会社員とフリーランスは掛け持ち可能!副業に必要な手続きや注意点、おすすめの職種を紹介

「会社員はフリーランスを掛け持ちできる?」と疑問に思う人が増えていますが、結論からいえば可能です。しかし、注意点や必要な手続きがあり、事前に理解しておかないと思わぬ失敗をするリスクが高まります。

そこで、副業を行う際のルールや開業届や確定申告など、個人事業主に必要な知識をわかりやすく解説していきます。会社員とフリーランスを掛け持ちに成功して、ぜひ収入やスキルアップ、独立のきっかけにしてください。

フリーランスの仕事内容そのものがよく分からないという方は、こちらの関連記事でおさらいしておきましょう。
フリーランスとは?仕事内容や職種の一覧・必要な準備について解説

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会社員とフリーランスは掛け持ち可能!

会社員とフリーランスの掛け持ちをすることは可能です。

節税のメリットから掛け持ちが注目されており、実際にフリーランスと掛け持ちをする会社員も増えているようです。

ただし掛け持ちには、会社が副業を認めている必要があり、確認をしてから始めることが大切です。掛け持ち可能か確認する方法や、今掛け持ちが注目されている理由などを紹介します。

会社員とフリーランスを掛け持ちできるか確認する方法

会社員とフリーランスを掛け持ちしたい場合、事前に勤め先に確認しなければなりません。最近は副業を解禁する企業が増えましたが、許可していない会社もあるためです。

副業禁止の職場でフリーランス活動を行うと、ペナルティを受ける恐れがあります。そこで、具体的な確認方法や黙って副業をするとバレるかどうかを解説します。

まずは就業規則を確認

まずは就業規則を確認し、副業が禁止されていないかチェックしましょう。副業を認めている企業でも事前の届け出や相談が必要なことがあります。不安な点があれば上司に相談し、必要な手続きを確認しましょう。

なお、企業が副業を禁止する理由としては、本業に支障が出る可能性や情報漏えいのリスクが挙げられます。そのため、会社の規定を守らずに副業すると、処分の対象になり得ます。トラブルを防ぐためにも、就業規則を確認したうえで行動しましょう。

副業はバレる?確認せず黙ってフリーランスをするのは厳禁

確認するのが面倒だからといって、黙って副業をするのはやめましょう。なぜなら、副業は住民税の変化や周りの人の噂からバレることがあるからです。

住民税は前年度の所得に応じて税額が決まります。そのため、経理担当者が住民税が増えていると気づき、副業が発覚することがあります。

また、同僚に副業の話をしてしまい、会社に副業がバレることもあります。さらに、SNSで副業について発信したことで、社内に知られてしまうケースもあるようです。

会社員とフリーランスの掛け持ちが注目されている理由

会社員とフリーランスの掛け持ちが注目されています。

その理由は、会社員としての給与を確保したうえで、フリーランスとして収入を増やせるからです。また、フリーランスは経費計上や青色申告を行えるため、所得税を節税できる点も大きなメリットとして挙げられます。詳しくは、会社員とフリーランスを掛け持ちするメリット・デメリットで後述します。

また、副業を始める会社員も増えており、総務省が実施した令和4年就業構造基本調査によると、2002年からは約68万人、前回調査の2017年からは約60万人、増えていることがわかります。

参考:令和4年就業構造基本調査 結果の要約|総務省

掛け持ちでの働き方

本業の会社員と、副業のフリーランスを掛け持ちする際の働き方を紹介します。無理なく会社員とフリーランスを掛け持ちし、本業・副業の両方に集中できる状態をつくりましょう。

隙間時間で単発案件で副業する

本業との兼ね合いで長期の副業が難しい人やとりあえず副業を経験したい人には、「土日のみ」「平日帰宅後の1〜2日のみ」などの隙間時間を活用した単発の案件がおすすめです。

単発案件は長期的にスケジュールを拘束されないため、本業が忙しくなったら副業を休めます。本業との両立が心配な方は、まず単発の案件でバランスをつかみ、慣れたら長期案件にチャレンジすると良いでしょう。

