自営業者におすすめの副業7選!確定申告や選び方のポイントも解説

自営業を営みながらも、さらに収入を増やしたいと考える方は、副業を検討することもあるかもしれません。しかし、本業とのバランスや確定申告など、注意して押さえておくべきポイントもたくさんあります。

そこで、本記事では自営業者としてビジネスを持ちながら、別の副業を始めるコツやメリットを解説します。おすすめの副業も7種類紹介するので、副業探しの参考にしてみてください。

目次

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自営業をしながら副業で稼ぐメリット

今の時代、自営業者が副業を始めるというのは決して珍しいことではありません。副業には、単に収入を増やす以外にもさまざまなメリットがあるのです。ここでは、自営業者が副業をするメリットについて、順を追って説明します。

毎月の収入を安定させる効果がある

自営業は業績によって月の収入が大きく変動することも多いのが実情です。

そうした中で副業を行うことにより、収入源を増やすことができます。例えば、変動が大きい自営業の低迷時であっても、副業からの収入が安定していたり、副業で貯蓄があれば、生活への影響を軽減できます。

リスクが分散されることで精神的な安定も得ることができ、自営業のビジネスに集中するための余裕を持つことができることもあるでしょう。

独立行政法人JILPTの調査によれば、独立自営業者の約46%が、自営業を続ける上での問題点として「収入が不安定、低い」を回答しています。収入を増やし、安定させることは自営業者にとっての副業の最大の利点といえるでしょう。

参考:「『独立自営業者」の就業実態』|労働政策研究・研修機構(JILPT)

空き時間の有効活用になる

自営業者の多くは、時間の管理を完全に自己責任で行っています。

空いた時間をうまく活用できれば、副業という形で収入を増やすことが可能です。また、自営業での仕事が一段落した後の時間を、新しい知識や技術を学ぶ副業に充てることで、将来の自営業の拡大にも役立てることができるでしょう。

自営業と副業の損益通算ができる

副業と本業で複数の所得を得ることで、税金の面で有利になる場合があります。

たとえば、自営業で赤字が出たときに、副業で得た収入とは損益通算を行うことができ、税負担を軽減できる可能性があります。節税の観点でも、副業のメリットは小さくありません。

参考:No.2250 損益通算|国税庁

スキルや経験の幅を広げられる

自営業を営みながら、副業にも取り組むことで、ご自身のスキルや経験をさらに広げることができます。

たとえば、副業でWebデザインを学んだり、新しいマーケティング手法に触れることで、その知識を自営業にも活用できるかもしれません。常に学び続けることは、業界の変化に柔軟に対応するためにとても重要です。

新しい人脈を作れる

副業では自営業とは異なる分野での仕事をすることが多いため、新たな人脈を築くチャンスがあります。

これは自営業を営む上で得られない新しい視点や情報、ビジネスチャンスにも繋がる可能性があるでしょう。時には、副業で得た人脈が本業において新たな取引先や協力関係を築く起点となることも考えられます。

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自営業者が挑戦するのにおすすめの副業7選

自営業の方が副業を始めるとき、どのような仕事が向いているでしょうか。前述したメリットを踏まえて、自営業の方が挑戦しやすく、利点も大きいと思われる副業を7種類ご紹介します。

Webライティング

Webライティングとは、インターネット上で公開する文章を書く仕事です。パソコンやタブレットがあれば自宅で始められるので、自営業者にとっては取り組みやすい副業のひとつでしょう。

文章を書く技術が必要な仕事ですが、専門的な知識があれば報酬を上げることも可能です。

また、自営業の仕事と組み合わせることで、特定の業界に特化した記事を作成し、専門家としての知名度やブランド力を上げることもできるかも知れません。このように、自営業との相性が良いため、Webライティングは副業としておすすめです。

Webデザイン

Webデザインは、Webサイトの見た目や構造を設計する仕事です。もともと広告やチラシなどのデザインのスキルがある自営業者に向いています。もちろん、デザインの基礎知識があれば、自分で学んだり、オンライン講座を受講したりしてスキルを身につけることもできます。

