BIG4でもコンサルの副業はOK?コンサル副業の現状やメリット・始め方を解説 | レバテックフリーランス
BIG4でもコンサルの副業はOK?コンサル副業の現状やメリット・始め方を解説
- BIG4などのコンサル企業で副業が可能かどうか
- コンサルタントが副業をするメリット
- コンサルタントの副業の種類
身の回りで副業という単語を聞く機会が増えているのではないでしょうか。BIG4と呼ばれるハイクラスのコンサルファームに所属している方は、豊富な知識や高いスキルを活かして副業に挑戦していけば、更なる収入や経験を得るきっかけとなり得ます。
しかし本当に副業をしてもよいか、両立していけるのかなど、不安になる部分が多いのも事実でしょう。本記事ではBIG4などのコンサルファームに所属しながら、副業としてコンサルを検討している方へ向けて、コンサルファームの現状や始め方などを解説します。
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コンサルファーム別の副業事情一覧
働く人たちが多様な働き方を選択できる社会を目指すことを推進した「働き方改革」が、2019年に厚生労働省主導で始まりました。それに伴い、リモートワークやフレックスタイム制、副業などを解禁する企業が増えています。コンサル業界でもこの流れは同じで、副業や兼業を認めるコンサルファームが少しずつ増加してきました。
本項では各コンサルファームの副業事情を紹介していきます。
副業が解禁されているコンサルファーム一覧
会社名 | 副業の状況 |
---|---|
PwCコンサルティング | 一定の条件の下で許可。新しい働き方を提供できるように多くの改革を行っている |
デロイトトーマツコンサルティング | 本業に被らないなどの条件あり |
KPMGコンサルティング | 本業に被らないなどの条件があり、事前審査をクリアする必要がある |
EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 特に条件などが設定されているわけではなく副業が可能 |
アビームコンサルティング | 多様な働き方をサポートする制度を導入しており、副業制度もその一つ |
ベイカレントコンサルティング | 本業に被らないなどの条件あり |
IBMコンサルティング | 日本では珍しく2001年より副業を認めている |
BIG4と呼ばれている「PwCコンサルティング」「デロイトトーマツコンサルティング」「KPMGコンサルティング」「EYストラテジー・アンド・コンサルティング」の4社は実質的に副業を解禁しています。
ただし、本業と被らないなど、一定の条件に設けているところもあるため、副業でコンサル業務が行えるかは事前に確認をしておく必要があります。
副業でコンサル業務が行えない場合は、自身が持っているスキルを活かせる別の業種を探す必要があります。
副業が禁止されているコンサルファーム一覧
会社名 | 備考 |
---|---|
マッキンゼー・アンド・カンパニー | 情報漏えいを防ぐため |
ボストンコンサルティンググループ | 情報漏えいを防ぐため |
アーサー・ディ・リトル | 情報漏えいを防ぐため |
副業が禁止されている企業は減少傾向にありますが、禁止している企業の考え方はほぼ一貫していて、その主な理由は機密情報などの漏えいリスクを防ぐためです。
コンサルタントが取り扱う情報には、クライアントの経営に関する多くの機密情報などが含まれています。仮に本業で得た秘密を副業で漏えいしてしまえば、本業で担当しているクライアントだけでなく、副業で取引をしているクライアントからの信頼をも失いかねません。
副業を解禁することによる企業側のメリット
副業を解禁することは、企業側にもメリットがあります。
企業側が享受できる主なメリットは、コンサル業務を担当する社員のスキルレベル向上が期待できることです。本業以外の時間でもさまざまな経験を積んでいけば、より多くの知見を得られ、それは本業のコンサルティングでも活用できるでしょう。
そのほかにも、副業で多くの人と知り合い、関わりを持つことで新たな人脈形成ができます。副業で得た人脈は、本業でも活かされるかもしれません。
副業を解禁することによる企業側のデメリット
副業を解禁したことによって企業側が受けるデメリットも紹介します。
コンサルティングの副業を可としている場合、懸念事項としてよくあがるのが、情報漏えいのリスクです。本業で知り得た機密性の高い情報は、漏えいを防ぐためにも従業員のリテラシー教育を十分に行っておく必要があります。
次に社員の勤務態度やエンゲージメントへの悪影響です。副業は空いた時間を使うため、必然的に作業をしている時間が増加します。なかには睡眠時間を削って副業をしなければならないケースもあるでしょう。自己管理がうまくいかず、本業の業務に支障をきたす人が出てくるリスクもあるのです。
社員の勤務態度を定期的に確認し、必要ならば面談を行うなど、フォローができる環境を用意しておくのもよいでしょう。
コンサルを副業で始めるメリット
コンサル業界も副業を解禁する企業が増えたため、副業を始めたいと考える人は多いでしょう。コンサルファームに勤めながら副業を始めることで、どのようなメリットを得られるのか4つ紹介します。
- 案件獲得から報酬を得るまで一通り体験できる
- 自身の市場価値を把握できる
- 人脈を広げることができる
- キャリアプランにおける選択肢が増える
案件獲得から報酬を得るまで一通り体験できる
BIG4などの大手企業に所属して業務に取り組む場合、コアとなるコンサル業務以外はほかの専門部門が担当することが多いです。しかし副業では営業をして案件を探すところから、契約の手続きまで、全て自分自身で行うことになる場合が多いです。
そこで「自身で仕事を勝ち取り、最後までやり通して報酬を得られた」という体験は、企業に所属しているだけでは得られない満足感や充実感を感じられ、自信にも繋がります。ビジネス全体を俯瞰して見直すきっかけにもなるかもしれません。
