BtoBマーケティングにおすすめな資格10選!選び方や取得のメリット

BtoBマーケティングのスキルアップを目指す中で、「資格はあったほうが良い?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、資格を取得するメリットを解説したうえで、BtoBマーケティングのスキルを磨くのにおすすめの10の資格を紹介します。自身のキャリアプランや目標に合った資格を見つけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

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BtoBマーケティングの仕事に資格はいらない?

BtoBマーケティングの仕事に資格は必須ではありませんが、関連する資格を取得することで、キャリアアップや専門性の向上に役立つ場合があります。

転職や昇進の際は、資格の有無よりも、実際の業務遂行能力や過去の実績が重視される傾向があります。とはいえ、資格は学習意欲や基本的なスキルセットを示す指標として評価されるでしょう。

BtoBマーケターとしての市場価値を高めるには、実務経験を積みつつ、資格取得を通してマーケティング戦略の立案・実行に必要な知識を身につけるのがおすすめです。

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BtoBマーケティングの資格を取得するメリット

前述したように、BtoBマーケティングの資格の取得には、専門性が身につくといったメリットがあります。ここでは、さらに詳しいメリットについて確認していきましょう。

知識・スキルをブラッシュアップできる

資格の取得を通して、BtoBマーケティングを含むマーケティングの知識をブラッシュアップできます。

資格取得のための学習過程では、マーケティングの最新トレンドや戦略、データの分析手法などを体系的に学びます。断片的だった知識がつながることで、マーケティングへの理解を深められるでしょう。

さらに、多くの資格は試験内容が定期的に更新されるため、そのときの業界の最新トレンドや技術について学べます。資格を取得することで、マーケティングの最新情報を得ることができるでしょう。

権威性・専門性をアピールできる

資格を取得することで、BtoBマーケティングに関する権威性や専門性をアピールしやすくなります。資格は、その分野における知識やスキルを客観的に証明するものだからです。

業界で広く認知されている資格を取得すれば、上司やクライアントに対して一定レベルの専門知識を持っていることを示せます。名刺に資格名を記載したり、SNSのプロフィールに資格情報を掲載したりすることで、マーケティングのプロフェッショナルとしての印象を強められるでしょう。

キャリアアップにつながる

BtoBマーケティングの資格取得には、キャリアアップにつながるというメリットもあります。

資格を保有していれば、BtoBマーケティングの専門知識を持つ人材として評価され、昇進や部署異動、さらには転職の際に有利に働くかもしれません。

また、フリーランスとして働く場合も、資格があればスキルを証明でき、クライアントからの信頼を得やすくなるでしょう。スキルをアピールすることでさまざまなクライアントから案件を受注できれば、実務を通してさらに専門性が高まりキャリアの可能性が広がります。

フリーランスとしてのキャリアに興味がある方、独立の方法について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
フリーランスの始め方ガイド!5ステップで分かりやすく解説

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BtoBマーケティングに役立つ資格10選

BtoBマーケティングのスキルアップに役立つ資格は数多くあります。ここでは、特におすすめの10の資格を紹介するので、資格を選ぶ際の参考にしてください。

BtoBマーケティングに役立つ資格10選

なお、各資格の試験内容や料金は改定されている可能性があるので、最新情報は公式サイトでご確認ください。

下記でそれぞれ詳しく紹介します。

1.マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務検定は、実務に即したマーケティングのスキルを評価する資格で、マーケティングの基礎から応用まで幅広く学べます。
A級、B級、C級の3つのレベルがあり、C級からステップアップすることで確実に実務に活かせる知識が身につく内容になっています。

資格名 マーケティング・ビジネス実務検定
運営 国際実務マーケティング協会
受験料
(税込)
A級:12,760円
B級:7,480円
C級:6,270円
合格基準 試験委員長が定める点
(B級は正答率70%、
C級は正答率80%が基準)
受験資格 なし

2.マーケティング検定

マーケティング検定は、マーケティングの基礎概念から応用力までを評価する資格で、1級から3級のレベルがあります。

これからマーケティングを学ぶ方は、3級を受験すると良いでしょう。マーケティングの幅広い知識と応用力を問う2級は、マーケティング実務経験を数年積んだ人を想定しています。
1級では、マーケティング課題に対する総合力が測定されるので、マーケティング部門のリーダーを目指す方におすすめです。

資格名 マーケティング検定
運営 公益社団法人日本マーケティング協会
受験料
(税込)
1級:14,850円
2級:9,460円
3級:6,600 円
合格基準 1級:検定委員の審査による(正答率60%程度以上、かつ受験者の上位20%以内であることが基準)
2, 3級:正答率70%以上
受験資格 1級:2級の合格者
2級:なし
3級:なし

