傷病手当の期間に副業はOK?バレる?ペナルティについても解説

心身の調子を崩して休職する際には、傷病手当金を受け取ることも多いです。そのため、「休職中に副業は許されるのか?」と気になる方も多いでしょう。

本記事では、傷病手当を受けながら副業をすることの可否や、万が一不正がバレた際のペナルティなどについて分かりやすく解説します。休職中に副業をするリスクについても説明するので、ぜひ参考にしてください。

目次

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傷病手当の受給期間に副業は基本的に厳しい

傷病手当を受けている期間は、体を休め、治療に専念するために用意されています。そのため、この期間中、副業をすることは基本的に認められていません。

また、傷病手当金は、本業での仕事を療養のため休むことによって生じる収入の減少をカバーするために支払われます。副業で収入を得ることは、傷病手当金の趣旨に反するとみなされ、支給自体が停止される可能性もあります。

また、副業が原因で病状が悪化し、より長期の療養が必要になる恐れもあります。副業をする際には、そのリスクを十分に考慮しなければなりません。

参考:病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金)|全国健康保険協会

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傷病手当金の支給条件・金額

傷病手当金は、病気やけがで働けなくなった場合に、その人の生活を支えてくれる便利な制度です。ただしこの制度を利用するためには、一定の条件が定められています。ここでは、傷病手当金の支給条件とその金額について、詳しく説明します。

傷病手当金の支給条件

傷病手当金の支給を受けるためには、いくつかの条件があります。

まずは健康保険に加入していることが必須です。そして、病気やけがで仕事を休んでいる期間が続いていること。この休業期間は、原則として初診日の翌日から始まりますが、間の給付対象外の待機期間を経てから、給付が開始されます。

具体的には、病気やケガが原因で継続して働けない状態が以上続き、その結果として所得が減少している場合に支給されます。続いて、療養のため働けないことを医師が証明する診断書が必要です。また、休職などで会社から給料の支払いがないことも確認されます。加えて、自ら病気やけがを治す努力をしており、また仕事に戻る意志があることも重要なポイントとなります。

参考:
病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金)
傷病手当金について|厚生労働省

傷病手当金の支給金額

傷病手当金の支給金額は、その人の収入によって変わります。具体的には、傷病手当金の日額は、給与の額に基づいて計算され、これは過去12ヶ月間の平均標準報酬月額を基に算出されます。

標準報酬月額には各種手当なども含まれるため、実際の給与額とは異なる場合があります。通常、支給金額は、標準報酬月額に相当する金額となります。しかし、給付開始の180日を超える場合は、50%に下がることもあります。また、休業日数によって支給額も変動するため、さまざまなケースを考慮しながら理解することが重要でしょう。

給付金の上限や下限、計算方法など細かい点については、健康保険組合や社会保険労務士に相談するとよいでしょう。

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傷病手当を不正受給した場合のペナルティは?

傷病手当金の不正受給は、厳しいペナルティが課せられます。不正が判明した場合、法的措置の対象となったり、社会的信用を失ったりするため、慎重に避けましょう。

不正に受給した金額は全額返還する必要があり、場合によっては、利息や延滞金が発生するので経済的な負担も大きくなります。悪質な場合、詐欺罪として刑事訴訟になる可能性があります。また会社との間で労務証明をめぐるトラブルも発生するかもしれません。

社会的な信用を失うことで今後の就職活動などに影響が出る可能性もあるでしょう。会社によっては懲戒処分やブラックリスト登録もありえます。

不正受給は、経済的にも社会的にも大きなダメージを受ける行為です。傷病手当金制度を正しく理解し、不正受給には注意しましょう。

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例外的に副業が認められる場合もある

傷病手当の支給期間中に副業を行うことは、基本的には禁じられていますが、例外的なケースも存在します。

たとえば、リハビリを兼ねた簡単な内職などは、早期の職場復帰を目指す過程での場合に限り、例外として認められる可能性があります。

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傷病手当期間でも認められる可能性がある副業ジャンル5選

前提として、傷病手当を受給する中で、副業による収入が許されるのは、厚生労働省の定めに従い、勤務能力の回復を妨げない範囲で行なわれる場合に限られます。では、どのような副業が、傷病手当の期間中でも認められる可能性があるのでしょうか、詳しく見ていきましょう。

内職

内職は自宅で行うことが可能で、体力をあまり使わずに済む仕事が多いため、傷病手当の期間中でも取り組める可能性が高い副業でしょう。しかし、医師の指導に従い、身体に過度の負担をかけないように注意が必要です。手作業による組み立て作業や、簡単なデータ入力など、自分の体調と相談しながら進めることができるのが内職の利点です。

ポイ活

ポイントサイトに登録し、さまざまなタスクをこなすことでポイントを貯め、それを現金やギフト券に交換することができる「ポイ活」も、副業の選択肢として考えられます。パソコンやスマートフォンがあれば、自宅でもどこでも取り組めるため、外出が困難な期間中でも安心です。しかしながら、ポイ活で得られる報酬は多くはなく、あくまでちょっとしたお小遣い稼ぎ程度であることを認識しておく必要があります。

アンケートモニター

市場調査などのアンケートに答えることで報酬を得ることができるアンケートモニターも、傷病手当期間中の副業として考えられます。

自宅でインターネットに接続できる環境さえあれば、体力的な負担を最小限にしつつ、アンケート回答により報酬を得ることが可能です。しかしながら、報酬はアンケート毎に異なり、一つのアンケートから得られる金額も少ないため、大きな収入を期待するのは難しいといえるでしょう。

Webライティング

自宅でコンピューターを使用し、文章を書くWebライティングは、傷病手当期間中でも取り組める可能性がある副業の一つです。医師の許可がある場合や、体調に配慮しながら取り組むことができれば、副業として取り組むことが認められるかもしれません。

Web上でのコンテンツ制作やブログの執筆など、幅広いジャンルがありますが、執筆する側のスキルや専門知識が報酬の高さに影響します。自身の経験や興味を活かしつつ、体調管理はしっかりと行うことが大切です。

株などの金融投資

株式投資やFX、暗号資産(仮想通貨)の取引など、金融投資は自宅にいながらにして行えます。

投資はリスクを伴うため慎重な取り組みが求められますが、正しい分析と適切な投資戦略を立てれば、傷病手当の期間中でも一定の収入を得られる可能性があります。しかし、ストレスや疲労を招く可能性もあるため、自身の体調と相談した上で、冷静な判断が重要です。また、損失が出るリスクも十分に考慮に入れた上で取引に臨むことが必要になります。

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休職中の副業でも会社にはバレる可能性が高い

傷病手当の期間中は原則として、労働による収入を得ることが禁じられています。

そこで気になるのは、「副業が会社にバレるかどうか」という問題です。実際のところ、副業が会社に知られるリスクは決して低くはありません。会社側が社保の記録を確認すれば、収入の変動が分かる場合があるのです。

また、SNSを通じた情報拡散や同僚からの情報漏えいなど、さまざまなルートで副業が露見する可能性があります。傷病手当を受給している期間中は、本来復職に向けての治療に専念すべき時期ですので、もし副業が発覚した場合のペナルティは重くなることが予想されます。従って、休職中に副業を検討する場合は、そのリスクを十分に理解した上で慎重に行動する必要があるでしょう。

傷病手当金の受給期間中にどうしても収入を得る必要がある場合は、事前に会社や社会保険事務所に相談し、許可を得る必要があります。隠して行うことは、おすすめできません。

※本記事は2024年5月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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