まとまった時間を確保し副業する

「土日に加えて平日の夜も作業する」など、まとまった時間で本格的に副業をする働き方もあります。残業が少ない職場でなければ難しいですが、時間をしっかり確保する分収入が増えます

ただ、プライベートの多くを副業に使う場合、リフレッシュの機会が減る点には注意が必要です。本業に支障が出ないよう体調管理には十分気をつけましょう。

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会社員とフリーランスを掛け持ちするメリット・デメリット

会社員とフリーランスを掛け持ちするメリット・デメリットを紹介します。

会社員とフリーランスを掛け持ちするメリット

会社員とフリーランスを掛け持ちするメリットとしては、収入アップやスキルアップが図れる点や、フリーランスとして経費を計上することで節税になることが挙げられます。

収入アップを図れる

会社員とフリーランスを掛け持ちすれば収入が増えます。フリーランスとして副業で得た収入は、将来に備えて貯蓄したり、スキルアップの資金として活用したりできるでしょう。

フリーランスの収入は案件数や単価によって決まるため、スキルのある人や効率的に作業を進められる人ほど収入アップできます

ただし、「収入を増やしたいから」と単価だけに着目して案件を受注するのは避けた方が良いでしょう。自分のスキルに合わない案件を受注すると、成果物の質を保てずクライアントとのトラブルにつながる恐れがあるからです。

単価だけではなく業務内容や納期、求められるスキルなどを事前に確認し、十分に検討したうえで自分に見合った案件を受注しましょう。

スキルアップができる

副業を通して本業の仕事に活かせるスキルを磨いたり、まったく違う領域のスキルを獲得したりできます。副業案件は自分で案件を獲得する必要があるため、営業力や交渉力といったスキルも磨けるでしょう。

副業でスキルアップすれば、本業での業務の幅が広がったり、キャリアアップが叶ったりする可能性もあります。将来的に転職する場合も、副業で得たスキルを強みとしてアピールできます。

空き時間を有効活用できる

フリーランスは、働く時間を自由に選べるため、自分のスケジュールやペースに合わせて仕事を進めることができます。そのため、退勤後や休日の空き時間を有効活用しやすいでしょう。

空き時間で副業をすることで、収入を増やせたり、スキルアップを図れたりと利点が大きいです。

社会保障などを受けられる

会社員とフリーランスを掛け持ちすることで、会社員の充実した社会保障を受けながらフリーランスとして働ける点がメリットです。

一般的にフリーランスは、会社員のような福利厚生がなく保険料も高かったりと、社会保障が手薄です。しかし、会社員と掛け持ちすることで、会社員としての保障を受けることができます。

経費を計上できるので節税になる

会社員とフリーランスを掛け持ちして確定申告を行う場合、副業に使ったお金を経費として計上できます。たとえば副業で使うPCや書籍、文房具の購入費は経費にでき、所得控除ができるため、税金を抑えられます。

自宅で副業する場合は、家賃や光熱費の一部を経費にすることも可能です。確定申告を行う人は、経費を帳簿に記録し領収書を保管しておきましょう。

独立前の準備になる

副業でフリーランスとして、営業から契約、納品までの流れを把握するのは、独立に向けた準備にもなります。副業を通して人脈を築けば、独立後、案件を獲得する経路につながるかもしれません。

また、独立を検討している人は、試しに掛け持ちをすれば自分がフリーランスに向いているか見極められます。独立前に自分の適性を判断できれば、退職後に「会社員の方が向いていた」と後悔せずに済むはずです。

フリーランスになるか迷う人は、まずは副業でフリーランスの働き方を体験してみましょう。

会社員とフリーランスを掛け持ちするデメリット

会社員とフリーランスを掛け持ちするデメリットとしては、プライベートの時間が減ることや確定申告などの経理業務の手間が増えることが挙げられます。

プライベートの時間が少なくなる

会社員とフリーランスを掛け持ちをするということは、プライベートの時間を副業に充てるということです。そのため、働く時間が増えて、休息や趣味に使えるプライベートの時間が減るかもしれません