他の多くの副業と同じく、Webデザインもインターネットを利用して場所を選ばずにできる事が多いので、忙しい自営業者でも副業として取り組みやすいです。

プログラミング

プログラミングは、ソフトウェアやアプリケーションを開発するためのコードを書く仕事です。最近は、プログラミングスキルを学ぶためのオンライン学習サービスが充実しており、初心者でも段階的に学ぶことができます。

自営業者であれば、自分のビジネスに役立つWebサイトを自分で作ってみるのもおすすめです。プログラミングを副業にすることで、将来的には自営業の効率化にもつながるでしょう。デジタル化が進む現代社会において、プログラミングスキルはさまざまな使い道があるでしょう。

プログラミングの副業について興味が湧いた方は、こちらの記事もご覧になると良いでしょう。
副業プログラマーのやり方|月5万円稼ぐ方法や稼げないとされる理由

動画編集

動画編集は、YouTubeや企業のプロモーション動画などの編集作業を行う仕事です。趣味でビデオ撮影をしている自営業者の方の場合、そのスキルを活かして動画編集の副業を始めることができます。

動画コンテンツの需要は高く、それに伴い編集技術を求める声もたくさんあります。自営業で映像やデザインを扱っている方には、特におすすめの副業といえるでしょう。

フードデリバリー

フードデリバリーは、食事を注文者のもとへ届ける仕事です。

自営業の合間のスキマ時間を利用して働けるので、地域や稼働できる時間が自営業の都合とマッチしていれば、おすすめの副業です。体力に自信があり、リアルでの副業を求める方には特に適しているでしょう。

オンラインの講師

オンライン講師は、インターネットを通じて専門的な知識やスキルを教える仕事です。自営業者の方の場合、その分野における深い専門性を活かして、人に教える仕事を副業にするのも良い手段でしょう。

オンライン講師は学びの場に関わる仕事となるため、教えることで新たな視点を獲得したり、自己啓発になったりして本業にも良い効果があるかもしれません。

コンビニなどの深夜勤務

コンビニやその他の実店舗での深夜勤務は、日中は自営業の仕事に専念し、夜間に別の仕事をしたい方にオススメの副業です。

深夜勤務は時給が高い傾向があり、短時間で効率良く収入を得ることができるでしょう。また、接客を通じてさまざまなお客様と触れ合うことで、コミュニケーション能力を磨くこともできます。

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自営業者が副業したら確定申告や所得税はどうなる?

自営業の方が副業を始めると、確定申告や所得税の計算に影響があります。副業で得た収入は、基本的には自営業の収入に合算されますが、副業の種類によって計算方法や申告方法が変わる点に注意が必要です。

副業による収入が「雑所得の場合」「事業所得の場合」「給与所得の場合」に分けて解説します。

副業が雑所得の場合

副業で得た収入が「雑所得」に分類される場合は、雑所得の合計が年間20万円を超える場合に確定申告が必要です。

雑所得とは、たとえば株の配当金、不動産の家賃収入、趣味や特技を生かして得た収入などを指します。

副業の確定申告をする場合、自営業の所得と合算して課税所得が計算されます。そして、所得金額に応じた税率が適用され、所得税額が決まります。ただし、雑所得の場合は経費を差し引くことが難しい場合もあるので、詳しいルールを確認したり、不安であれば税理士に相談しておくことをおすすめします。

副業が事業所得の場合

業として別の事業を営んでいる場合、その事業で得た収入は「事業所得」として計算されます。この場合、事業にかかった経費を収入から差し引いて所得を計算します。

そして、この所得と本業の自営業の所得を合算し、必要な控除を行った後、最終的な課税所得が決まります。

そもそも雑所得や事業所得って何だっけ?と意味を確認したい方は、こちらの解説をご覧ください。
事業所得と雑所得の違いとは?フリーランスはどっちが得か解説

副業が給与所得の場合

副業の収入が「給与所得」である場合、その収入は所得税法上の給与として扱われます。給与所得にあたるのはアルバイト等の場合です。

個人事業主が副業で給与所得を得た場合には、確定申告が必要です。この場合、勤務先から源泉徴収票を受け取り、自営業の所得と一緒に申告書に記載します。会社員であれば年末調整によって行っている所得税の還付を、確定申告を通して自ら行うというわけです。

