SNSマーケティングのフリーランスは稼げる?収入相場や始め方を紹介 | レバテックフリーランス
SNSマーケティングのフリーランスは稼げる?収入相場や始め方を紹介
「SNSマーケティングのフリーランスとして働きたいけど、稼げるか不安…」と悩んでいる人もいるでしょう。
この記事では、SNSマーケティングのフリーランスが稼げる理由を解説します。具体的な稼ぎ方や収入相場、フリーランスになるためのステップなど、SNSマーケティングのフリーランスとして活躍する際に知っておきたい情報を網羅していますので、ぜひ読んでみてください。
SNSマーケティングのフリーランスが稼げる理由
帝国データバンクが行った「企業におけるSNSのビジネス活用動向アンケート」によると、社外に向けた広告・販促ツールとしてSNSを活用している企業の割合は40.8%でした。SNSを活用している企業を規模別にみた場合、大企業の割合は43.1%、中小企業は40.5%、小規模企業は39.3%で、企業規模が大きくなるほどSNSを活用していることが分かります。
このように企業のSNSの活用が進む一方で、社内にSNSマーケティングに精通した人材がいない企業も少なくありません。こうした企業ではSNSでのマーケティング活動を外部に委託するケースがあります。
フリーランスであれば、複数の企業のSNSマーケティングを請け負え、案件数に応じて収入を増やすことが可能です。また、専門的なスキルや実績を積むことで、より高単価の案件を受注できるようにもなるでしょう。
参考:企業におけるSNSのビジネス活用動向アンケート|帝国データバンク
SNSマーケティングのフリーランスの稼ぎ方3選
SNSマーケティングのフリーランスには、さまざまな稼ぎ方があります。ここでは、主な3つの方法をご紹介します。
企業や個人のSNS運用を代行する
SNSマーケティングのフリーランスとして稼ぐ方法には、企業や個人のSNS運用を代行することが挙げられます。
SNS運用代行の主な業務内容は以下の通りです。
- 投稿内容の企画
- フォロワーとのコミュニケーション管理
- 広告運用
- 分析
- レポーティング
クライアントの業界や目的に応じて、適切なSNSプラットフォームを選び、効果的な運用戦略を立てることが求められます。
たとえば、展開したい商品がファッションブランドであれば、視覚的な訴求力が高く、多くのユーザーがファッションの情報収集に利用するInstagramを使うのが効果的です。展開したいのがB2Bサービスであれば、ビジネスパーソンが多く利用しているLinkedInを活用するのも良いでしょう。
SNS運用代行について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
SNS運用代行の副業をするには?メリットや始め方、稼ぐためのコツを紹介
SNS運用のコンサルティングを行う
SNS運用のコンサルティングは、クライアントのSNS戦略の全体をサポートする仕事です。
SNSコンサルティングの主な業務内容には以下があります。
- ベンチマーキング
- SNS運用戦略の立案
- KPI管理
- クライアントのSNS担当者へのトレーニング
ベンチマーキングとは、優れた企業や組織の取り組みを参考に、自社の業務プロセスや製品・サービスを改善する手法です。
KPI(Key Performance Indicator)とは、設定した目標に対して、現状どの程度達成できているかを数値で測ることを指します。
企業やプロジェクトが追うべきKPIの指標と具体的な数値を設定し、定期的に数値の達成度合いを測定します。この測定結果から課題を抽出したあと、改善策を立案・実行し、その効果を測定するというサイクルを繰り返しながら、目標の達成に向けて継続的に取り組むという仕組みです。
SNSでアフィリエイトを行う
SNSを活用したアフィリエイトも、SNSマーケティングのフリーランスの稼ぎ方の一つです。この方法は、自分自身のSNSアカウントを使って収入を得るため、クライアントに依存しない自由度の高い働き方ができます。
SNSアフィリエイトの主なステップは以下の通りです。
- 特定のテーマを扱うSNSアカウントを作成する
- フォロワーを増やし、エンゲージメントを高める
