【1位はGoの87万円】プログラミング言語別単価ランキング|2023年7月最新版

プログラミング言語別単価ランキング【2023年7月版】


トレンドの変化が激しいIT業界。近年ではChatGPTなどのAIも登場し、技術の進展も急速に進んでいます。そんな中、将来に備えてどのプログラミング言語を勉強しておくべきか悩んでいるエンジニアの方も多いでしょう。

本記事では、「レバテックフリーランス」に蓄積された案件データを元に、プログラミング言語別の月単価・案件数を集計し、想定年収を算出しました

ランキング上位の言語を中心に、最新の市場動向や高単価の背景なども解説しています。これから習得して稼げる、狙い目の言語はあるのでしょうか?本調査結果を、今後の言語選びやスキルアップにお役立ていただければ幸いです。

過去のプログラミング言語別単価ランキングはこちら▼
【2023年2月】プログラミング言語別単価ランキング!フリーランスエンジニアにおすすめの言語は?

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■この記事の監修

CA井関小百合プロフィール写真

井関 小百合(いせき さゆり)
レバテック・ITS事業部所属。
延べ110名以上のITフリーランスへヒアリング実績があり、顧客とのコミュニケーションを重視したアドバイスによって包括的な支援を行うキャリアアドバイザー。

最新の市場動向や技術トレンドをキャッチアップしながら、自身もエンジニアとして開発に従事していた経験を活かし、専門性の高いスキル提案を行っている。
 

CA鈴田卓也_プロフィール写真

鈴田 卓也(すずた たくや)
レバテック・ITS事業部所属。
年間200名以上のITフリーランスに対し支援を行う実績豊富なキャリアアドバイザー。

バックエンド、フロントエンドなどの開発エンジニアの支援を得意分野としており、システムエンジニアやセールスの業務を経験してきた自身の幅広い知見から、エンジニアの幅広いキャリアパスに寄り添った支援活動に定評がある。

目次

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【単価相場】プログラミング言語別・単価ランキング

プログラミング言語別フリーランス単価ランキング

レバテックが保有するフリーランス向け案件データをもとに、プログラミング言語別の平均月単価と最高単価をランキング化しました。

言語の種類によって、単価にも大きな開きがあることが分かりますね。

さらに、プログラミング言語ごとの平均月単価と最高単価、そこから算出される想定年収を下記の一覧表に整理しました。想定年収は、平均月単価に12を掛けた金額で算出しています。

プログラミング言語別の単価と年収一覧

今回ランキング対象となったプログラミング言語のなかでは、フリーランスとしての想定年収は約700万円~約1,000万円のレンジとなっていますね。

平均月単価1位はGoの87万円

平均月単価1位はGoの約87万円となりました

Go言語(Golang)は検索エンジンで有名なGoogle社が開発したプログラミング言語で、処理速度が非常に速いという特徴からエンジニアに定評があります。大規模なシステムの開発に向いているのです。

既に「YouTube」や「メルカリ」などのメジャーで大規模なアプリがGoを使って開発されており、将来的にも5Gの導入などに伴って導入企業が増える可能性が高いといわれています。

単価が高い理由も、こうした需要の拡大が大きく関係しているでしょう。また、比較的最近になって人気を集めている言語であるため、経験豊富なエンジニアがまだ少ないことも単価が高くなっている要因といえます。

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Swiftが2位に上昇。最高単価は200万円

平均月単価約85万円で2位にランクインしたSwiftは、2014年にApple社が開発したプログラミング言語。Swiftの大きな特徴は、iPhoneやiPadなどのiOSアプリを作るのに多く用いられている点です。

高単価の理由としても、日本で高いスマホシェアを誇るiPhoneのアプリ開発に大きな需要があり安定していること、アプリ等の開発にスピード感が求められるためそもそもエンジニアに求められるスキルが高いことなどが挙げられます。

