フリーランスのポートフォリオ作成方法!エンジニアやデザイナーの見本あり | レバテックフリーランス
フリーランスのポートフォリオ作成方法!エンジニアやデザイナーの見本あり
「ポートフォリオをどのようにまとめればいいかわからない」「実績の見せ方はどうすればいい?」と悩むフリーランスは多いのではないでしょうか。
ポートフォリオには記載すべき項目がある程度決まっているため、お手本となるWebサイトや他者の成功事例を把握しておくとスムーズに作成できます。
この記事では、フリーランスがポートフォリオを作成する方法について解説します。役立つツールや、現役フリーランスのポートフォリオもまとめました。魅力的な内容にするコツや、実績が少ない方向けの作成方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

記事の監修者
泉澤 匡寛
レバテック代表執行役社長
同志社大学を卒業後、レバテックキャリアにてITエンジニアの採用支援、キャリア支援に従事。
IT人材不足に大きな課題感を持ち、新規事業の責任者としてIT特化型就職支援サービス「レバテックルーキー」や、プログラミングスクール「レバテックカレッジ」など、IT人材を増やす事業を開発。
2021年よりレバテック ITリクルーティング事業部部長として、事業戦略立案、採用、業務最適化など、レバテック複数ブランドの成長を多方面から牽引。
2025年4月にレバテック執行役社長に就任。
フリーランスのポートフォリオに載せる主な項目
ポートフォリオは、自身のスキルや実績を伝え、クライアントからの信頼を得るために作成します。そのため、求められる情報を分かりやすく整理して記載しなければなりません。
ここでは、職種共通の基本項目と、エンジニアやデザイナーが記載すべき項目について解説します。
職種を問わず記載する基本項目

まずは、エンジニアやデザイナーといった職種に関わらず、すべてのフリーランスが掲載しておくべき基本項目を紹介します。クライアントへのアピールになるため、掲載漏れがないようしっかりと確認しておきましょう。
フリーランス活動で必要となる履歴書・職務経歴書の作成手順については、下記の記事を参照してください。
フリーランスの履歴書・職務履歴書の書き方を解説!記入例やアピール・注意点
経歴やスキルを示すプロフィール
プロフィール欄には、これまでの職務経歴や保有スキルを整理して掲載します。クライアントがひと目で人物像を把握できるよう、短めの自己紹介や得意分野をわかりやすく書いておくのがおすすめです。連絡先やSNSアカウントへのリンク、noteやブログなどを設置するとスムーズな問い合わせにつながります。
スキルの習熟度に関しては、文章での説明に加えレーダーチャートや5段階の星印で示すと視覚的に把握しやすくなります。クライアントがひと目で把握できるよう、見せ方を調整してみてください。
未経験から独立を目指す場合は、学習意欲や過去の職歴で培った強みをアピールする工夫が必要になります。異職種での経験であっても、コミュニケーション能力やプロジェクト管理能力などはクライアントへ好印象を与えるからです。
目安となるサービス内容・料金
対応できる業務内容と料金の目安を記載しておくと、発注側は依頼の検討を進めやすくなります。Webデザインを例に挙げると、コーポレートサイト制作やECサイト制作、LP制作などをメニュー化すると良いでしょう。項目ごとに対応可能な作業範囲と単価の目安を併記しておくと、取引時のトラブル防止に役立ちます。
金額の設定に悩む場合は、同業者が提示している相場を調べる方法がおすすめです。目標とする月収から逆算し、必要な時給を算出する方法もあります。
過去の実績・作品
過去に手がけた実績や作品は、ポートフォリオで大きく注目される要素です。作品の画像とともに、以下の項目を整理して掲載しておくと良いでしょう。
- 該当URL
- 担当した案件名
- 公開年月
- 制作期間
- プロジェクトの規模
- 担当範囲・使用したツール
- 工夫したポイント
- 成果を示す数値
実績が多い場合、自信のある作品を10点ほど厳選して載せるのがおすすめです。評価の高い作品に絞り込めば、アピールしたい自身の強みをダイレクトに伝えやすくなるでしょう。
エンジニアが記載すべき項目

ITエンジニアのポートフォリオでは、単に作品を見せるだけでなく「どのような技術を使ってどう開発したか」を示す必要があります。クライアントが現場での活躍イメージを持ちやすくなるよう、記載する内容を精査していきましょう。
