Webデザイナーにおすすめの資格10選!取得のメリットや勉強法を解説 | レバテックフリーランス
Webデザイナーにおすすめの資格10選!取得のメリットや勉強法を解説
「Webデザイナーになりたいけど、資格って必要なのかな?」「取得するならどんな資格がいいの?」と疑問に思っていませんか?
結論から言うと、Webデザイナーに資格は必須ではありません。しかし、資格があれば、客観的にスキルを証明でき、就職・転職活動などで有利に働く可能性があります。
この記事では、Webデザイナーにおすすめの資格10選を紹介します。Webデザイナーの仕事内容や資格取得のための勉強方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Webデザイナーに資格は必要ではないが役立つ
Webデザイナーにとって資格は必須ではありません。
Webデザイナーは、実務経験が重視される傾向にあるため、資格の有無が採用を左右するとは限りません。
しかし、資格を取得することで、スキルを証明したり、自身の市場価値を高めたりできるメリットがあります。
たとえば、「Webデザイン技能検定」や「アドビ認定プロフェッショナル」などの資格があれば、スキルを客観的に示せるため、就職・転職活動で有利に働く可能性があります。フリーランスとして独立する際も、資格があればクライアントにスキルをアピールしやすいでしょう。
レバテックフリーランスでは、Webデザイナー向け案件の紹介を行っています。資格の有無に関わらずご希望に沿った案件をご提案いたしますので、フリーランスとして活動したい方はぜひご相談ください。Webデザイナーの案件例は以下に掲載しています。
Webデザイナーの求人・案件一覧
Webデザイナーの仕事内容
Webデザイナーは、クライアントの要望を聞き取ったうえで、Webサイトのデザイン構成やコーディングなどの業務を行います。ここでは、主な仕事内容を4つに分けて解説します。
クライアントの要望をヒアリングする
Webサイトを制作する際に一番最初に行う仕事は、クライアントとの打ち合わせです。クライアントの要望をヒアリングすることは、Webサイトの目的やターゲット、必要な機能などを明確にする上で大切です。
クライアントがどのような層をターゲットとし、Webサイトを通じてどのような行動を促したいのかを把握することで、デザインの方向性が定まります。
Webサイトの構成を決める
クライアントの要望をヒアリングした後は、その内容を踏まえてWebサイト全体の構成を検討します。具体的には、どのようなページを設けるのか、それぞれのページにどのようなコンテンツを配置するのかなどを決めていきます。
構成を決めることは、Webサイトを訪れたユーザーをスムーズに目的のページに誘導し、Webサイトを快適に閲覧してもらうために大切な工程です。
Webサイトの構成が複雑になりすぎると、ユーザーが迷子になって離脱に繋がる可能性があります。そのため、Webデザイナーはユーザーにとって分かりやすく、使いやすいWebサイトを設計する必要があります。
デザインを制作する
Webサイトの構成が決まったら、次はデザインを制作する作業に入ります。
デザインの制作では、PhotoshopやIllustratorなどのデザインソフトを使い、Webサイトのレイアウトや配色、使用する画像、フォントなどを決定します。ここでは、ただ見た目を美しくすれば良いというわけではなく、ターゲットとなるユーザー層に響くデザインや、Webサイトの目的を達成するための導線を意識することが重要です。
コーディングを行う
デザインしたWebサイトをインターネット上で表示するために、HTMLやCSS、JavaScriptなどを用いてコーディングを行います。
コーディングとは、Webサイトの設計図であるデザインを、コンピューターが理解できる言葉に変換する作業です。コーディングをすると、デザイン通りにWebサイトのレイアウトや機能が実装され、ユーザーがWebサイトを閲覧できるようになります。
かつてはWebデザイナーとコーダーは分業されることが多かったですが、最近は業界によっては、Webデザイナーがコーディングを行うことが一般的になりつつあります。
コーディングの仕事について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
CSSコーダーの仕事とは?HTML・CSSコーディング案件のレベルや探し方を解説
Webデザイナーにおすすめしたい資格10選
Webデザイナーとして活躍するには、スキルを証明する資格があると役立ちます。ここでは、Webデザイナーにおすすめの資格を10個紹介します。
どの資格を習得するべきか迷ったら、下記の表を参考にしてください。
資格 | おすすめの人 |
---|---|
ウェブデザイン技能検定、 Webクリエイター能力認定試験 |
Webサイト制作の基礎知識を習得したい人 |
Photoshop®クリエイター能力試験、 Illustrator®クリエイター能力認定試験、 アドビ認定プロフェッショナル、 マルチメディア検定 |
Webデザインに使うツールの使い方を知りたい人 |
Webデザイナー検定、色彩検定 | デザインに特化したスキルを身につけたい人 |
HTML5プロフェッショナル認定資格 | コーディングスキルを習得したい人 |
ITパスポート試験 | ITに関する基礎知識を学びたい人 |
ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定は、Webデザインの基礎知識やスキルを問う国家検定です。取得すると、Webサイトの企画・設計から制作、公開までの一連のプロセスを理解していることを証明できます。
資格名 | ウェブデザイン技能検定 |
