副業の注意点とは?開始前・開始後に分けて大切なポイントを解説

働き方改革などにより副業や兼業が推進されるなかで、多くの関心が集まっている副業ですが、失敗しないためには始める前後で注意すべき点がいくつかあります。

ここでは、副業を始める前と後に分けて、注意すべきポイントを具体的に紹介します。各ルールや手続きに関する解説ページへのリンクも載せているので、本業と副業を無理なく両立させるためにも、チェックしておきましょう。

目次

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【開始前】事前に配慮すべき副業の5つの注意点

本業と並行してうまく副業をこなすためには、開始する前にいくつかの重要なポイントを確認し、心構えをしておくことが肝心です。ここでは、そんな副業における事前の注意点について解説していきましょう。

勤める会社の副業ルールを確認しておく

勤める会社によっては、副業を禁止しているところもあれば、条件付きで許可している場合もあります。そのため、副業を開始する前に絶対に確認しなくてはならないのが、企業の社内規定です。

社内規定に則って副業が可能かどうかを把握し、もし副業が許可されている場合でも、その範囲や条件は詳細にわたって確認しましょう。自らの信用を守るためにも、事前に人事部門や上司に相談するのが望ましいでしょう。

また、契約社員やアルバイトであれば、独自のルールがあるかもしれませんので、そうした点も念入りに確認しておきましょう。

勤める会社との競業や損害に気をつける

副業を行う上で別の角度から注意が必要なのが、競業避止義務です。これは、現在勤務する会社と同じ業種で副業を行ってはならない、というルールを意味しています。

たとえば、本業がIT企業である場合、別のIT企業での業務やプロジェクトへの参加は競業にあたる可能性も高いです。また、会社の業務に支障をきたすような副業や、企業の機密情報を利用しての副業も厳禁です。副業によって本業に不利益を与えることがないよう、倫理観を持って副業を選定していきましょう。

確定申告の準備をしておく

副業による収入が一定額を超えると、確定申告が必要になってきます。開始前に必要な書類や手続きについて理解しておくことで、スムーズに税務処理を進められるでしょう。

収入が発生した年の翌年の初めに確定申告を行うことになりますが、そのためには収入や経費に関する記録をしっかりと残しておくことが重要です。副業を初めて行う場合、税金の計算が難しく感じるかもしれませんが、国税庁のWebサイトで情報を得たり、必要に応じて税理士に相談するなどして、事前に準備を進めておくべきでしょう。

副業の確定申告が必要な条件、具体的なやり方などについてはこちらの記事をご覧ください。
【20万円ルール】副業所得20万以下でも確定申告・住民税申告は必要?

社会保険の確認をしておく

本業で社会保険に加入している場合、副業による収入がその保険料に影響する場合があります。副業によって年収が増えれば、社会保険料の負担額が変わる可能性があるので、事前に加入している健康保険組合や年金事務所に問い合わせをし、どのように影響するのかを確認しておくことが大切です。

また、ケースによっては、別途、国民健康保険や国民年金に加入する必要があるかもしれません。そのような場合の手続きや費用も含め、しっかり把握しておく必要があります。

社会保険についても詳しく知りたいという方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
業務委託での社会保険の手続きは?健保・年金に分けて紹介

副業のための作業環境を整える

副業を始める上で欠かせないのが、快適な作業環境の確保です。自宅での副業であれば、静かで集中できる場所を作ることが重要になります。

もし、リモートワークが主な副業なら、インターネット環境はもちろん、仕事に必要な機材やソフトウェアを揃えることも忘れてはいけません。さらに、作業を行う時間帯を設定するなど、生活リズムを崩さないように工夫をすることも大切です。安定した副業環境を作ることが、長期にわたって副業を続けるための鍵となります。

エンジニアの副業に関して知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
エンジニアの副業フリーランスってどうなの?おすすめサービスや注意点を解説
エンジニアの副業は週1・土日だけでもできる?おすすめの案件例や注意点を解説

副業の案件を提案してもらう

【開始後】忘れてはいけない副業の3つの注意点

副業を始めるとき、気持ちはワクワクしているものですが、始めた後の管理や注意事項をおざなりにしてはなりません。ここでは、副業を始めてから行うべき準備や注意点についておさらいしていきましょう。

副業の稼働時間は無理なく慎重に増やす

副業として始めた仕事であっても、急に稼働時間を増やすと本業に支障をきたす可能性があります。

最初は少ない時間からスタートし、徐々に自分のライフスタイルや本業、家庭とのバランスを見極めながら調整することが重要です。無理なスケジュールで過労に陥っては副業のメリットが逆にリスクになりかねません。

また、副業で得た成果や実績を本業のモチベーションにつなげることも一つの工夫でしょう。健康的な働き方を意識し、賢く時間を管理していきましょう。

経費のレシートや領収書を保管する

副業において発生する経費は、きちんと文書として管理することが非常に大切です。仕入れや材料費、交通費など、ビジネスに関わる出費は正確に記録し、レシートや領収書は必ず保管しましょう。これらが後々の税金計算や経費の申告に役立ちます。

また、何かトラブルがあった際の証明資料としても必要となり得るため、整理しておくことは法的なリスクを避けることにもつながります。経費をしっかりと管理することは、副業の成果をアップさせることにも繋がるのです。

確定申告や住民税の納付を忘れずに行う

副業から得られる収入がある場合、確定申告を行う義務が生じます。特に所得が年間20万円を超える収入がある場合は申告が必須となりますので、その準備は早めに始めることをおすすめします。

また、副業の収入には所得税だけでなく、住民税も課税されるので注意が必要です。納付期限を逃さずに、正しく計算し適切に納税することが肝要です。税務の知識に自信がない場合は、税理士などの専門家に相談するのも一つの手段でしょう。方法を知っておけば、期限ギリギリになって焦るということもなく、安心して副業を続けることができます。

年末の確定申告については、こちらの記事をご覧ください。
フリーランス(個人事業主)がミス無く確定申告を終えるために押さえておくべき12のチェックリスト

副業の案件を提案してもらう

副業禁止ならフリーランスとして独立するのも一つの手

副業が禁止されている企業に勤めている場合、自身のスキルや経験を活かしたいという思いがあるのにも関わらず、それが実現できないというハードルを感じている方もいるでしょう。

しかし、副業禁止の壁があるからこそ、フリーランスとしての独立という選択肢を考慮することは有意義な選択になるかもしれません。もちろん、独立にはリスクもあり大きな決断が必要ですが、自分の力で事業を築くという大きな目標を実現するための方法として、一度検討してみてもよいでしょう。

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※本記事は2024年5月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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