また、「開発用途が限られている」「独自の仕様変更が頻繁にある」など、Swift独自の専門性が求められることもSwiftエンジニアの人材不足の要因となり、案件単価が上がっているといえます。

なお、スマホアプリの開発に使われるプログラミング言語の種類について他にも知りたい方は「スマートフォンアプリ開発に用いられる言語」をご参考ください。

Rubyも3位で単価の高水準が続く

Rubyの平均月単価は約85万円で、前回調査の2位から3位に下がる結果となりました

Rubyは日本の技術者、まつもとゆきひろ氏によって開発されたプログラミング言語で、Ruby on Railsという専用のフレームワークとともに広く使われています。コード記述がシンプル、オブジェクト指向であるといった理由からメンテナンス性が高いという特徴があり、人気を集めているようです。

まだまだ需要の高い言語ではありますが、PythonやGoなど、同じようにシンプルなコード記述ができる言語で様々な強みをもつ言語が他にも登場しているので、以前のRubyに比べるとトレンドの勢いが収まってきているといえそうです。

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【案件数】プログラミング言語別・案件数ランキング

プログラミング言語別フリーランス案件数ランキング

単価や年収と同じくらい気になる重要ポイントが、実際の案件数でしょう。

レバテックのフリーランス向け案件データをもとにプログラミング言語別の案件数を集計したところ、上記のランキング結果となりました。以下では、結果について詳しく解説していきます。

案件数ではJavaが安定のトップを保持

案件数の1位は、Javaの5,801件となりました。前回と比べても案件数は増加しており、2位のJavaScriptとは2倍近くの差をつけてトップを保持しています。

Javaの大きな特徴は、開発環境や動作環境に依存せず幅広い用途に使えること。汎用的に使用可能なことから、日本だけでなく、世界的にも高いシェアを誇る言語です。

1995年に誕生して以降、歴史的にも長い間、一般的に使用されてきたため、古いシステムでも使用例が多く、様々なシステム開発・運用の言語として安定した需要があります。

大規模な金融システム等にも使われており、企業側のリプレースのコストを考えれば、少なくとも今後10年以上は、需要が無くなる可能性は低いでしょう。

単価が高いGoやSwiftは案件数も限られる

単価の相場が比較的高いGoやSwiftは、汎用性が高く歴史の長いJavaのような言語に比べると、案件数が少ない結果となっています。

Goではまだ比較的導入企業が少ない、Swiftの場合は主にiOSの開発案件に絞られるなどの事情があり、それぞれ案件の母数は必然的に少なくなります。

システム刷新のコストやエンジニア不足など、様々な理由から、新しい言語の導入には時間がかかるものです。今後これらの言語を使用する企業が増えれば、それに応じて案件数が増えていく可能性は大いにあるでしょう。

言語全体でリモート案件の数は減少傾向に

新型コロナウイルス感染症の扱いが5類感染症になったこともあり、ピーク時に比べると、フリーランス向けの案件でもリモートワークは少なくなっているとのことです。

特に、SEやコンサル、プリセールスなどの上流工程といわれる仕事では、企業が直接コミュニケーションを取りたいという要望が多く、出社が求められることも多くなっています。また、組み込み系の開発や実機でのテストを行う場合など、業務の性質上、対面が求められやすい案件でも、やはり出社への回帰がみられます。

しかしながら、マネジメントや提案業務といった上流工程では単価がさらに上がる傾向にあるため、これらの案件へのアサインを希望するフリーランスもむしろ増えてきているようです。

上流工程の案件では、プログラミング言語に関するスキルだけでなく、説明能力や交渉能力といった幅広いスキルが求められるようになっています。

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【おすすめ】これから稼ぎやすいプログラミング言語3つを紹介

これからの将来性を見据えた場合、学んでおくべきプログラミング言語は何でしょうか?