エンジニア向けポートフォリオの作成手順については、下記の記事でも詳しく解説しています。
エンジニアはどんなポートフォリオを作れば良い?記載内容や作り方を紹介
担当工程・役割
システム開発案件においては、自身がどのフェーズから関与したのかを明確に示す必要があります。クライアントは、これまで担当した工程や役割をもとに、自社で任せられる業務を判断するためです。要件定義から基本設計、詳細設計、実装、テスト、運用保守に至るまで、担当した領域を細かく記載しましょう。
チーム開発の事例では、テックリードやサブリーダー、メンバーといった立場も併記します。開発プロジェクトの中でどのように周囲と連携し、貢献したのかというエピソードも添えておくと、現場への適応能力を示すアピール材料となるでしょう。
開発環境・使用技術
扱える技術を提示し、即戦力として活躍できる領域をアピールします。たとえば、以下のように分かりやすく示すのがおすすめです。
- PythonやJavaなどのプログラミング言語
- ReactやSpring Bootといったフレームワーク
- AWSやGCPなどのクラウドインフラ
- データベースやCI/CDツールの使用経験
- Dockerによるコンテナ環境構築の有無
最新トレンドにも対応できる点をアピールすれば、高単価案件の獲得につながるでしょう。
技術選定の理由や工夫したポイント
ポートフォリオには、なぜその技術を選んだのかという理由や開発上の工夫も記載しましょう。クライアントは単にコードを書ける人ではなく、課題に応じて適切な技術を選択し、運用まで考慮して判断できるエンジニアを重視する傾向があるためです。
たとえば、言語やライブラリの採用理由、設計時に重視したポイント、パフォーマンスや保守性を考慮して工夫した内容などを記載すると、技術的な判断力や課題解決力を伝えやすくなります。
成果物を掲載する際は、GitHubのリポジトリURLもあわせて掲載し、実装内容や開発プロセスを確認できるようにすると、より具体的にスキルを伝えられるでしょう。
デザイナーが記載すべき項目

Webデザイナーやグラフィックデザイナーの場合、作品の見た目の美しさだけでなく、制作プロセスや思考の流れを伝える構成が求められます。クライアントはデザインのセンスだけでなく、ビジネス上の課題を解決できるかという点も重視する傾向があるためです。
ここでは、デザイナーとしてのスキルを伝えるために記載する項目について解説します。
担当範囲・制作期間
デザイン制作では、どの工程を受け持ったのかを明記しておきましょう。作業範囲が曖昧だと、実際のスキルレベルを正しく判断してもらえない可能性があります。ワイヤーフレーム作成からデザインカンプ制作、コーディング作業まで、担当領域を一覧で示すのがおすすめです。
また、制作にかかった時間やスケジュール調整で工夫した点に触れておくと、納期管理の能力を客観的にアピールできます。限られた期日の中で成果物を仕上げた実績があれば、プロとしての対応力を伝える材料にもなるでしょう。
使用ツール・制作環境
日常的に使っているデザインツールやコミュニケーション手段は、習熟度とあわせて整理して掲載します。現場で導入されている環境に対応できるかをクライアントが確認できるためです。FigmaやAdobe XD、Photoshopなどの実務経験年数や操作レベルを記載しましょう。
クライアントやエンジニアとの連携で用いたSlackやMiro、Notionなどのツールも含めておくと、チームで円滑に仕事を進められる柔軟性をアピールできます。
制作意図や工夫したポイント
デザインの見た目だけでなく「どのような課題を解決するために制作したのか」や「どのような意図で表現したのか」という制作意図を記載しましょう。制作の目的や課題に対してどのような工夫を行ったのかを示すことで、作品だけでは伝わりにくい考え方や自身の強みをアピールできます。
レイアウトや配色を決めた理由に加えて、サイト公開後の売上増加や問い合わせ数の変化といった実績も表現してみてください。
使いやすさや見やすさへの配慮は、デザインの説得力を大きく高めます。見た目以上の成果を生み出せるデザイナーだと示すために、制作の裏側にある工夫や狙いを丁寧に説明しましょう。
ポートフォリオを作るときの流れを3ステップで解説
ポートフォリオを作成する際は、3つの手順を意識して進める必要があります。どのような自分を見せたいのか戦略を練り、手順に沿って準備を整えていきましょう。
1.誰に・何を伝えたいのか目的を明確にする
