動画編集ディレクターのフリーランスになるには?案件獲得方法や収入も紹介 | レバテックフリーランス
動画編集ディレクターのフリーランスになるには?案件獲得方法や収入も紹介
「フリーランスの動画編集ディレクターってどうやったらなれるの?」と疑問をお持ちの方もいるでしょう。
この記事では、フリーランスの動画編集ディレクターになるための具体的なステップを紹介します。案件の獲得方法や収入の目安、将来性についてもまとめました。フリーランスの動画編集ディレクターになりたい方は、ぜひ参考にしてください。
動画編集ディレクターのフリーランスの始め方
フリーランスの動画編集ディレクターとして活動するには、いくつかのステップを踏む必要があります。これらのステップを順番に進めることで、動画編集ディレクターとしてのキャリアをスタートさせられるでしょう。
必要なソフトを準備する
未経験からフリーランスの動画編集ディレクターとして活動を始めるには、まず動画編集に関するソフトウェアを準備します。
主な動画編集ソフトには、以下が挙げられます。
ソフトウェア名 | 概要 | 動画制作例 | 料金 | 使用OS |
---|---|---|---|---|
Adobe Premiere Pro | ・プロ向けの高機能な動画編集ソフト ・ほかのAdobeソフトとの連携がスムーズ |
テレビ番組やCM、高品質な YouTube動画など、本格的な動画制作 |
単体プラン:月額3,280円 Creative Cloudコンプリートプラン:月額7,780円 |
Windows macOS |
Final Cut Pro X | ・Apple製のプロ向け動画編集ソフト ・操作が簡単で動画を書き出す速度が速い |
テンポの良い動画やミュージックビデオなど、 スタイリッシュでスピード感のある動画制作 |
iPad向けのサブスク:700円/月、または7,000円/年 45,000円(永続ライセンス) |
macOSのみ |
DaVinci Resolve | ・ハリウッド映画でも使われる高度なカラーグレーディング機能が強み ・無料版でも基本的な編集機能は網羅しており、有料版(Studio)ではプロ向けの高度な機能を搭載している |
映画のような美しい色を強調した動画制作 | 無料版:0円 Studio版:46,980円(永続ライセンス) |
Windows macOS Linux |
iMovie | ・MacやiPhone、iPadに標準搭載されている無料の動画編集ソフト ・シンプルな操作で手軽に動画編集ができる |
旅行の思い出動画制作や、家族のイベント動画制作など | 無料(Apple製品に付属) | macOSのみ |
準備するソフトウェアは、予算や使用するOS、編集する動画の種類から選ぶと良いでしょう。
動画編集のスキルを習得する
未経験者がフリーランスの動画編集ディレクターとして活躍するには、動画編集に必要なソフトを準備したあと、動画編集のスキルを身につける必要があります。
スキル習得には、公式サイトが展開しているPremiere ProチュートリアルやFinal Cut Pro Xのオンラインチュートリアルなどのトレーニングを活用するのがおすすめです。民間企業が提供している学習サービスでも学べるので利用するのも良いでしょう。
動画編集者としての実績を積む
未経験でフリーランスの動画編集ディレクターとして活動を始めるには、まずは動画編集者として実績を積むことが欠かせません。
初めはクライアントに自分のスキルを証明する実績が少ないため、高いスキルレベルを求められる高単価の案件には参画しにくいです。
実績を積むための方法として、以下のようなアプローチが考えられます。
- 友人や知人の小規模なプロジェクトを手伝う
- クラウドソーシングサイトで小規模な仕事を受注する
- ボランティア団体やNPOの動画制作を支援する
- 自主制作の動画を作成し、YouTubeなどで公開する
動画編集ディレクターになるためには、ディレクション経験も必要です。ある程度経験を積んだら、複数人でのプロジェクトでリーダー的役割を担えるよう、積極的に働きかけましょう。
ポートフォリオを作成する
動画編集ディレクターとしての実力を示すには、魅力的なポートフォリオの作成が不可欠です。
動画編集ディレクターが作成するポートフォリオには、以下の要素を盛りこむのが大切です。
- プロフィール(名前、経歴)
- 使用可能なソフトウェアとそのスキル
- 得意な動画制作のジャンルやスタイル
- 自信のある作品やプロジェクトとそれぞれに使用した技術や手法
- クライアントからの推薦状やフィードバック
これらの要素を組み合わせてポートフォリオを作成することで、自分自身を効果的にアピールし、案件獲得につながる可能性が高まります。
また、新しい作品の制作に携わったり、最新技術を習得したりしたら、随時ポートフォリオに反映させましょう。
ポートフォリオの作成方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
フリーランスのポートフォリオ作成方法|エンジニアやデザイナーの見本あり
フリーランスの動画編集ディレクターの案件獲得方法
ここでは、フリーランスの動画編集ディレクターが案件を獲得するための方法を5つご紹介します。自分に合う案件獲得方法を見つけることで、安定した収入を得やすくなるでしょう。
エージェントを利用する
フリーランスの動画編集ディレクターが案件を獲得する方法の1つに、エージェントの利用が挙げられます。エージェントは、フリーランスとクライアントを仲介するサービスで、希望条件や保有スキル・経験などにもとづき案件を紹介してもらえます。
エージェントは、大手企業や有名企業の求人も扱っているため、大規模プロジェクトやスキルアップに繋がる案件、自身の代表作となるような案件に携われる可能性があるでしょう。