3.マーケティング法務検定

マーケティング法務検定は、マーケティングや広告に関する法知識を身につけ、営業活動に活かすことを目的とした資格です。

前述したマーケティング・ビジネス実務検定(A級)の試験課目である「マーケティング法務科目」を掘り下げた内容で、広告マーケティングに関する法令の知識を習得できます。

資格名 マーケティング法務検定
運営 国際実務マーケティング協会
受験料
(税込)
ベーシック(C級):6,600円
アドバンスト(B級):7,700円
合格基準 ベーシック(C級):2科目合計160点
(80%)のを基準として試験委員長が定める点
アドバンスト(B級):非公開
受験資格 なし

4.Googleアナリティクス認定資格

Googleアナリティクス認定資格は、Webサイトのアクセス解析ツールであるGoogleアナリティクスの活用スキルを証明する資格です。資格の有効期限は合格後12ヶ月ですが、定期的な更新によって最新の知識を維持できます。

試験に向けては、Googleが提供するスキルショップで「Googleアナリティクス」のオンラインコースを受講し、必要な知識を身につけられます。

資格名 Googleアナリティクス認定資格
運営 Google
受験料 無料
合格基準 正解率80%前後
受験資格 なし

5.Google広告認定資格

Google広告認定資格は、Google広告の運用スキルを証明する資格です。

BtoBマーケティングにおいて、検索連動型広告やディスプレイ広告は重要な集客手段です。Google広告認定資格を取得することで、広告キャンペーンの設計・運用スキルを身につけられるでしょう。

資格名 Google 広告認定資格
運営 Google
受験料 無料
合格基準 正解率80%以上
受験資格 なし

6.SEO検定

SEO検定は、検索エンジン最適化(SEO)のスキルを評価する資格です。Webサイトが検索結果の上位に表示されると業界内での認知度が高まるため、BtoBマーケティングにおいてSEO対策は重要です。

資格は1~4級まであるので、これからSEOを学びたい方は4級から受験しましょう。現状の知識を確認したい方には2級・3級、すでにSEO業務に携わっている方には2級・1級がおすすめです。

資格名 SEO検定
運営 一般社団法人全日本SEO協会
受験料
(税込)
1級:8,800円
2級:6,600円
3級:5,500円
4級:5,500円
合格基準 得点率80%以上
受験資格 なし

SEO関連のその他の資格については、下記の記事でも詳しく解説しています。
SEOの資格8選!試験内容や取得のメリット・デメリットを紹介

7.JMLAマーケティング解析士マスター

JMLAマーケティング解析士マスターは、データ分析の基本的な考え方や実務レベルのコンサルティング能力を評価する資格です。
マーケティングの知識だけではなく、コミュニケーション力を重視しているのが特徴で、きく力(聴く・訊く)と伝える力が身につきます。

試験のレベルは次の3つです。

  • マーケティング解析士マスターA
  • マーケティング解析士マスターS
  • マーケティング解析士グランドマスター

「マーケティング解析士マスターA」と「マーケティング解析士マスターS」の取得は、指定の講座を受講し試験に合格することが条件です。
「マーケティング解析士グランドマスター」を取得するには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。

  • マーケティング解析士マスターAを取得した後、プロフェッショナルコースの「セールス」を受講し認定された後にグランドマスターに登録
  • マーケティング解析士マスターSを取得した後、プロフェッショナルコースの「アナリスト」を受講し認定された後にグランドマスターに登録
資格名 JMLAマーケティング解析士マスター
運営 日本マーケティング・リテラシー協会
受験料
(税込)
受講料:330,000円
認定料:55,000円
※マーケティング解析士グランドマスターは試験なし登録料のみ(税別50,000円)
合格基準 非公開
受験資格 次の(1)または(2)に該当する方がマーケティング解析士マスターの受講資格者
(1)「マーケティング解析士 プロフェッショナル」コースの中から『感性』『ヒューマンコミュニケーション』『アナリスト』の3講座を認定された方
(2)「マーケティング解析士 プロフェッショナル」コースの中から『感性』『ヒューマンコミュニケーション』『セールス』の3講座を認定された方

8.ウェブ解析士

ウェブ解析士は、アクセス解析をはじめとしたWeb解析データを活用し、デジタルマーケティングを通して事業を成功に導くスキルが身につく資格です。資格取得を通して、データを読み取り正しい判断ができるスキルを習得できます。