まず最初に、ポートフォリオを作成する目的を整理しましょう。ターゲットを絞り込まずに作成すると、クライアントが求める人物像と合致せず、案件獲得につながりにくくなるからです。
たとえば、Webアプリ開発案件を狙う場合は、過去のWebサービスの実績を中心に構成を組み立てます。ターゲット企業の業界や求めるスキルにあわせて掲載内容を変更すると、マッチ度の高さをアピールしやすくなります。
2.自分の強みが伝わる実績を選ぶ
次に、掲載する作品を厳選する作業に移ります。大量の作品をやみくもに並べると評価のポイントがぼやけ、得意領域が発注側に伝わりにくくなるからです。自分の強みや表現手法が伝わる作品をピックアップするのがおすすめです。
作品を選んだら、画像とともに制作の背景や狙い、工夫したポイントを記載します。作品が生まれた背景まで説明を添えれば、課題に対する思考力や自身の強みも相手に届きやすくなるでしょう。
3.職種に合ったツールでポートフォリオを構築する
最後に、選定した作品をもとに自身の職種に合ったツールでポートフォリオを構築します。エンジニアならコードの公開や動作デモに適したサービス、デザイナーならビジュアルを綺麗に見せられる制作ツールを選択しましょう。
ゼロから自作するのが難しい場合は、ノーコードサービスやテンプレートを活用する方法もあります。職種の強みを表現できるツールを使用し、クオリティの高いポートフォリオを完成させましょう。
フリーランスのポートフォリオ作成ツール10選
ここでは、フリーランスのポートフォリオ作成に役立つツール10選を紹介します。全職種向けの手軽なサービスから、エンジニアやデザイナーの強みを活かせる専門ツールまで幅広く集めました。
【全職種向け】手軽に実績をまとめられるツール
1.Notion
Notionは、文書作成からデータベース管理まで幅広く使えるオールインワンツールで、フリーランスのポートフォリオ作成にも適しています。豊富なテンプレートが用意されており、専門知識がなくても美しいポートフォリオを作成できるからです。
ブロック形式でコンテンツを組み立てられるため、テキストや画像、表、埋め込み動画などを自由に配置できます。チームでの共有や外部公開も簡単に行えるため、クライアントとの情報共有にも活用可能です。
ただし、デザインの自由度は他の専門ツールと比べると限定的なため、よりオリジナリティを追求したい場合は他のツールとの組み合わせも検討しましょう。
2.Wix
Wixはドラッグ&ドロップでWebサイトを作成できるツールで、ポートフォリオサイト構築に適しています。500以上のテンプレートから選択でき、コーディング知識がなくても本格的なサイトの作成が可能です。
SEO対策機能や独自ドメイン設定、アクセス解析など、プロ仕様の機能も充実しています。ブログ機能もあるため、作品紹介と合わせて情報発信も行えるでしょう。
ただし、無料プランではWixの広告が表示されるため、プロフェッショナルな印象を重視する場合は有料プランがおすすめです。
参考:Wix
3.Jimdo
Jimdoは、日本語対応が充実したWebサイト作成サービスで、初心者でも使いやすいインターフェースが特徴です。AI を活用したサイト作成機能「Jimdo ドルフィン」により、質問に答えるだけで自動的にポートフォリオサイトを生成できます。
レスポンシブデザインに対応しているため、スマートフォンやタブレットでの表示も最適化されます。問い合わせフォームの設置やアクセス解析機能など、案件獲得に向けた機能も充実している点が強みです。
ただし、デザインのカスタマイズ性は他のツールと比べて制限があるため、独自性の高いデザインを求める場合は注意が必要です。
参考:Jimdo
4.strikingly
strikinglyは、1ページ完結型のシンプルなWebサイト作成に特化したツールです。スクロール型のレイアウトで、ポートフォリオの内容を順序立てて見せることができるため、ストーリー性のある構成が可能になります。
モバイルファーストのデザインで、スマートフォンでの閲覧を想定したポートフォリオを作成できます。ソーシャルメディア連携や問い合わせフォーム設置といった機能が揃っている点も特徴です。
ただし、複雑な構成のポートフォリオには不向きなため、シンプルに実績をまとめたい場合に使用すると良いでしょう。
参考:strikingly
【エンジニア向け】技術力を直接アピールできるツール
エンジニア向けのポートフォリオ作成ツールは、実際のコードや動作するアプリケーションを公開できる点が特徴です。言葉や画像だけでは伝わりにくい技術力を、直接的にアピールできます。