また、契約や報酬の交渉をサポートしてくれるため、営業活動や単価交渉が苦手な場合でも、納得感のある契約ができます。契約満了後も、状況に応じて次の案件の紹介をサポートしてくれるため、長期的なキャリア形成の観点からも安心です。
レバテックフリーランスは、IT・Web業界に特化したエージェントサービスです。あなたの希望に応じて、エージェントが最適な案件をお探しするだけでなく、企業への単価交渉も行いますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
クラウドソーシングを活用する
フリーランスの動画編集ディレクターにとって、クラウドソーシングサイトの活用は効果的な案件獲得方法の1つです。クラウドソーシングサイトは、インターネット上で業務委託ができるサービスです。
さまざまな規模や種類の案件が常に掲載されているため、自分のスケジュールに合わせて仕事を選べます。特に経験が浅いうちは希望する条件の案件に参画しにくいため、クラウドソーシングサイトで小規模案件を見つけ、徐々に経験を積んでいくと良いでしょう。
企業に直接営業をかける
フリーランスの動画編集ディレクターが案件を獲得するには、企業に直接営業をかけることも効果的です。
直接営業の進め方は、以下の通りです。
- ターゲット企業のリストアップ
- 企業研究
- 提案内容の準備
- メールや電話でのアプローチ
- 面談
直接の営業は時間と労力がかかりますが、成功すれば長期的な取引につながる可能性が高くなります。なぜなら、クライアントと直接関係性を構築するため、一度信頼関係が築ければ、継続的な取引や新たなプロジェクトへの参加に繋がりやすいからです。
SNS・ブログで発信する
フリーランスの動画編集ディレクターが案件を獲得するのには、SNSやブログでの情報発信も有効です。定期的に質の高い情報を発信することで、潜在的なクライアントの目に留まりやすくなります。
効果的な情報発信のポイントは以下の通りです。
- 動画編集のテクニックや最新トレンドなど専門性の高い情報を提供する
- ポートフォリオの一部をはじめ、自身の作品や実績を紹介する
- 定期的に更新する
X(旧:Twitter)やInstagram、YouTubeなど、複数のプラットフォームを組み合わせて活用するのも効果的です。
知人・友人に紹介してもらう
フリーランスの動画編集ディレクターにとって、知人や友人からの紹介は有効な案件獲得方法です。信頼関係のある人からの紹介は、クライアントとの信頼関係をしやすくし、スムーズな案件獲得につながります。
紹介を受けやすくするためのポイントは以下の通りです。
- 自分の専門性や得意分野を周囲に明確に伝える
- 過去の実績や成功事例を積極的に共有する
- 人脈を広げるためのイベントに参加する
このような方法で紹介してもらいながら、フリーランスの動画編集ディレクターとして更なる活躍を目指しましょう。
フリーランスの動画編集ディレクターの収入目安
フリーランスの動画編集ディレクターの収入は、経験や技術力、案件内容などによって大きく変動します。ここでは、動画編集ディレクションの案件の単価の相場と、動画編集者とディレクターの年収の違いについて詳しく解説します。
フリーランスの動画編集ディレクターの年収相場
動画編集ディレクターの年収に関して公的な資料はありませんが、一般的には400~800万円程度といわれています。このように年収幅が広い理由は、これまでに述べているように、スキルや経験によって携われる案件の種類や報酬が変わってくるためです。
経験の浅いうちは低めの年収でも、経験を積むうちに高年収を目指せる可能性は高いといえるでしょう。
フリーランスの動画編集者とディレクターの年収の違い
動画編集者の場合、1本あたりの動画制作の報酬単価は5,000〜10,000円程度といわれています。依頼されている動画の尺の長さにもよりますが、1本仕上げるのにはそれなりの時間が必要です。一般的には、10分程度の動画制作に3時間以上はかかるといわれています。
上記の報酬をもとに一日あたりの労働時間を8時間、月の稼働日数を20日とした場合、月給換算すると約26万円~52万円、年収換算すると約312~624万円です。
このように、動画編集者と動画編集ディレクターでは、年収の差があります。動画編集者と動画編集ディレクターの年収差は、主に責任範囲と求められるスキルの違いから生じます。ディレクターはプロジェクト全体を統括する役割を担い、高度なマネジメント能力などが求められるため、一般的に動画編集者よりも高収入を得る傾向にあるといえるでしょう。
動画編集者の年収について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
動画編集のフリーランスの年収は?必要なスキルや案件獲得の方法を紹介
【今後は厳しい?】動画編集ディレクターの将来性
動画編集ディレクターの将来性は明るいといえるでしょう。その理由は、動画広告市場の拡大に伴い、動画編集者や動画編集ディレクターの需要が高まっているからです。
サイバーエージェントが2024年2月に発表した国内動画広告の市場調査によると、動画広告市場は年々拡大しており、今後もさらに成長が続くと予測されています。具体的な数字としては、2023年の6,253億円から、2024年には7,209億円、2027年には1兆228億円に達する見込みです。
ただし、動画編集ディレクターに将来性があっても、スキルや実績がないと、案件を獲得し続けるのは難しいでしょう。競争力を維持するためにも、継続的にスキルアップしていきましょう。
参考:2023年国内動画広告の市場調査|サイバーエージェント
※本記事は2024年11月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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