フリーランスのWebデザイナーは未経験でもなれる?必要なスキルや案件獲得方法を紹介 | レバテックフリーランス
フリーランスのWebデザイナーは未経験でもなれる?必要なスキルや案件獲得方法を紹介
フリーランスのWebデザイナーは、段階を踏んでスキルを習得すれば未経験からでも目指せます。
会社員と異なり実力主義の世界なため、独立x前には現実的な年収水準や必要なスキルを正しく把握しておく必要があるでしょう。
この記事では、フリーランスWebデザイナーの実態について解説します。年収や働き方、求められるスキル、案件獲得の手段についてまとめました。
独立後のキャリアをイメージするために、ぜひ参考にしてください。
フリーランスWebデザイナーの年収
レバテックが保有するデータから算出したフリーランスWebデザイナーの平均月額単価は53万486円(※1)で、年収に換算すると636万5,832円(※2)です。
仲介手数料のない企業直の案件が多い点と、市場で求められるスキルを持てば単価が跳ね上がる点から、日本の平均年収である約478万円を上回る年収となっています。ただし、これはあくまで一定のスキルを持つ人材の水準です。
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、有効求人倍率は0.12倍と低く、求人数に対して求職者が多く、人材が飽和状態にあるといえます。
買い手市場で案件を獲得するためには、見た目を整えるだけでなく、コーディングも含めてWeb制作を一貫して担当できるスキルを身につける必要があるでしょう。
※1 レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って算出しました。(2026年8月時点)
※2 レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って案件単価を算出しました。年収の算出にあたっては、ひと月の案件単価に12ヶ月を乗じています。(2026年8月時点)
参考:Webデザイナー(Web制作会社)|職業情報提供サイト job tag
フリーランスWebデザイナーの働き方
フリーランスWebデザイナーは、働く場所を自分のスタイルに合わせて柔軟に選べる点が魅力です。案件や契約内容によって異なりますが、大きく分けて「リモートワーク」と「オフィス出社」の2つの働き方があります。
ここでは、それぞれの特徴について確認しておきましょう。
自宅からリモートワークで働く
フリーランスWebデザイナーの間で人気が高い働き方としてリモートワークがあります。
リモートワークの大きなメリットは、働く時間や場所を自由にコントロールできる点です。通勤ラッシュのストレスから解放され、家事や育児とも両立しやすくなります。
最近ではカフェやコワーキングスペースなど、自分が一番集中できる場所を好んで選ぶ人も多くいます。
ただし、リモートワークは徹底した自己管理が必要です。クライアントとはチャットやオンライン会議でのやり取りが中心になるため、細かい確認やスムーズな連絡を心がけなければなりません。
企業のオフィスへ出社して働く
会社員のようにクライアントのオフィスへ行って席を並べる常駐という働き方もあります。
週に3日〜5日ほど出社するケースが多く、チームの一員としてプロジェクトに深く関われる点が特徴です。その場で直接ディレクターやエンジニアと相談しながら進められるため、意思疎通のズレが起きにくく、大規模な制作もスムーズに進行できるでしょう。
また、周囲にいるプロの技術を間近で見られるため、自身のスキルアップにもつながりやすい環境です。常駐案件はリモート案件に比べて高単価で長期契約になりやすいというメリットもあります。
フリーランスWebデザイナーに必要なスキル
フリーランスとして独立し、安定して稼ぎ続けるためには、デザイン以外の領域も含めた幅広いスキルが求められます。
クライアントから重宝されるWebデザイナーになるために、どのような能力が必要なのか確認していきましょう。
デザインの基礎知識
フリーランスのWebデザイナーになるためには、デザインに関するスキルを身につけましょう。高いデザインスキルを身につければ、企業のブランドイメージ向上や売上アップに大きく貢献でき、Webデザイナーとしての市場価値も上がります。
以下は、Webデザイナーとして押さえておくべき主要なスキルです。
| スキル | 概要 |
|---|---|
| 色彩理論 | 色の組み合わせが与える心理的効果の知識 |
| タイポグラフィ | 読みやすさや印象を左右するフォントの選び方 |
| レイアウト | ユーザーの視線をスムーズに誘導する配置 |
| UI/UXデザイン | 操作しやすく心地よい体験を生み出すための設計 |
