クラウドエンジニアはやめとけ?きついと言われる理由と将来性を解説 | レバテックフリーランス
クラウドエンジニアが「やめとけ」と言われるのは、突発的なオンコール対応や責任の重さなど、厳しい面があるからです。ただし、職種には向き・不向きがあるので、適性がある人はやりがいをもって働けるでしょう。
本記事では「やめとけ」と言われる理由のほか、仕事の魅力や向いている人の特徴、将来性などを解説します。クラウドエンジニアへのキャリアチェンジを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
クラウドエンジニアがやめとけと言われる5つの理由

クラウドエンジニアが「やめとけ」と言われるのには、5つの理由があります。下記でそれぞれ見ていきましょう。
1.突発的な障害対応やオンコールが発生しやすい
クラウドエンジニアがやめとけと言われる理由の一つに、突発的な障害対応やオンコールの発生しやすさがあります。クラウド環境には24時間365日稼働し続けるシステムもあり、障害が発生した際には時間を問わず対応が求められるからです。
深夜や休日に呼び出されるケースがある点は、人によっては負担に感じるでしょう。特に、人員が少ない現場では、1人あたりの負担が増えることもあります。
2.技術の進化が早く継続的に学ばなければならない
クラウドエンジニアがやめとけと言われる理由として、技術の進化の早さも挙げられます。AWSやAzureといった主要なクラウドサービスは、短期間で新機能のリリースや仕様変更が行われることもあるでしょう。
一度覚えた知識がすぐに古くなることもあるので、最新情報を学び続ける意欲が必要です。一方で、学び続けることが好きな人にとっては、成長を実感しやすい環境ともいえます。
3.インフラのスキルがないと業務に対応しにくい
クラウドエンジニアがやめとけと言われる理由には、インフラの基礎スキルが欠けていると業務に対応しにくいことも含まれます。クラウドサービスは、下記のようなインフラの仕組みを抽象化して提供しています。
- ネットワーク
- サーバー
- ストレージ
裏側の動作原理を理解していないと、トラブルの原因を特定しにくく、問題解決に時間がかかるでしょう。
4.インフラを支えるプレッシャーや責任が重い
クラウドエンジニアがやめとけと言われる背景には、インフラを支える立場としての責任の重さもあります。クラウド環境の不具合は、企業のサービス全体に影響を及ぼすおそれがあるため、緊張感を持って業務にあたらなければなりません。
責任を持って業務を遂行することで得られる達成感や、周囲からの信頼を得られる点は、クラウドエンジニアならではのやりがいにもつながります。
5.期待した働き方とのギャップを感じる場合がある
クラウドエンジニアになった後、期待していた働き方とのギャップを感じる人もいます。「リモートワークで自由に働ける」「高収入が得られる」といったイメージだけでキャリアチェンジすると、実際の仕事内容とのずれに戸惑うことがあるためです。
クラウドエンジニアの具体的な仕事内容や条件をしっかり確認しておくことで、ミスマッチを減らせるでしょう。なお、レバテックフリーランスでは個々のスキルや希望に応じた案件をご提案しているので、ぜひお気軽にご相談ください。
下記の記事では、クラウドエンジニアも含むインフラエンジニアの大変さを解説しているので、あわせて参考にしてください。
インフラエンジニアはきつい?激務って本当?未経験でも大丈夫?
クラウドエンジニアが仕事で「きつい」と感じるとき
クラウドエンジニアとして働く中で「きつい」と感じる瞬間には、主に3つのパターンがあります。下記で詳しく見ていきましょう。
裏方の仕事で成果を実感しにくいとき
クラウドエンジニアが「きつい」と感じる場面の一つに、裏方の仕事で成果を実感しにくいことがあります。インフラの仕事は表からは見えにくく、システムが正常に動いている状態が「当たり前」だとみなされやすいからです。
目に見える成果や他者からの評価を求める人にとっては、モチベーションの維持が課題になるでしょう。定期的に自分の業務を振り返り、小さな改善点を記録しておくことが、やりがいを見つける方法の一つです。
運用監視業務から抜け出せないとき
クラウドエンジニアが「きつい」と感じる状況として、運用監視業務から抜け出せないケースも考えられます。案件によっては上流工程に関わる機会が少なく、監視や保守業務が中心になることもあるためです。
スキルアップを目指していたにもかかわらず、同じ業務の繰り返しになってしまうと、将来への不安を感じることもあるでしょう。希望するキャリアパスを実現するために、案件参画前に、実際の担当範囲や上流工程へのステップアップの可能性を確認するのが大切です。
クライアントや社内との調整が上手くいかないとき
クラウドエンジニアが「きつい」と感じる場面には、クライアントや社内との調整が思うように進まないときも含まれます。クラウド環境の構築や移行には、複数の部署や関係者との連携が欠かせないからです。
技術的な説明を分かりやすくできなかったり、要望と実際の技術的な制約の間で調整に苦労したりすることもあるでしょう。日頃からコミュニケーション力を磨いておけば、こうした場面に対応しやすくなります。
大変なだけではないクラウドエンジニアの魅力
クラウドエンジニアは「やめとけ」と言われる面もありますが、魅力もあります。3つの魅力について見ていきましょう。
スキルに応じて収入アップできる可能性がある
クラウドエンジニアは、スキルに応じて収入アップを目指せる職種です。クラウドの専門知識を身につけ、実務経験を積むことで、より高単価案件に挑戦しやすくなります。
システムを運用・保守するだけでなく、下記のような高度な技術や上流工程に対応できる実績を示せば、提示単価の引き上げや直案件の獲得につなげやすくなります。
- 要件定義
- 設計
- IaCによるインフラ構築・運用の自動化
クラウドエンジニアの年収については、下記の記事をご覧ください。
クラウドエンジニアの年収は?仕事内容・必要な資格や将来性は?
