングの知識は、Udemyといったオンライン学習プラットフォームを利用して身につけられます。デジタルマーケティングの基礎を学習するには、Googleが公開している無料のGoogleデジタルワークショップも役立つでしょう。
Webマーケティングの知識を身につける方法について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
Webマーケティングの勉強方法7選!学習内容の詳細や成功の秘訣も紹介
参考:
Udemy|Benesse
Googleデジタルワークショップ|Google
情報収集力
フリーランスのWebマーケターには、情報収集力も必要です。常に変化するデジタルマーケティングの世界では、クライアントのニーズに合った提案をするためには、最新のトレンドや技術を把握することが大切です。
情報収集力を高めるには、以下のような方法があります。
- 業界関連のブログやニュースサイトを定期的にチェックする
- Webマーケティングに関する書籍や専門誌を読む
- オンラインセミナーやウェビナーに参加する
- 同業者と情報交換する
これらの方法を通して、新しい技術やツールについての情報を常にキャッチアップすることで、競争力を維持できるでしょう。
コミュニケーション能力
フリーランスのWebマーケターとして活動するには、コミュニケーション能力も大切です。クライアントのニーズに応えるためには、相手の要望を正確に汲み取る必要があるからです。
コミュニケーション能力を磨くには、まず相手の話に耳を傾ける傾聴力を身につけましょう。相手に共感を示しながら話を聞き、さらに質問をすることで、クライアントの要望を引き出し正確に理解することができます。
また、実施した施策とその結果をクライアントに説明する際にも、コミュニケーション能力が求められます。施策について説明する際は、相手の理解度に応じた説明方法を工夫することが大切です。専門用語を使う際は、その意味を分かりやすく説明することを心がけましょう。
マーケティング戦略の立案に必要な分析力
フリーランスのWebマーケターにとって、高い分析力は非常に重要です。データを正しく読み解くことで、クライアントのWebサイトやマーケティング施策の現状を的確に理解し、改善策を導き出せます。
分析力を向上させるには、アクセス解析ツールであるGoogle Analyticsなどのツールの使い方を習得したり、統計学の知識を身につけたりするのがおすすめです。
また、資格取得を通して、データ分析に必要な知識を身につけることもできます。データ分析に関連する資格について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
データサイエンティスト向け資格20選!難易度や取得の順番について解説
参考:Google アナリティクスについての学習を始める|Google
Webマーケティングでフリーランスになるためのロードマップ
Webマーケティングでフリーランスになるためには、次のような段階的なアプローチが必要です。
- Webマーケティングの基礎を学ぶ
- 副業や会社員として実務経験を積む
- ポートフォリオを作成する
- 案件に応募する
それぞれのステップについて、詳しく確認していきましょう。
フリーランスに必要なWebマーケティングの基礎を学ぶ
Webマーケティングでフリーランスになるためには、まず基礎知識を身につける必要があります。オンライン学習プラットフォームや書籍を活用して、SEOやリスティング広告などの基本的な概念や手法を学びましょう。
実践的なスキルを身につけるには、自分のブログを開設して運営する方法もあります。実際にブログを運営することで、読者のニーズに合わせたトピックの選定や、わかりやすい文章の書き方を試すことができるでしょう。
また、Google Analyticsなどのツールを使えば、ブログのアクセス数や滞在時間、流入元などのデータを分析する経験を積むことができます。
独立前に副業や会社員として実務経験を積む
Webマーケティングの基礎を学んだら、次は実務経験を積むことが大切です。実際の業務を経験することで、理論だけでは得られない現場のノウハウや最新のトレンドを学べます。実務経験を通して身につけた実践的なスキルは、フリーランスとして活動する際に強みとなるはずです。
