ベンチャーコンサルで働くメリットとおすすめする人の特徴!代表企業4社の実例を紹介

ベンチャーコンサルで働いてみたいと思ったことはありませんか。成長著しいベンチャーコンサルは、裁量範囲の広さや主体性、チャレンジングな環境など、フリーランスに通じる魅力があります。本記事では、ベンチャーコンサルの特徴や働くメリットだけでなく、ベンチャーコンサルで働くことをおすすめしたい人の特徴についてお伝えします。

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ベンチャーコンサルの特徴とは

ベンチャーコンサルには、大手コンサルとは異なる特徴があります。まず、ベンチャーコンサルの特徴を見るところから始めましょう。

業界特化型の企業が多い

ベンチャーコンサルには、業界特化型の企業が多いという特徴があります。創業から間もない企業ですので、大手コンサルのような総合力には乏しいといえるでしょう。特定の業界や技術などに大きな強みがあり、それを最大限に活かす企業が多いといえます。

新しい技術や製品、サービスを取り扱う企業だけではく、一般的にはまだあまり知られていないものの、将来的に大きな成長が見込まれる分野や業界をコンサルティングの対象とすることも珍しくありません

例えば、経験豊富なエンジニアのノウハウを武器に、ITテクノロジーで建築会社の経営課題の解決へと導くコンサルや、会計という強みを活かして決算業務や資金調達を支援するコンサル、マーケティングや集客に特化し、地方の観光資源の掘り起こしをサポートするコンサルなどです。

社会課題の解決に携われる

コンサルティングという業務を通して社会課題の解決に携われるという点も、ベンチャーコンサルの特徴といえるでしょう。近年、環境問題や貧困、働き方など、社会課題への関心が高まりつつあります。当事者とはまた別の支援者という立場から、社会課題への関与が可能です。

社会課題の解決をミッションに掲げる企業の例として、食品ロス削減のため規格外の農産物を消費者が格安で買えるアプリを開発するInSync㈱、水不足に対し町工場の技術で節水を実現した㈱ディージー・タカノやポータブル水再生システムを開発したWOTA㈱などあります。

参考:
フードロス、食品ロス削減、SDGsに取り組む「WakeAi(ワケアイ)」、2021年から株式会社WakeAiとしてスタート|PR TIMES
バブル 90|ディージータカノ
WOTA

ここに挙げたように、社会課題の解決をミッションとする企業は、少しずつ増えています。事業や企業に対する社会的認知度の低さや事業規模、新規事業が抱える経営リスクなどから大手コンサルでは支援を見送るようなケースでも、ベンチャーコンサルなら迅速に判断し支援を決断できる場合があるでしょう。

事業拡大や成長のスピードが速い

事業拡大や成長のスピードが速いことも、ベンチャーコンサルの特徴のひとつです。小規模な組織としてスタートすることが多いので、案件が決まるにつれて勢いが増し、事業規模や組織がどんどん大きくなっていくフェーズを経験できます

意思決定に関わる機会が大手よりも多く、チーム一丸となって課題に向き合い、スピーディに解決していくという実感を持ちやすいことも特徴です。業務に対するやりがいや充実感があり、モチベーションを高く保つこともできるでしょう。

任される業務の量や範囲が広がったり、人員が増えたりします。備品が充実したり、オフィス拡大のために移転することもあるでしょう。クライアント企業はもちろんのこと、自社事業や組織、そして自分自身も業務を通して成長していけます。

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ベンチャーコンサルで働くメリット

ベンチャーコンサルの特徴を踏まえた上で、働くメリットについて見ていきましょう。ベンチャーだからこそ得られるものを理解しておけば、自分自身のキャリアに役立てられます。

業務範囲が広くやりがいがある

ベンチャーコンサルでは、幅広い業務をやりがいをもって取り組むことが可能です。業務の中心となるコンサルティングだけではなく、クライアントを獲得するための営業活動や広告宣伝、人材募集、組織運営、予算管理など、目の前のやるべきことはたくさんあります

スピード感のある対処を求められる毎日では、慎重に検討を重ねるよりも、素早く決断し軌道修正を重ねるほうが適している場合も多々あるでしょう。そのようなときには、業務を進めることを優先した臨機応変な対応が必要です。

担当者が決まっておらず、手の空いている人もいないという状況では、自分が業務を引き受けることもあるでしょう。どのようなツールを導入すれば業務効率化できるか考えることもあるでしょう。刻々と変化する状況に応じて、さまざまなタスクに対処していく醍醐味を味わえます。

