【2023年2月】プログラミング言語別単価ランキング!フリーランスエンジニアにおすすめの言語は? | レバテックフリーランス
【2023年2月】プログラミング言語別単価ランキング!フリーランスエンジニアにおすすめの言語は?
IT業界は変化が激しく、人気の言語も時代とともに移り変わっていきます。最新の情報を追い続けるのは簡単ではないので、「将来性のある言語はどれ?」「単価が高くて稼げる言語は?」と気になっている人も多いのではないのでしょうか。
本記事では、「レバテックフリーランス」に蓄積されたデータを元に、プログラミング言語別の月単価・案件数を集計しランキングを作成しました。ランキング上位の言語については、将来性や市場価値を上げるためのポイントなども紹介しています。今回のランキングデータを元に、今後の案件選びやスキルアップの参考にしてみてください。
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【1位はGoの87万円】プログラミング言語別単価ランキング|2023年7月最新版
※本記事の調査結果や画像を引用する際は【レバテックフリーランス調べ】とご記載ください。
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■この記事の監修
宮本 歩実(みやもと あゆみ)
延べ200人以上のカウンセリング実績を持つ、キャリアアドバイザーチームリーダー。納得感をもって案件参画いただくことをモットーに、現場の雰囲気など、リアルな情報を伝えることを大切にしている。
若手エンジニアの市場価値が高まるような案件提案から、細かい要望に合わせた作業形態の支援まで幅広く対応できることが強み。移り変わりの激しいWeb業界のトレンド情報をおさえ、エンジニアの将来を見据えたスキル提案に定評がある。
野原由梨(のはら ゆり)
若年層からシニア層まで、年間300名以上の支援実績があるキャリアアドバイザー。Web系のバックエンドからフロントエンドの支援を得意としている。外国籍のエンジニアに向けて、英語を用いたカウンセリングも対応可能。
短期的なキャリアだけでなく、将来的なキャリアを見据えた支援実績が豊富。最新の市場動向や案件情報を察知し、キャリア形成のパートナーとして伴走することを大切にしている。
目次
【プログラミング言語別】平均月単価ランキング
レバテックの独自データを元に、プログラミング言語別の平均月単価と最高単価を発表します。レバテックフリーランスが保有する2万件以上のフリーランス案件を対象に、プログラミング言語別の単価ランキングを作成しました。
【調査概要】
調査対象
「レバテックフリーランス」のフリーランス向け案件データ
集計期間
2021年10月~2022年10月
調査方法
対象期間中に発生した求人・案件データを言語ごとに自社のデータベースより抽出
1位 Go|平均月単価88万円/最高単価130万円
GoはGoogleによって開発された言語で、シンプルな構文であることが特徴です。動作が軽く扱えるデータ量が多いため、ブロックチェーン・広告・ゲームなどスピードが求められる分野のサービス開発でよく使用されています。
2014年ごろから注目を集めている言語ですが、勢いは衰えず今後も需要は伸びていくでしょう。スピーディーな開発を行いたい企業を中心に、Goを導入する動きが活発になりそうです。
需要が伸びている一方で、経験豊富なGoエンジニアは少なく希少な存在。Goを用いた開発経験のあるエンジニアを採用するのが難しいため、単価は高い傾向にあります。レバテックフリーランスが保有する案件では、月単価70万円~90万円がボリュームゾーンです。
Javaなどサーバーサイド言語の開発経験があれば、Go未経験でも挑戦できるケースがあります。開発経験の目安は、Javaの経験が4年以上・基本設計以降の担当経験がある・AWSなどモダンな環境での開発経験があるなど。単価を上げたい、新しい技術を学びたいと考えている人はぜひチャレンジしてみてください。
2位 Ruby|平均月単価87万円/最高単価150万円
Rubyは、汎用性が高くコードがシンプルなため人気の言語です。短期間で開発ができるため、スタートアップやベンチャー企業のような、Webサービスをいち早く立ち上げたい企業でよく使われています。
将来性を不安視する声もあるRubyですが、ビジネス上の価値はまだまだ高いのが現状です。案件数が安定して多いのに対して、Rubyエンジニアは不足気味。JavaやPHPのような歴史のある言語に比べると人口は少ないため、単価も高くなりやすい傾向にあります。月単価のボリュームゾーンは70万円~90万円と、Goに近い水準です。
単価が高く案件数も多いRubyですが、保守や処理速度などの問題を指摘する声があるのも事実。急激に需要がなくなることは考えにくいですが、エンジニアとしての市場価値を上げ続けるためには、React.jsやVue.jsなどフロント側も対応できるように幅を広げておくのがおすすめです。
3位 Swift|平均月単価86万円/最高単価200万円
