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プロジェクトマネージャーに役立つ資格|試験概要や難易度、勉強方法を紹介

開発プロジェクトにおいて「プロジェクトマネージャー」はプロジェクト全体を管理する役割を果たします。プロジェクトマネージャーを目指すなら、スキルや知識を習得するのに関連資格を取得するのもひとつの方法です。本記事ではプロジェクトマネージャーに役立つ資格について、概要や難易度、勉強方法なども合わせてご紹介します。

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目次

プロジェクトマネージャーとは
プロジェクトマネージャー試験が代表的な資格
プロジェクトマネージャー試験合格者の年収
プロジェクトマネージャー試験の勉強方法
プロジェクトマネージャー試験以外の資格
プロジェクトマネージャー未経験者におすすめの資格
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プロジェクトマネージャーとは

プロジェクトマネージャーとは、システムやWebサイトなどの開発プロジェクトにおいて全体の進行管理を行い、責任を負うポジションです。プロジェクトマネージャーの仕事内容は、主に以下のようなものが挙げられます。

  • プロジェクトの進行管理
  • チームの編成、サポート
  • 成果物の評価、レビュー

プロジェクトマネージャーは、マネジメントの要素が多いため、ITスキル以外にも大人数をまとめあげるコミュニケーション能力や、困っているメンバーにいち早く気づき、サポートする視野の広さなども必要です。

関連記事 : プロジェクトマネージャー(PM)とは|役割や仕事内容、年収は?

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プロジェクトマネージャー試験が代表的な資格

プロジェクトマネージャーの代表的な資格として「プロジェクトマネージャー試験」があります。プロジェクトマネージャー試験の概要は、以下の通りです。

資格名 プロジェクトマネージャー試験(PM)
運営 IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
試験日 春期(4月第3日曜日)
受験費用 5,700円(税込)
合格基準 100点満点中60点(午前I・II・午後I)
ランクA(午後II)
受験資格 なし
公式サイト https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/pm.html

試験概要

プロジェクトマネージャー試験は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施している国家試験・情報処理技術者試験のひとつです。プロジェクトマネージャー試験に合格することにより、プロジェクトマネージャーとして高度な知識やスキルを持っていることを証明できます。

受験対象者は、システム開発計画を円滑に運営する責任者が想定されていますが、プロジェクトマネージャーとしての経験がなくても受験することは可能です。

試験内容は構成ごとに異なっており、午前Iではスキルレベル3相当の問題が出題され、午前IIではプロジェクトマネジメントに関する知識の他、情報セキュリティや法務などの分野からも出題されます。午後はプロジェクトの立ち上げ・計画から終結までの幅広い範囲から記述式の問題が出題されます。午後Iでは3問中2問、午後IIでは2問中1問を選択して回答します。午後IIは計2,000〜3,000字以上の長文問題となっているのが特徴です。

難易度

プロジェクトマネージャー試験の難易度は高く、難関資格と言われています。情報処理技術者試験にはスキルレベルが1〜4まであり、プロジェクトマネージャー試験は「レベル4」と高レベルです。

2019年度の合格率は14.1%となっており、難関資格だということがわかります。ITエンジニアとして一般的な「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」よりも上位の資格となることからも、難易度の高さが伺えます。

試験内容としては、ITに関する幅広い知識が必要となるので、勉強範囲が多岐にわたる点でも難易度は高めと言えますが、プロジェクトマネージャー試験の最難関は午後IIの論述式です。

午後IIの試験では、実務経験や自分の考えに基づいて、制限時間120分の中で数千字の回答を論述しなければなりません。プロジェクトマネージャーに関する知識があっても、制限時間内に文章を書くスキルが求められます。合格するにはこの小論文でAランク取得が必要です。

また、午前I試験で基準点以上の成績を取るなど、一定の基準を満たせば2年間は午後I試験の免除申請をすることができます。

関連記事 : PM向け|プロジェクトマネージャ試験とPMPを解説

プロジェクトマネージャー試験合格者の年収

経済産業省が2017年に発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、IT関連企業で働くプロジェクトマネージャーの平均年収は約891.5万円となっています。