- アフィリエイトプログラムに参加する
- 商品やサービスを自然な形で紹介する
アフィリエイトプログラムとは、企業の製品やサービスをブログやSNSなどで紹介し、その成果に応じて報酬を得る方法です。成果のなかには、商品の購入やサービスの申し込み、資料の請求、アプリのダウンロード、広告がクリックされた回数などが含まれます。
SNSマーケティングのフリーランスの収入相場
フリーランスのSNSマーケターの平均年収は公的な資料で取り扱われていませんが、一般的には300~400万円程度といわれています。
なお、SNSマーケティングはデジタルマーケティングの一部です。そのため、SNSマーケターよりデジタルマーケターのほうがより幅広いスキルセットが必要で責任も重いため、高い年収を得られる傾向にあります。
レバテックフリーランスが扱っているデジタルマーケティングに関連する案件から算出すると、ひと月あたりの平均単価は約64万円でした。平均年収(12ヶ月分)に換算すると、約768万円になります。SNSマーケティングよりも高い収入を得られることが分かります。
より高い年収を得たい場合には、デジタルマーケターになることを視野に入れるのも良いでしょう。
レバテックフリーランスでは、デジタルマーケティングに関する案件を扱っています。案件の詳細を知りたい方は、以下のページをご覧ください。
デジタルマーケティングの求人・案件一覧
SNSマーケティングのフリーランスを目指す方法
ここでは、SNSマーケティングのフリーランスを目指す方法をご紹介します。1つずつ着実にステップを踏むことで、SNSのフリーランスとして案件を獲得できるようになるでしょう。
各SNSのマーケティング手法を理解する
SNSマーケティングのフリーランスとして活躍するためには、各SNSプラットフォームの特性を深く理解し、それぞれに適したマーケティング手法を習得することが大切です。ここでは、主要な5つのSNSプラットフォームについて詳しく見ていきましょう。
X(旧:Twitter)
SNSマーケティングを行う際に知っておきたいXの強みは、短文での投稿形式のため、ユーザーが気軽に情報を発信・閲覧しやすく、情報拡散速度が早いことです。
ハッシュタグ機能により、ユーザーは特定のキーワードを使って興味のある情報に容易にアクセスできることから、関連トピックに関心のあるユーザーにリーチしやすいのも特徴です。たとえば、「#新商品 #コスメ #美容」といったハッシュタグ付きの投稿は、美容に関心のあるユーザーのタイムラインに表示されやすくなります。
また、リポストやいいね、返信などを通してエンゲージメントを高めることで、より多くのユーザーに投稿が表示されやすくすることも大切です。
Instagramの強みは、視覚的な訴求に優れているため、写真や動画、ストーリーといった機能を活用して、ブランドイメージの構築や商品・サービスの魅力を効果的に伝えられることです。
飲食店であれば、料理の写真や店内の雰囲気を伝える写真や動画で顧客の来店意欲を高められるでしょう。
また、ストーリー機能では、新商品の開発秘話やスタッフ紹介、日々の業務風景、イベントの裏側などをよりリアルタイムで情報を発信できるため、エンゲージメントを高めやすいです。
ショッピング機能を活用してECサイトへ誘導できることも、Instagramならではといえるでしょう。なお、InstagramではXと同様に、ハッシュタグ機能を効果的に使用することで、より多くのユーザーにリーチできます。
SNSマーケティングでのFacebookの強みは、共通の趣味や関心を持つユーザーが集まるコミュニティを作れるグループ機能により、ターゲット層へのリーチがしやすいことです。
企業は、自社製品やサービスに関連するグループに積極的に参加したり、グループを立ち上げて運営したりすることで、ターゲット層と直接的なコミュニケーションを図れます。
グループ内での情報や意見の交換は、顧客理解を深め、製品開発やマーケティング戦略に役立つ貴重なフィードバックを得る機会にも繋がります。 これらのコミュニティへの参加は、広告ではリーチできない潜在顧客へのアプローチを可能にし、ブランドロイヤリティの向上に貢献するでしょう。
YouTube