特に、本業の残業が続くと体を休める時間がなくなり、体調を崩すリスクが高まります。自分のキャパシティを考え、無理のない仕事量を受注することが大切です。

事務手続きの手間が増える

フリーランスは、請求書の作成や経理処理をすべて自分で対応しなくてはなりません。慣れていない人は時間をとられ、大変に感じることもあるでしょう。また、会社員はしなくてよい確定申告も行う義務が出てきます。

事務作業に苦手意識がある人は、会計ソフトや請求書作成ツールなどを使い、作業を効率化しましょう。

自分で仕事を探す必要がある

仕事が割り振られる会社員と異なり、フリーランスは自分で仕事を見つけてくる必要があります。ひとつの案件を受注しても、次の案件を探し続ける必要があり、条件の合う案件を見つけるのに時間がかかる場合もあります。

営業活動が苦手な人や負担に感じる人は、エージェントを活用するのがおすすめです。希望に合う案件の提案に加え、交渉代行もしてくれるため、効率よく会社員とフリーランスを掛け持ちできます。

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掛け持ちでフリーランスを始める際の手続きや準備

会社員とフリーランスを掛け持ちする際に必要な手続きや準備を紹介します。副業を開始してから戸惑うことがないよう、フリーランスとしてやるべきことを把握しましょう。

副業の目的や職種を決めておく

フリーランスとして活動する前に、「なぜ副業するのか」を考えましょう。副業の目的が明確になると、自分に合った案件を選びやすくなります

例えば、稼ぐことが目的なら、単価が案件選びの軸となります。会社でできない経験を積むのが目的なら、職種や作業内容が軸となるでしょう。

目的なしに漫然と案件をこなしても満足度は上がらないため、まずは自分が何をしたいのか見極めることが大切です。

開業届を出す

フリーランスとして活動する際は、会社員であっても開業届を出しましょう。届け出は義務ではありませんが、開業届を出すと確定申告を青色申告で行え、節税できます。開業届の提出方法は以下のいずれかです。

  • 税務署の窓口に持参する
  • 書類を郵送する
  • e-Taxを使う

開業届の用紙は税務署の窓口で手に入るほか、国税庁のWebサイトからダウンロードできます。e-Taxを使う場合は、PCの画面上で必要事項を入力します。

確定申告を行う

副業収入が20万円を超えたら、会社員とフリーランスの掛け持ちでも、本業の年末調整とは別に確定申告が必要です。20万円に満たなくても、副業収入から源泉徴収が差し引かれている場合、確定申告で還付金を受け取れることがあります。

また、年末調整が適用されない医療費控除や住宅ローン控除を受けたい場合は、確定申告を行いましょう。確定申告の期間は毎年2月16日〜3月15日頃です。

確定申告を行わないとペナルティが課される

確定申告は適切に手続きしないとペナルティが課されるので要注意です。確定申告すべき収入があるのに申告しないと「無申告加算税」が課されます。本来納めるべき税金に加えて課される罰則的な税金です。

また、期限までに納税しないと「延滞税」が課されます。さらに、悪質な脱税があった場合は「重加算税」が課されます。申告忘れやミスに気づいた場合は、早めに修正申告を行いましょう。

会計ソフトを導入すると楽になる

確定申告にあたっては、会計ソフトの導入で帳簿付けを効率化できます。会計ソフトを使えば、簿記の知識がなくても簡単に帳簿を作成できます。ソフトによっては銀行口座や電子マネーと連携でき、取引履歴を自動で同期可能です。

簿記の知識がなく確定申告に不安がある方は、機能が充実した会計ソフトを活用するのが良いでしょう。

領収書は保管しておく

確定申告で経費を計上するには、領収書が欠かせません。経費になる支払いをしたら、必ず受け取りましょう。

また、領収書は確定申告後も7年間の保管が義務付けられています。紛失しないように、月や年ごとにファイルでまとめたり電子保存したりして管理してください。

なお、日付や金額、明細などの項目が記載されていれば、レシートも領収書の代わりとして扱えます。

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会社員とフリーランスを掛け持ちする際の注意点

会社員とフリーランスを掛け持ちしていくには、自己管理や情報管理に注意が必要です。自己管理が疎かになると、副業の納期に遅れたり、体調を崩したりしてしまうかもしれません。また、会社からの処分を避けるには、情報の取り扱いに注意が必要です。