可能であれば、現在の職場でWebマーケティング関連のタスクを担当すると良いでしょう。難しい場合は、副業として小規模なWebマーケティング案件を請け負うのがおすすめです。
案件を通して業界内の人々と交流することで、将来のクライアントや協力者となる可能性のある人々とのつながりを作れるかもしれません。
副業を行う際の注意点については、下記の記事を参照してください。
副業はバレる?要注意のタイミングや時期・ありえるトラブルのパターンを解説
独立後の案件獲得に向けてポートフォリオを作成する
フリーランスとして独立する前に、自身のスキルや実績を示すポートフォリオを作成しましょう。ポートフォリオとは、過去に手がけたプロジェクトや達成した成果、保有するスキルや専門知識をまとめた資料のことです。
ポートフォリオはWeb上に公開することで、より多くの人の目に触れる機会が増やせます。自身のWebサイトを作成するか、MATCHBOXなどのポートフォリオ専用のプラットフォームを利用するのがおすすめです。
参考:MATCHBOX|株式会社マイナビワークス
フリーランスのWebマーケターとして案件に応募する
フリーランスのWebマーケターとして案件に応募する際は、あらかじめ自己分析を行い、自分の強みや専門性を明確にしましょう。自分のスキルレベルを明確にすることで、自身の市場価値を把握でき、案件選びや報酬の交渉に活かせます。
クライアントに提出する応募書類には、希望する案件に特化した情報を盛り込むのがポイントです。面談の機会がある場合は、事前にクライアントの業界研究を行い、的確な質問や提案ができるよう準備しましょう。
フリーランスのWebマーケターが案件を獲得する方法
独立後にフリーランスのWebマーケターとして成功するには、継続的に案件を獲得する必要があります。
ここでは、マーケティング案件獲得の効果的な方法を紹介するので、参考にしてください。
フリーランスエージェントを活用する
フリーランスのWebマーケターが案件を獲得する方法としておすすめなのが、フリーランスエージェントの活用です。フリーランスエージェントとは、フリーランスと企業をマッチングし、案件紹介や契約サポートを行う仲介サービスです。
エージェントは多くの案件情報を持っているため、希望を伝えることで自分のスキルに合った案件を紹介してもらえます。また、面談の調整や契約時の条件交渉もサポートしてもらえるので、独立したばかりのフリーランスも安心して利用できるでしょう。
レバテックフリーランスでは、最新の業界動向や技術を理解した担当者がご希望にマッチする案件の提案を行っています。契約時のサポートはもちろん、参画中のフォローも行いますので、これから独立する方はぜひご相談ください。
以下では、レバテックが保有する案件の一例を確認できます。
Webマーケティングの求人・案件一覧
クラウドソーシングサイトでマーケティング案件を探す
フリーランスのWebマーケターがマーケティング案件を獲得するには、クラウドソーシングサイトを利用する方法もあります。クラウドソーシングサイトとは、インターネットを通じて仕事の発注者と受注者をマッチングするプラットフォームです。
クラウドソーシングサイトでは、自分で希望の案件を検索し、応募することができます。人気のあるクラウドソーシングサイトとしては、ランサーズやクラウドワークスが挙げられます。複数のサイトに登録することで、より多くの案件にアクセスできるでしょう。
知人・友人からマーケティング案件を紹介してもらう
知人や友人から紹介してもらい、案件を獲得することもできます。知り合いから案件の紹介を受けるメリットは、信頼関係がすでに構築されているため、交渉がスムーズに進みやすいことです。
知り合いから案件の紹介を受けるには、過去の職場の同僚や取引先と連絡をとり、自分がフリーランスのWebマーケターとして活動していることを周知しましょう。
現時点で人脈がない場合は、業界イベントやセミナーに参加し、新たな人脈を作るという方法もあります。
SNSでWebマーケティングに関する情報を発信する
SNSを活用してマーケティングに関する情報を発信し、案件の獲得につなげることもできます。SNSで専門分野に関する有益な情報を発信することで、クライアントからの信頼を得られ、案件の依頼につながる可能性が出てくるでしょう。
SNSを利用する際は、X(旧Twitter)やLinkedIn、Instagramなど、複数のプラットフォームを使い分けることで、より幅広い層にリーチできます。