SwiftはApple社が発表したプログラミング言語で、iOS向けのネイティブアプリ開発ができる言語です。ゲームや音楽などエンタメ業界でのアプリ開発によく使われています。
Statcounter GlobalStatsが発表する日本におけるモバイルOSシェアを見ると、iOSは長期にわたって高いシェア率を維持。そのため、Swift案件の需要は安定傾向にあります。JavaやRubyに比べると案件数は少ないですが、Webアプリの開発に使えるフレームワークが増えたことから、今後も需要が伸びていくことが予想されます。
月単価のボリュームゾーンは、70万円~90万円。最高単価は200万円と飛び抜けた金額がでていますが、業界や時期などさまざまな要素が関係するので、参考値としてとどめてください。
Swift案件に参画するうえで身に付けておきたいのは、SwiftUIです。効率よくアプリ開発ができることから、SwiftUIで開発を行う企業が増えています。さらにスキルアップを考えている人は、KotlinやFlutterを扱えるようになっておくとよいでしょう。
【プログラミング言語別】案件数の多い言語ランキング
レバテックが保有する案件データを元に、案件数の多い言語ランキングを作成しました。単価に加えて、案件数が多いかどうかも確認してみてください。
【調査概要】
調査対象
「レバテックフリーランス」のフリーランス向け案件データ
集計期間
2021年10月~2022年10月
調査方法
対象期間中に発生した求人・案件データを言語ごとに自社のデータベースより抽出
1位 Java|案件数5,564件
日本だけでなく、世界水準で見ても多く利用されているJava。案件数はダントツで多く5,564件でした。Webサービスの開発はもちろん、古くからある業務システムや基盤システムなど幅広い開発ができるため、案件数は高い水準で安定しています。
Javaは需要が高く安定している一方で、平均月単価は69万円と、GoやRubyのような新しい言語には劣ります。古くから使われている言語であり、Javaエンジニアの人口が多いことが要因でしょう。ひとつの案件に対してエンジニアが集まりやすく、単価は上がりづらい状況が続くと考えられます。
フリーランスで単価の伸び悩みを感じる人は、モダンな言語にシフトすることを検討してみてください。Java開発の中でも、モダンな環境での経験を積んでおくことで、GoやKotlinにシフトしていけるケースがあります。特にSpringBootを用いた開発経験があると、モダンな環境へとシフトしやすくなるでしょう。
2位 JavaScript|案件数3,902件
JavaScriptは、Webサイトに動きをつけられるプログラミング言語です。ほぼすべてのWebサイトで使用されていることから、案件数が多く需要も安定しています。バックエンドに比べて、クラウドソーシングサービスでも案件が多いことが特徴です。
JavaScriptで高単価を目指すなら、まずはReact.jsとVue.jsの経験を身に付けるのがおすすめ。余裕があれば、Next.jsやNuxt.jsも経験しておくとよいでしょう。jQueryのみだと案件を探すのはやや難しくなるので、新しいフレームワークを学んでいくようにしてください。また、バックエンドの場合はNode.jsを経験することが重要です。
平均月単価は80万円で、ボリュームゾーンは60万円~90万円と幅があります。単価を上げていきたい人は、多くのフレームワークを幅広く経験するよりも、まずはひとつのフレームワークを3年以上経験し、即戦力となることがおすすめです。
さらなる単価アップ・スキルアップを考えている人は、TypeScriptにチャレンジしましょう。JavaScriptの経験が豊富であれば、TypeScript未経験でも案件に参画できるケースがあります。TypeScriptを使って開発する案件は増えているので、将来性を考えて経験を積んでおくのがおすすめです。
3位 PHP|案件数2,836件
Webサービスの開発を得意とするPHP。構文がシンプルなため、初心者でも学習しやすいといわれる言語のひとつです。PHPは時代遅れと耳にすることもありますが、多くのWebサービスにPHPが使われており、WordPressの保守もできることから案件数は多くなっています。今後も需要が落ちることは考えづらいでしょう。
PHPで案件を獲得していくためには、Laravelを利用した開発経験が必須。Laravelに加えてVue.jsを扱う案件が増えているため、Vue.jsも扱えるようになっておくのがおすすめです。また、サーバーサイドからフロントエンド、インフラまでフルスタックに経験していると、参画可能な案件の幅が広がる傾向にあります。
今後注目の言語は?将来性の高い言語を紹介
今後注目の言語はGoです。JavaやPHPなど歴史のある言語に比べると案件数はまだ少ないものの、需要は着実に伸びています。レバテックフリーランスが保有する案件を見てみると、2021年1月時点比較で案件数は2倍以上。これからの動向が見逃せない言語です。
比較的新しい言語のため、扱えるエンジニアが少ない今が狙い目。特にJava×SpringBootを用いた開発を3年~4年以上経験していると、キャッチアップしやすい案件が多い傾向にあります。