各注意点の詳細と対策を解説していくので、副業を行う際にありがちなトラブルを避けましょう。

スケジュールや自己管理に注意が必要

会社員がフリーランスを掛け持ちする際は、以下2つの自己管理ポイントを意識しましょう。

  • 1日の作業時間を決めてオーバーワークを防止する
  • スケジュールに余裕を持たせて案件を受ける

副業には出勤前や退社後、休日の時間を使いますが、休養も取らないと気づかない内にパフォーマンスが下がります。あらかじめ副業する時間を決めて長時間労働にならない工夫をしましょう

例えば、会社員の繁忙期にはフリーランスを休み、本業に集中するのが良いでしょう。また、余裕を持って作業を進めるには無理のないスケジューリングが必要です。案件を受注する際は、作業内容や納期を確認し、現実的に対応できる範囲かどうかを判断してください。

情報漏洩に注意する

副業をする際は、本業の情報漏洩には注意が必要です。情報漏洩に対して重い処分を行う会社もあるので、くれぐれも副業で本業の機密情報を使わないようにしてください。

また、競合他社での副業を禁止する会社も多いので、フリーランスを掛け持ちする前にルールは細かく確認しましょう。発注者や作業内容に問題がないかも注意してください。

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会社員がフリーランスの副業案件を探す方法

副業で収入を得るために、代表的な案件の探し方を知っておきましょう。主に、以下のような方法で案件を受注できます。

  • 知人の紹介
  • クラウドソーシング
  • エージェント
  • 求人サイト

前職の同僚や取引先など、案件を紹介してくれそうな知人がいれば一度相談すると良いでしょう。人脈がない場合でも、クラウドソーシングやフリーランス向けのエージェント、求人サイトなどのサービスで気軽に案件を探せます。

特に、エージェントは担当者が希望に合った案件を提案してくれるので、フリーランス初心者におすすめです。レバテックフリーランスでは、副業におすすめの案件も紹介しています。専属の担当者が、案件の提案だけではなく営業代行や交渉代行も行います。まずは相談からでもお気軽にご利用ください。

仕事の探し方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスの仕事の探し方一覧|おすすめの案件の取り方や見分け方

副業案件を提案してもらう

会社員とフリーランスで掛け持ちできる仕事の種類

副業と一口にいってもその種類は多様なので、やりたい仕事を決めてから案件を探すのが効率的です。そこで、会社員が掛け持ちしやすい仕事をまとめました。在宅の仕事も多いので、フリーランスとしてどんな分野で活躍したいかを考える参考にしてください。

  • ライター
  • Webデザイナー
  • ハンドメイド作家
  • せどり
  • 動画編集者
  • プログラマー・エンジニア

ライター

ライターは、書籍や雑誌、Webサイトなどに掲載する文章を書く仕事です。ライターの中でも、Webライターはクラウドソーシングサイトなどで案件を見つけやすく、初心者がチャレンジしやすい職種です。

ライティングする内容はITやスポーツなど案件によって幅広く、自分の知識を活かせます。専門性の高い記事ほど高単価の傾向があるため、本業や趣味の知見を活かせる案件を選ぶのがおすすめです。

Webデザイナー

Webデザイナーは、IllustratoやPhotoshopを使ってWebサイトのデザインを行う職種です。これらのソフトを使いこなせる人や、グラフィックデザインの知識がある人に向いているでしょう。

デザインに加えてコーディングを含む案件は単価が高い傾向があり、収入を上げるなら、文章の見出しや段落などの構造を記述する、マークアップ言語の習得がおすすめです。

Webデザイナーに関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスWebデザイナーの仕事のリアル|会社員との違いや単価相場について徹底解説