リモートワークなどの柔軟な働き方を選びやすい
クラウドエンジニアは、リモートワークのような柔軟な働き方がしやすい職種だといえます。クラウド環境はインターネット経由で操作でき、場所を問わず業務を進められるからです。
リモートワーク可能なクラウドエンジニア案件を意識して獲得すれば、通勤や常駐の負担を減らし、自分が希望するライフスタイルに合わせた自由な働き方を実現しやすくなります。
技術の進歩や多様な仕事に対応する過程で成長できる
クラウドエンジニアは新しいサービスや機能に触れる機会があり、スキルや案件の幅を広げることにつながります。クラウドは技術の進歩が早く、継続的な成長を実感しやすい分野だからです。
多様な業務やプロジェクトに関われば、設計力や問題解決力も向上していきます。変化を楽しめる人にとっては、飽きずに長く続けられる仕事だといえるでしょう。
クラウドエンジニアに向いている人の特徴
クラウドエンジニアとして活躍しやすい人には、3つの特徴があります。下記でそれぞれ詳しく見ていきましょう。
トラブルの原因を落ち着いて切り分けられる人
クラウドエンジニアに向いているのは、トラブルの原因を落ち着いて切り分けられる人です。システム障害やエラーが発生した際は、焦らずにログを確認し、影響範囲の特定を迅速に判断しなければなりません。
複数の要因が重なって問題が発生することもあるので、一つひとつ可能性を検証していく論理的な思考力が必要になります。オンプレミス環境でのトラブルシューティングをしたことがある人は、その経験をクラウド環境でも活かせるでしょう。
環境の変化に柔軟に対応できる人
クラウドエンジニアに向いている人には、環境の変化に柔軟に対応できるという特徴もあります。クラウドサービスは機能の追加や変更が行われることがあるので、公式ドキュメントや最新のリリース情報をこまめに調べるなど、新しい仕組みを受け入れる姿勢が大切です。
変化を前向きに捉えられる人は、学習のストレスを感じにくく、長期的にスキルを伸ばしていけます。
チームで協力して働ける人
チームで協力して働ける人もクラウドエンジニアに向いています。クラウド環境の構築や運用は、複数の担当者や部署と連携しながら進めるチーム作業だからです。
自分の担当範囲だけでなく、全体の状況を把握しながら動ける人は、チーム内での信頼を得やすくなります。また、コミュニケーションを大切にし、情報共有を積極的に行う姿勢が、業務を円滑に進めることにつながるでしょう。
下記の記事ではインフラエンジニアに向いている人の特徴を紹介しているので、あわせて参考にしてください。
インフラエンジニアに向いている人の共通点とは?活躍するために必要な資質
クラウドエンジニアに不向きな人の特徴
クラウドエンジニアに不向きな人の特徴を3つ紹介します。自分に当てはまっていると思う人は、キャリアチェンジ前に意識して改善すると良いでしょう。
プレッシャーや責任がある仕事を回避する
クラウドエンジニアに不向きな人の特徴として、プレッシャーや責任がある仕事を避けたいと考える傾向が挙げられます。
クラウドエンジニアの業務では、障害対応や重要なシステムの運用など、重い責任を負う場面もあります。こうした場面で強く不安を感じる人は、精神的な負担を抱えやすくなるでしょう。
緊張感のある局面でも手順を遵守し、チームと連携しながら着実に問題を解決する覚悟が持てるかどうかが問われます。
人との関わりが苦手
人との関わりが苦手な人も、クラウドエンジニアに向かない可能性があります。クラウドエンジニアの仕事は技術的なスキルだけでなく、下記のように関係者との調整やコミュニケーションが必要な場面もあるからです。
- 要件のすり合わせ
- 進捗の共有
- トラブル時の状況説明
1人で作業に没頭したいタイプの人にとっては、打ち合わせや報告業務が負担に感じられることもあるでしょう。
予期せぬ事態に柔軟に対応するのが苦手
予期せぬ事態への柔軟な対応が苦手だと、クラウドエンジニアの仕事で負担を感じやすくなります。クラウド環境では、想定外の障害や仕様変更が発生することもあるからです。
決められた手順通りに作業を進めたいタイプの人は、判断力や柔軟性が求められる状況にストレスを感じやすくなります。過去のマニュアルや定型フローが通用しない場面でも、現状のログや構成情報をもとに自ら仮説を立てて軌道修正していく力が必要です。
クラウドエンジニアの将来性
クラウドの導入が各企業で進む現在、クラウドエンジニアの将来性は高まっていると考えられます。
総務省「令和7年通信利用動向調査の結果」によると、調査に回答した企業のうち、8割以上がクラウドを利用していることが分かりました。下記の結果を見ても分かるように、クラウドを利用する企業は年々増加傾向にあります。
| 全社的に利用 | 一部の事業所または部門で利用 | |
|---|---|---|
| 令和7年(n=2,486) | 60.0% | 23.5% |
| 令和6年(n=2,323) | 53.1% | 27.6% |