スキルアップできる

会社自体が成長過程にあるため、ベンチャーコンサルでは、指揮命令系統が常にしっかりと整っているとは限りません。そのような状況で求められるのは、指示がなくても自ら考えて動いていける主体性や思考力、行動力などです。

同時並行で複数の業務を進めていくタスク管理やスケジュール管理能力も問われるでしょうし、状況に応じて優先順位を見極める判断力や対応力も磨かれていくでしょう。クライアント企業やチームとのコミュニケーション力も必要ですし、何か問題が発生したときや課題に直面したときには、分析力や課題解決力も不可欠です。

求められることが多い一方で、その分スキルアップできるのが、ベンチャーコンサルで働くメリットといえます。

チャンスが多い

新しいことに挑戦できる機会も多いです。ベンチャーコンサルは少数精鋭ですので、限られた人数で効率良く業務に取り組まなければなりません。年齢や経験などに関わらず、やる気のある人材が業務を任されていきます。

やる気だけではなく努力や実力が認められれば、意見や提案を求められることも増えるでしょう。そうしていくことで、より規模の大きな案件や裁量範囲の広い業務、責任のあるポジションなどへとステップアップしていくことが可能です。

事業が順調に成長していけば、若くして役職に就くだけではなく、重要なポジションに任命されることも不可能ではありません。

顧客に大きく貢献できる

ベンチャーコンサルのクライアントには、中小企業や小規模企業が多い傾向があります。経営者や意思決定権を持つ役職者と接する機会が多くなるでしょう。個人の裁量が大きいベンチャーコンサルでは、経営者と話し合いを重ねながら支援の方向性を決めていくことも可能です。

そのようにして洗い出した課題や課題解決のために開発した新しい商品・サービス、導入した新しい営業手法などは、クライアントの売上や評判などといった業績として表れます。

自分が深くコンサルに関わった企業が成功していけば、大きな喜びを感じるでしょう。クライアントからの感謝の言葉に心が動かされる場面に、数多く出会える可能性もあります。自分の働きがクライアントに大きく貢献したことを実感できれば、働くことの満足感も高まるでしょう。

大幅な昇給のチャンスがある

ベンチャーコンサルは、成長分野の企業や新技術を開発した企業などをクライアントとすることが珍しくありません。クライアントの事業がめざましい成功をおさめれば、その分会社が得る報酬も増えます。一時金や報奨金が支払われることもあるでしょう。

コンサルティングファームとしての実績や評判がついてくると、時間契約やスポットコンサルといった短期的な契約から、顧問契約・アドバイザリー契約やプロジェクト型といった長期的な契約が徐々に増えていくのが一般的です。経営が安定してくれば、自分の年収アップも期待できます。

収入を増やすための方法には、転職以外にも副業やフリーランスという選択肢があります。レバテックフリーランスでは、一人ひとりのスキルや希望をヒアリングしたうえで最適なコンサルタント案件をご紹介していますので、お気軽にご相談ください

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コンサルティングファームの種類

ここで一旦、代表的なコンサルティングファームの種類を見ておきましょう。一口にコンサルといっても特徴があり、以下4つに大別されます。

  • 総合型
  • 戦略型
  • 機能特化型
  • 業界特化型

総合型とは、どのような案件にも総合的に対応できるコンサルティングファームのことです。業界を選ばず、戦略からオペレーションまで幅広く対応可能です。外資や大手、有名コンサルが多く、コンサル業界のけん引役も多数存在します。

総合型と異なり、戦略型が行うのは経営戦略や成長戦略の立案です。M&Aや企業再生も含まれます。対象とするのは大企業や官公庁、公的機関など、主に大きな組織です。中小企業やスタートアップに特化しているコンサルもあります。

特化型のコンサルは、機能か業界かに大別されることが特徴です。機能特化型にはITや組織人事や財務会計などがあり、業界特化型の代表は、医療や環境などです。

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ベンチャーコンサルががおすすめできる向いている人

ベンチャーコンサルで働くのが向いているのはどのような人なのか、整理しておきましょう。おすすめしたいのは、以下のような人です。

  • 変化やスピード感を楽しめる人
  • 裁量範囲が広い業務を主体的に進めていきたい人
  • 向上心や成長意欲の高い人
  • 努力や勉強が継続できる人
  • 将来的な独立を考えている人