試験では公式テキストから問題が出題されるため、公式テキストでの学習は必須です。ウェブ解析士協会が主催する講座の受講は任意ですが、デジタルマーケティングの理解を深めるためには受講が推奨されています。

資格名 ウェブ解析士
運営 一般社団法人ウェブ解析士協会
受験料 認定講座を受講する場合:
33,000円
(公式テキスト、講座、試験費用)
認定講座を受講しない場合:
22,000円(公式テキスト、試験費用)
合格基準 非公開
受験資格 なし

9.中小企業診断士

中小企業診断士は、経営コンサルタントに関する唯一の国家資格です。資格を取得することで、経営戦略や財務、組織人事など、BtoBマーケティングに必要な幅広い分野の知識を身につけられます。

中小企業診断士になるには、1次試験に合格した後、以下のいずれかを満たすことが条件です。

  • (1)第2次試験合格後、実務補習を修了するか、診断実務に従事する
  • (2)中小企業基盤整備機構または登録養成機関が実施する養成課程を修了する
資格名 中小企業診断士
運営 一般社団法人日本中小企業診断士協会連合会
受験料
(非課税)
1次試験:14,500円
2次試験:17,800円
合格基準 1次試験:総点数の60%以上、かつ1科目でも満点の40%未満がない
2次試験:筆記試験における総点数の60%以上であって、
かつ1科目でも満点の40%未満がなく、口述試験における評定が60%以上であること
受験資格 1次試験:なし
2次試験:第1次試験合格者

10.IMA検定

IMA検定は、Webマーケティング全般の知識を習得できる資格です。暗記に固執しない実務主義のマーケティングスキルを重視しており、実務に即した知識の習得に重きを置いているのが特徴です。

約2ヶ月で実務スキルを習得できる公式カリキュラムが用意されており、資格を取得するには指定の講座を受講する必要があります。検定は、StandardコースとProfessionalコースの2つで、Standardコースに合格するとProfessionalコースを受講できます。

資格名 IMA検定
運営 一般社団法人IMA研究所
受験料
(税込)
24,970円
合格基準 非公開
受験資格 Standardコース:なし
Professionalコース:Standardコースの合格

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BtoBマーケティングの資格の選び方

BtoBマーケティングに関する資格は数多く存在し、自分に適した資格を選ぶことで、スキルアップやキャリア形成につながります。ここでは、BtoBマーケティングの資格を選ぶ際の2つの重要なポイントを紹介します。

資格を取得する目的に応じて選ぶ

BtoBマーケティングの資格を選ぶ際は、資格取得の目的によって適する選択肢が異なるため、まず自分の目的を明確にすることが重要です。

たとえば、マーケティングの基礎知識を習得するなら、マーケティング検定やマーケティング・ビジネス実務検定が適しています。コンサルティングのスキルを習得したいなら、中小企業診断士やJMLAマーケティング解析士マスターが適しているでしょう。

目的がいくつかある場合は、優先順位をつけて順番に資格を取得していくのがおすすめです。

スキルに見合った難易度の資格を選ぶ

BtoBマーケティングの資格を選ぶ際は、自分の現在のスキルレベルに見合った難易度の資格を選ぶこともポイントです。

難易度が高すぎる資格に挑戦すると、学習に時間がかかったり、挫折してしまったりする可能性があります。一方、難易度が低い資格では、新たな知識やスキルを得るのが難しいかもしれません。

自分のスキルレベルを正確に把握するには、各資格の公式サイトで出題範囲や過去問題を確認したり、関連書籍を読んでみたりするのが良いでしょう。

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BtoBマーケティングの資格合格に向けた勉強のコツ

BtoBマーケティングの資格を目指す方におすすめの勉強方法を紹介します。主なポイントは以下の3つです。

  • 学習計画を立てる
  • 基礎から応用へ段階的に学習を進める
  • 過去問題や模擬試験を活用する

まずは、具体的な学習計画を立てることが大切です。試験日から逆算して、各分野にどれくらいの時間を割り当てるかを決めていきます。

学習を進める際は、基礎から応用へと段階的に学んでいくことを意識しましょう。
最初に、マーケティングの基本概念や用語をしっかりと理解します。基礎が固まったら最新のデジタルマーケティングのトレンドや戦略など、より専門的な内容へと学習を進めましょう。段階をふんで学ぶことで、複雑な概念を理解しやすくなるはずです。

ある程度知識が身についたら、過去問題や模擬試験を活用し、時間を計りながら解答する練習を重ねましょう。本番に近い環境で演習を繰り返すことで、実際の試験でも落ち着いて問題に取り組めるようになります。

※本記事は2025年1月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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