戦略コンサルタントとして独立し成功するには?魅力や年収、失敗要因を解説 | レバテックフリーランス
戦略コンサルタントとして独立し成功するには?魅力や年収、失敗要因を解説
- Webコンサルタントの将来性
- Webコンサルタントとして個人で働くメリット
- Webコンサルとして個人で活動する方法
戦略コンサルタントとしてこれまで培ってきた知見を活かし、独立を検討している方もいるのではないでしょうか。案件が豊富なことや、戦略コンサルティングファーム出身のコンサルタントは重宝されることから、戦略コンサルタントは独立に向いているといえるでしょう。
本記事では戦略コンサルタントが独立に向いている理由や独立するメリット、独立後の案件獲得方法などを解説します。
戦略コンサルタントの業務内や働き方が気になっている方は、以下の関連記事も併せてご覧ください。
戦略コンサルタントとは?仕事内容や必要なスキル、やりがいを解説
レバテックフリーランスではフリーランスの
ITコンサル案件をご紹介しています案件を探してみる
目次
戦略コンサルが独立に向いている理由
戦略コンサルタントは、独立するのに向いているとされています。その理由は主に以下のとおりです。
- 需要があり、案件数が豊富
- 戦略コンサルティングファーム出身者は重宝される
それぞれの内容を解説します。
需要があり、案件数が豊富
戦略コンサルタントは需要が高く、案件も豊富にあります。
また、プロジェクト型やスポットコンサル型など、案件の種類が複数あることも特徴です。例えば、IT領域のコンサルタントと比べると、案件の特性上、戦略コンサルタントの領域は低稼働案件が多く、この点も独立するメリットといえるでしょう。
案件にアサインされたとしても、当たり前のように「週5日×1日8時間」働く案件ばかりではありません。「週3日×1日8時間」のみ稼働するといった案件もあるため、フリーランスの戦略コンサルタントとして稼働しつつ、空いた時間を起業や趣味、家族と過ごす時間などに使えるメリットもあります。
コンサルタントの副業について気になる方は、こちらの記事もご覧ください。
コンサルタントの副業は土日でも可能?仕事内容や始め方を解説
戦略コンサルティングファーム出身者は重宝される
戦略コンサルや総合コンサルのファーム出身者は重宝される傾向にあることも、戦略コンサルタントが独立に向いている理由です。
フリーランスコンサルタント市場の需要は拡大中であり、その中でも特に、戦略案件を請け負えるコンサルタントは少ないことがその理由でしょう。戦略コンサルタントには、事業戦略・全社戦略・新規事業・M&Aなど、専門的な知識や高度なスキルセットが求められます。需要に対して人数が少ないため、戦略・総合ファームでの実務経験がある方は、高い報酬を獲得できる可能性も高いといえます。
独立した戦略コンサルの案件例
戦略コンサルタントが独立後に携わる案件の種類は、主に以下の4つです。
- 事業コンサルティング
- 人事・組織コンサルティング
- 財務・リスクコンサルティング
- IT・Web戦略コンサルティング
それぞれの案件の概要について解説します。
事業コンサルティング
事業コンサルティングの案件では、中長期的な経営戦略やグローバル展開など、 規模の大きい案件を取り扱います。戦略コンサルタントが得意とする領域であり、コンサルティング案件の中でも高い報酬が狙えるでしょう。
人事・組織コンサルティング
人事・組織コンサルティング案件では、人事や組織に関する専門知識を駆使して、戦略立案などを行います。さらに「組織・人事系」と「人材育成・組織開発系」の2つに分類されます。
組織・人事系は、人事制度改革や業務改革など、企業の制度やシステム面に関する内容です。人材育成・組織開発系は、社員の教育やスキル開発、組織全体の意識改革に関する仕事で、チェンジマネジメント系と呼ばれることもあります。
財務・リスクコンサルティング
財務・リスクコンサルティングの案件では、企業全体、もしくは事業部門の財務状況の分析や事業計画の精査を行い、財務戦略を立案します。財務比率分析や設備投資、資金調達方法の策定などが該当するでしょう。
さらに、クライアントの財務リスクや経営上のリスクを見極め、経営戦略に合わせたリスク管理を提案し、持続的な成長と安定した経営に貢献します。財務・リスクコンサルティングは、戦略コンサルタントのスキルや経験を活かしやすい領域といえるでしょう。
IT・Web戦略コンサルティング
IT・Web戦略コンサルティング案件に携わる、フリーの戦略コンサルタントもいます。IT・Web戦略コンサルティング案件では、IT戦略・DX方針の策定やシステム構築プロジェクトのサポート、個別プラットフォームの活用方法の提案などを行います。
