エンジニアの転職がうまくいかないのはなぜ?失敗例や成功させるためのコツも | レバテックフリーランス
エンジニアの転職がうまくいかないのはなぜ?失敗例や成功させるためのコツも
「エンジニアとして転職したいのにうまくいかない…」と悩んでいる人もいるでしょう。
本記事では、エンジニアの転職活動を成功させるためのコツを紹介します。エンジニアとしての転職がうまくいかない具体的な理由や、転職に求められるスキル、転職できても失敗したと感じる典型的なケースについても触れています。
エンジニアとしての転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
エンジニアの転職活動がうまくいかない理由
エンジニアは需要が高まっている職種ですが、転職活動をしてもうまくいかないことも多いです。なぜ転職活動がうまくいかないのか、具体的な理由を紹介します。
スキルや経験が不足しているから
エンジニアの転職活動がうまくいかない原因には、企業が求める技術レベルや実務経験年数に達していないことが挙げられます。一般的には、業務遂行に必要なスキルを身につけたと考えられる実務経験3年以上を基準にしている傾向にあります。
求人において「未経験歓迎」と謳っていても、実際には全くスキル・経験がないことを想定しているケースは稀です。実務経験はなくても、業務に必要な基礎スキルを習得済みだったり、個人的にアプリなどの開発経験があったりすることを前提としている場合がほとんどです。
自分の希望と企業のニーズが合致していないから
エンジニアの転職活動がうまくいかない理由には、自分の希望と企業のニーズがミスマッチしていないことも挙げられます。
転職活動において求職者が自分の希望する労働環境、待遇を重視するように、企業も選考時には自社の方針に合致し、その方針に沿って行動できる人材を求めます。
企業は選考の際、求職者の自己PRや志望動機などを通して、自社に合う人材かどうかを見極めているため、価値観の相違が明らかになれば採用には至りにくいです。たとえ自分では「価値観や企業方針などを含め希望と合っている」と思っても、企業側がそう判断しないのには何らかの要因があると考えられ、採用は難しいです。
自分のスキルをうまくアピールできていないから
エンジニアの転職活動がうまくいかない理由には、保有するスキルを企業側に正確に伝えられていないことも挙げられます。「スキルや経験が不足しているから」で紹介したように、企業は要件を満たしていない人材は採用しないことがほとんどです。
効果的にアピールができていない例として、以下のようなケースがあります。
- 技術スタックの羅列だけで具体的な成果を書いていない
- プロジェクトの規模や役割を書いていない
- 技術的な課題をどう解決したのか詳細を説明していない
これらは書類選考の時点で見られるため、職務経歴書にしっかり記載し、面接で詳細な内容を伝えられるようにしておきましょう。
エンジニアの転職でよくある失敗5つ
エンジニアとしての転職ができても、入社後に「失敗した」と思う人は少なくありません。どのような場面で失敗したと思うのか、具体例を紹介します。
やりたいことと仕事内容が違う
エンジニアが転職後に失敗したと思う理由には、希望する業務に携われない、あるいは携われるとしても頻度が低い、といったケースが少なくありません。
たとえば、プログラミングだけを行いたくても、テストや運用・保守を中心に任されたり、キャリアを積めば上流工程を任されたりして実装だけに従事できないことがあります。
やりたい業務に携われない期間が長くなるほど、失敗したと感じやすくなるでしょう。
職場環境が合わない
エンジニアが転職後に失敗したと思うケースには、職場環境が合わないことが挙げられます。
たとえば、「アットホームな環境」「風通しが良い職場」「人間関係良好」などと謳っている企業は多いです。親しみやすそうな社風に魅力を感じて入社したものの、実際には想定以上に社員同士や社長との距離が近く、職場環境が合わないと感じる人も少なくありません。
周囲のレベルについていけない
エンジニアが転職後に失敗したと思うケースには、職場の技術レベルや業務スピードについていけないことも挙げられます。
特に、以下のようなことがあると周囲との差を感じ、転職に失敗したと思うかもしれません。
- 新しい技術スタックの習得に時間がかかる
- コードレビューで指摘が多い
- レビューの修正に時間がかかる
- チームの開発スピードに追いつけない
- メンバー同士の技術的な議論についていけない
先輩や上司との差は仕方がないと割り切れても、同僚や後輩に置いていかれていると感じる場合には、より失敗したと感じる場面は多くなるでしょう。
業務に対して年収が見合っていない
エンジニアが転職後に失敗したと感じるケースは、業務量や責任の重さに対して、年収が見合っていないと感じることが挙げられます。
たとえば、以下のような状況で発生することが多いです。
- 残業や休日出勤を求められる
- 複数プロジェクトの掛け持ちを求められる
- マネジメント業務を追加される
- 緊急対応が頻繁にある
- 教育や指導の負担が重い
業務内容や給与は契約時に双方の合意に基づいて決定されますが、ここで問題となっているのは、想定以上に業務量が多かったり責任が重かったりするケースでしょう。
エンジニアの年収について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
ITエンジニアの平均年収は?ランキングや1000万円を目指す方法を解説
キャリアプランに迷いが生じる
エンジニアが転職後に失敗したと感じるケースには、長期的なキャリアプランに不安や迷いが生じることが挙げられます。
特に、新しい技術への投資が乏しく成長の機会が限られていたり、昇進するための評価制度が不透明だったり、ポジション変更が困難だったりすると不安が生じやすいです。
転職活動時には、技術への投資具合、研修制度の充実度、キャリアパスに関する評価制度などについて確認しましょう。
【未経験・経験者共通】エンジニア転職に必要なスキル