Goは需要に対して人材が不足しているのが現状です。競争相手が少ないうちにGoを習得しておけば、高単価での案件参画がしやすくなるでしょう。将来的な市場価値を考えながらキャリアを選択したい人は、注目の言語です。
未経験でも学びやすい!おすすめのプログラミング言語3選
未経験エンジニアに向けて、これから学習するのにおすすめのプログラミング言語を紹介します。将来性があるか、稼げるかというポイントも踏まえてピックアップしているので、ぜひ参考にしてください。
Python|AIに興味がある人は注目!学習難易度も高くない
Pythonは、シンプルなコードで学習の難易度が低いため、初心者でも学びやすい言語です。Web開発に加えて、AI・機械学習・ディープラーニングの分野で注目されており、AI開発の発展に伴って需要も高まっていくと考えられます。
Web系の開発を考えている人は、Djangoを習得しておきましょう。PythonはDjangoを求められる案件が多い傾向にあるためです。また、Webスクレイピングができるかも重要なので、BeautifulSoup・Scrapy・Seleniumなどの学習も視野に入れておいてください。機械学習系の場合は、データ加工の際に使用するpandas・NumPy・SciPy・matplotlibの学習が必要です。
AI開発はもちろん、企業のマーケティングにおけるビッグデータ解析など、データ分析の重要性が高まっています。開発を行うだけでなく、データを使ってビジネス課題を解決していくこともできるので、ビジネスやマーケティングに興味がある人にもおすすめです。
JavaScript|Webデザインに興味がある人は学んでおくのがベター
JavaScriptは、HTML/CSSとあわせてフロントエンド開発に用いられます。プログラムしたものが動作している様子を見れるので、プログラミングにハードルを感じる人も取り組みやすいでしょう。Webデザインに興味がある人は、JavaScriptを扱えるようになっておくのがおすすめです。
JavaScriptは使用している開発者が多く、困ったときに参照できるドキュメントが豊富なのも初心者にとってのメリット。また、jQueryというライブラリを活用することで、未経験でも比較的簡単に実装をすることができます。
案件獲得の観点から見ると、Next.js・Nuxt.js・React.js・Vue.jsのフレームワークを用いた開発ができるようになっておくのがおすすめです。Webデザイナーやコーダーとして仕事をする分にはjQueryの経験のみでも案件はありますが、フロントエンドエンジニアとして本格的な開発をするのは難しいでしょう。
JavaScriptの世界は変化が激しいので、常に最新の情報をキャッチアップしておくことが大切です。TypeScriptのような上位互換となる言語も登場しているため、習得後も動向は追い続けるようにしましょう。
PHP|個人ビジネスを始めたい人に!WordPressやオンラインショップの開発ができる
PHPはWebアプリケーションの開発を得意とするプログラミング言語です。構文が理解しやすく、情報も多いため、学習難易度は比較的低いでしょう。
ユーザー登録・ログイン機能・メッセージの送受信といった機能の開発をはじめ、多くのWebシステム開発に使われています。WordPressやオンラインショップの機能実装もできるため、個人でビジネスを始めたいという人におすすめです。もちろん、企業からの開発需要も多くあるので、フリーランスとして仕事を請け負うのにも向いているでしょう。
PHP案件はLaravel経験を求められるものが多いため、これから学習を始める人はLaravelを学ぶようにするとよいでしょう。学習の際は、常に最新のバージョンを扱えるようにしておくのがポイントです。
【まとめ】最新の情報はレバテックフリーランスに相談を!
今回はレバテックフリーランスの案件データを元に、プログラミング言語別の平均月単価・案件数ランキングを紹介しました。IT業界は変化が激しく、言語のトレンドも数年で移り変わっていきます。市場動向や新しい技術に関する情報をキャッチアップできるよう、常にアンテナをはっておきましょう。
レバテックフリーランスでは、18年にわたってITエンジニアを支援してきた実績から、キャリアプランや最新の市場動向など、フリーランスITエンジニアが最前線で活躍し続けるための情報を提供することができます。「もっと詳しい情報が知りたい」「どうやって市場価値を高めていけばいい?」などのお問い合わせも歓迎です。興味がある方はお気軽にご相談ください。
レバテックCMギャラリー公開
レバテックのCMギャラリーを公開しました。「あいてぃえんじにあ」を演じる賀来賢人さん、「うちゅうじん」を演じる八木 莉可子さんのキャラクター設定にも注目。過去のCM動画もまとめて見れるので、ぜひこの機会にご覧ください。
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最後に
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