情報を発信する際は、各プラットフォームの特性を理解し、適切なコンテンツを発信することが大切です。たとえば、Xはリアルタイム性が高いため、業界のトレンドについてコメントするのに向いています。
フリーランスでWebマーケターになる際の注意点
フリーランスのWebマーケターとして安定した年収を得るには、いくつかの注意点を覚えておく必要があります。ここでは、以下の4つの注意点について詳しく説明します。
- 独立前に十分な資金計画を立てる
- 常に学習しスキルアップを図る
- 参画している案件のスケジュールを管理する
- コミュニティに参加して横のつながりを持つ
独立前に十分な資金計画を立てる
フリーランスのWebマーケターとして独立する前には、十分な資金計画を立てることが大切です。独立直後は、安定した収入を得るまでに時間がかかる可能性があります。貯金があれば、経済的な不安を軽減し、案件の受注が安定するまでの期間を乗り越えられるでしょう。
独立前に、少なくとも半年から1年分の生活費を貯金しておくことをおすすめします。たとえば、月の生活費が20万円の場合は、最低でも120万円が目安です。
資金計画を立てる際には、以下の項目について毎月どれくらいの費用がかかるか計算しておくと良いでしょう。
- 固定費(家賃、光熱費、通信費など)
- 変動費(食費、交通費、娯楽費など)
- 事業経費(パソコン、ソフトウェア、オフィス用品など)
- 税金や社会保険料
フリーランスとして常に学習しスキルアップを図る
フリーランスのWebマーケターとして成功するためには、常に学習し、スキルアップを図ることが欠かせません。Webマーケティングの分野は、技術や手法が日々進化しています。
最先端の情報を知ることで、クライアントのニーズに応えるマーケティング戦略を提案できるようになり、フリーランスとしての競争力を維持できます。
新しい技術やトレンドに遅れをとらないよう、専門書や業界誌を購読したり、マーケティングの情報サイトをチェックしたり、定期的に情報収集を行いましょう。マーケティングの情報サイトには、MarkeZineやMARKETIMESなどがあります。
ほかには、マーケティングに関するオンライン講座や勉強会へ参加するのも良いでしょう。
参考:
MarkeZine|株式会社翔泳社
MARKETIMES|株式会社メディアリーチ
参画しているマーケティング案件のスケジュールを管理する
フリーランスのWebマーケターとして成功するためには、参画している案件のスケジュール管理も必要です。適切なスケジュール管理で納期を厳守することで、クライアントとの信頼関係を築け、リピート案件につなげられる可能性があります。
特に、複数のクライアントと仕事をする場合は、各案件の進捗状況を把握し、作業が遅れている案件がないか気を配りましょう。
スケジュール管理を行う際は、TrelloやAsanaなどのプロジェクト管理ツールを使うのが便利です。
スケジュールを設定する際は、日程に余裕を持たせるのがポイントです。スケジュールに余裕があれば、予期せぬ事態や急な依頼にも対応しやすくなります。また、締め切りに追われる焦りがなくなり、作業の質を高めることもできるでしょう。
参考:
Trello|アトラシアン株式会社
Asana|Asana
マーケティング関連のコミュニティに参加する
フリーランスのWebマーケターとして活動する上で、同業者とのネットワークを築くことは大切です。同業者と横のつながりを持つことで、最新の情報を交換できるほか、人脈を通じて新たな案件を獲得できる可能性が出てくるからです。
同業者の知り合いをつくるには、業界イベントやセミナーに参加したり、オンライン上のフリーランスコミュニティへの参加したりする方法があります。
また、コワーキングスペースの利用も同業者とのネットワーク構築に役立ちます。コワーキングスペースとは、フリーランスや起業家が集まって仕事をする共有オフィスです。実際に顔を合わせて交流できるため、オンラインでは得られない深いつながりを築ける可能性があるでしょう。
※本記事は2024年11月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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