5.GitHub
GitHubは、ソースコードを公開することで、自身のプログラミングスキルをアピールできるツールです。
リポジトリごとにプロジェクトの概要や使用技術、実装した機能などを細かく記載できる点が特徴です。コミット履歴によって開発の進捗や工夫した点も確認でき、開発プロセス全体をアピールできるでしょう。
さらに、GitHub Pagesを活用すれば、静的サイトも無料でホスティングできるため、Webアプリケーションのデモサイトとしても活用できます。多くの企業がエンジニア採用の際にGitHubをチェックしているため、積極的に活用するのがおすすめです。
参考:GitHub
6.Vercel
Vercelは、フロントエンドアプリケーションのデプロイに特化したプラットフォームで、作成したWebアプリケーションを簡単に公開できるツールです。GitHubと連携すれば、コードの変更が自動的にサイトに反映される継続的デプロイ機能も利用できます。
高速配信ネットワーク(CDN)により、世界中どこからでも快適にアクセスできるため、海外のクライアントに向けたポートフォリオも作成可能です。
ReactやVue.js、Next.jsなどのモダンフレームワークとの親和性が高いため、これらの技術を使ったプロジェクトのデモサイトとしておすすめのツールです。
サイト:Vercel
【デザイナー向け】デザインの再現性が高いツール
デザイナー向けのポートフォリオ作成ツールは、美しいビジュアル表現と高い自由度が特徴です。作品の魅力を最大限に伝えるためのレイアウトやアニメーション効果を活用でき、デザインセンスそのものをアピールできます。
7.foriio
foriioは、クリエイター向けに特化したポートフォリオ作成サービスです。デザインテンプレートを選ぶ手間がなく、データをアップロードするだけで、作品を美しく見せるシンプルで洗練されたページが数分で完成します。
アップロードした画像は自動的に最適化され、読み込み速度の向上も図れます。SNS連携機能によって作品の拡散効果も期待できるでしょう。デザイナーやイラストレーター、写真家などのビジュアル系職種におすすめです。
基本機能は無料で利用できますが、無料プランではパスワード保護による限定公開が5作品までに制限されているほか、独自ドメインの設定などは行えません。制限なしでの非公開共有や、より独自のブランド表現を行いたい場合は、有料プランを検討する必要があります。
参考:foriio
8.STUDIO
STUDIOは、コードを書かずにWebサイトを構築できる日本発のノーコードデザインツールです。直感的な操作でレイアウトを変更でき、イメージ通りのアニメーションやデザインを表現できます。
Adobe XDやFigmaで制作したデザインデータの読み込みやCMS機能にも対応しており、デザイン業務との相性に優れている点が特徴です。レスポンシブ表示も自動で最適化されるため、クオリティの高いサイトを作りたいデザイナーに適しています。
参考:STUDIO
9.WordPress
WordPressは、世界的に利用されているCMS(コンテンツ管理システム)です。豊富なテンプレートとプラグインにより、自由度の高いポートフォリオサイトを構築できます。
クリエイティブ系の美しいテンプレートが多数用意されているため、デザイナーのポートフォリオに適しています。
SEO機能が充実しており、検索エンジンからの集客が期待できる点が特徴です。ブログ機能を活用すれば、制作プロセスや業界トレンドについての情報発信も可能です。
ただし、サーバーの契約やドメイン取得など、技術的な初期設定が必要なため、ある程度の知識が求められます。
参考:WordPress
Salon.io
Salon.ioは、デザイナーやクリエイター向けに特化したポートフォリオ作成サービスです。作品を美しく見せることに特化したレイアウトが特徴で、ギャラリーのような上品な印象のポートフォリオを作成できます。
画像の表示品質が高く、色の再現性にも優れているため、デザイン作品のニュアンスを正確に伝えられます。シンプルなインターフェースで直感的に操作できる点も特徴です。
ただし、カスタマイズ性は限定的なため、独自性の高いデザインを求める場合は他のツールとの併用も検討しましょう。
参考:Salon.io
参考にしたい現役フリーランスのポートフォリオ5選