参照 : 経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」

また、プロジェクトマネージャー試験はITSS(ITスキル標準)レベル4相当の試験なので、合格者はレベル4以上のスキルを持っていると言えます。同調査で示されている、スキルレベル4以上のIT人材の平均年収は以下の通りです。

スキルレベル 平均年収
レベル4
(部下を指導できるチームリーダーレベル)
726.1万円
レベル5
(社内での指導者、幹部レベル)
937.8万円
レベル6・7
(国内で著名なレベル、国際的に著名なレベル)
1129.9万円


上記のようにスキルレベルが4以上で、リーダークラスの人材となると年収は高い傾向にあります。企業によってはプロジェクトマネージャー試験に合格することで資格取得手当が出る場合もあるでしょう。また、資格を持っていることでより良い条件で転職することも目指せるかもしれません。

関連記事 : プロジェクトマネージャー(PM)の年収|役立つスキルや資格も解説

プロジェクトマネージャー試験の勉強方法

プロジェクトマネージャー試験の主な勉強方法として、以下の2つが挙げられます。

  • 過去問や本で対策する
  • 通信講座やスクールを受講する

自分のペースで学びたい人は本や問題集、わからない箇所を人に聞きたい人は講座やスクールが向いているでしょう。

過去問や本で対策する

プロジェクトマネージャー試験には、公式テキストはありませんが、市販されている参考書や問題集を使って対策が可能です。

プロジェクトマネージャー試験に備えるための参考書として「PMBOKガイド」という書籍が挙げられます。この本はアメリカのプロジェクトマネジメント協会(PMI)がプロジェクトマネージャーのガイドブックとして、ノウハウや手法をまとめたものです。プロジェクトマネジメントの世界基準としても知られているので、プロジェクトマネージャー試験を受けるのであれば一度目を通しておくと良いでしょう。なお、PMBOKは定期的に改訂されており、2020年時点では第6版が最新版となっています。

プロジェクトの立ち上げ・計画・コントロール・完了といったプロセスを知ることができるため、初めてプロジェクトマネージャーを担当するエンジニアも学ぶべき内容が多いでしょう。

プロジェクトマネージャーの業務や役割についての理解が深められたら、過去問題集などを通して試験対策を進めることをおすすめします。

ただし、本を使って勉強する方法は、わからない箇所でつまずいたときに解決できず、先へ進めなくなってしまう可能性があります。職場にプロジェクトマネージャーがいれば質問することもできますが、そうでない場合は質問できる人を探しておくと良いでしょう。

通信講座やスクールを受講する

プロジェクトマネージャー試験対策を受けられる通信講座や専門のスクールを受講する方法もあります。スクールでは経験豊富な講師にわからない部分について質問することができる点や、午前Iの対策から午後IIの小論文対策までをしっかり学習できる点がメリットです。特に小論文対策は、スクールのような場でなければ、その場で添削や評価をしてもらうことが難しいでしょう。まとまった時間がとれるならば、短期間で必要な知識を習得することも可能です。

ある程度の費用がかかる点はデメリットですが、完全に独学で十分に理解できるか心配な人はスクールの受講が向いているでしょう。

関連記事 : プロジェクトマネージャーとは?仕事内容やフリーランス事情を解説

プロジェクトマネージャー試験以外の資格

プロジェクトマネージャー試験以外のプロジェクトマネージャーに役立つ資格として、以下の2つが挙げられます。

  • PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)
  • P2M

いずれもプロジェクトマネージャーとして実務経験がある人に向いている試験です。

PMP

資格名 PMP
(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)
運営 プロジェクトマネジメント協会(PMI)
試験日 Webサイトから予約
受験費用 PMI会員 : 405ドル(再受験 : 275ドル)
一般 : 555ドル(再受験 : 375ドル)
合格基準 非公開
受験資格
  • 35時間の公式なプロジェクトマネジメント研修の受講