ハンドメイド作家

ハンドメイド作家は、雑貨やイラストなどのオリジナル作品を制作し、フリマアプリやオークションで販売する仕事です。趣味をきっかけに始める人が多く、何かをつくるのが好きな方・得意な方に向いています

人気のジャンルは、スマホケースやアクセサリー、ベビーグッズ、ぬいぐるみなど。需要が高い分野を選んだり、独自のデザインで差別化を図ったりすることで、高収入につなげられます。

せどり

せどりとは、商品を仕入れ値よりも高く売り、その差額で利益を得る仕事です。古本屋やリサイクルショップなどで商品を仕入れ、フリマアプリなどに出品します。

最近では、オンラインショップやネット上のオークションなどで仕入れを行い、一連の工程をWeb上で完結するせどりも登場しています。スキルなしで誰でも始められる仕事ですが、中古品を売買する際は「古物商許可証」が必要な点に注意してください。

古物商許可証は、警察署を経由して都道府県の公安委員会に申請をする必要があります。詳しくは以下を参考にしてください。
参考:古物商許可申請|警視庁

動画編集者

動画編集者は、クライアントの要望に従い映像素材を加工する仕事です。制作する動画は、企業のプロモーションビデオや広告動画などさまざまです。

最近は、大量のデータ通信が可能になったことから動画広告の活用が増えており、動画編集者のニーズも高まっています。動画編集ソフトを扱うスキルがあれば、比較的簡単に案件を受注できるでしょう。

プログラマー・エンジニア

プログラマー・エンジニアは、Webサイトやアプリケーションなどを開発する仕事です。プログラミング言語のスキルが必要ですが、需要が高い言語を獲得すれば高収入が期待できます

プログラマー・エンジニアは案件によって求められるスキルの幅が大きいのが特徴です。未経験の場合、最初は単価の低い案件を受注し、実績を積んで徐々に収入アップする道があるでしょう。

フリーランスと会社員のエンジニアの比較を以下の記事にて紹介していますので、参考にしてください。
フリーランスエンジニアと会社員どちらが得?メリットや年収を比較

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掛け持ちで効率よく働く方法

収入アップを目的に副業をするなら、やみくもに案件を受注するのではなく、稼げる案件を選びましょう。単価が低い案件をたくさん受注しても、作業時間の割に収入が増えません。

本業と副業を無理なく両立するには、自分に合った案件を探して効率的に収入を得るのが大切です。収入アップの秘訣や副業の注意点を知って、満足のいく収入を実現しましょう。

自分の得意分野や実績を活かす

もともと得意な分野で案件を受注すると、速いスピードで作業でき高収入につながりやすいです。質の高い成果物を納品できれば、契約の継続や単価アップにもつながるでしょう。

実績がある分野で案件を探すときは、自分の持っているスキルを具体的にアピールするのがポイントです。ITエンジニアであれば、保有する資格や使える言語などを伝えましょう。本業と同じ分野であれば、本業でのポジションを伝えるのも効果的です。

条件を確認する

契約を結ぶ前に、必ず単価や契約期間、納期、支払い方法などの条件を確認しましょう。特に、クライアントと成果物の認識がずれていると、クレームにつながる恐れがあります。

また、副業として収入アップを目指すなら、経費の扱いについても確認しましょう。報酬とは別に経費を請求できるのか、どの範囲まで認められるのかを明確にしておきます。契約後のトラブルを防ぐためにも、不明点があれば事前に確認することが大切です。

契約書のチェックポイントに関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
個人事業主の契約ガイド|業務委託契約のチェックポイントと注意点

単価の高い案件を受注する

副業で高収入を得るには、自分のスキルや経験に見合った単価の案件を受注しましょう。事前に単価相場を把握しておくと、単価が低すぎる案件の受注を避けられます。単価が低いと感じたら価格交渉も視野に入れましょう。

自分で交渉するのが苦手な人は、フリーランス向けのエージェントがおすすめです。エージェントでは、希望に合った案件の提案や単価交渉を行ってくれます。

レバテックフリーランスは、5,000社以上と取引し、リモート案件を含む豊富な案件を取り扱っています。担当者によるサポートで契約トラブルも防止できるので、副業案件をお探しの方はご相談ください。

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会社員から本業フリーランスとして独立するタイミングは?

