Webディレクターの仕事に役立つ資格10選!取得後のキャリアパスも解説

Webディレクターとしてキャリアアップを目指している方や、スキルを証明したい方の中には、「Webディレクターに関連する資格にはどんなものがあるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Webディレクターが持っておきたい主な資格のほか、分野別におすすめの資格を紹介します。資格を取得した後のキャリアパスの例も紹介するので、Webディレクターとしてスキルアップしたい方、将来の選択肢を増やしたい方は、ぜひ最後までお読みください。

目次

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Webディレクターが持っておきたいおすすめ資格2選

Webディレクターがスキルアップするために、資格取得は有効な手段です。ここでは、Webディレクターが持っておくと良い資格を2つご紹介します。

Web検定 Webリテラシー

Web検定のWebリテラシーは、Webディレクターにとって基礎となるWebの知識を習得できる資格です。この資格では、Webの基本的な仕組みやインターネットの歴史、セキュリティなどの幅広い知識を学べます。

資格名 Web検定 Webリテラシー(認定資格名:Web検定 Webアソシエイト)
運営 株式会社ボーンデジタル
受験料 本体10,000円(税抜)
合格基準 正解率70%以上
受験資格 なし
公式サイト Web検定 Webリテラシー|Webリテラシー試験(資格名:Webアソシエイト)の概要

Web検定 Webディレクション

Web検定のWebディレクションは、Webディレクターに特化した専門的な知識とスキルを証明する資格です。試験では、Web制作の工程管理だけではなく、要件を導き出すための現状分析やプロジェクト企画、集客施策の立案など、幅広い専門知識が問われます。

試験はすでにWebディレクターやプロジェクトマネージャーとして働く方も対象にしているので、さらなるスキルアップを目指す方におすすめです

資格名 Web検定 Webディレクション(認定資格名:Web検定 Webディレクター)
運営 株式会社ボーンデジタル
受験料 本体10,000円(税抜)
合格基準 正解率70%以上
受験資格 なし
公式サイト Web検定 Webディレクション|Webディレクション試験(資格名 :Webディレクター)の概要

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Webディレクターとしてさらに専門性を高めるための資格8選

Webディレクターとしてキャリアを積み重ねる中で、専門性を高めることは大切です。専門性を高めれば、より難易度の高いプロジェクトを任されるようになり、結果として収入アップにつながる可能性があります。

ここでは、Webディレクターの専門性を向上させるのに役立つ8つの資格を下記の4つのカテゴリーに分けて紹介します。

  • Webサイト制作・デザインに特化した資格
  • マーケティングスキルに特化した資格
  • アクセス解析・データ分析に特化した資格
  • 経営・法務に特化した資格

Webサイト制作・デザインに特化した資格

Webディレクターにとって、サイト制作やデザインに関する知識は欠かせません。まずは、Webサイトの制作やデザインに関する知識を学べる資格を2つ紹介します。

Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験は、Webクリエイターに求められるデザイン能力とコーディング能力を図る試験で、スタンダードとエキスパートの2種類があります。

スタンダードで問われるのは、HTML5やCSSを扱うスキルです。エキスパートでは、ユーザビリティやアクセシビリティを考えたWebデザインのスキルが問われます。

どちらの試験もWebサイト制作に必要な幅広い知識を問われるため、制作現場の実務に直結するスキルを身につけたい方におすすめの資格です

資格名 Webクリエイター能力認定試験
運営 サーティファイ Web利用・技術認定委員会
受験料 エキスパート:7,700円(税込)
スタンダード:6,100円(税込)
合格基準 エキスパート:知識問題と実技問題の合計得点において得点率65%以上
スタンダード:実技問題の得点において得点率65%以上
受験資格 なし
公式サイト Webクリエイター能力認定試験|Webクリエイター能力認定試験 資格試験のサーティファイ
Web検定 Webデザイン

Web検定の中のWebデザイン試験は、Webデザインに特化した知識とスキルを証明する資格です。試験では、ビジュアルデザインのルールやHTML・CSSの書式などの内容が問われます。

試験で得た知識は、クライアントのニーズに合わせた魅力的なWebサイトを企画・提案する際に役立つでしょう。また、デザイナーとより深いレベルでコミュニケーションを取れるようになれば、プロジェクトの質を高められる可能性もあります。

