インフラエンジニアの上流工程とは?業務例やスキルアップについて解説

ITインフラ環境を整えるインフラエンジニア。要件定義や設計を行う上流工程では、構築や運用とは異なりインフラの機器への理解や技術力だけでなくビジネスコミュニケーションスキルやドキュメント作成スキルも必要となってきます。

この記事では、インフラエンジニアが上流工程にステップアップするために必要なスキルや、その後のキャリアプランについて解説します。

インフラエンジニアのそもそもの仕事内容について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
インフラエンジニアとは?仕事内容やスキル、年収、未経験からの勉強法などを徹底解説

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■この記事の監修

石川 玲子

工学部機械工学科を卒業後、自動車部品メーカーや電器機器メーカーでエンジニアとして勤務。歯車をはじめとする金属部品の設計や、樹脂部品の設計に従事する。 出産を機に退職後、それまでの経歴を活かし工業、製造業に強いライターとして活動を開始。製造業系企業の記事や社内報、書籍などを執筆してきた。製造業全般を広く手がけ、鉄鋼、機械加工、樹脂成形の他、半導体やDX、原子力など多くの分野の記事を書いている。

目次

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インフラエンジニアの業務内容

インフラエンジニアとは、システムが正常に稼働するようにインフラ環境を整えるエンジニアのことを指します。インフラに異常があると、それを基盤にしているシステムも正常に稼働しなくなるため、インフラエンジニアは重要な役割を担っているエンジニアだといえるでしょう。

■具体的な業務内容
インフラエンジニアは以下の流れで業務に取り組みます。

・設計
設計ではまず、インフラを構築する目的や欲しい機能など、インフラの要件を決めます(要件定義)。要件が決まった後は設計書の作成です。要件を満たすための設計書を、コストや期間など詳細な点を詰めてまとめていきます。

・構築
構築は主にインフラ機器の発注から動作テストまでの作業のことを指します。以下に流れの一例を示します。

インフラ機器を発注し、届いたら実際に使用する場所まで移動。設置した後はインフラ機器同士をケーブルでつなぎ、必要なソフトウェアをインストールします。インストールしたソフトウェアの設定、機能の追加、最後にインフラの動作テストを行い、それで問題がなければ構築作業の終了です。

・運用
運用とは障害対応やキャパシティ管理など、構築したインフラが正常に稼働し続けるように行う作業のことです。インフラが停止してしまうと、それを基盤にしているシステムすべてが停止してしまう可能性があるため、異常が見つかった際には迅速に対応することが求められます。
システムエンジニアとの違いについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
インフラエンジニアとシステムエンジニア(SE)の違い|仕事内容や資格、将来性を比較

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上流工程で求められるスキル

インフラエンジニアとして経験が浅い場合、比較的携わりやすい運用を担当することになると考えられます。そこから要件定義や設計などの上流工程に携わるようになるには、運用で経験を積みながら技術や知識を磨いていくことが大切となるでしょう。上流工程で役立つスキルの例を下記に挙げます。

・ビジネスコミュニケーションスキル
要件定義の工程を例に挙げると、クライアントの目的・要望を理解し、そのために必要な機能や性能などを要件に落とし込むことになります。

双方の理解にズレがないようにヒアリングする力が求められます。また、クライアントのプログラミングやネットワーク技術に対する理解度が高くないような場合には、わかりやすくかつ誤解のないように伝える技術も必要です。

・ドキュメントの作成スキル
上流工程では設計書を作成します。設計書は自分1人だけでなくチームの仲間も見ることになるため、誰もが理解できる設計書を作成する必要があります。見やすい設計書とはどのようなものなのか勉強しておくと良いでしょう

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インフラエンジニアのキャリアプラン

インフラエンジニアとして働く上で、上流・下流の工程だけでなく、自身の目指すキャリアの方法性も考えておきたいところです。ITエンジニア全般でいえることかもしれませんが、技術者としてキャリアを突き詰めるのか、マネージメント方面へ転向するのかを考えるシーンがくることでしょう。

いきなり自らの指向性や行動特性を変えることは難しいですし、必要となる知識や経験なども異なります。また自分の希望だけでなく、周りの環境からの要望や企業が用意する制度などの要素が絡んでくるため、先々のキャリアの方向性を考えておくとよいでしょう

・スペシャリスト
業務を通して技術力を磨いたり、ネットワークスペシャリスト試験やCCNPなどの資格を取得したりすることでスペシャリストの道を歩む人もいます。ニーズや技術などの最新情報を把握しておく必要があるため、常にアンテナを張り学習を続けることが大切です。

・マネージャー
プロジェクト計画の立案やクライアントとの折衝などといった業務に取り組みます。プロジェクトマネージャ、プロジェクトリーダーとして責任者としてプロジェクトを推進させる役割を持つため、俯瞰的な視点やコミュニケーション能力が求められます。

インフラエンジニアの案件一覧はこちらのページをご覧ください。
インフラエンジニアの求人・案件一覧

インフラエンジニアの上流工程に関するよくある質問

ここでは、インフラエンジニアの上流工程に関するよくある質問に答えていきます。

Q. フリーランスのインフラエンジニアが上流工程で求められるスキルは何ですか? 

コミュニケーションスキル、マネジメントスキル、ネットワークやサーバーに関するスキル、ドキュメント作成スキルなどが必要です。 

Q. インフラエンジニアにとって役に立つ資格はありますか?

ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、CCNA、LinuCなどの資格が役立ちます。

Q. インフラエンジニアの年収はどの程度ですか?

個人のスキルや経験によって異なりますが、平均年収は500から700万円程度です。上流工程を担当することで、年収は高くなる傾向があります。

Q. インフラエンジニアに向いている人はどんな人ですか?

インフラエンジニアには、細かいミスに気付ける人、コミュニケーション能力がある人、機械作業が好きな人が向いています。

Q. インフラエンジニアの上流工程では、どのような業務を担当しますか?

インフラエンジニアの上流工程では、直接クライアントとコミュニケーションを取り、要件定義、設計書の作成を担当します。

最後に

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