ITコンサルタントの仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。
ITコンサルタントとは?仕事内容やフリーランス事情を解説
独立した戦略コンサルのプロジェクト参加パターン
独立した戦略コンサルタントがプロジェクトに参加するパターンとしては、「 事業会社直下型」と「サブコン型」 があります。ここでは、それぞれの特徴を解説します。
事業会社直下型
1つ目は、事業会社の経営戦略部門やプロジェクトメンバーとしてアサインされる、「事業会社直下型」です。事業会社に完全常駐するケースは少なく、週1〜2回のミーティングに参加するイメージです。ミーティングのファシリテーションと論点整理、議論用資料の作成を担うといった関わり方をします。
コンサルティングファーム時代と比べ、アドバイザー的な立ち位置になるため、これまでとは異なる働き方を望む場合に適しているでしょう。
ただし事業会社直下型の場合、コンサルティングファーム時代よりも過度な要求をされることは少ないものの、 安定したリピートにはつながりにくいことに注意しましょう。 事業会社の多くが、一年中コンサルティングが必要なプロジェクトを行う事業会社は少ないためです。 また、 業界を取り巻く環境の変化によって、コンサルティングのニーズ自体が突如としてなくなるリスクもあります。
サブコン型
2つ目は、コンサルティングファームの1メンバーとしてプロジェクトに参加する、「サブコン型」です。大手コンサルティングファームにサブコンの形で関わる場合、独立前と働き方は大きく変わらないため、仕事をしやすい点がメリットといえます。ただし、単価が高くリピートにつながりやすいものの、要求が多くハードワークを求められる傾向にあります。
ブティックファームと呼ばれる小規模なコンサルティングファームに、サブコンとして参画することもあるでしょう。案件やテーマに特徴がある場合が多く、大手コンサルティングファーム時代には携われなかった案件に携われることも少なくありません。
大手コンサルティングファームに比べると報酬面ではやや見劣りしますが、案件の内容の面白さを理由にブティックファームを選ぶフリーの戦略コンサルタントもいます。
独立した戦略コンサルの報酬相場
独立した戦略コンサルタントの報酬相場は、月額140万〜200万程度といわれています。もちろん、能力や案件の難易度や規模によって金額は変動します。独立後に3,000万円以上の年間報酬を得ている戦略コンサルタントも存在します。
経験やスキルによっては年収を格段に上げられる可能性があり、この点が、戦略コンサルタントが独立する醍醐味の1つといえるでしょう。
戦略コンサルの独立後の稼働スタイル
戦略コンサルタントの稼働スタイルは、さまざまです。戦略コンサルタントは稼働日数が少ない案件も多いため、ライフスタイルに合わせた稼働スタイルを選択できます。例えば、以下のようなパターンがあるでしょう。
- 週3日稼働で趣味と両立させる
- 起業とフリーランス戦略コンサルを並行して行う
- 転職の間に稼働する
- 副業として稼働する
各パターンについて解説します。
週3日稼働のフリーランスとして働く
週3日のみ稼働する案件を選び、空いた平日の残り2日を趣味の時間や家族と過ごす時間に充てることも可能です。常に週3日稼働ではなく、普段は週5日の案件を受注し、限定的に週3日程度の案件を請ける方もいます。
前述のようにそもそもの報酬相場が高いため、週3日稼働であっても十分な生活を送れるケースもあるのが、戦略コンサルタントの魅力の1つです。週3日稼働でも、年収換算では1,000万~1,400万円程度を得られることも多いため、生活水準を上げすぎなければ、満足できる暮らしができるでしょう。
起業とフリーランス戦略コンサルを並行して行う
起業とフリーランス戦略コンサルタントを、並行して行う方法もあります。 事業が軌道に乗って利益を得られるまでは、 フリーランス戦略コンサルタントの収入で生活します。戦略コンサルタントとして週2.5日、あるいは週3日のみ稼働し、残りを自身の事業立ち上げに充てることが可能です。
転職の間に稼働する
転職が決まり、現職を退職してから転職先に入社するまでの間に、フリーランスの戦略コンサルタントとして活動するケースもみられます。例えば、コンサルティングファームから事業会社に転職すると報酬が下がる傾向がありますが、そのような場合でも戦略コンサルタントとして収入を得ることで、トータルの収入源をカバーできます。