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運営 | 特定非営利活動法人インターネットスキル 認定普及協会 |
受験料 (税抜) |
1級学科試験:8,000円 1級実技試験:25,000円 2級学科試験 7,000円 2級実技試験:16,000円 3級学科試験:6,000円 3級実技試験: 8,000円、4000円、6,000円 ※年齢などの条件により受験料が異なる |
合格基準 | 学科:70点以上(100点満点) 実技:70点以上(100点満点/ 試験要項に示す各作業分類において配点の60%以上の得点を得ること) |
受験資格 | 1,2級:学歴および実務経験年数 などの条件あり 3級:Webの作成や運営に関する業務に従事している者および従事しようとしている者 |
公式サイト | https://www.webdesign.gr.jp/ |
Photoshop®クリエイター能力試験
Photoshop®クリエイター能力試験は、画像編集ソフトとして有名なAdobe Photoshopのスキルを測る資格試験です。
Webデザインにおいて画像編集は必須スキルであるため、Photoshop®クリエイター能力試験はPhotoshopのスキルを客観的に評価できる指標として、就職や転職活動などで役立ちます。
資格名 | Photoshop®クリエイター能力試験 |
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運営 | サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会 |
受験料 (税込) |
エキスパート:8,800円 スタンダード:7,800円 |
合格基準 | エキスパート:知識問題・実技問題の得点率65%以上、かつ実践問題の得点率70%以上 スタンダード:実技問題の得点率65%以上、かつ実践問題の得点率70%以上 |
受験資格 | なし |
公式サイト | https://www.sikaku.gr.jp/ns/ps/ |
Illustrator®クリエイター能力認定試験
Illustrator®クリエイター能力認定試験は、Adobe Illustratorのスキルを測る資格試験です。Adobe Illustratorとは、ロゴやイラスト、図形などの作成に優れたソフトです。
Adobe Illustratorもデザイン制作の現場で使われることが多いため、Illustrator®クリエイター能力認定試験に合格するとWebデザイナーとしての市場価値を高められるでしょう。
資格名 | Illustrator®クリエイター能力認定試験 |
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運営 | サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会 |
受験料 (税込) |
エキスパート:8,800円 スタンダード:7,800円 |
合格基準 | エキスパート:知識問題・実技問題の得点率65%以上、かつ実践問題の得点率70%以上 スタンダード:実技問題の得点率65%以上、かつ実践問題の得点率70%以上 |
受験資格 | なし |
公式サイト | https://www.sikaku.gr.jp/ns/il/ |
アドビ認定プロフェッショナル
アドビ認定プロフェッショナルは、Adobe Creative Cloud製品に関するスキルを証明する資格です。対象製品は、前述したPhotoshopやIllustratorと、動画編集ソフトのPremiere Proの3つです。
国際的に認められている資格のため、取得すれば世界基準のスキルを持っていることをアピールできます。
資格名 | アドビ認定プロフェッショナル |
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運営 | 株式会社オデッセイコミュニケーションズ |
受験料 (税込) |
10,780円 |
合格基準 | 非公開 |
受験資格 | なし |
公式サイト | https://adobe.odyssey-com.co.jp/ |
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力認定試験は、Webクリエイターとしての総合的な知識を証明できる資格です。Webサイト制作の基礎知識からデザイン、コーディング、SEO対策まで、幅広い内容を網羅しています。
試験に合格すると、Webサイト制作の全体像を理解していることをアピールできます。
資格名 | Webクリエイター能力認定試験 |
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運営 | サーティファイ Web利用・技術認定委員会 |
受験料 (税込) |
エキスパート:7,700円 スタンダード:6,100円 |
合格基準 | 非公開 |
受験資格 | なし |
公式サイト | https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/ |
Webデザイナー検定
Webデザイナー検定は、Webデザインに特化したスキルを測る資格です。Webサイトの構成やレイアウト、配色、タイポグラフィなど、デザインに関する知識や技能を問われます。
資格名 | Webデザイナー検定 |
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運営 | 公益財団法人 画像情報教育振興協会 (CG-ARTS) |
受験料 (税込) |