  • (1)高校卒業またはそれに相当する資格を持っている場合
    ・最低5年/60ヶ月間のプロジェクトマネジメント経験
    ・そのうちプロジェクト業務を指揮・監督する立場での最低7,500時間の実務経験
  • (2)大学卒業またはそれに相当する資格を持っている場合
  • ・最低3年/36ヶ月間のプロジェクトマネジメント経験
    ・そのうちプロジェクト業務を指揮・監督する立場での最低4,500時間の実務経験
公式サイト https://www.pmi-japan.org/
試験概要

「PMP」は、プロジェクトマネジメントの専門家であることを証明するための資格です。アメリカのプロジェクトマネジメント協会であるPMIが、PMBOKガイドに基づいて認定する国際資格となっています。

取得することで国内外において、プロジェクトマネジメントの知識や経験が一定以上あることが証明できます。また、転職や社内評価においても有利に働く可能性があります。

試験内容としては、プロジェクトマネジメントに関する知識を問う選択問題が200問出題されます。2021年1月2日から内容が改訂されることが決まり、新たに3つのドメインが設けられました。

  • 人 : リーダーシップやチームビルディングなどを評価
  • プロセス : マネジメントスキルなどを評価
  • ビジネス環境 : コンプライアンス計画、外的ビジネス環境の変化への対処などを評価

PMPは取得してから3年ごとに更新する必要があるので、注意が必要です。

難易度

受験資格からもわかる通り、「PMP」の難易度は比較的高めです。PMBOKガイドは一度目を通すだけでなく、何度も読み返して頭に入れることが必要になるでしょう。対策としては市販の参考書なども活用するとよいでしょう。
参考書で基本的に対策ができたら、実際の試験に向けた対策として問題集を繰り返し解くことも大切です。

P2M

資格名 P2M
運営 日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)
試験日 公式サイトに年度ごとのスケジュール記載あり
受験費用 PMC資格試験 : 17,000円(税込)
   PMSプログラム試験 : 22,500円(税込)
PMS資格試験 : 39,200 円(税込)
PMR資格試験 : 1次試験55,000円、
2次試験165,000円(税込)
合格基準 不明
受験資格
  • PMC資格試験 : 24時間以上の講習会の受講
  • PMSプログラム試験 : PMC資格登録者、受験要領に定めるPM関連資格保有者
  • PMS資格試験 : なし
  • PMR資格試験 : PMS資格登録者、3年以上のプログラム、プロジェクトの実務経験
公式サイト http://www.pmaj.or.jp/
試験概要

P2M資格試験は以下の4種類の試験があります。

  • PMC資格試験
  • PMSプログラム資格試験
  • PMS資格試験
  • PMR資格試験

「PMC資格試験」は、P2M資格試験のなかではプロジェクトマネジメントに関する最も基礎的な問題が出題される試験です。「PMS資格試験」は、上記の試験範囲に加え、プログラムマネジメントなどに関する知識が問われます。「PMSプログラム資格試験」は、より経営的な知識が求められ、会計や事業に関する問題も出題されます。

「PMR資格試験」は、プログラム・プロジェクトマネジャーが直面する様々な課題に対するP2Mの実践的活用力を論文、面談、ワークショップ等で審査がされる難関資格です。

それぞれの資格を取得することで、プロジェクトマネジメントに関する包括的な知識を有していることを証明できます。また、転職や社内評価においても有利となるでしょう。

難易度

「PMC資格試験」は、講習を修了した人であれば誰でも受けられる試験です。「プログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」から出題範囲と割合が決まっているうえに、第1部と第3部から70%が出題されるため比較的対策が取りやすいと言えます。

「PMS資格試験」も「プログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」の記載内容や関連する基礎的な事柄から出題されますが、事業経営基盤やプロジェクトマネジメントといった知識も必要となるため、若干難易度が高めと言えます。

「PMSプログラム資格試験」は、会計やファイナンス、事業戦略といった内容が含まれるため、難易度が上がると考えて良いでしょう。PMC資格、もしくはプロジェクトマネージャ試験やPMPなどの関連資格を保有していることが受験資格となります。

「PMR資格試験」で、試験が1次試験と2次試験に分かれており、書面審査から課題論述試験、面談審査まで行われます。実践的なノウハウが問われる試験内容であることから、合格するにはプロジェクトマネージャーとしての一定以上の実務経験が必要となるでしょう。