自身の市場価値を把握できる
BIG4を始めとしたコンサル業界ではその分野における専門性の高い知識や論理的思考力が必要なため、他業種から見れば、既に持ち合わせている能力が高いと評価されることが多いです。しかし企業に所属していると自分の能力を判断しにくい場合もあるでしょう。
副業で得たスキルや知識を駆使して案件を進めていけば、自身の能力がどこまで通用するかの確認ができます。
クライアントからの評価が高ければ、それだけの市場価値があると把握できるでしょう。
人脈を広げることができる
副業を続けていくと、案件ごとにさまざまな人と関わり合いを生まれます。そこでできた人脈は、コンサルタントとしての大きな力になるでしょう。
人脈が広がれば新たな案件を依頼されたり、新たなクライアントを紹介してもらえたりと、自ら営業をかけずとも自然と輪も広がるでしょう。このように、副業では人脈形成をしやすいため、積極的に関わり合いを持つのをおすすめします。
困りごとがあるとき、相談できる人や気にかけてくれる人がいると安心して業務に取り組めます。
キャリアプランにおける選択肢が増える
副業でさまざまな案件を扱えば多くの経験を得られます。その経験により自分自身の価値を高めていき、将来起業や独立といったキャリアプランを視野に入れることも可能となるでしょう。
コンサルタントには経営コンサルティングやITコンサルティング、FASコンサルティングなど、さまざまな分野があり、副業でいろいろな経験をしていけば、新しいスキルや知見を習得できます。
コンサルが活躍できる副業の種類
本項では本業と同じコンサルティング業としての副業と、本業のキャリアを活かして挑戦できるコンサルティング業以外の副業をそれぞれ紹介します。
コンサルティングの副業の種類
副業でコンサルを探す際にどのような案件があるか3つ紹介します。
- ITコンサルタント
- Webマーケティングコンサルタント
- 組織・人事系コンサルタント
多くの企業がIT化に向けさまざまなサービスの導入を進めています。IT関連の仕事は需要が高いため、ITに精通している方であればおすすめの副業です。
WebマーケティングコンサルタントもITコンサルタントと似ています。自社をPRするためにHPを制作したり、多くの人に商品を手に取ってもらうために集客したり、認知を広げる目的でWebコンテンツに注力している企業も多いでしょう。分野を問わず多くの企業が取り組んでいるため、需要も高いです。
人事や組織のコンサルタントについても、会社は多くの人が関わる場であり、更にはDX化も相まって常に需要があります。人事に関係する実績があれば、多くの案件を獲得できるでしょう。
ITコンサルタントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
ITコンサルタントとは?仕事内容やフリーランス事情を解説
コンサルティング以外の副業の種類
コンサルとしての副業が禁止されている場合でもできる、おすすめの副業を紹介します。
- キャリア相談などのアドバイザリー業務
- メディア運営業務
- 投資活動
コンサルは企業全体に対してアドバイスを行います。その能力はキャリア相談などの副業に活かせるでしょう。企業にコミットするか個人にコミットするかの違いです。
自身でメディアを開設し運営するという副業の選択肢もあります。これまで得た知見を活かして情報発信をしたり、アフィリエイトなどで商品を紹介したりするのもおすすめです。
また、投資活動は空いた時間を有効に活用できるためおすすめの副業です。コンサル業務は業務でデータを用いて企業分析を行うことが多いですが、そのスキルは投資でも活かされるでしょう。
コンサルが副業を始めるには
BIG4に所属しつつ本業に支障をきたさないように副業を始めるには、クラウドソーシングサイトやエージェントサイトなどを活用するのがおすすめです。
本業で既にコンサル業務をしている場合は、きちんとアピールすることで一定の実力があると判断され、スムーズに案件獲得に繋がりやすくなります。
ただし、自分のスキルとマッチする案件を選定し、獲得につなげるのは難しいことです。レバテックフリーランスでは、一人ひとりのスキルや希望をヒアリングしたうえで最適な案件をご紹介しています。ご相談は無料ですので、まずはお問い合わせください。
BIG4所属でコンサルの副業をする際のよくある質問
ここでは、BIG4所属でコンサルの副業をする際のよくある質問に答えていきます。
Q. コンサルタントが副業をする際はどんなところに注意すべきですか?
会社の就業規則で副業が禁止されていないか、副業の収入は確定申告が必要なのか、情報漏洩していないか等に注意すべきです。
Q. 企業が副業を禁止している理由は何ですか?
企業が副業を禁止している理由としては、本業への影響や支障が出る可能性がある、情報漏洩する可能性がある、問題が起こった場合に企業ブランドが毀損する可能性がある、労働時間の管理や把握ができない等が挙げられます。
Q. コンサルタントが副業を通じて得られるメリットは何ですか?
コンサルタントが副業を通じて得られるメリットには、スキルの向上、市場価値の把握、人脈の拡大、キャリア選択肢の増加等があります。
Q. 副業コンサルをするのにおすすめな業種は何ですか?
ITコンサル、Webコンサル、経営・戦略コンサル、組織・人事コンサル等がおすすめです。
Q. 副業コンサルするにはどのようなスキルが必要ですか?
コンサルに関するスキル、コミュニケーションスキル、論理的思考力、プレゼンテーションスキル、問題解決能力等が必要です。
※本記事は2023年9月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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