特に、自分が学ぶプログラミング言語で報酬が伸びるかどうかは気になるところでしょう。ITエンジニアの会社員やフリーランスとして活躍する皆さんに向けて、おすすめのプログラミング言語をご紹介します。

おすすめ1位|Go

エンジニアおすすめのプログラミング言語1位はGo言語(Golang)です

前述した通り、Goは処理速度が非常に速いという特徴があり、既にヤフー㈱や㈱メルカリ、㈱ZOZOなど、一部の大手企業が導入を始めていることから、今後もメインストリームになっていく可能性が高いとされています。

経験豊富なエンジニアがまだ少ない中で、早めにキャッチアップしておけば高単価の案件を獲得しやすいことでしょう。また、Java、C、C#、C++、SwiftなどのGoと同じ静的型付け言語を学んだ経験があれば、キャッチアップも比較的しやすい部類になります。

Goの学習をスタートする場合は、echo、Gin、Revelといったメジャーなフレームワークもあわせてチェックしておくとよいでしょう。

おすすめ2位|JavaScript

エンジニアにおすすめの言語第2位は、JavaScriptです

JavaScriptはWebサイトに動きを加える言語として生まれた言語です。しかし近年では、サーバサイド側の機能も充実しており、バックエンドのシステム開発でも使えるようになっています。

そのため、JavaScriptを学ぶことでフロントエンドを中心にシステム全体の開発を経験することができます。フロントエンドからバックエンドまで、システム全体を一貫して管理できるスキルが身につけば、高単価を狙うことも可能でしょう。

また、多くのエンジニアが学ぶ言語である利点として、オンライン上にも日本語の情報がたくさん載っているので、キャッチアップもしやすいという点が挙げられます。例えば、ITエンジニア特化型Q&Aサイト「teratail」に集まっている投稿の数を見ても「JavaScript」のタグ投稿は45,000件以上もあり、他の言語と比べてもかなり多いです。

JavaScriptの勉強を始める場合は、React、Vue.js、Node.jsなどのフレームワークをセットで学ぶのがおすすめです。

おすすめ3位|PHP

おすすめのプログラミング言語第3位に紹介するのはPHPです

PHPはWebサイトやWebアプリの構築において特にメジャーなバックエンド言語で、案件数も本調査でJavaに次いで多い結果となっています。

そのため、学習も案件獲得も比較的しやすく、難易度も高くないため、新しく学ぶのにおすすめの言語としました。

フレームワークの種類も多く、様々な用途に使用できますが、最もおすすめのフレームワークは人気の高いLaravelです。特にVue.jsを用いたJavaScriptの技術を既に習得している場合、Laravelとは相性がよいため、Web開発において力を発揮できる範囲を広げやすいです。

今後の市場でフリーランスエンジニアが高単価を狙うには?

レバテックフリーランスの案件データを元に、プログラミング言語別の平均月単価・案件数について解説しました。

今後の市場では、競争が激化し、エンジニアのスキルや年収にも二極化が進むともいわれています。高単価の案件を獲得するには、以下の2点を意識すべきでしょう。

  • 最新技術やトレンド言語のキャッチアップ
  • 業務の担当領域を広げること

レバテックフリーランスでは、18年にわたってITエンジニアを支援してきた実績から、最新の市場動向をふまえ、キャリアプランや単価交渉など、フリーランスITエンジニアが活躍し続けるためのサポートを提供しています。

「自分の市場価値を知りたい」「具体的な案件が知りたい」などのお問い合わせも歓迎ですので、どなたでもお気軽にご相談ください。

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【調査概要】
調査対象
「レバテックフリーランス」のフリーランス向け案件データ
集計期間
2022年6月~2023年5月
調査方法
対象期間中に発生した求人・案件データを自社のデータベースより抽出し、対象言語ごとに月額報酬単価、案件数を集計。想定年収は対象言語ごとに月額報酬単価×12として算出。
※引用・参照いただく際は【レバテックフリーランス調べ】とご記載いただき、当ページへのリンク設定をお願いします。

最後に

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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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