UI(ユーザーインターフェース)とは、ユーザーが直接操作する部分を指し、Webサイトのボタンの色や形、配置などがこれに該当します。UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、ユーザーがサービスを利用することで得られる体験です。
まずはそれぞれの基礎知識を身につけ、実際のWebサイトを分析することから始めてみましょう。
デザインツールの操作スキル
アイデアを形にするためには、デザインツールを扱うスキルも欠かせません。
現在のWeb制作現場において主流となっているのが、「Figma」というデザインツールです。Webサイトの画面設計やレイアウトの作成だけでなく、クライアントとのリアルタイムなデザイン共有や、共同編集にも活用できます。
また、Webサイトのクオリティを高めるためには、Adobeソフトの操作スキルも求められます。画像にレタッチを施す「Photoshop」や、オリジナルのロゴやアイコンなどのベクター素材を制作する「Illustrator」を使いこなせると良いでしょう。
これらのツールを実務レベルでスムーズに使いこなせるようになることが、フリーランスとして案件を獲得するための第一歩となります。
コーディングスキル
デザインだけでなくサイト構築まで一貫して対応できるWebデザイナーは、市場で多く求められます。
まずは、Webページの骨組みを作る「HTML」と、見た目を装飾する「CSS」の2つを習得することから始めましょう。この2つの言語をマスターすれば、副業や簡単なWebサイト制作の案件を獲得しやすくなります。
さらに、サイトにアニメーションやポップアップなどの動的な動きを加える「JavaScript」も扱えれば、受注できる案件の幅が一気に広がります。近年のWeb制作で需要が高いプログラミング言語なので、基礎から少しずつ学習を進めていくのがおすすめです。
HTMLやCSS、JavaScriptなどについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参照してください。
HTML/CSSで副業は稼げる?業務内容や案件獲得方法を紹介
JavaScript入門ガイド!初心者におすすめの勉強方法や学習サイトを紹介
マーケティングスキル
フリーランスがクライアントに選ばれ続けるためには、ただ美しいサイトを作るだけでなく、「成果の出るサイト」を制作する視点が欠かせません。そのために必要なのが、以下の2つのスキルです。
| スキル | 概要 |
|---|---|
| アクセス解析 | ユーザーの行動を分析しサイトの改善点を見つける |
| SEO (検索エンジン最適化) |
検索エンジンで上位表示を狙いアクセス数を増やす |
これらのスキルを活用すれば、集客や売上向上といったクライアントのビジネス課題を解決できるようになり、市場での価値が高まります。デザインにマーケティング視点を掛け合わせれば競合との差別化になり、高単価な案件も獲得しやすくなるでしょう。
SEOについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
営業力
フリーランスのWebデザイナーとして案件を途切れさせないためには、営業力も必要です。自分のスキルや強みを魅力的に伝えることができれば、新規案件の獲得だけでなく、既存クライアントからの継続的な依頼にもつながります。
実際の営業シーンでは、まず提案先が展開するサービスや競合他社を調べ、相手のビジネスへの理解を深めます。事前のリサーチをもとに、商談の場ではプレゼンテーションスキルや交渉術を活かし、「相手の抱える課題をどう解決するか」を具体的に提案しましょう。
自身の作品や実績をまとめたポートフォリオを用意し、こうした相手に寄り添った提案を行えば、案件の受注率が上がる可能性があります。
事務処理能力
フリーランスのWebデザイナーとして活動するためには、日々の事務処理能力も必要です。独立すると、請求書の作成や支払いの管理、日々の経費記録や契約書の作成・管理にいたるまで、すべての事務作業を自分一人でこなさなければなりません。
事務処理のなかでも、特に大きな山場となるのが確定申告です。確定申告とは1年間に得た所得に基づいて納めるべき税金を計算し、税務署に申告する手続きを指します。
申告の際には正しい税制の理解や、日頃から溜めておいた領収書を含む必要書類の準備が欠かせないため、慣れないうちは難しく感じてしまう方もいます。直前になって慌てないよう、普段から計画的に書類を整理し、スムーズに税務処理を終えられる体制を整えておきましょう。
フリーランスの確定申告について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
フリーランス(個人事業主)がミス無く確定申告を終えるために押さえておくべき11のチェックリスト