なお、副業の勤務先から年末調整を受けるように言われた場合は年末調整を提出しても問題ありません。その場合も、同様の手順で確定申告を行い、正確な金額の税を収めることになります。

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自営業をしながら副業を探すときの注意点

自営業としての活動を持続させつつ、更に収入源を増やす狙いで副業を考える際には、いくつかの重要な注意点があります。不要なリスクを避けるためにも、きちんと確認して事前に対処しておきましょう。

本業に支障が出ないよう業務内容を確認する

自営業で副業を始める場合、最も大切なのは本業に影響が出ないようにすることです。副業をすると、時間の使い方が難しくなったり、本業に対するやる気や集中力が下がったりすることも考えられるでしょう。副業の内容やスケジュールを前もってよく考える必要があります。

競業避止義務に抵触しないよう配慮する

自営業の方が副業を検討する際には、競業避止義務にも気をつけなければなりません。

本業で取引をしている相手と、競争するような仕事を禁止する契約を結んでいる場合があります。そのため、そのような契約がないか確認し、副業が競合する可能性がある場合は選ばないようにしましょう。

また、業界の習慣や暗黙のルールにも注意が必要です。契約で決まっていなくても、業界内での信用を失うような行為は避けましょう。

本業のスキルや知識を活かせる副業を探す

自営業の方は、さまざまな技術や経験を積んでいると思います。そのような技術や知識を活かせる副業を選ぶことで、効率よく収入を増やすことができます。

たとえば、マーケティングの知識があればSNS運用の副業、Webデザインの技術があればバナーデザインの副業などを選ぶことができます。

本業との相乗効果を考えながら、自分の得意なことを活かせる副業を見つけることで、本業にも良い影響を与える可能性が高まります。

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自営業者に向いている副業の3通りの探し方

実際に副業の案件を探す際には、いくつかやり方があります。ここでは、自営業の方に適した副業の探し方を3つご紹介します。それぞれの方法を理解して、自分に合った副業を見つけるための参考にしてください。

クラウドソーシングを利用する

クラウドソーシングサービスとは、インターネット上で仕事の発注や受注ができるサービスです。仕事を探している企業や個人が、インターネット上で仕事を募集し、仕事を探している人が応募して仕事を受注します。

自営業の方がクラウドソーシングサービスを利用するメリットは、限られた時間でも、場所にとらわれずに仕事探しをできることです。また、さまざまな種類の仕事があるので、本業に近い仕事から、まったく違う分野の仕事まで、幅広い選択肢を吟味できます。

ただし、仕事の内容によっては報酬が低い場合もあるので、効率よく収入を得るためには、自分に合った仕事を選ぶ情報収集能力が試されます。

知り合いや顧客から紹介してもらう

自営業で築いた人脈を活用して、新しく副業を探すこともできます。自営業で培ってきた信頼関係や業界での経験を活かし、知り合いや顧客から副業のお仕事を紹介してもらうのです。知り合いの紹介であれば、信頼関係がすでにあるため、安心して仕事に取り組むことができます。

ただし、紹介ならではのしがらみもあり、信頼関係を壊さない配慮も必要になるので、本業に影響が出ないように時間の管理や仕事の優先順位をはっきりさせることが大切です。

エージェントサービスを利用する

自営業の方が副業を探す場合、エージェントサービスを活用することも有効な手段です。専門のエージェントは、自営業のスキルや経験、希望する働き方を考慮したうえで、最適な案件をご紹介してくれます。

エージェントを通じて副業を探すメリットは、自分一人では見つけにくい質の高い案件や企業とのマッチングが期待できることです。さらに、交渉窓口としての役割も担ってくれるので、働きやすい労働条件の確保につながることもあります。

業界最大級の数の案件を保有するレバテックフリーランスでは、副業向けの案件も多数取り扱っています。稼働可能な日数や曜日など、細かいご要望をヒアリングしたうえで最適な案件をご紹介しますので、まずはご相談ください

※本記事は2024年5月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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