インフラエンジニアをやめたい理由は?続けるメリットと対処法も紹介

「インフラエンジニアをやめたいと考えているものの、本当に退職した方が良いのか、なにか対処法はないのか確認したい」と悩んでいる人もいるでしょう。

本記事では、インフラエンジニアが仕事をやめたいと感じたときの対処法を紹介します。また、やめたいと思う主な理由や、再確認すべきインフラエンジニアのメリットについてもまとめました。今後の方針で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

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インフラエンジニアが仕事をやめたい理由5選


ここでは、インフラエンジニアが仕事をやめたいと感じる主な理由を紹介します。具体的な理由について、詳しく見ていきましょう。

1.夜勤や休日出勤が多い

インフラエンジニアが仕事をやめたいと考える理由には、夜勤や休日出勤の多さが挙げられます。システムエンジニアは、システムを安定して稼働させるために、夜間や休日に作業しなければならないケースがあるからです。

不規則な勤務形態が続くと、プライベートの時間が確保できず、心身の疲労が蓄積されていく可能性が高くなります。

2.業務内容にやりがいを感じない

インフラエンジニアの仕事は、システムの運用・保守が中心で成果を実感しにくく他者からの評価も得にくいため、業務にやりがいを感じられず、やめたいと考える人もいます

また、具体的な仕事の内容には、定期的なバックアップ作業やパッチ適用などルーチンワークが多いため、創造性を発揮する機会が少ないと感じる人も少なくありません。

3.年収に不満がある

インフラエンジニアが仕事をやめたいと考える理由として、年収への不満も挙げられます。IT系の職種は他職種と比べると年収が高い傾向にありますが、IT業界内だけで比較すると、インフラエンジニアの収入は低めといえるからです。

以下は、IT業界における主な職種の平均年収に関して、レバテックの利用者の実績データから算出しました。2025年3月時点)

職種にもよりますが、このように他職種と比べて100万円近くの差が出ることもあり、不満を感じやすいといえるでしょう。

4.勉強量が膨大でついていけない

インフラエンジニアの仕事で扱う技術は進歩が速いため、新しく展開された技術やツールについて勉強し続けなければならない状況に疲れてやめたいと思う人もいます

代表的な学習内容の例には、クラウドや仮想化技術、ネットワーク技術、セキュリティ対策などが挙げられるでしょう。

これらすべての技術を学習する必要はないものの、自身の市場価値を高めるのであれば1つでも多く学んだほうが良いといえます。

5.将来性に不安を感じる

インフラエンジニアの仕事の一部は自動化やクラウドサービスへの移行が進むと見込まれており、将来的に職種の需要が減少する可能性に不安を感じて、やめたいと思う人もいます。

特に、運用・保守といった、ルーチンワークの多い作業やツールで代用しやすい仕事を行っていた人は、転職を検討する場面が増える可能性があります

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やめたいときに再確認したいインフラエンジニアのメリット

インフラエンジニアをやめたいと思い退職を急いでしまうと、「実はインフラエンジニアとして働く方が自分の理想に近かった」と後悔する可能性もあります。インフラエンジニアには多くのメリットがあるので、確認しておきましょう。

需要が高い技術職としてキャリアを築いていける

将来性を不安視する声もありますが、実際には多くの企業がデジタル化を進めており、安定したシステム基盤の構築と運用を担うインフラエンジニアの重要性が高まっています

特に、以下のような理由から、クラウドやIoTなどの新技術に対応できるインフラエンジニアの需要は拡大しています。

  • オンプレミス環境からクラウド環境に移行する企業が増えている
  • ハイブリッドクラウド環境の構築・運用を希望する企業が増えているる
  • IoTデバイスとシステムを安定的に接続し大量のデータ通信をする必要がある

必要とされるスキルさえ身につけていれば、将来に対して過度な不安を感じすぎずに、キャリアを築いていけるでしょう。

上流工程に携わり年収をアップできる可能性がある

インフラエンジニアとしてキャリアを積み、上流工程に携わるようになれば、年収アップの可能性が高まります。上流工程は要件定義やシステム設計などより高度なスキルを求められるため、キャリアアップによって高収入を目指せる傾向があるためです。

現在、運用・保守に携わっていて年収に不満を感じている場合、退職するよりも上流工程を担える人材になることを目指したほうが良い可能性があります。

インフラエンジニアの上流工程について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
インフラエンジニアの上流工程とは?業務例やスキルアップについて解説