未経験からフリーランスのWebデザイナーになる方法
未経験からフリーランスWebデザイナーを目指すのはかなり難易度が高いため、まずは段階を踏んでステップアップしていくと良いでしょう。基礎から順番にクリアしていくことで、挫折せずに必要なスキルが身につきます。

ここでは、未経験からフリーランスのWebデザイナーになる方法について解説します。
実務で使える最低限のツールとスキルを絞って習得する
まずは実務で使用するツールの操作方法やスキルを身につけましょう。
すべての知識を完璧に学ぼうとすると挫折しやすくなるため、バナー制作やLP制作といった短期間で習得しやすい分野に特化するのがおすすめです。絞り込んだテーマに集中すれば、比較的早く実務に通用する技術が身につきます。
学習を進める際は、オンライン教材や入門書籍を参考にすると理解がスムーズになります。おすすめの学習リソースは以下の通りです。
| 教材名 | 教材タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| Schoo(スクー) | オンライン動画 | 生放送コミュニティでWebデザインの 基礎から実践まで幅広く学べるサイト |
| サルワカ | Web解説サイト | HTML/CSSやデザインの基本が イラスト付きで視覚的に分かりやすいサイト |
| Progate | オンライン演習 | ブラウザ上で実際にコードを 書きながらゲーム感覚で学べるサイト |
| 1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座[第2版] | 書籍 | 体系的な知識とトレンドのデザインを 1冊で網羅できる入門書 |
模擬サイトを作ってポートフォリオを完成させる
ある程度ツールを扱えるようになったら、架空のWebサイトを自作してポートフォリオを完成させましょう。案件に応募する際、自身の制作実績を示すものがないとクライアントがスキルを判断できないからです。
架空の店舗やサービスのサイトを自分で作ると、実務に近い制作工程を体験できるだけでなく、質の高い作品を集めることで案件の受注率向上にもつながります。
フリーランスのポートフォリオ作成方法について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
フリーランスのポートフォリオ作成方法!エンジニアやデザイナーの見本あり
在職中に副業から始めて実務の流れを掴む
いきなり退職して独立するのではなく、まずは会社員を続けながら副業で案件を受けましょう。
生活費の心配がない状態で顧客対応や納品までのプロセスを経験し、精神的なゆとりを持って実務の流れを学べます。万が一、最初の案件獲得に時間がかかったとしても、収入が途絶えるリスクはありません。
副業は限られた時間での作業が必要なため、平日の夜や休日を使い、計画的に制作を進めるスキルが自然と身につきます。在職中の副業で培ったタイムマネジメントスキルは、独立後のスケジュール管理に活かせるでしょう。
クラウドソーシングや知人経由で実案件の実績を作る
副業を始めたばかりの段階では、挑戦しやすいプラットフォームや身近な人脈を活かして実績を作りましょう。クラウドソーシングサイトや知人からの紹介案件は、実務経験が浅い段階でも比較的案件を受注しやすい傾向にあるからです。
最初から難易度の高い案件を目指すより、まずは小さな制作で「実務をやり遂げた数」を増やすことが重要です。
制作実績を数多く確保できれば、クライアントへ提示できるポートフォリオが充実し、次の高単価な案件を狙う際の強力なアピール材料となります。
副業の収入が安定したタイミングで独立を検討する
フリーランスとして独立する時期は、副業の収入が毎月安定して得られるようになってから決めるのが安全です。毎月一定の収入があれば、退職後も資金面の不安を抱えずに自分の業務へ専念できます。
目標とする月収を一定期間クリアできているかを基準にすると、失敗のリスクを減らせます。独立時の目標月収は、まずは本業の給与と同等、あるいは生活に必要な最低限の金額を設定すると良いでしょう。
Webデザインの案件は月によって受注量に波があるため、「たまたま1ヶ月だけ大きく稼げた」という状態での独立には危険が伴います。複数月にわたって安定して目標額を達成できているか、慎重に見極めましょう。
明確な基準を設けておくことで、独立のタイミングに迷わなくなります。
フリーランスのWebデザイナーが案件を獲得する方法
フリーランスとして安定した収入を得るには、自分に合った案件獲得の経路を確立する必要があります。
ここでは、主な案件獲得方法についてまとめました。
エージェントを利用する