SNSマーケティングにおけるYouTubeの強みは、商品の紹介や使い方の説明、企業理念を紹介する動画などを配信することで、顧客の理解を深め、購買意欲を高められることです。また、動画はテキストよりも短時間で多くの情報を伝えられるメリットもあります。
ライブ配信機能を活用したイベントを開催すれば、双方向のコミュニケーションもでき、エンゲージメントが高まるでしょう。
LINE
SNSマーケティングでのLINEの強みは、顧客に合わせた個別メッセージやクーポンの配信、キャンペーン情報を通して、新規顧客の獲得やリピート率の向上を図れることです。
LINEのプッシュ通知機能を活用することで、顧客にタイムリーな情報を届けられるのもLINEならではといえるでしょう。新商品の情報やキャンペーン告知、タイムセール情報などをリアルタイムで配信することで、顧客の購買機会を増やすことができます。
また、チャットボット機能を活用することで、顧客からの問い合わせに自動で応答できるため、業務効率化にもつなげられるでしょう。
副業や自らのアカウントで運用スキルを身につける
SNSマーケティングのフリーランスを目指す上で、実践的なスキルを身につけることは不可欠です。副業や自身のアカウント運用を通じて、スキルアップを図りましょう。
たとえば、自分の専門分野や興味のある領域で、個人アカウントを立ち上げ、定期的に投稿するのがおすすめです。また、小規模の案件を無料や低価格で引き受けたり、SNSマーケティングに関するセミナーに参加して知識をアップデートしたりするのも良いでしょう。
セミナーを探す際は「こくちーずプロ」をはじめとするイベント情報サイトを活用すると良いでしょう。
上記で紹介したイベント情報サイトについて詳しく知りたい方は、以下の公式サイトをご覧ください。
こくちーずプロ|株式会社こくちーず
案件を獲得する
ここでは、SNSマーケティングのフリーランスとして活動をするための案件の獲得方法をご紹介します。具体的にどのような方法があるのか、確認しましょう。
自分で案件を探して応募する
自分で案件を探す方法には、以下があります。
方法 | 具体的な取り組み |
---|---|
クラウドソーシングサイトを活用する | クラウドソーシングサイトで、SNSマーケティング関連の案件を探す |
SNSを活用して自己PRする | LinkedInやXなどで自身のスキルや実績をアピールし、クライアントの目に留まるようにする |
イベントに参加する | オンライン・オフラインのマーケティング関連イベントに参加し、人脈を広げる |
アウトバウンド営業をする | SNS運用に課題を抱えていそうな企業にダイレクトメールを送り、自身のサービスを提案する |
クラウドソーシングサイトとは、企業が外部に仕事を発注し、フリーランスや副業ワーカーがその仕事を受注するためのマッチングプラットフォームです。
フリーランスエージェントを活用する
フリーランスエージェントとは、エージェントがフリーランスと企業の仲介役となり、案件の紹介や契約、報酬の交渉のサポートなどをするサービスです。エージェントが自分の希望やスキルに合った案件を紹介してくれるため、自分で案件を探す手間が省けます。
フリーランスエージェントを活用する方法には、以下のようなメリットがあります。
- 企業側の事情により非公開となっている案件にも応募できる可能性がある
- 契約条件の交渉や料金設定のアドバイスなどのサポートを受けられる
- フリーランス向けの研修やセミナーを提供しているエージェントもある
自分で案件を探す方法とエージェントの活用を組み合わせることで、より多く案件獲得の機会を得られる可能性があります。案件の獲得状況によって、どう活動していくか決めると良いでしょう。
レバテックフリーランスでは、IT・Web業界に特化した案件を取り扱っています。エージェントが、あなたの希望に応じて最適な案件をお探しするので、ぜひ登録をご検討ください。
※本記事は2024年10月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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