実績の載せ方の参考になるポートフォリオサイトを5つ紹介します。いずれもフリーランスとして活躍中の方のサイトです。作品やスキルのアピールの仕方などを参考にしてください。
1.Hoda's Portfolio
Hoda's Portfolioは、エンジニアのHoda氏が手がけたWebサイトやWebアプリを掲載するポートフォリオです。実績が画像つきでコンパクトにまとめられており、スキルセットも色付きのレーダーチャートによってひと目で把握できます。
自身の弱点や今後のスキルアップ方針に触れている点も特徴です。「現時点で対応できる作業範囲」と「今後の成長目標」が明確に伝わります。
実績の掲載方法だけでなく、向上心を示す見せ方としても手本になるでしょう。
2.Naoto Suzuki's portfolio
Naoto Suzuki's portfolioは、Webエンジニアである鈴木直人氏のポートフォリオです。GitHub Pagesを活用して構築されており、エンジニアとしての技術力をサイトの構造自体でアピールしています。
トップページには制作したWebアプリケーションのデモやソースコードへのリンクがシンプルに整理されています。使用言語や開発環境もひと目で確認できるため、実務で使えるスキルをストレートに提示したいエンジニアに参考になる構成です。
3.UNDERLINE
UNDERLINEは、Web制作のディレクションやデザインを手がける徳田優一氏のポートフォリオです。トップページで提供サービスを紹介しているため、スキルや強みがひと目で伝わります。
全体の色調やレイアウトはシンプルに整えつつ、「本人の写真」と「メッセージ」で人物像を表現している点がポイントです。クライアントに安心感を与えるポートフォリオ作りのヒントになるでしょう。
参考:UNDERLINE
4.TAKAYA OHTA
TAKAYA OHTAは、アートディレクターやデザイナーとして活動するタカヤ・オオタ氏のポートフォリオです。サイトにアクセスすると、すぐに実績が分かる構成になっています。
作品を選択すると背景デザインが変化し、独自の世界観やデザインスキルを体感できる仕掛けが特徴です。詳細ページには豊富な作品画像とともに制作意図が詳しく記されているため、作品のコンセプトを伝える見せ方として参考になります。
参考:TAKAYA OHTA
5.Mouf Design
Mouf Designは、Webサイト制作やゲームのUIデザインを手がける勘村洋和氏のポートフォリオです。鮮やかな背景や動きのあるタイトル文字を取り入れており、クリエイターとしての遊び心を表現しています。
制作実績はトップ画面のすぐ下で確認でき、各画像をクリックすると作品の詳細情報が浮かび上がる仕様です。実績を分かりやすく提示しながら自身のテイストや個性をアピールしたい場面で、レイアウトの参考にしてみてください。
参考:Mouf Design
フリーランスがポートフォリオ作成時に気をつけること
ポートフォリオを作成する際は、クライアントの視点を意識しつつ法的・倫理的な配慮を払う姿勢が求められます。優れた技術や作品があっても、注意点を見落とすと重大なトラブルに発展しかねないからです。
機密保持や著作権に関するルールを把握し、クライアントから信頼されるポートフォリオを作成しましょう。
クライアント目線に立った工夫をする
ポートフォリオを作成する際は、クライアントの立場に配慮した設計を心がけましょう。自分がアピールしたい技術と、発注側が求めている情報は必ずしも一致しないからです。
クライアントは「自社の課題を解決できる人材か」という視点でポートフォリオを見ます。そのため、単にスキルを紹介するだけでなく、どのような成果につながったかを伝える工夫が必要になります。
連絡先の配置や料金設定のわかりやすさも意識したい要素です。問い合わせの手順が複雑だと、興味を持ってもらえても受注につながりにくくなります。入力フォームやメールアドレスなどの問い合わせ先を分かりやすい位置に配置して、相談しやすい環境を整えてみてください。
過去のクライアントに作品の掲載許可をとる
過去に手がけた制作物を掲載する際は、必ず発注元から許可を得ましょう。無断で作品を公開すると、契約違反や著作権侵害にあたるおそれがあるためです。
秘密保持契約(NDA)を交わしたプロジェクトでは、案件情報の取り扱いに厳しい基準が設けられています。公開の可否を事前に確認し、条件に応じてパスワード保護付きの限定公開にするなどの対応を検討してみてください。
許可を求める際は、掲載先や公開範囲を明確にして説明し、トラブルを未然に防ぎましょう。