フリーランスが安定して案件を獲得するなら、エージェントの活用がおすすめです。営業活動や単価交渉、契約手続きを代行してもらえるため、デザイン制作業務に集中できます。
効率よく案件を探したい方は、実績豊富な大手エージェントを複数登録しておくと良いでしょう。
IT・Web案件を取り扱うレバテックフリーランスは、専任アドバイザーがキャリアの意向を汲み取ったうえで、Webデザイン案件や独自の非公開案件を提案します。商談調整や参画後のサポートも手厚く、フリーランスでも安心して働ける環境が整っているのが特徴です。
まずは自分のスキルでどのくらいの単価が狙えるか知るための情報収集として、お気軽にご相談ください。
クラウドソーシングを利用する
独立初期や実績作りの段階においては、クラウドソーシングサイトの利用が役に立ちます。
サイト上では募集中の案件が一覧で確認できるため、自分の現在の技術水準に合った仕事を検索しやすいというメリットがあります。
案件の応募から契約、報酬の支払いまでがオンライン上で完結するので、初心者でも手軽に挑戦できる点も魅力です。
ただし、利用者が多いぶん価格競争が起きやすく、低単価になりがちな側面もある点に注意しましょう。ある程度実績を積んだら早めに単価交渉を行うか、より高単価な別の獲得方法へ移行していくのがおすすめです。
SNSを活用する
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを活用して、日々の制作物やスキルを発信することも案件獲得につながります。自分の作ったデザインや制作工程を継続的に公開しておくと、デザインの傾向や技術力をアピールできるためです。
制作物そのものだけでなく、デザインの意図や制作プロセスの裏側、Webに関する役立つ知識などを合わせて投稿する方法がおすすめです。これらを見た企業や個人から、直接依頼が届く可能性が高まります。
仲介手数料がかからない点は大きな魅力ですが、認知度を高めて信頼を獲得するまでに一定の時間がかかる点に注意しましょう。契約の手続きをすべて自分で行う必要がある点はデメリットといえます。
知人や友人に紹介してもらう
過去に一緒に働いた同僚や友人、あるいは前職のクライアントといった既存の人脈を通じて、制作案件を紹介してもらうやり方もあります。お互いに人柄や能力をある程度知っている状態から相談が始まるため、信頼関係を築きやすいという点がメリットです。
独立する際には個別に連絡を入れ、ポートフォリオのURLを添えて活動している旨を伝えておくと良いでしょう。ただし、関係が近いからこそ万が一トラブルが起きた際にこじれやすいデメリットもあります。
親しい間柄であっても口約束で済ませず、必ず事前に契約書を交わしておく必要があります。
フリーランスWebデザイナーに関するよくある質問
ここでは、フリーランスWebデザイナーに関するよくある質問に答えます。
Q.営業が苦手でもフリーランスWebデザイナーになれる?
営業に苦手意識がある場合でも、工夫次第でフリーランスとして活躍できます。自分で直接交渉を行わなくても、案件を獲得できる仕組みやプラットフォームが整っているからです。
たとえばフリーランス向けエージェントを利用すれば、代わりに担当者が条件調整や提案を行ってくれます。SNSやポートフォリオサイトに作品を掲載して直接相談を待つ方法もあるため、自分に合うスタイルを選びましょう。
Q.Webデザイナーがフリーランスになるタイミングは?
副業での収入が継続して発生し、生活費を補える目途が立った時期が適しています。
本業の合間に安定して案件を受注できる状態を作っておけば、退職後も資金面の不安を抱えずに済むからです。具体的には、独立後に見込まれる月収が数ヶ月連続で希望額に達したかどうかを目安にすると判断しやすくなります。
焦って退職せず、一定の収入基盤と制作実績を構築できた段階で独立へ踏み切るのが安全です。
Q.Webデザイナーが独立前に準備しておくことは?
まずは自分の実績やスキルを証明するためのポートフォリオサイトを制作しておきましょう。ポートフォリオがない状態ではクライアントへの技術アピールができず、案件の受注までに時間がかかってしまう可能性があります。
次に必要なのは、独立初期の不安定な時期を支えるための、数ヶ月分の生活費と事業資金の確保です。まとまった貯金を作っておくことで、仕事が少ない時期でも焦らずに営業活動を続けられる精神的な余裕が生まれます。
さらに、会社員の社会的信用があるうちに、クレジットカードの作成や各種ローンの契約を済ませておきましょう。退職後の手続きをスムーズに進めるため、開業届の書類作成や国民健康保険への切り替え準備も進めておくのがおすすめです。
※本記事は2026年8月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
役に立った/参考になったと思ったら、シェアをお願いします。
