ITコンサルタントの年収は?キャリアパスとともに解説

ITコンサルタントは、IT業界の中でも人気の高い職種の一つであり、企業からのニーズも高まり続けています。それに伴い、ITコンサルタントへのキャリアチェンジを検討する方も増えていますが、検討にあたっては年収などの条件をしっかりと把握しておきたいところです。

この記事では、ITコンサルタントの年収の実情に迫ります。ITコンサルタントへの転身に興味のある方は、ぜひご一読ください。

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ITコンサルタントの年収は高い?

ITコンサルタントの年収は、日本の平均的な年収と比較して高い傾向にあります。国税庁が給与所得者を対象に行った調査によると、日本人の年間の平均給与は478万円であり、多くの場合ITコンサルタントの年収はこれを上回ります。

ただし、働き方や年代などによって違いもあるため、それぞれの平均年収を知っておくことも必要です。

はじめに、ITコンサルタントの年収の目安を、働き方別、年代別に紹介します。

参考:令和6年分 民間給与実態統計調査|国税庁

会社員のITコンサルタントの平均年収

会社員として働くITコンサルタントの年収は約589万円〜1,263万円です(※1)。日本人の平均年収は478万円のため、この金額は一般的な会社員の平均年収と比べると高い水準にあることが分かります。ITコンサルタントは専門性の高い業務を行うため、給与も高水準となるのです。

(※1)レバテックの利用者の実績データから算出しました。(2025年11月時点)

フリーランスのITコンサルタントの平均年収

フリーランスのITコンサルタントの平均年収は約1,000万円です(※2)。

フリーランスのITコンサルタントは年収レンジが高い傾向にあるものの、案件獲得やプロジェクト遂行には高い専門性と実績が求められます。コンサルタントとしての実務経験が少ない場合、案件の獲得が難しくなるリスクがあるため、独立を検討する際は十分な実績を積んだ上で慎重に進めましょう。

社会保険料の自己負担や案件獲得のための営業活動費も必要になります。この点を考慮した上で比較検討を進めると良いでしょう。

(※2)想定年収(toC):レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って案件単価を算出しました。年収の算出にあたっては、ひと月の案件単価に12ヶ月を乗じています。(2025年11月時点)

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フリーランスITコンサルタントの年代別に見た平均年収

ITコンサルタントの場合、年代によって年収にもひらきが生まれます。一般的に年代が上がるにつれて年収も上がっていく傾向にあります。

以下は、フリーランスのITコンサルタントの平均年収を年代別にまとめた表です(※2)。

年代 平均年収
20代 773万円
30代 1,147万円
40代 1,251万円
50代以上 1,229万円

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【業務別】ITコンサルタントの年収

ひと口にITコンサルタントといっても、扱う技術や業務分野によって年収は変わってきます。ここでは主要な業務分野別にITコンサルタントの年収を見ていきましょう。

ERPコンサルタントの年収

ERPコンサルタントの年収の目安は800万円~1,400万円程度です。ERPシステムは企業の基幹業務を統合的に管理するシステムであり、その導入・運用は企業活動の根幹に関わる重要な業務といえます。

ERPコンサルタントは、Oracle EBSやMicrosoft Dynamics、OBIC7など、さまざまなERPパッケージを扱います。扱うERPパッケージによって年収に差があることも特徴の一つです。

ERPコンサルタントとして高い年収を得るには、会計や人事といった企業の基幹となる業務への深い理解が必要です。さらに、SAPやOracleなどのERPパッケージに関する専門知識を磨くことで、市場価値を高めることができます。実務経験を積む傍ら、常に業界のトレンド・動向にアンテナを張っておきましょう。

SAPコンサルタントの年収

SAPコンサルタントの年収は900万円~1,500万円程度です。

先述のERPのなかでも、世界最大級のシェアを誇るのがSAPです。各モジュールや使用する開発言語の難易度が高く、SAPコンサルタントには高い専門性が求められます。それに伴い、SAPコンサルタントの年収帯は高額です。とりわけ、FICOやPPといった特定のモジュールに関する専門性を持つコンサルタントは、より高い年収を期待できます。