エンジニアとして転職を成功させるには、経験の有無や年数に関わらず、必要不可欠なスキルがいくつかあります。それぞれについて詳しく解説していきます。
プログラミングスキル
エンジニアの転職では、プロジェクトの遂行に必要なプログラミングスキルを備えていなくてはなりません。実務として使用した経験がなくても、自分でシステムやアプリを開発できるレベルが求められます。
ここで重要なのは、求人に必須・歓迎スキルとして記載されているプログラミング言語やフレームワークのスキルを修得しているかどうかです。
必須・歓迎スキル以外のスキルは、すぐに実務で活かせないため、プラスアルファの材料として評価されます。つまり、ほかのスキルを保有していれば同レベルの応募者と比べると有利になる可能性があります。
希望する求人や業界で必要とされるプログラミングスキルを事前に確認し、習得しておくことが重要です。
コミュニケーションスキル
エンジニアはチームで開発をしたりクライアントとのやり取りをする場面があったりするため、高いコミュニケーションスキルが必要です。周囲の人とコミュニケーションをとれないと、プロジェクトの進行に支障をきたす可能性があります。
エンジニアに求められるコミュニケーションスキルには、以下のような要素があります。
- 知識のない人に対して専門用語を使わずに技術を説明する
- クライアントから開発に必要な情報を聞き出す
- メンバーと協力して円滑に作業を進める
「エンジニアは一人で黙々とパソコンに向かう仕事」と考えて転職活動をしている方は、この点も踏まえて慎重に検討しましょう。
コミュニケーション面の不安を解消する方法を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
エンジニアが悩む人間関係。職場での上手な人間関係構築法とは?
マネジメントスキル
エンジニアの転職においても、マネジメントスキルは評価の対象となる場合があります。マネジメントスキルは、プロジェクトマネージャーやリーダーといった管理職以外では不要と思われがちです。
しかし、エンジニアであってもチームメンバーや協業企業との連携が必要となる場面は多く、マネジメント能力を持つ人材を求める企業は多いです。
エンジニアの転職を成功に導くためのコツ4選
エンジニアの転職を成功させるためには、以下のようなコツがあります。
それぞれのコツについて詳しく解説していきます。
キャリアパスを明確にする
転職活動がうまくいかないエンジニアは、まず今後のキャリアパスを明確にしましょう。キャリアパスが明確でない求職者は、企業側にとっても採用後のイメージをしづらいからです。
明確なキャリアパスがあると、入社後、目標達成に向けて行動する人が多いです。そのため、企業側も入社後の活躍や、将来的にどのようなポジションを用意すべきかをイメージしやすくなります。
一方、キャリアパスが明確でない場合は、企業側は求職者の入社後の行動やそれに伴う貢献度合いの予測、必要なポジションを想定することが困難になります。結果として、自社に適した人材か判断できず、不採用につながりやすくなってしまうでしょう。
転職市場で求められるスキルを身につける
転職活動がうまくいかないエンジニアは、転職市場で評価されやすいスキル、特に志望している業界や企業で求められる技術を身につけましょう。転職市場で求められるスキルは日々変わっているので、学習するときは最新の内容であるかを確かめてから始めることが大切です。
スキルを効率的に習得するために、以下のような取り組みが効果的です。
- オンライン学習プラットフォームの活用
- ハンズオンワークショップへの参加
- 技術勉強会やカンファレンスへの参加
もし、まだ志望業界や企業が定まっておらず、何を学習すべきか迷う場合には、IT特化型の転職エージェントに相談すると良いでしょう。
また、エンジニアとしてスキルアップを図りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
スキルアップを実現したいエンジニア向けのおすすめサイト
応募する企業についてしっかり調べる
転職活動がうまくいかない場合は、転職先の企業について十分にリサーチできていない可能性があるため、企業研究を入念に行いましょう。前述したような業務内容が理想と違った、職場の雰囲気が合わなかった、周囲のレベルについていけなかったといったことを防ぎやすくなるからです。
企業研究では、以下の項目について詳しく調査することが重要です。
- 企業文化や価値観
- 技術スタック
- 携われる業務内容
- 社員の声
- 残業時間
- 研修制度や学習支援
多くは企業のWebサイトや求人票で確認できますが、より詳しい内容を知りたい場合には転職エージェントを頼るのもおすすめです。
転職エージェントを活用する
エンジニアが転職を成功させるには、転職エージェントを活用するのも有効です。エージェントが持つ企業とのパイプや市場情報を活用することで、自分だけでは見つけられない求人情報にアクセスできる可能性が高まります。
また、転職エージェントを利用すると、自分の市場相場を把握できたり、転職活動において書類作成のアドバイスや面接対策のサポートを受けることもできます。
転職を迷っている方はフリーランスになるのも一つの手
転職がうまくいかないと悩んでいるエンジニアは、フリーランスとして働くことも選択肢の一つに入れてみましょう。フリーランスとは、企業や組織に所属せず、独立して仕事を受注する働き方です。
転職活動では志望企業の方針や考え方にマッチしていないと採用されないため、ときにはスキルや経験があっても不採用になることがあります。しかし、フリーランスの場合は案件を確実に遂行できるスキルと経験を証明できれば、クライアントからの評価が高まり、参画しやすい傾向にあります。
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※本記事は2025年4月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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