派遣エンジニアが仕事を辞めたい理由4選!退職すべきケースや対処法も紹介 | レバテックフリーランス
派遣エンジニアが仕事を辞めたい理由4選!退職すべきケースや対処法も紹介
派遣エンジニアのなかには、「このまま仕事を続けるべきか、辞めたほうが良いか分からない…」と悩んでいる人もいるでしょう。
本記事では、派遣エンジニアが仕事を辞めたほうが良いケースについて紹介します。派遣エンジニアが仕事を辞めたいと思う主な理由や、派遣エンジニアとして働くメリット、今後のキャリアのためにできることなどもまとめました。
派遣エンジニアとしての働き方に悩みを抱えている方や、キャリアの転換を考えている方に、有益な情報をお届けします。
派遣エンジニアが仕事を辞めたいと思う理由4選
派遣エンジニアとして働くことを選択したものの、仕事を辞めたいと考える人もいます。ここでは、派遣エンジニアが仕事を辞めたいと思う主な理由を4つ紹介します。
1. いつ契約を切られるか分からない
派遣エンジニアが仕事を辞めたいと思う理由の一つに、雇用の不安定さが挙げられます。派遣契約は期限付きであるため、派遣先から能力や人柄を買われ契約更新を希望されなければ、契約満了をもって終了となります。
また、個人の能力とは無関係に、プロジェクトの終了や派遣先企業の方針変更などによって、契約満了後の更新の機会がないことも多いです。
このように、契約満了・更新の度に契約継続への不安に晒されるため、派遣エンジニアは精神的な負担を抱えやすいといえるでしょう。
2. 収入が低いと感じる
派遣エンジニアは、正社員のエンジニアと同程度の仕事をしているにもかかわらず、給与に差があると感じる場合があることも、辞めたいと思う理由です。
厚生労働省の「令和4年度 労働者派遣事業報告書の集計結果」では、派遣エンジニアを含む情報処理・通信技術者の平均賃金(1日8時間換算)は20,120万円でした。ひと月あたりの収入(20日分)にすると約40万円で、平均年収に換算(12ヶ月分)すると約480万円になります。
正社員のエンジニアの平均賃金は職種によって異なりますが、厚生労働省のjobtagによると、基盤システムのシステムエンジニアが約685万円、業務用システムやWebサイト開発、組み込み・IoTは約558万円です。
派遣エンジニアは正社員のエンジニアと比較すると100万円以上、職種によっては200万円近くも収入が低いため、不満を感じやすいといえるでしょう。
参考:
令和4年度 労働者派遣事業報告書の集計結果|厚生労働省
jobtag|厚生労働省
3. キャリア形成がしにくい
派遣エンジニアはキャリア形成がしにくいことも、仕事を辞めたいと考える理由となっています。派遣という働き方は、正社員と比べると一つの会社や業務に長期間携わることが難しい傾向にあり、専門性を深めたり、管理職としてのスキルを磨いたりする機会が限られています。
また、長期間同じ派遣先で働く場合でも、責任のある業務は正社員に優先的に割り当てられ、派遣社員には任されないケースも多いです。
4. 企業に貢献している実感を得にくい
派遣エンジニアが仕事を辞めたいと感じる理由の一つには、企業に貢献している実感が得にくいことも挙げられます。
たとえば、派遣元に関しては、直接的なコミュニケーションの機会が少なく、給与の支払いや各種手続きなどの事務的な関係が中心となりがちです。自分が活躍したことによって、事業にどのような影響を与えたのか分かりにくいといえるでしょう。
また、派遣先での勤務は短期間であったり、定型業務を任されたりすることで、自分が携わった開発・運用・保守などの成果が見えにくい傾向にあります。
さらに、重要な意思決定の場への参加が制限されるといった、組織の一員として認められにくい環境に置かれることも要因として挙げられます。
派遣エンジニアとして働くメリットとは
派遣エンジニアとして働くことには、さまざまなメリットがあります。具体的なメリットを見ていきましょう。
未経験のエンジニアでも採用されやすい
派遣エンジニアは、IT業界の人材不足を背景に、未経験者でも比較的採用されやすい傾向にあります。
正社員採用においても未経験者歓迎としている企業は多いですが、実務経験はなくても即戦力となるプログラミングスキルを求めている傾向にあります。そのため、より高いスキルを持つ人材が優位になりやすいです。
一方、派遣の場合は未経験者歓迎の案件が多く、求められるスキルレベルも比較的低いため、参入障壁が低いといえます。たとえば、テスト作業をはじめとするスポット業務のみを求めている案件も多いため、派遣会社は未経験からエンジニアになりたいという人を積極的に採用している傾向があります。
ほかの職種に比べると派遣エンジニアの給与は高い
派遣エンジニアの給与水準は、他の派遣職種と比較すると高めであるとされています。
厚生労働省の「令和4年度 労働者派遣事業報告書の集計結果」によると、派遣労働者の1日あたりの平均賃金(1日8時間換算)は15,968円でした。ひと月あたりの収入(20日分)にすると約32万円で、平均年収に換算(12ヶ月分)すると約384万円になります。
上記は派遣エンジニアも含めた数値にはなりますが、一般的な派遣エンジニアに絞った場合の平均年収が約480万円であることを考えると、比較的高水準であるといえるでしょう。
参考:令和4年度 労働者派遣事業報告書の集計結果|厚生労働省
派遣先に直接雇用してもらえる可能性がある
派遣エンジニアは、派遣先企業に直接雇用されるチャンスがあることもメリットとして挙げられます。
派遣先企業は要件を満たした場合に、派遣労働者への雇用契約の申込義務が発生します。正社員になる意思がある場合、自分が対象者であるかを確認し、派遣先に希望を出すと良いでしょう。
詳しい要件や対象者については、厚生労働省の「派遣労働者の〝雇用の努力義務〟」でご確認ください。