SAPコンサルタントは、経験を積むことで特定のモジュールや技術領域のスペシャリストとして年収アップを目指すことも可能です。また、SAP認定資格を取得することでも市場価値がさらに高まり、年収アップにつながるでしょう。取得によりSAPに関するスキルの客観的な証明となります。

参考:SAP 認定資格|SAP

SAPコンサルタントについて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

SAPコンサルタントとは?具体的な仕事例や転職について解説

SCM・CRMコンサルタントの年収

SCM(サプライチェーンマネジメント)・CRM(顧客関係管理)コンサルタントの年収は750万円~1,300万円程度です。

SCMコンサルタントは、調達・生産・物流・販売などのサプライチェーン全体の最適化を支援します。一方、CRMコンサルタントは顧客データの活用による営業力強化や顧客満足度向上のための施策を提案します。これらの分野は競争力に直結するため、企業は高い専門性を持ったコンサルタントを確保したがるのです。

なお、両者ともIT技術だけでなく、SCMは製造・物流、CRMはマーケティング・営業部門といった、ビジネスプロセスに関する深い理解が求められる点が特徴です。

専門分野・職種 平均年収
SCMコンサルタント 約800万円~
1,300万円
CRMコンサルタント 約750万円~1
,300万円
SCM・CRM両方に精通 約900万円~
1,500万円

近年はデジタル技術の進化により、AIやビッグデータ分析を活用したSCM・CRMの高度化が進んでいます。こうした最新技術に精通したコンサルタントの市場価値はさらに高まり、年収も上がっていくでしょう。

SCMコンサルタントについて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

SCMコンサルタントとは?業務内容や年収相場・将来性について解説

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ITコンサルタントの年収が高いワケ

ITコンサルタントの年収レンジの高さには、いくつかの理由があります。

ITコンサルタントは、高度な専門知識と経験が求められる職種です。ITの技術的知識だけでなく、ビジネス視点での課題解決能力も必要とされます。こうした複合的なスキルを持つ人材は希少であるため、高い報酬が支払われるのです。

また、企業にもたらす価値が明確であることも理由の一つです。ITコンサルタントの成果は、業務効率化やコスト削減、売上増加など客観的な数値で表れやすいという特徴があります。投資対効果がはっきりしているので、それに合わせて正当な報酬が支払われます。

以上が、他の職種と比較してITコンサルタントが高い年収を得られる理由です。ただし、その分責任も大きく、安定的な成果が求められることは理解しておきましょう。

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ITコンサルタントとして年収を上げる方法【5選】

ITコンサルとして年収を上げる方法要点

ITコンサルタントとして、より高い年収を得る方法もあります。ここでは5つの具体的な方法を紹介します。

専門スキルを向上させる

ITコンサルタントとして年収を上げるには、まず専門スキルの向上が欠かせません。特に需要の高い分野の専門スキルを磨くことで、市場価値をより高めることができます

現在、注目を集めている専門分野としては、クラウド技術(AWSやAzure、GCP)、AI・機械学習などが挙げられます。これらの分野は企業のDX推進において重要な役割を果たすため、高い専門性を持つコンサルタントの需要は今後も伸びていくでしょう。

専門スキル向上の具体的な方法としては、以下のようなものがあります。

  • オンライン学習プラットフォームを活用した自己学習
  • 社内外のプロジェクトへの積極的な参加
  • 勉強会への参加
  • 実際のプロジェクトでの経験蓄積

実務経験は何よりも価値があります。そのため難易度の高いプロジェクトに積極的に関わることで、市場価値の高いスキルを身につけていくことを心がけましょう。

資格を取得する

ITコンサルタントとして市場価値を高め、年収アップを図るうえでは、専門資格の取得も効果的です。資格は自身の専門性を客観的に証明するものとして、転職や昇進に際して強力な武器となります。一例として、PMPCISSP、 SAP認定コンサルタントなどの資格を、担当する領域に合わせて取得できると年収アップが期待できるでしょう。

また、これらの資格は単に取得するだけでなく、実務で活かせるレベルまで理解を深めることが重要です。資格の知識と実務経験を組み合わせることで、付加価値を生み出し、高い報酬を獲得できるようになります。