フリー素材は規約に則った使い方をする
ポートフォリオ内でフリー素材を利用する場合は、必ず利用規約を事前に確認しましょう。「無料」と表記されていても、商用利用の禁止やクレジット表記の義務など、条件が細かく設定されているケースが多いからです。
ポートフォリオは営業活動の一環として扱われるため、商用利用の範囲に該当する場面が大半を占めます。知らずに規約に反した使い方をすると、権利者とのトラブルに発展しかねません。
素材を導入する際は提供元サイトのライセンス情報を確認し、指定された表記ルールに従って活用しましょう。
フリーランスのポートフォリオの魅力を上げるコツ
フリーランスのポートフォリオを魅力的にするポイントを5つ紹介します。「この人に仕事を任せてみたい」と思ってもらえるポートフォリオを目指しましょう。
妥協せず見やすさと質にこだわって制作する
ポートフォリオは、見やすさと完成度にこだわって制作しましょう。制作物のクオリティやデザインの配慮が、仕事に対する姿勢として評価されるポイントだからです。
全体の色調や文章の読みやすさ、画像の美しさなど、細部まで気を配る必要があります。多くのクライアントがモバイル端末で閲覧するため、画面サイズの最適化は欠かせません。スマートフォンでの見え方も確認しておきましょう。
誤字脱字や情報の古さはプロとしての信頼を損ねる要因になります。公開前には複数回の確認を行い、第三者に見てもらうことで見落としを防ぎやすくなります。
PV数や売上などの数字で貢献度をアピールする
実績を掲載する際は、PV数や売上といった客観的な数字で成果を示しましょう。数値で実績を示せば説得力が増し、実力を伝えやすくなるためです。
たとえば、「サイト刷新によりアクセス数が150%向上」「ECサイト改修で購入率が向上」など、変化を示す数値を添えてみましょう。プロジェクトの期間や関わった人数、予算規模なども記載すると、案件全体の規模感が相手へ伝わります。
ただし、守秘義務が存在する場合は実際の数値を伏せ、伸び率や比率で表現する工夫を取り入れましょう。
公開後も定期的にメンテナンスする
ポートフォリオは、公開して終わりにせず定期的に更新しましょう。古い情報が残ったままだと、現在のスキルレベルや最新の活動状況を相手に正しく伝えられないからです。
数ヶ月に1回は掲載内容を見直し、新しい実績の追加や連絡先情報の確認を行ってみてください。扱える技術の変化にあわせてスキル一覧を更新する作業も求められます。
特にエンジニア領域では技術トレンドの移り変わりが早いため、習得済みの新しいツールへ更新する対応が欠かせません。
セルフブランディングでほかの人と差別化する
ポートフォリオを作成する際は、セルフブランディングを取り入れて他の制作者との差別化を図りましょう。同等の技術を持った競合が多く存在する中で、自身ならではの価値を明確に提示する必要があるからです。
まずは自分の強みや得意分野を絞り込んでみてください。「スマホ対応のUI設計が得意」「集客力を高めるWeb制作が専門」など、特色を打ち出すと良いでしょう。
あわせて仕事への考え方や将来の方向性も言語化しておくと、価値観の合うクライアントとのマッチング率が高まります。
実績が少ないフリーランスがポートフォリオを作る方法
実績が少なくてもアピール方法を工夫すれば、クライアントへ技術力を提示できるポートフォリオを作成できます。自身のスキルや学習意欲、課題解決能力を示すアプローチを取り入れ、説得力のあるポートフォリオを構築していきましょう。
スクールの課題や個人開発の成果物を載せる
実績が少ない場合は、スクールの課題や個人で開発した成果物をポートフォリオに掲載しましょう。たとえば、実際の案件でなくても、手元で正常に動作するWebアプリやサイトを用意できれば、自身の技術力を形として示せるからです。
課題作品を提示する際は、独自の機能やデザインを追加したものを選ぶと、より技術力をアピールしやすくなります。
個人制作のアプリでは、開発に至った理由や利用者からの意見、今後の修正予定まで文章で書き添えるのがおすすめです。企画力や運用を意識する姿勢を相手へアピールできます。
クラウドソーシングを活用して実績を作る
まずはクラウドソーシングサービスを活用し、小規模な案件から実績を作っていくのがおすすめです。実際にクライアントと取引した体験を重ねることで、業務における対応力を身につけられます。
初期の段階では報酬額よりも実績作りを優先し、自身が確実に完了できる案件を選定しましょう。発注元から獲得した評価コメントは、技術力だけでなく連絡の丁寧さや納期の遵守力を示す根拠となります。