ベーシック:5,600円 エキスパート:6,700円 |
合格基準 | 70点(100点満点) |
受験資格 | なし |
公式サイト | https://www.cgarts.or.jp/v1/kentei/about/web/index.html |
色彩検定
色彩検定は、色の知識を深め、効果的な配色を学ぶことができる資格です。色の種類や性質、配色方法、色の心理的効果など、幅広い知識を習得できます。
色彩検定を取得することで、Webサイトのデザイン性を高めるだけでなく、ユーザーにとって見やすく、印象的なWebサイト制作が可能になります。
資格名 | 色彩検定 |
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運営 | 公益社団法人 色彩検定協会 |
受験料 | 1級:15,000円 2級:10,000円 3級:7,000円 UC級:6,000円 |
合格基準 | 1,2,3級:200点満点の140点前後 (問題の難易度により変動あり) UC級:200点満点の160点前後 (問題の難易度により変動あり) |
受験資格 | なし |
公式サイト | https://www.aft.or.jp/ |
マルチメディア検定
マルチメディア検定は、マルチメディアに関する基礎知識や技術を習得できる資格です。具体的には、動画編集ソフト・音声編集ソフトの使い方、Webサイトへの動画や音声の埋め込み方法などを学べます。
この検定を取得することで、表現力豊かなWebサイトを制作できるようになり、ほかのWebクリエイターとの差別化を図れると期待できます。
資格名 | マルチメディア検定 |
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運営 | 公益財団法人 画像情報教育振興協会 (CG-ARTS) |
受験料 (税込) |
ベーシック:5,600円 エキスパート:6,700円 |
合格基準 | 70点(100点満点) |
受験資格 | なし |
公式サイト | https://www.cgarts.or.jp/v1/kentei/about/multimedia/index.html |
HTML5プロフェッショナル認定資格
HTML5プロフェッショナル認定資格は、HTML5やCSS3、JavaScriptなどのスキルを証明できる資格です。試験では、HTML5の基本的な文法から、Web標準に準拠したコーディングまで、幅広い知識が問われます。
資格名 | HTML5プロフェッショナル 認定資格 |
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運営 | LPI-Japan |
受験料 | 16,500円(税込) |
合格基準 | 非公開 |
受験資格 | レベル1の認定条件:HTML5 レベル1試験に合格すること レベル2の認定条件:HTML5 レベル2試験に合格し、かつ有意なHTML5レベル1認定を保有していること(認定の有効期限は5年間) |
公式サイト | https://html5exam.jp/ |
ITパスポート試験
ITパスポート試験は、ITに関する基礎知識を問う国家試験です。特定の分野に特化した試験ではなく、ITの基礎知識を幅広く問われる試験となっています。そのため、IT業界未経験でWebデザイナーを目指す方におすすめの資格です。
資格名 | ITパスポート試験 |
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運営 | 独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA) |
受験料 (税込) |
7,500円 |
合格基準 | 総合評価点:600点 (すべての分野別評価点が300点以上)/1,000点満点 |
受験資格 | なし |
公式サイト | https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html |
Webデザイナーの資格を取るための勉強法
Webデザイナーの資格を取得するには、大きく分けて独学とスクールという2つの勉強方法があります。 それぞれの特徴を確認し、自分に合った方法で学習を進めましょう。
独学する
Webデザイナーの資格を取るための勉強法の一つは、独学です。独学では、書籍やオンライン学習プラットフォームを使って学習を進めます。オンライン学習サイトには、以下のようなものがあります。
独学は、空いた時間に自分のペースで学習を進められる点が魅力です。ただし、相談できる人や切磋琢磨できる仲間がいないと、モチベーションの維持が難しくなるおそれがあります。独学で行き詰まった際は、勉強会やSNSなどを活用して他の人との交流を図るのがおすすめです。
勉強会やセミナーを探す方法については、下記の記事を参照してください。
フリーランス向けセミナー11選!受講のメリットや講座の見極め方
スクールに通う
Webデザイナーの資格を目指すには、スクールに通う方法もあります。スクールでは体系的なカリキュラムに沿って学習できるため、効率的にデザインスキルを習得できるでしょう。
また、講師やほかの受講生からのアドバイスは、疑問を解消したり実践的なスキルを磨いたりする上で有効です。
ただし、スクールは独学と比較して費用が高くなる傾向があります。どれくらいの費用をかけるかを検討した上で、スクールを選ぶようにしましょう。
※本記事は2024年9月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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