副業として稼働する
戦略コンサルタントとして独立するケースにはあてはまりませんが、副業で戦略コンサルタントの案件を受注している人も多く存在します。
コンサルタントファームから事業会社やスタートアップ企業に転職する場合、年収が下がってしまうことも珍しくありません。しかし、副業で戦略コンサルタント案件を請けることで、減った分の収入を補填できます。中には、コンサルティングファーム在籍時よりも収入が上がるケースもあるようです。
コンサルの副業の始め方について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
副業にコンサルタントは向いている?始め方や報酬の相場、注意点を解説
独立後の戦略コンサルが案件を獲得する方法
独立した戦略コンサルタントが案件を獲得するための方法は、次のとおりです。
- SNSや人脈を使って獲得する
- クラウドソーシングサイトを使う
- フリーランスエージェントを活用する
- コンサル特化型のマッチングサイトを利用する
- 直接営業をかける
1つずつ確認しましょう。
SNSや人脈を使って獲得する
独立後、SNSや人脈を使って案件を獲得している戦略コンサルタントもいます。経験やノウハウを継続的に発信していると、顧客から案件を依頼されることがあります。
ただし、SNSや人脈を使っての案件獲得は、戦略コンサルタントとしてある程度の実績と経験があることが前提の手法といえるでしょう。そのほか、エージェントやマッチングサービスを介さず、直接交渉するため、単価交渉をしやすい、働き方の条件を受け入れてもらいやすいといった傾向があります。
クラウドソーシングサイトを使う
独立した戦略コンサルタントが案件を獲得するために、クラウドソーシングサイトを使うという選択肢もあるでしょう。クラウドソーシングとは、企業や個人がインターネット上で不特定多数の人に業務を依頼するサービスです。スポット型の案件が多いため、スキマ時間を有効に活用できます。
実績や経験がなくても受注しやすい点がメリットである一方、報酬額が低い傾向があります。独立後の戦略コンサルタントが使う場合は、個人での実績作りに利用し、徐々のエージェントなどのサービスに移行していくとよいでしょう。
フリーランスエージェントを活用する
フリーランスエージェントを活用する方法は、多くの独立した戦略コンサルタントが、案件獲得に使っています。フリーランスエージェントは、案件を発注する企業と受注する個人を仲介するサービスです。登録しているスキルや経験に合った案件を紹介してくれるため、営業力に自信がなくても安心です。また、契約や単価交渉といった手続きも代行してもらえる点もメリットといえるでしょう。
レバテックフリーランスでは、フリーランスの戦略コンサルにもサポートを行っているほか、税金や保険の手続きなど各種のご相談にもご対応しています。戦略コンサルで独立をお考えの方はお気軽にお問い合わせください。
コンサル特化型のマッチングサイトを利用する
独立後の戦略コンサルタントの案件獲得の手法として、コンサル特化型のマッチングサイトの利用もおすすめです。コンサルタントマッチングサイトとは、コンサルタントと法人、あるいはコンサルタントと個人事業主のマッチングを目的としたサイトです。マッチングサイトによって得意とする領域が異なるため、利用する際は複数のマッチングサービスを比較検討しましょう。
直接営業をかける
営業力に自信があれば、直接営業をかけるのも有効な案件獲得方法の1つです。既に仕事をしたことのあるクライアントに営業をする場合は、比較的成功率が高いといえるでしょう。ただし、クライアントが満足する成果を上げていることが前提になります。
そのほか、戦略コンサルティングを必要としている可能性のある企業に、飛び込み営業やテレアポなどで新規に営業をかける方法もあります。
戦略コンサルが独立するメリット
戦略コンサルが独立するメリットとして挙げられるのは、以下の3つです。
- 会社員時代よりも年収がアップする可能性がある
- 案件の取捨選択や自由な働き方が可能である
- 周辺業務にリソースを割かなくてよい
順番に解説します。
会社員時代よりも年収がアップする可能性がある
戦略コンサルタントとして独立するメリットとしては、会社員時代よりも年収がアップしやすい点が挙げられるでしょう。
特に、前職が総合コンサルティングファームや、事業会社であった場合は年収が上がる可能性が高いといえます。一方、戦略コンサルティングファーム出身者については、人によってはあまり変わらないこともあります。