| 令和5年(n=2,636) | 50.6% | 27.1% |
| 令和4年(n=2,425) | 44.9% | 27.3% |
| 令和3年(n=2,391) | 42.7% | 27.7% |
クラウド需要の増加に伴い、今後もクラウドエンジニアは必要とされ続けるでしょう。
クラウドエンジニアとしてキャリアを形成するコツ
クラウドエンジニアとして長く活躍するためには、4つのポイントを押さえるのが大切です。
- 自分の専門分野を決める
- インフラの基礎知識から着実に習得する
- 特定のクラウドに依存せず汎用的なスキルを磨く
- 副業やスモールステップで実務の感覚を掴む
下記で具体的に見ていきましょう。
自分の専門分野を決める
クラウドエンジニアとしてキャリアを形成するには、自分の専門分野を決めるのが重要です。クラウドに関わる業務範囲は幅広いため、得意分野を深く掘り下げると、案件で強みを示しやすくなります。
たとえば、下記の分野の中から、自分の興味や経験を活かせる領域について集中的に学び、専門性を高めるのがおすすめです。
- セキュリティ
- ネットワーク
- データベース
専門分野を決める際は、下記の記事で紹介しているクラウドエンジニアの仕事内容も参考にしてみてください。
インフラの基礎知識から着実に習得する
クラウドエンジニアを目指す際は、インフラの基礎知識をおろそかにしないことが大切です。クラウドサービスの仕組みは、下記のようなインフラの上に成り立っているからです。
- ネットワーク
- サーバー
- OS
これらの基本原理を理解しておけば、障害発生時の原因究明やアーキテクチャ設計をスムーズに進められるようになります。基礎を固めた上でクラウド特有の知識を積み重ねれば、応用力のあるスキルセットを築けます。
特定のクラウドに依存せず汎用的なスキルを磨く
特定のクラウドサービスだけに依存せず、汎用的なスキルを磨くことも、キャリア形成において重要な要素です。企業ごとに採用しているクラウドは異なるため、1つのサービスに特化しすぎると、案件の選択肢が狭まることがあります。
主なクラウドサービスは下記のとおりです。
- AWS
- Azure
- Google Cloud
複数のサービスの基本的な仕組みを理解しておけば、異なる環境にも対応できる人材として重宝されるでしょう。
副業やスモールステップで実務の感覚を掴む
クラウドエンジニアとしての実務経験が少ない人は、まずは副業やスモールステップで実務の感覚を掴む方法もあります。
最初は、既存環境の簡単な監視・設定変更や、Webサイト向けの簡易なインフラ構築といった小さな副業案件から受注するのがおすすめです。実際のクライアントワークを通じて要件のヒアリングや納品までの流れを経験しておくと、大規模な案件や独立への足がかりになるでしょう。
クラウドエンジニアに関するよくある質問
クラウドエンジニアの将来性に関するよくある質問をまとめました。
Q.クラウドエンジニアは楽な仕事?
クラウドエンジニアが楽かどうかは、個々の感じ方や仕事への考え方次第です。また、業務内容や担当するフェーズによっても、負担の大きさは変わります。
上流工程を中心に担当する場合、運用監視を中心に担当する場合では、求められるスキルや忙しさに違いがあります。自分のスキルに合った仕事内容を選ぶことで、負担を軽減できるでしょう。
Q.未経験からクラウドエンジニアになれる?
未経験からクラウドエンジニアを目指すことはできますが、インフラ・ネットワークの前提知識が求められるため、ハードルは高くなります。IT未経験から挑戦したい人は運用・保守から始めるなど、着実に現場経験を積みながら専門性を高めていくのが現実的でしょう。
サーバーやネットワークなどを扱う業務の経験があれば、培った土台をベースにクラウドの知識を上乗せしやすいため、比較的転向しやすいと考えられます。
Q.クラウドエンジニアにおすすめの資格は?
クラウドエンジニアに必要なスキルを身につけたい人は、下記のような資格を取得するのがおすすめです。習得したいクラウドサービスに合わせた資格を選びましょう。
| 資格名 | 証明できるスキル・知識 |
|---|---|
| AWS認定資格 | AWS環境におけるクラウドサービスの設計・ 構築・運用、セキュリティなどの専門知識 |
| Microsoft Azure 認定資格 | Azure環境における基本概念やインフラ構築、 データ管理、アーキテクチャ設計などのスキル |
| Google Cloud認定資格 | Google Cloudを活用したクラウド基盤の構築や 運用保守、データ分析基盤の整備などのスキル |
※本記事は2026年10月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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