数件の受注実績を積み上げて、単価の高い案件へ挑戦する足がかりにしましょう。
架空のクライアントを想定して自主制作する
実在する企業や案件を想定した自主制作プロジェクトに取り組み、成果物をポートフォリオに掲載しましょう。架空の課題を設定して商用レベルの作品を制作できれば、実務に近いスキルを証明できるからです。
架空案件の作成では、特定の業界が抱える課題に対し、解決提案の形をとるのがおすすめです。たとえばWebサイトやアプリを制作する場合は、ターゲット設定や競合の分析結果も合わせて掲載します。
「飲食店の集客用サイト」「ECサイトの購入画面リニューアル」といった条件を整えて制作すると、実務を意識した作品としてアピールしやすくなります。
既存サイトの分析や改善提案を実績としてまとめる
エンジニア・デザイナーの場合は、既存サイトに対する分析結果や改善案をまとめ、思考力をアピールする実績として掲載する方法もあります。自身でコードを書かなくても、専門知識に基づいた提案資料を示せれば課題発見能力を評価してもらえる可能性が高まるからです。
公開されている既存サイトからUIや操作性の課題を見つけ出し、改善方針をまとめてみましょう。ワイヤーフレームやデザイン案を作成して添えると、視覚的に変更点を把握できます。
アクセス数や売上を高めるための改善プランも提示できると、ビジネス視点を持った制作者として認知されやすくなるでしょう。思考力を重視するクライアントに対してアピールしたい場面で取り入れてみてください。
プロのエージェントにポートフォリオを添削してもらう
制作したポートフォリオを、フリーランス向けエージェントのアドバイザーに確認してもらう方法があります。数多くのマッチングを手がけてきたプロの視点によって、市場で評価されるための改善ポイントを把握できるでしょう。
具体的には、第三者にチェックしてもらう作業を通じて、情報の不足やクライアント目線で伝わりにくい表現を指摘してもらえます。最新のトレンドや企業側が求める人物像に関する情報も入手できるでしょう。
案件獲得に向けたポートフォリオの磨き込みや案件探しにはレバテックフリーランスの活用がおすすめです。専任のアドバイザーが個々のスキルや強みを見極め、ポートフォリオのブラッシュアップから非公開案件の提案まで手厚くフォローしてくれます。
登録すれば市場での評価額や予想単価の診断も受けられるため、まずは無料カウンセリングを利用して自身の市場価値を確かめてみてください。
フリーランスのポートフォリオに関するよくある質問
ここでは、フリーランスのポートフォリオに関するよくある質問に答えます。
Q.フリーランスがポートフォリオを作成するメリットは?
ポートフォリオを作成するメリットは、自分のスキルやセンスをひと目で証明できる点です。文章だけで経歴を伝えるよりも、実際の制作物を見せるほうが説得力が高まります。
提案時にスムーズに実績を示せるため、案件の獲得率や営業の効率が上がりやすくなる点も大きな魅力です。過去の制作プロセスや成果を振り返ることで、自分の強みや今後のキャリアを整理するきっかけにもなるでしょう。
Q.ポートフォリオが必要になる職種は?
ポートフォリオは、主に成果物を視覚的に示せるクリエイティブ職種やIT職種で活用されます。たとえば、WebデザイナーやUI/UXデザイナー、イラストレーター、動画制作者などです。
エンジニアの場合も、GitHubでコードを公開したりアプリの動く画面を見せたりすると、実力をしっかりアピールできます。ライターやマーケターのように形がないサービスを扱う仕事でも、実績や数字をまとめた資料を用意しておくと案件を獲得しやすくなるでしょう。
Q.ポートフォリオと職務経歴書の違いは?
ポートフォリオと職務経歴書の違いは、伝える内容と見せ方にあります。職務経歴書は文字を中心に経歴やスキルをまとめる書類ですが、ポートフォリオは実際の作品を見せて実力を証明するツールです。
職務経歴書に「サイト制作を担当」と書くだけでは、作れるもののクオリティやデザインの良さまでは伝わりません。成果物を直接見せつつ、新しい実績をどんどん追加して自分をアピールできる点がポートフォリオならではの違いといえます。
※本記事は2026年7月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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