組み込みエンジニアから転職したい人向け!おすすめのキャリアパス9選

「組み込みエンジニアから転職したいけど、どんなキャリアパスがある?」と思っている人がいるのではないでしょうか。

この記事では、組み込みエンジニアから転職する際のおすすめキャリアパスをご紹介します。さらに、組み込みエンジニアのスキルを活かせる業界、転職に有利になるスキルの種類も解説しています。
組み込みエンジニアからのキャリアパスに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

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組み込みエンジニアから転職する際のキャリアパス9選

組み込みエンジニアのスキルや経験は、さまざまな分野で活かせます。キャリアアップや新しい挑戦を求めて組み込みエンジニアから転職を考えている方に、おすすめのキャリアパスを紹介します。

ソフトウェアエンジニア

ソフトウェアエンジニアは、PCやスマートフォンにインストールするソフトウェアの開発を行うエンジニアです。また、デバイスを制御するソフトウェアの開発も行います。

ソフトウェアエンジニアの役割は、要件定義に従ってソフトウェアの設計を行うことです。そのため、組み込みシステム開発で培ったプログラミングスキルを活かせるでしょう。

IoTエンジニア

IoTエンジニアは、IoTデバイスやデバイスを制御するシステム、通信に用いるネットワークの設計・開発を行うエンジニアです。IoTデバイス内にはコンピューターを組み込むため、組み込みシステムの知識をそのまま活かすことができます。

また、IoTは急成長している分野であり、需要が高いことが組み込みエンジニアから転職するメリットです。IoTは製造、農業、医療などさまざまな業界で導入されており、活躍の場が幅広いことも魅力といえます。

AIエンジニア

AIエンジニアは、AI(人工知能)を使ったシステムの設計・開発を行うエンジニアです。AI開発には、PythonやR言語が用いられることが多く、組み込みエンジニアとしてこれらの言語を扱った経験があれば、今までの知見を活かすことができるでしょう。

AIエンジニアになるためには、機械学習や深層学習といった新たなスキルセットの習得が必要です。データ分析スキルも求められるため、AIエンジニアを目指す場合はデータアナリティクス関連の知識の習得を意識しましょう。

システムアーキテクト

システムアーキテクトは、クライアントの希望のヒアリングや要件定義など、システム開発における上流工程を担当します。プログラマーやシステムエンジニアの上位職として、システム全体の設計を担当する職種といえるでしょう。

システムアーキテクトには、クライアントのニーズを正確に把握する力や、システム全体を俯瞰し、プロジェクトを管理する力が求められます。組み込みエンジニアとしての設計経験を活かすことで、クライアントのニーズに応えるシステムを提案できるようになるでしょう。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの目標達成に向けて全体を統括する責任者です。具体的な業務としては、プロジェクトの予算やスケジュール、人員の管理から、顧客との折衝、チームメンバーのマネジメントまでを担当します。

組み込みエンジニアの経験があれば、開発者の目線で現実的に実現可能なプロジェクトの計画を策定するのに役立つでしょう。

必要なスキルについては、下記の記事を参照してください。
プロジェクトマネージャーに必要なスキルや習得方法、役立つ資格を紹介

Webエンジニア

Webエンジニアは、Webサイトやアプリケーションの設計・開発・運用を行うエンジニアです。

Web開発では、よくJavaやPythonといった言語を用います。これらの言語は組み込み開発でも使われることが多いため、JavaやPythonを扱った経験があれば転職の際にアピールできます。

ほかにも、WebエンジニアはHTML/CSS、PHPなどを使う場面があるため、こうした言語のスキルも習得しておくと良いでしょう。

システムエンジニア

システムエンジニアは、要件定義や設計、テストといった開発の上流工程を担当するエンジニアです。

システムアーキテクトと混同されることがありますが、両者は担当する業務の範囲が異なります。システムアーキテクトは、システムの企画から設計までを担当しますが、システムエンジニアはその後のシステム構築やテストを担当します。

システムエンジニアは、プログラマーに指示をしたり、状況によっては自らプログラミングを行ったりすることもあります。組み込みエンジニアとして培った技術的な知識は、開発の現場で活かすことができるでしょう。

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアは、フロントエンドからバックエンドまでシステム全体を扱えるエンジニアです。一人で幅広い業務に対応できるフルスタックエンジニアは、企業からの需要が高く開発現場で重宝される存在です。

フルスタックエンジニアになるには、組み込みエンジニアとしてのスキルを活かせますが、さらに幅広いスキルの習得が求められます。具体的には、フロントエンドやバックエンド領域の知識に加えて、データベース、インフラに関する知識も習得する必要があるでしょう。

QAエンジニア

QAエンジニアは、完成したソフトウェアの品質が一定の水準に達しているかを検証するエンジニアです。製品が意図した通りに動作するかテストを行い、リリースの可否を判断します。また、テスト結果をもとに改善の提案・実施を行うこともあります。

QAエンジニアは、製品やサービスに関する全般的な知識を求められる点が組み込みエンジニアと共通するため、組み込みエンジニアの経験を活かせる可能性が高いです。

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組み込みエンジニアからの転職におすすめの業界

組み込みエンジニアのスキルは、さまざまな業界で評価されています。技術の進歩に伴い、多くの製品やサービスにコンピューターシステムが組み込まれるようになったためです。