そのため、Webデザイン試験は、デザイン面でのスキルアップを目指す方や、より総合的なWebサイト制作の知識を身につけたい方におすすめです

資格名 Web検定 Webデザイン(認定資格名:Webデザイナー)
運営 株式会社ボーンデジタル
受験料 本体10,000円(税抜)
合格基準 正解率70%以上
受験資格 なし
公式サイト Web検定 Webデザイン|Webデザイン(資格名:Webデザイナー)試験の概要

デザイン面でのスキルを磨く方法について詳しく知りたい方は、下記の記事でおすすめの学習方法を紹介しているので参考にしてみてください。
Webデザイナーは独学で目指せる?学習方法や成功の秘訣を解説

マーケティングスキルに特化した資格

Webディレクターとして働くうえでは、マーケティングスキルも役立ちます。マーケティングを学ぶことで、ユーザーの行動を理解し、それに合わせたコンテンツを提供するWebサイトを制作できるようになるからです。

ここでは、マーケティングスキルを磨くのにおすすめな2つの資格を紹介します。

マーケティング・ビジネス実務検

マーケティング・ビジネス実務検定は、マーケティングの基本的な知識から実践的なスキルまでを評価する資格です。具体的には、マーケティングの基礎理論から時事情報、実務事例まで、幅広い内容を学べます。

特定の業種・業界にとらわれない一般的なマーケティング知識が学べるため、マーケティングの基礎を身につけたい方におすすめの資格です

資格名 マーケティング・ビジネス実務検定
運営 国際実務マーケティング協会
受験料 A級:12,760円(税込)
B級:7,480円(税込)
C級:6,270円(税込)
合格基準 試験委員長が定める点(B級は正答率70%、C級は正答率80%が基準)
受験資格 なし
公式サイト マーケティング・ビジネス実務検定|どの業界どの職種でも通用するマーケティングのスキルを磨くマーケティング・ビジネス実務検定
Google広告 認定資格

Google広告 認定資格は、Google広告の運用に関する専門知識を証明する資格です。この資格では、検索広告やディスプレイ広告、動画広告など、Google広告の各種プラットフォームについて学べます。

資格名 Google 広告認定資格
運営 Google
受験料 無料
合格基準 正答率80%以上
受験資格 なし
公式サイト Google 広告認定資格|Google 広告の認定資格について

アクセス解析・データ分析に特化した資格

アクセス解析やデータ分析について学ぶと、Webサイトのパフォーマンスを評価し、データにもとづく改善策を考えられるようになるため、Webディレクターとしてスキルアップできます。

Webサイトの効果測定や改善提案を行いたい方には、これから紹介する2つの資格がおすすめです。

Google アナリティクス認定資格

Google アナリティクス認定資格は、Googleが提供するアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」の活用スキルを証明する資格です。資格取得を通して、Googleアナリティクスの基本的な仕組みを理解できます。

資格名 Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
運営 Google
受験料 無料
合格基準 非公開
受験資格 なし
公式サイト Google アナリティクス個人認定資格|Google アナリティクスについて学ぶ
ウェブ解析士

ウェブ解析士は、Webサイトの分析と改善提案に関する総合的なスキルを証明する資格です。この資格では、アクセス解析ツールの使用方法だけでなく、ビジネス目標に沿った分析手法や改善策の立案まで幅広く学べます。

資格名 ウェブ解析士
運営 一般社団法人ウェブ解析士協会
受験料 認定講座を受講する場合:33,000円(公式テキスト、講座、試験費用)
認定講座を受講しない場合:22,000円(公式テキスト、試験費用)
合格基準 非公開
受験資格 なし
公式サイト ウェブ解析士|デジタルマーケティングで事業を開拓する 一般社団法人ウェブ解析士協会

経営・法務に特化した資格

Webディレクターとしてキャリアを積む中では、業務に直接関連するスキルのほかに、経営や法務など間接的に関わる知識を身につけることも大切です。経営や法務の知識があれば、ビジネス視点でプロジェクト管理ができ、クライアントと深い信頼関係を築けるからです。

ビジネスの全体像を理解し、より戦略的な提案や意思決定ができるようになりたいWebディレクターには、これから紹介する2つの資格がおすすめです。

ビジネス実務法務検定試験

ビジネス実務法務検定試験は、契約法や知的財産法、労働法など、ビジネスに関わる幅広い法律知識を学べる試験です。

試験を通して法的な知識を身につければ、Webサイトで使用する画像で著作権侵害をしてしまうなどの法的リスクを回避し、プロジェクト管理を行えるようになるでしょう。

ほかには、クライアントとの契約締結の際にも、不利益な内容で契約を結ぶのを防げるなど、試験で得た知識が役立ちます。

資格名 ビジネス実務法務検定試験
運営 東京商工会議所
受験料 1級:9,900円(税込)
2級:7,700円(税込)
3級:5,500円(税込)
※CBT方式の場合は上記に加えCBT利用料2,200円(税込)
合格基準 1級:共通問題2問・選択問題2問の200点満点とし、各問題ごとに得点が50%以上でかつ合計点が140点以上
2、3級:70点以上(100点満点)
受験資格 なし
公式サイト ビジネス実務法務検定試験|東京商工会議所検定サイト
経営学修士(MBA)