掛け持ちしている副業がうまくいった場合、会社員から本業フリーランスになる選択肢が見えてきます。主な独立のタイミングは以下の4つです。

  • 実績ができ本業並みの収入になった
  • 長く付き合える取引先を確保できた
  • 一定の貯金ができた
  • 営業力が身についた

独立の第一の条件は、副業で実績ができ収入が安定することです。取引先を複数確保していれば、独立後も安定した収入が見込めます。ただ、独立後に会社員としての収入がなくなることを考えると、事業が軌道に乗るまでの生活費の貯蓄も必要です。

また、フリーランスになればすべての仕事を自分で探すことになるので、営業力も身につけましょう。営業力に自信がない場合は、フリーランス向けのエージェントを使うといった工夫が必要です。

退職する際の手続きに関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
退職してフリーランスになる人がやるべきこととは?提出書類や必要な手続きを解説

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【体験談】会社員とフリーランスを掛け持ちしている人に聞いてみた

会社員とフリーランスを掛け持ちしているR.Yさん(35)に、掛け持ちを始めたきっかけや大変なこと、メリットなどを聞きました。掛け持ちを迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

Q. 会社員とフリーランスを掛け持ちしようと思ったきっかけは何でしょうか?

現在、会社員としてシステムエンジニアを12年しています。副業は2~3年ほどで本業と同じくシステムエンジニアの案件や、コンサルに案件も受けています。

もともと自分の力で何かをやりたいと思っていましたが、いきなり独立して、家族を養いながら働くのは難しいと思いました。システムエンジニアの経験もそれなりになり、スキルもついてきたと感じていたので、まずは手軽な副業から始めてみようと思ったのがきっかけです。

Q. 実際掛け持ちしてみてどうですか?大変なことや良かったことがあれば教えてください。

副業では、やりたいことを自分で選んで、裁量を持って働けるのがいいですね。

大変なことは、副業だと基本的に単発案件が多いので、次々と新規の案件を探して取り続けないといけないのが少ししんどいです。最初は単発案件でも、クライアントと信頼関係を築き、いかに長期の付き合いにするかが重要だと感じています。

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会社員とフリーランスの掛け持ちに関するよくある質問

会社員とフリーランスを掛け持ちする際によくある質問をまとめました。

Q. 会社員はフリーランスになれますか?

会社のルールで副業が禁止されていなければ、フリーランスを掛け持ちできます。就業規則を確認しましょう。

また副業が可能でも本業に支障をきたさないことを条件とする場合がほとんどです。会社員とフリーランスを掛け持ちする際は受注する仕事の量に気をつけましょう。

Q. 会社員とフリーランスの掛け持ちは確定申告が必要ですか?

フリーランスとしての収入が20万円を超える場合、確定申告が必要です。

また、20万円に満たなくても、副業収入から源泉徴収が差し引かれている場合、確定申告で還付金を受け取れることがあります。

Q. フリーランスと会社員どっちがいい?

向き不向きがあるので一概にはいえません。一般的に安定した収入や環境を望む人は会社員、自分の実力で稼ぎたい人や自由に働きたい人はフリーランスに向きます。迷うならフリーランスと会社員を掛け持ちしてそれぞれの働き方を比較してみると良いでしょう。

フリーランスと会社員の違いやメリット・デメリットに関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスと会社員の違い|手取り・年収の比較や掛け持ち、損益分岐点

Q. フリーランスとして独立した後、再び会社員に再就職することはできますか?

フリーランスから会社員に再就職することは可能です。フリーランスとして積み上げてきた高いスキルや実務経験をもとに、即戦力として働けることをアピールすると良いでしょう。

フリーランスから正社員への再就職を成功させるコツに関しては、以下の記事をご覧ください。
フリーランスから正社員に転職する方法|アピール方法を知って再就職

※本記事は2024年1月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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