組み込みエンジニアからの転職で、スキルを活かしやすい業界は下記の5つです。

  • 自動車業界
  • 家電業界
  • 製造業界
  • 住宅設備業界
  • 医療業界

それぞれ詳しく紹介します。

自動車業界

自動車業界は、組み込みエンジニアにとって魅力的な転職先の一つです。

現代の自動車には、エンジン制御やブレーキシステムなど、多数の組み込みシステムが搭載されています。そのため、組み込みエンジニアの需要が高く、スキルを存分に活かせる環境があるでしょう。
最近は自動運転も普及しつつあり、最新の技術に携われることも自動車業界の魅力です。

家電業界

家電業界も、組み込みエンジニアから転職して能力を活かせる分野です。スマート家電の普及により、身近な家電製品にインターネットへ接続できるIoT機能が搭載されるようになり、組み込みシステムの需要が高まっています

IoT機能は、エアコンやテレビ、洗濯機などあらゆる家電に搭載されるようになっており、IoT家電のニーズは今後も継続すると予想されます。家電業界は組み込みエンジニアにとって、将来性のある業界といえるでしょう。

製造業界

製造業界でも、工場の自動化システムや品質管理システムなど、さまざまな場面で組み込みシステムが活用されるようになっています

特に、産業機械の分野では、IoTやAI、ビッグデータなどを活用し、製造業をスマート化・高度化する「Industry 4.0(第4次産業革命)」が注目を集めています。こうした影響を受けて、IoT化を進めるために必要な組み込みシステムの需要が高まっており、組み込みエンジニアの活躍の場も増えつつあります。

参考:平成30年版 情報通信白書(インダストリー4.0とは)|総務書

住宅設備業界

住宅設備業界も、スマートホームの普及に伴い、組み込みエンジニアの需要が高まっている分野です。近年は、照明やエアコンなど、住宅内のさまざまな機器がネットワークにつながり、外出先から操作できるスマートホームが登場しています。

スマートホームのサービスを提供するアクセルラボの調査では、スマートホームの導入は拡大を続け、直近3年間は昨対比約150%で成長していることが分かります(調査時期:2023年4月)。
今後もスマートホームが増加すれば、組み込みエンジニアの需要も高まっていくと期待できるでしょう。

参考:スマートホームの利用実態に関する市場調査|株式会社アクセルラボ

医療業界

近年は、IoT機能を搭載した医療機器の開発が進んでおり、医療業界においても組み込みエンジニアの需要が高まっています。たとえば、MRI装置をはじめとする医療機器の多くにマイコンが組み込まれており、各種機器の開発に組み込みエンジニアとしての経験を活かせます。

医療業界は景気の影響を受けにくく、高齢化社会の進展に伴って今後も安定した需要が見込めるのがメリットです。さらに、人命に関わる仕事という社会的意義の高さも、医療業界の魅力といえるでしょう。

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組み込みエンジニアからの転職時に有利となるスキル

組み込みエンジニアからの転職を考える際は、自身のスキルレベルを見直し、足りない部分を強化することが大切です。組み込み開発で培った経験は多くの分野で活かせますが、さらに特定のスキルを磨くことで、転職先の幅を広げられます。

ここでは、組み込みエンジニアの転職に有利となる2つのスキルを紹介します。

プログラミングスキル

組み込みエンジニアにとって、プログラミングスキルの強化は転職時に大きなアドバンテージとなります。たとえば、他職種に転職する際は、以下の言語が役立つでしょう。

  • Webエンジニア:JavaScript、PHP、Ruby、Python
  • AIエンジニア:Python、R言語

すでに習得している言語に加えて、上記のような言語を学ぶことで、より広い範囲の職種に転職できる可能性が高まります

Web系エンジニアに必要なプログラミングスキルについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
Web系エンジニアが使用するプログラミング言語10選!選び方と学び方も紹介

マネジメントスキル

組み込みエンジニアがキャリアアップするには、マネジメントスキルが必要です。マネジメントスキルとは、具体的には以下のような要素を含みます。

  • 目標を設定するスキル
  • 適切なリソースを配分するスキル
  • 進捗管理を行うスキル

リーダーやプロジェクト管理職を目指したい場合は、技術的なスキルのほかに、上記のスキルを磨くことを意識しましょう。

マネジメントスキルが身につく資格については、下記の記事でも詳しく解説しています。
プロジェクトマネージャー(PM)におすすめ資格7選!難易度や勉強方法も紹介

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組み込みエンジニアから転職したい場合の相談先

組み込みエンジニアから転職するためには、専門的な知識を持つエージェントのサポートを受けることをおすすめします。ここでは、転職を考える組み込みエンジニアに適した相談先を紹介します。

  • 転職エージェント
  • フリーランス向けエージェント

転職エージェントは、正社員としての転職を希望する方におすすめです。IT業界に強いエージェントを選ぶことで、スキルを活かせる求人を紹介してもらえるでしょう。

また、独立してフリーランスになりたい方は、フリーランス向けのエージェントを活用しましょう。レバテックフリーランスを使えば、組み込みエンジニアのスキルを活かせる案件の紹介を受けられます。キャリア相談もできますので、フリーランスに興味がある方は、ぜひ利用を検討してください。

※本記事は2025年4月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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