経験を積むことで多様なキャリアパスを選べる

インフラエンジニアとして、運用・保守を行い、上流工程での経験を積んだ後は、ほかの職種へと転向しやすくなります

以下は、具体的な職種例と活かせるスキル、キャリアチェンジする際に身につけたほうが良いスキルをまとめた表です。

目指しやすい職種 活かせるスキル 新たに必要となるスキル
セキュリティエンジニア ・ネットワークやサーバーの構築/運用の知識
・OS、ミドルウェアのセキュリティ設定の経験
・脆弱性診断、セキュリティ監査の経験
・インシデント対応の経験
・セキュリティに関する資格(CISSPCISAなど)の取得
・セキュリティツールの利用経験
データベースエンジニア ・データベースのインストール/設定/運用の経験
・SQL、パフォーマンスチューニングの知識
・データベースバックアップ/リカバリ設計/運用の経験
・データベースセキュリティに関する知識
・データベース関連資格の取得
Oracle MasterMySQL Certificationなど)
・特定のデータベース製品の知識
ITコンサルタント ・インフラ構築/運用の経験
・要件定義、システム設計スキル
・プロジェクト管理の経験
・顧客折衝、プレゼンテーションスキル
・財務、会計などビジネススキルの習得
・コンサルティング手法の学習
・特定の業界知識の習得

幅広いIT知識・スキルを習得できる

インフラエンジニアはサーバーやネットワーク、データベース、セキュリティなど、IT基盤に関わるさまざまな分野に携わるため、幅広いIT知識・スキルを習得できます。

技術の進化が速いIT業界で幅広い知識基盤を持つことは、新しい技術への適応力を高めることにつながります。新たな技術やツールが登場しても、既存の知識を応用して素早く習得できるでしょう。業務を効率化しやすくなり、新たな業務を任される機会が増える可能性があります。
また、スキルが豊富なことから、キャリアも実現しやすくなるでしょう。

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インフラエンジニアに向いている人の特徴

インフラエンジニアに向いている人には、責任感と慎重さがあり、学習意欲やコミュニケーション能力が高いという特徴があります。

システムの安定稼働は、インフラエンジニアの重要な責務です。システム全体への影響を考慮し、作業実行後に起こり得るパフォーマンスの低下やエラーの発生などのリスクを最小限に抑えるために、責任感を持って慎重に行動することが求められます。

また、進化し続けるIT技術に対応するため、新しい技術やツールの仕組みを理解しようとする意欲も欠かせません。常に最新技術の動向を把握し、スキルアップを図る必要があります。

さらに、関係者と円滑に連携するには、業務内容を分かりやすく説明し、相手の意見に丁寧に耳を傾け、協力して問題解決に取り組む高いコミュニケーション能力が不可欠です。

自分にインフラエンジニアとしての適性があるか詳しくチェックしたい方は、以下の記事も参考にしてください。
インフラエンジニアに向いている人・向いていない人。適性がないと辛い?

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インフラエンジニアをやめたい場合の対処法4選

ここでは、インフラエンジニアをやめたいと考えた場合の対処法を4つ紹介します。どのような対処法か、詳しく見ていきましょう。

今の職場で悩みを解消できないか検討する

インフラエンジニアをやめたくなったら、退職する前にまずは現在の職場で悩みを解消できないか検討してみましょう。職場環境や仕事内容が改善されることで、問題が解決する可能性があるからです。

たとえば、上司や人事部門に悩みや不満を伝えることで、業務内容の変更やスキルアップのための研修参加など、現状を改善する提案をしてもらえるケースがあります。

また、同僚や先輩にも相談してみるのも良いでしょう。経験談や新たな視点に基づいたアドバイスをもらえたり、解決策を提案したりしてくれるかもしれません。

希望の働き方ができる職場に転職する

現在の職場での改善が難しいと感じた場合、インフラエンジニア自体をやめるのではなく、希望の働き方ができそうな職場への転職を考えてみましょう。

転職を考える際は、自分が求める働き方を明確にすることが重要です。以下のような点を考慮してみましょう。

  • 勤務時間や勤務形態
  • 会社の規模や文化
  • キャリアアップの機会
  • 福利厚生
  • 給与水準

これらの条件を整理した上で転職活動を行えば、現在の不満を解消できる可能性があります。

異なる職種へ転職する

現職での改善やインフラエンジニアとしての転職を検討してみても、やめたい気持ちが大きい場合には、異なる職種への転職を考えましょう。「経験を積むことで多様なキャリアパスを選べる」でインフラエンジニアから目指しやすい職種を紹介しているので、参考にしてください。

また、異なる職種への転職を考える際は、自己分析を行って自分の強みや興味を明確にし、気になる職種のピックアップや、その職種に適性がありそうかを判断することが大切です。

フリーランスのインフラエンジニアとして独立する

「インフラエンジニアの仕事は続けたいものの、組織に所属した働き方が合わなそう…」と感じている方は、フリーランスとして独立する選択肢もあります。

ただし、フリーランスとして独立後に案件を獲得していくためには、クライアントに安心して仕事を依頼してもらえる十分な技術力と豊富な経験が必要です。自分をアピールする営業力も欠かせません

「案件を獲得できるスキル・経験が備わっているか自信がない」「自分をアピールするのが苦手」という方は、フリーランスエージェントを利用するのがおすすめです。エージェントではヒアリングに基づき、スキル・経験・希望にマッチする案件を紹介してくれます。

レバテックフリーランスでは、IT・Web業界に特化した案件を取り扱っています。エージェントが、あなたの希望に応じて最適な案件をお探しするので、ぜひ登録をご検討ください

※本記事は2025年3月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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