戦略コンサルの単価については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
戦略コンサルタントの単価相場徹底解説!収入アップのコツを解説
案件の取捨選択や自由な働き方が可能である
案件の取捨選択や自由な働き方が可能であることも、戦略コンサルタントとして独立するメリットの1つです。独立してフリーの戦略コンサルタントになることによって、自分の興味関心やキャリア設計を考慮した案件を選びやすくなります。
また、コンサルティングファームに勤務する戦略コンサルタントのよくある悩みとしては、「激務であること」や「仕事中心の生活になっていること」などが挙げられます。そのため多少収入が下がったとしても、自分の望む働き方を手に入れるために独立を選択する戦略コンサルタントは少なくありません。
戦略コンサルタントとして独立すると、コンサルティングファームに在籍していた時代よりも、働く場所や時間を自由に選びやすくなるでしょう。
周辺業務にリソースを割かなくてよい
フリーの戦略コンサルタントになると、周辺業務にリソースを割かなくてすむようになることも、独立のメリットといえるでしょう。
コンサルティングファーム在籍中は、参画しているプロジェクトのほか、チームの育成やトレンド調査をはじめとする、在籍しているチーム内の活動に時間を取られることが一般的です。しかし、独立すると会社のために行っていた業務はなくなるため、稼働しているプロジェクトに集中できます。
戦略コンサルが独立して失敗する要因
戦略コンサルタントの独立が、必ず成功するわけではありません。中には失敗してしまうケースもあります。戦略コンサルタントが独立に失敗する主な要因は、以下の3つです。
- 案件が小規模のプロジェクトに偏る
- クライアントに迎合してしまう
- 新たな領域へのチャレンジを避けてしまう
各要因について、それぞれ解説します。
案件が小規模のプロジェクトに偏る
戦略コンサルタントとして独立した場合、携わる案件が小規模のプロジェクトに偏るケースがあります。独立後、プロジェクト開始に向けてメンバーを集めようとしても、メンバーは自分と同様に独立したコンサルが中心となるでしょう。
しかし、それぞれが個人で案件を抱えているため、お互いにタイミングを合わせて稼働するのは困難です。結果的に、個人で対応できる規模のプロジェクトに偏ってしまう可能性があります。
クライアントに迎合してしまう
クライアントに迎合してしまうと、戦略コンサルタントとして独立しても成功するのは難しいでしょう。個人で対応可能なプロジェクトの受注を続けていると、次の案件も受注したいという気持ちから、本来はクライアントのためにならなくても、迎合する言動を取ってしまいがちです。
そのような状況で、大手のコンサルティングファームがクライアントに対して、自分が関わってきたコンサルティングの内容の間違いを指摘し、信用を失ってしまうというケースもあるようです。
新たな領域へのチャレンジを避けてしまう
個人で対応できる案件ばかり受注するようになると、未経験の分野や、チャレンジが必要なレベルのコンサルティングに取り組む機会は失われていきます。その結果、戦略コンサルタントとしての成長は見込めなくなるでしょう。
個人での成長が見込めないまま、似たような領域の案件を単純にこなすだけの状態に陥ると、思い描いていたような独立の成功は得られないかもしれません。
独立する戦略コンサルに必要なスキル
独立する戦略コンサルタントに必要とされるスキルは、主に以下のとおりです。
- ロジカルシンキングスキル
- リサーチスキル
- コミュニケーションスキル
- プレゼンテーションスキル
- ドキュメンテーションスキル
- マネジメントスキル
各スキルについて解説します。
ロジカルシンキングスキル
ロジカルシンキングスキルは、戦略コンサルタントの必須スキルです。ロジカルシンキングスキルは、物事を筋道立てて整理する思考力のことを指します。
戦略コンサルタントは、クライアントが抱える経営上の課題を、筋道立てて解決に導かなければならず、そのために必要な主なスキルがロジカルシンキングスキルです。
リサーチスキル
リサーチスキルも、戦略コンサルタントに必要とされるスキルの1つです。リサーチスキルとは、課題を解決するために必要な情報を収集するスキルのことで、文献資料やビッグデータ解析などの情報収集・分析能力も含まれます。
戦略コンサルタントが事業戦略などを立案する際、根拠となるものが主観などの不確かなものであってはなりません。確かな情報を適切に分析し、その情報をベースに戦略や改善案の策定をする必要があります。