また、派遣社員の働き方には、紹介予定派遣という方法もあります。通常の派遣と紹介予定派遣には、主に以下の違いがあります。
通常の派遣 | 紹介予定派遣 | |
---|---|---|
応募時の書類選考や面接 | 禁止されている | 認められている |
契約期間 | 最長3年 | 最長6ヶ月 |
契約期間中の 直接雇用 |
契約違反 | 双方が合意すれば 切り替えられる |
なお、紹介予定派遣は、双方が直接雇用を前提とした派遣であることに同意したうえで契約しなければなりません。
参考:派遣労働者の〝雇用の努力義務〟|厚生労働省
派遣エンジニアを辞めたほうが良いケース
派遣エンジニアとして働くことにはメリットがありますが、時には仕事を辞めることを真剣に考えなければならない状況に直面することもあります。ここでは、派遣エンジニアを辞めたほうが良いと考えられる主なケースを2つ紹介します。
派遣会社が契約内容を守らない場合
派遣エンジニアを辞めたほうが良いケースの一つは、派遣先企業が契約内容を守らず、派遣元企業に相談しても改善されない状況が続く場合です。
派遣先企業が契約内容を守らない例としては、以下のようなものが挙げられます。
- 契約時間を超える残業の強制
- 契約に含まれない業務への従事の強要
- 契約にない部署への異動
- 研修機会の未提供
- 福利厚生制度の利用制限や制度説明と異なる運用
- 不当な派遣契約の解除
このような状況が発生した場合、派遣元企業の担当者に連絡して問題解決を図ることが一般的です。しかし、ときには改善の見込みがない場合や、一度改善しても繰り返し同様の問題が起こることもあります。
契約が満了すれば派遣先企業との関わりはなくなるため、必然的にいずれは状況は改善されますが、契約期間中に改善できなかったという事実に対しての不安・不満は募るでしょう。
パワーハラスメントが横行している場合
派遣エンジニアを辞めたほうが良いもう一つのケースは、職場でパワーハラスメントが横行している場合です。
パワハラに遭遇したら、「派遣会社が契約内容を守らない場合」と同様に、まずは派遣元の担当者に相談することが大切です。しかし、派遣元企業は派遣先企業とのトラブルを避けるため、対応してくれないこともあります。
この場合も、派遣元企業との信頼関係を築くのは難しいと考えられるため、退職を検討したほうが良い可能性があります。
派遣エンジニアを辞めたい人が今後のためにできること
ここでは、派遣エンジニアを辞めたい人が今後のキャリアのために取り組める方策を紹介します。これらの行動は、次のステップへの移行をスムーズにし、より良い職場環境や待遇を得るチャンスを増やすことにつながります。自身の状況に合わせて、以下の方策を検討してみてください。
資格取得でスキルアップを図る
派遣エンジニアを辞めたい人は、IT関連の資格取得によるスキルアップを検討しましょう。IT関連の資格を取得しておくと、専門知識をもっていることの証明になり、転職活動時にアピールしやすくなります。
ただし、資格取得を目指す際は、将来のキャリアプランに沿った資格を選ぶことが重要です。目指しているキャリアと無関係な資格を取得しても、実務で活用する機会は少なく、評価されにくくなるからです。
どのような資格を取得すれば良いか迷う方は、以下の記事を参考にしてください。
ITエンジニアも資格を取得しよう!おすすめの資格30選を紹介
辞めたあとの生活費を準備しておく
派遣エンジニアを辞めたいと思ったら、退職後にも不安なく生活できるだけの貯蓄をしていきましょう。特に、転職先を見つける前に退職したい場合には、よりゆとりを持った金額を備えておくことが大切です。
貯蓄が減っていくと生活を維持できるか不安になり、転職活動における焦りにつながる可能性があります。その結果、本来希望する条件とは異なる企業に就職してしまい、早期退職に至ることも懸念されます。
正社員登用制度のある会社への配属を希望する
派遣エンジニアから正社員への転換を目指すのであれば、将来の派遣先として、正社員登用制度のある企業を希望先に挙げるのも一つの方法です。希望が必ず叶うわけではありませんが、要望を伝えておくだけでもチャンスは広がります。
なお、ここでいう正社員登用制度とは、「派遣先に直接雇用してもらえる可能性がある」でお伝えしたような、法定要件を満たした場合の正社員への転換や、紹介予定派遣ではありません。
派遣先企業が独自に設けている条件を満たした場合に、正社員登用の打診を受けられる制度です。
ただし、正社員登用制度があっても、実際には活用実績がないケースも多い点にご留意ください。
フリーランスとして働くことを検討する
派遣エンジニアを辞めたい場合には、フリーランスエンジニアとして働く道も検討してみましょう。
派遣エンジニアの場合、ある程度の派遣先の希望を伝えることはできますが、すべての条件を満たした企業に配属されるとは限りません。
しかし、フリーランスであれば、自分のやりたい仕事を選べ、案件次第では働く時間や場所も自分で決めることができます。報酬に関しても、自分のスキルレベルに合う案件を選んだり、応募や契約時に交渉したりできます。
フリーランスと派遣の違いを確認したい方は、以下の記事を参考にしてください。
フリーランスと派遣の違いは?メリット・デメリットや掛け持ち可能なのか
もし、「希望はあるけれど交渉が苦手で意見を伝えられない…」と不安をお持ちの方は、エージェントを利用すると良いでしょう。エージェントを活用すれば、条件に見合った案件の紹介や、交渉の代行をしてもらえます。
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※本記事は2025年3月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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