経営学修士(MBA:Master of Business Administration)は、ビジネスの全体像を理解し、経営戦略を立案・実行する能力を証明する学位です。MBAで学ぶことで、クライアントの事業全体を理解し、Webサイトをビジネス戦略の一部として位置づけられるようになるでしょう。

ただし、MBAを取得するには、経営学の大学院修士課程を修了することが条件です。経営学の大学院は通称「ビジネススクール」と呼ばれ、英語や小論文、面接などの試験に合格すると入学できます。入学後は修了要件単位を修得し、所定の条件を満たすことでMBA(経営学修士)の学位が授与されます。

日本でMBAを取得できる大学の例は以下の通りです。

慶應義塾大学 大学院経営管理研究科(KBS)
早稲田大学 大学院経営管理研究科(WBS)
青山学院大学 大学院(ABS)

一般的に、MBAの取得には1~2年がかかります。費用も100~300万円程度かかるため、自身のキャリアプランや目標に合わせて慎重に検討することが大切です
まずは、MBAホルダーの体験談を聞いたり、ビジネススクールのオープンキャンパスに参加したりするなど、情報収集から始めるのが良いでしょう。

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Webディレクターが資格を取得するメリット

Webディレクターにとって、資格取得は単なるスキルアップにとどまらず、キャリアの可能性を広げる手段にもなります。ここでは、Webディレクターが資格を取得することで得られる主なメリットについて解説します。

年収アップにつながる可能性がある

Webディレクターが資格を取得すると、年収アップにつながる可能性があります。
その理由の一つとして、専門的な資格を持つことで、より高度な業務を任されやすくなることが挙げられます。

また、資格手当がある企業なら、資格を取った際に基本給とは別に手当を支給してもらうことも可能です。さらに、転職時の給与交渉の際にも資格は強みになります

目指せるキャリアパスの選択肢が広がる

Webディレクターが資格を取得するメリットには、キャリアパスの選択肢が広がることも挙げられます。

専門的な資格を持つことで、これまで携わったことのない新しい分野や役割にチャレンジする機会が増えるかもしれません。

ほかにも、以下のようなキャリアパスが考えられるでしょう。

キャリアパスの例 具体的な職種・役割
専門分野のエキスパートへの道 ・Web解析のスペシャリスト
・UX/UIデザインコンサルタント
マネジメント職への昇進 ・プロジェクトマネージャー
・デジタル戦略部門の責任者
新規事業開発への参画 ・自社のデジタルトランスフォーメーション推進役
・新規デジタルサービスの企画 / 立案担当

自分自身の興味や強みに合わせて資格を選択し、キャリアの幅を広げましょう。

キャリアパスの一例として挙げたプロジェクトマネージャーについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
プロジェクトマネージャー(PM)の役割とは?仕事内容や年収、なり方を解説

フリーランスとして独立しやすくなる

フリーランスとして独立する際の強みとなることも資格取得のメリットです。会社に所属しないフリーランスは、個人の専門性や実力が重視されます。フリーランスは自分で営業して案件を獲得する必要があるため、クライアントにアピールできる水準のスキルが求められるからです。

クライアントがスキルの高いフリーランスに業務を依頼したいと考える中で、資格があると特定の分野の専門性を証明でき、信頼を得やすくなるでしょう

また、資格によって実力を証明できれば、フリーランスとして独立する際の自信にもつながります。今まで独立を視野に入れていなかった方も、資格取得を通してスキルアップした後は、フリーランスをキャリアの選択肢の一つにしてはいかがでしょうか。

フリーランスに興味がある方、キャリアの相談をしてみたい方は、レバテックフリーランスをご利用ください。レバテックフリーランスでは、無料でキャリア相談ができるほか、希望に沿った案件の提案を受けられます。

下記では案件例が確認できるので、ぜひ参考にしてください。
Webディレクターの求人・案件一覧

※本記事は2024年10月時点の情報を基に執筆しております

最後に

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