コミュニケーションスキル
戦略コンサルタントには、コミュニケーションスキルも欠かせません。コミュニケーションスキルは、クライアントやチームメンバーに対し、意思や情報を明確に伝える能力です。
交渉能力、クライアントへの提案、チームメンバーの連絡調整などに求められます。海外に関わるプロジェクトの場合、英語でのコミュニケーションスキルも必要です。
プレゼンテーションスキル
精度の高いプレゼンスキルを作成できたとしても、それだけではクライアントを説得できないでしょう。説得力のある高いプレゼンテーションスキルを伴ってはじめて、クライアントへの価値提供につながります。
プレゼンテーションスキルを高めるには、伝える順序を組み立てる構成力や、わかりやすく内容が相手に伝わる表現力、聞き手の納得感を引き出す説得力の3つの要素を向上させることが欠かせません。
ドキュメンテーションスキル
戦略コンサルタントに求められるスキルとして、ドキュメンテーションスキルも挙げられます。ドキュメンテーションスキルとは、調査結果や進捗状況、広報資料などを適切にまとめる能力のことです。依頼内容によっては、作成された資料に目を通し、監修するスキルの有無も問われます。
マネジメントスキル
マネジメントスキルも、戦略コンサルタントに求められるスキルといえるでしょう。複数メンバーがアサインされるプロジェクトでは、バックグラウンドが異なるメンバーの間に入り、進捗を管理するスキルが必要です。
また、個人で案件を請け負う場合も、プロジェクトを推進するための計画を立案し、期日までにタスクを実行するスキルが求められます。
戦略コンサルの独立後に役に立つ資格
戦略コンサルタントとして独立するのに、必ず必要な資格はありません。まず求められるのは、戦略コンサルタントとしての経験や、ここまでお伝えしてきたスキルなどです。しかし、以下の資格などを保有していると、案件を選択できる幅がさらに広がるかもしれません。
中小企業診断士 | 中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う、法律上の国家資格 |
---|---|
公認会計士 | 企業の監査と会計を専門分野とし、「監査業務」を行える唯一の国家資格 |
MBA(Master of Business Administration / 経営学修士) | 日本では「経営学修士」と呼ばれる、経営学の大学院修士課程を修了すると授与される学位 |
PMP(Project Management Professional) | プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル(Project Management Professional)の略で、プロジェクトマネジメントの専門家であることを証明する資格 |
上記のほか、IT系戦略コンサルティングでは、「SAP認定資格」「IT企業認定資格」などのIT系資格の保有も、案件獲得に有利に働く場合があります。
ITコンサルの分野で活躍できる資格については、こちらで解説しているのでチェックしてみてください。
ITコンサルタントの資格|仕事や転職に役立つおすすめの資格と難易度
戦略コンサルタントが独立する際によくある質問
ここでは、戦略コンサルタントが独立する際によくある質問に答えていきます。
Q. 戦略コンサルが独立に向いているとされる主な理由は何ですか?
戦略コンサルが独立に向いている主な理由は、需要が高く案件数が豊富であること、戦略コンサルタント出身者が重宝されることです。
Q. 独立した戦略コンサルタントの報酬相場はどの程度ですか?
独立した戦略コンサルタントの報酬相場は、スキルや案件によって異なりますが、月額70万~150万円程度です。
Q. 戦略コンサルが独立するメリットは何ですか?
戦略コンサルが独立するメリットは、受注する案件を自身で決められること、年収アップが期待できること、コンサル業に集中できることなどです。
Q. 戦略コンサルが独立する際に必要なスキルは何ですか?
戦略コンサルが独立する際に必要なスキルは、論理的思考力、調査能力、コミュニケーション能力、ドキュメンテーション能力、マネジメント能力などです。
Q. 戦略コンサルが独立する際に役に立つ資格はありますか?
戦略コンサルが独立する際には、中小企業診断士、MBA、税理士、公認会計士といった資格が役立ちます。
※この記事は2023年11月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
役に立った/参考になったと思ったら、シェアをお願いします。