参考:PMP®資格について|一般社団法人 PMI日本支部

マネジメント職へ昇進する

ITコンサルタントにとって、マネジメント職への昇進は年収アップの手段の一つです。マネージャーになると、チームやプロジェクトの管理責任を担うことになり、それに伴って報酬も上がるためです。

なお、マネジメント職を目指すためには、以下のようなスキルを磨く必要があります。

  • 1. リーダーシップ
  • 2. コミュニケーション能力
  • 3. プロジェクトマネジメントのノウハウ
  • 4. 問題解決能力
  • 5. ビジネス開発力

これらのスキルを意識的に伸ばすことで、マネジメント職への道が開けるでしょう。

転職する

転職も、自身の年収を高める方法です。特にITコンサルタントは需要が高い職種であり、キャリアアップを目的とした転職を実現しやすいという利点を持ちます。

同業他社への転職のみならず、戦略系や総合系など異なるタイプのコンサルティング会社や、外資系、専門特化型の会社へ移ることで、年収アップを実現できる場合もあります。。

転職に際しては、年収だけでなく企業文化や将来性、ワークライフバランスなどを総合的に勘案することも大切です。短期的な年収アップだけを目的とした転職は、長期的なキャリア形成において必ずしも良い結果をもたらさない場合もあるため、注意が必要です。

フリーランスとして独立する

さらなる年収アップを目指すなら、フリーランスとしての独立も選択肢の一つです。先述のとおり、フリーランスのITコンサルタントは、会社員よりも高い収入を得られる可能性があります。

フリーランスITコンサルタントには、報酬単価を自分で決められるというメリットがあるからです。

なお、成功するフリーランスITコンサルタントの多くが、特定の分野に特化したスペシャリストとしての立ち位置を確立しています。自分の強みとなる専門領域を明確にし、その分野での価値を高めていくことが、フリーランスITコンサルタントとして高収入を得るための秘訣です。

レバテックフリーランスは、IT・Web業界に特化したエージェントサービスです。あなたの希望に応じて、エージェントが最適な案件をお探しするだけでなく、企業への単価交渉も行いますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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ITコンサルタントになる方法

続いて、ITコンサルタントになるためのキャリアパスを、2パターン紹介します。経験者と未経験者では取るべきアプローチが異なるため、自身の状況に合った方法を選んでください。

SEから目指す場合

システムエンジニア(SE)からITコンサルタントへの転身は、メジャーなキャリアパスの一つです。これはSEとして培ったノウハウの多くが、そのままITコンサルタントの職務に活かせるためです。

なお、SEからITコンサルタントへ転身するのであれば、一定の経験を積みましょう。具体的には実務経験5年程が、一つの目安です。

未経験から目指す場合

IT未経験からITコンサルタントを目指すのは、難易度が高いものの不可能ではありません。特に前職で培った特定の業界知識や、業務改善・プロジェクト推進といった経験を持っている場合は、それを強みに転身できる可能性があります。

未経験からの転身は時間がかかりますが、明確な目標と計画を持って着実に進めれば、十分に実現可能です。IT基礎スキルと前職での強みを組み合わせた独自の価値提案ができるよう準備してみてください。

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ITコンサルタントに向いている方の特徴は?

ITコンサルタントに向いている人には、いくつかの共通する特徴があります。ご自身の特徴と照らし合わせながら、判断する際の参考にしてください。

ITコンサルタントとして活躍するためには、論理的思考力に優れていなければなりません。ITコンサルタントは複雑な問題を分析し、最適な解決策を提案する必要があります。物事を論理立てて考え、因果関係をしっかりと把握できる能力が求められるでしょう。

コミュニケーション能力も必須です。技術的な内容をわかりやすく説明したり、クライアントの潜在ニーズを引き出したりするためには、高いコミュニケーション能力が欠かせません。

また、学習意欲と適応力も重要な要素です。IT業界は技術の進化が速いため、常に新しい知識を吸収し、変化に対応していく姿勢が必要となります。学び続けることに抵抗がない人が、向いているといえるでしょう。

ITコンサルタントは高い年収を得られるものの、その分、責任が大きい職種です。自分の適性を見極めながら、キャリアプランを考えてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2025年12月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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