話題のパーソナルロボットを簡単に動かせる!Pepper開発体験会レポート

先日、アルデバラン・アトリエ秋葉原主催のPepper開発体験会に参加しました。
Pepperとは、ソフトバンクとアルデバラン社が共同制作した、世界初の感情認識機能を持つというパーソナルロボット。


自分の判断で行動することができるほか、プログラミングを行うことで、動作のバリエーションを増やしていけるのが特徴です。
胸部にはディスプレイも持っているので、宣伝にも使えるでしょう。例えば、弊社ロゴもこのようにすぐに出せます!

 

胸部のディスプレイに「Leverages」のロゴを出したPepperの画像

弊社代表の顔も表示できます!

胸部のディスプレイに、Leverages代表・岩槻の画像を出したPepperの画像

本イベントでは、そんなPepperの開発に触れることができたので、レポートをお届けします。
 

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スライド上映のできるディスプレイや机、椅子などが置かれた部屋の中に、たくさんのPepperが並んでいる画像

こちらが、会場に所狭しと並んだPepperたち。
ロボットでありながら、どことなく愛嬌のある表情をしていますね。
身長は1.2mと小学生くらいの大きさで、手にはなんとも言えない柔らかさを持っています。

さて、Pepperの開発には、以下のようなChoregraphe(コレグラフ)という、リッチなGUIの開発ソフトウェアを利用します。

Pepperの開発に使用するソフトウェア「Choregraphe(コレグラフ)」の画像

▲Choregrapheで新規でプロジェクトファイルを立ち上げ、Pepperに接続した初期状態。

このソフトが大変使い勝手が良く、プログラミングの知識がなくても、簡単な操作で表情豊かに動きや会話をさせることができます。
この日は、「発言をする」、「人間の声を聞いて適切な返事をする」という動作をさせてみました。

Choregrapheには、そのような基本的な動作を行わせるための機能があらかじめ登録されており、ダイアログボックスをドラッグ&ドロップで並べ、必要なパラメータを設定するだけで簡単に動かすことができます。
例えば、Pepperに発言させるには“say”というダイアログボックスを用意し、そのダイアログボックス内で発言させる内容を設定します。

Pepperの開発に使用するソフトウェア「Choregraphe(コレグラフ)」で、簡単な挨拶をできるよう、設定した際のパソコン画像

▲簡単な挨拶を発言できるように設定した状態。

また、聞き取った内容を判定して、それに伴った返事をさせることも、ダイアログボックスの設定だけで行えます。
例えば、

西口「おはよう」
Pepper「おはようございます」
西口「お名前は?」
Pepper「私の名前はPepperです」

上記のような会話であれば、Choregrapheですぐに作成することが可能です。

さらに、Pepperの体にはたくさんのセンサーが付いており、人間に触られたことを感知することもできます。
手を握ったり、頭を触ったりすることでもイベントが発生するので、握手しながら挨拶する、といったことも可能です。
 

 

続いて、Pepperに弊社のビジョンの一部を話してもらいました。

“高速でグローバル化が進む世界、日々目まぐるしく変化し拡大し続けるビジネスのフィールド。途上国の人的資源が注目され賃金水準が上昇する状況に対し、先進国であるはずの日本の賃金水準は年々下がる一方です。 そのような環境の中、レバレジーズの社員全員が賃金下落の渦に巻き込まれることなく、世の中に多大な価値を提供する企業の一員であるためにはどうするべきか。それは、どのような業界においても競争優位性を高く持った商品・サービスを提供し続けることだと、私達は信じています。”
URL:http://leverages.jp/whoweare/

普通に音読したら噛んでしまいそうですね。
しかし、この長い文章もChoregrapheを使えば簡単にPepperにしゃべらせることができます。

 

Pepperの開発に使用するソフトウェア「Choregraphe(コレグラフ)」で、レバレジーズのビジョンを話せるように設定した際のパソコン画像

▲レバレジーズのビジョン(長文)をしゃべらせるように設定した状態。

また、身振り手振りを使ってしゃべってもらうようにも設定しました。

Pepperの開発に使用するソフトウェア「Choregraphe(コレグラフ)」で、身振りを加えながらレバレジーズのビジョンを話せるように設定した際のパソコン画像

▲上記に加え、身振り手振りの動作を設定した状態。


 

いかがでしたでしょうか?
今回の開発体験会では試しませんでしたが、Pepper胸部に付いているタブレットにWebページの表示させたり、Web APIを使用したりすることができるようです。

それを使えば、例えば会社の受付に置いて、お客様対応をさせることもできそうですね。
お客様にタブレットで担当者を呼び出すよう促したあと、Web APIを用い、担当者にSlackやSkypeで連絡することもできると思います。

Pepperの価格は3年契約で117万円ほどと、個人でもなんとか手が届く値段設定。
実際、Pepperアプリのコンテストでは、個人で開発している参加者が多いようです。

このようなロボットが、生活の一部になる未来も近そうですね。
弊社でも、もしかしたら今後ロボット開発案件を取り扱うこともあるかもしれません。
以上、Pepper開発体験会レポートでした!

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