関連記事 : プロジェクトマネージャー(PM)の仕事内容

プロジェクトマネージャー未経験者におすすめの資格

プロジェクトマネージャー未経験者におすすめの資格として、以下の2つが挙げられます。

  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験

いずれもシステム開発に携わるITエンジニア向けの資格として知られています。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験の概要は、以下の通りです。

資格名 基本情報技術者試験(FE)
運営 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
試験日 春期(4月第3日曜日)
秋期(10月第3日曜日)
受験費用 5,700円(税込)
合格基準 100点満点中60点以上
受験資格 なし
公式サイト https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
試験概要

「基本情報技術者試験」は、ハードウェア、ソフトウェアの基礎知識や、企業経営に関わる法律の知識なども問われる試験です。エンジニアとしてキャリアをスタートするときの最初の資格として、多くの人が取得を目指す資格となっています。

午後の試験範囲としては以下の内容が挙げられてます。

  • コンピューターシステムに関すること
  • 情報セキュリティに関すること
  • データ構造およびアルゴリズムに関すること
  • プログラミングなどのソフトウェア設計に関すること
  • ソフトウェア開発に関すること
  • マネジメントに関すること
  • システム戦略や経営戦略などのストラテジに関すること

取得することにより、IT人材として一定の基礎的な知識を有していることを証明できます。

難易度

近年の合格率は20%~30%程度となっており、2019年度の合格率は25.7%です。情報系の実務未経験の人からすると難しいと感じるかもしれません。

試験は午前と午後に分かれており、両方において100点満点中60点以上を取る必要があります。試験対策としてはIT用語などの基本的な知識をつけていき、過去問題を解いてどれくらい理解できているかを確認することが大切です。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験の概要は、以下の通りです。

資格名 応用情報技術者試験(AP)
運営 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
試験日 春期(4月第3日曜日)
秋期(10月第3日曜日)
受験費用 5,700円(税込)
合格基準 100点満点中60点以上
受験資格 なし
公式サイト https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html
試験概要

「応用情報技術者試験」は、技術から管理、経営に関する幅広い知識と応用力を問われる国家資格です。情報処理技術者試験にはスキルレベルが1〜4までありますが、その中でもレベル3に位置しています。試験内容は基本情報技術者試験を発展させた内容となっています。午後の出題範囲には以下の13項目があります。

  • 経営戦略に関すること
  • 情報戦略に関すること
  • 戦略立案、コンサルティングの技法に関すること
  • システムアーキテクチャに関すること
  • サービスマネジメントに関すること
  • プロジェクトマネジメントに関すること
  • ネットワークに関すること
  • データベースに関すること
  • 組込みシステム開発に関すること
  • 情報システム開発に関すること
  • プログラミングに関すること
  • 情報セキュリティに関すること
  • システム監査に関すること

応用情報技術者試験の資格を取得することで、基本情報技術者試験の資格取得者と比べても、情報技術をより高度に活かすことができ、最適なシステムを構築することができるITエンジニアであることを証明できます。また、応用情報技術者試験に合格することで、プロジェクトマネージャー試験をはじめとする高度試験の午前Iが、2年間免除されます。

難易度

2019年度の合格率は22.3%となっており、難易度は基本情報技術者試験よりも少々高めです。そのため、IT職種での実務経験に加え、試験対策をしっかり行う必要があります。

問題はより実用的な内容が出題され、専門的な知識や技術が問われるので、午前の試験対策としては過去問題を繰り返し学習すること、午後の記述式試験は必要に応じて問題集やスクールなどで対策するのが良いでしょう。

関連記事 : プロジェクトリーダーの資格

勉強時間を確保して資格取得を目指そう

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを管理して成功へ導くために欠かせない役職です。その分やりがいもあり、年収相場も高めなので、ITエンジニアとしてスキルアップしてプロジェクトマネージャーを目指す人も少なくありません。

プロジェクトマネージャーとしての知識やスキルを習得するには、プロジェクトマネージャーに関する資格を取得するという方法があります。ぜひこの記事を参考に、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

関連記事 : プロジェクトマネージャーのスキル

最後に

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