クライアント企業の経営者と渡り合うことも多く、自分の提案によって相手企業の現状を改善していくという、非常にやりがいのある業務です。その一方で責任も大きいため、プレッシャーを力に変え新たな挑戦を楽しめる人が向いているといえるでしょう。

ベンチャーと同様、フリーランスにも向き不向きがあります。フリーランスに向いている人の特徴はこちらの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
フリーランスに向いている人の特徴|会社員と悩む場合の適性診断

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代表的なベンチャーコンサル企業5社の特徴・年収

ベンチャーコンサルは、大きく4種類に分かれることに触れました。ここでは、種類別のベンチャーコンサルの特徴と年収を見ていきます。平均年収が高いのは外資系で、日系、中堅企業、ベンチャーと続きます。

総合型

外資や大手、有名コンサルが数多く含まれているのが、総合型コンサルです。外資大手には、デロイトトーマツ、アクセンチュア、PwCなどが、日系には日本IBMやアビーム、野村総合研究所などがあります。総合コンサルの平均年収は800万円といわれますが、実績によって1000万円を超えるケースも少なくありません。ベンチャーコンサルは創業間もない企業のため総合型を探すのは難しいでしょう。

戦略型

戦略系コンサルとして有名なのは、マッキンゼーやボストン、ベインなどです。日系では、経営共創基盤やドリームインキュベータ、電通コンサルティング、NTTデータ経営研究所などがあります。平均年収は約900万円とされていますが、キャリアアップしていけば1000万円を超えるのも夢ではありません。戦略型は総合型と同様に、年収の高さが特徴です。ベンチャーコンサルとしては、スタートアップへの支援に特化したリブコンサルティングがあります。

機能特化型

機能特化型コンサルの中でも、IT外資ではガートナーやケンブリッジテクノロジーパートナーズが、日系ではシンプレクスが有名です。組織人事で知られているのは外資のマーサーや日系のM&Aキャピタルパートナーズなどでしょう。外資大手KPMGやEYSCは監査や会計からスタートしたコンサルです。

機能特化型コンサルの中でもITコンサルの平均年収は約800~900万円とされています。ITベンチャーコンサルには、シグマシクスやフューチャーアーキテクト、日立コンサルティングなどがあり、成長が見込まれています。

ITコンサルタントの年収について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
ITコンサルタントの平均年収|高い理由や未経験から目指す方法を解説

業界特化型

業界特化型コンサルで注目を集めているのは、医療や環境分野を取り扱うコンサルティングファームです。医療では、IQVIAソリューションズジャパンやグローバルヘルスコンサルティングジャパン、日本経営などがよく知られています。

環境分野では、外資大手などのグループ会社も少なくありません。そのような中でも、水に特化した日水コンや地質を専門とするエヌエス環境などはユニークです。SDGsや環境問題への関心の高まりを受けて、注目されているといえるでしょう。

医療系ベンチャーコンサルでは、エムスリーやシーユーシー、メンタルヘルステクノロジーズなどがあり、急成長を遂げていることで有名です。

ベンチャーコンサルで働く際によくある質問

ここでは、ベンチャーコンサルで働く際によくある質問に答えていきます。

Q. ベンチャーコンサルにはどんな特徴がありますか?

1人で対応する案件が多い、下請け案件が多い、中小企業の案件が相対的に多い、経験者採用や中途採用が多い、経営陣との距離が近い等の特徴があります。

Q. ベンチャーコンサルで働くメリットは何ですか?

個人の裁量が大きい、自社の経営や営業方針に携われる可能性が高い、大手と比較して採用のハードルがやや低め等のメリットがあります。

Q. ベンチャーコンサルで働くデメリットは何ですか?

会社の知名度が低い、業務量が多くなる可能性がある、経営上の安定さは大手コンサルより低め、大手コンサルに比べると給与が低くなりがち等のデメリットがあります。

Q. ベンチャーコンサルと大手の違いは何ですか?

ベンチャーコンサルと大手の違いは支援の規模です。大手は世界に多くの拠点を持ち、コンサルタント数も数千人規模でいるのに対し、ベンチャーコンサルは少数精鋭できめ細やか、かつスピーディーな対応で小さな企業にも対応できるのが強みです。

Q. ベンチャーコンサルで働くのに向いている人の特徴は何ですか?

成長意欲が旺盛、裁量の大きい仕事を自主的に進めたい、大きな裁量や経営層とのコミュニケーションを求めてる、自社の成長に携わりたい等の特徴があります。

※本記事は2023年8月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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