Railsエンジニアとは?仕事内容や年収・今後の需要について解説 | レバテックフリーランス
Railsエンジニアとは?仕事内容や年収・今後の需要について解説
Railsエンジニアは、フレームワーク「Ruby on Rails」を用いて開発を行います。主なプロジェクトは、スマートフォン向けのアプリケーションやクラウド開発などです。
Webエンジニアが使用するさまざまなプログラミング言語について知りたい方は「Webエンジニアが使用する言語とは」の記事もご覧ください。
レバテックフリーランスはITエンジニア専門の
フリーランスエージェントです案件を探してみる
■この記事の監修
中嶋 昇
1981年に東京理科大学 理工学部工業化学科を卒業。
複数の大手電機機械メーカー(NEC,カシオ計算機他)にて、電子デバイス、携帯電話、ストレージ機器、ソフトウェアの品質保証を担当。(約40年) その後、エンジニアの経験をもとにライターとして独立。また、企業コンサルタントも並行して実施中。
Railsエンジニアの業務内容
Railsエンジニアとは、フレームワーク「Ruby on Rails」を用いて開発をおこなうエンジニアを指します。
Ruby on Railsは、成長の速度が速く、期間が長いアプリケーション開発に向いているフレームワークであり、近年注目を集めています。スタートアップに活気があるアメリカをはじめ、日本でもRuby on Railsを扱うエンジニアのための案件数は増加傾向にあります。
Ruby on Railsの概要
Ruby on Railsとは、Webアプリケーションやゲームなどの開発に用いられるフレームワークです。オープンソース形式であるため、誰でも自由に利用することができます。
省略して「RoR」や「Rails」と呼ばれることもあり、その名称からもわかるようにスクリプト言語「Ruby」によって構成されています。
Ruby on Railsは少ないコードを特徴としているため、短期間で効率よく開発を行うことが可能です。クオリティを引き上げるためのテストが豊富であったり、公開済みのアプリケーションを容易に先のバージョンに戻したりできるなど、機能面での利便性も特色です。
ただし、使いこなすためには、RubyをはじめCSSやHTMLなど、Webサービス作りに必要な基礎知識を有していることが条件となります。
Rubyエンジニアの仕事について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
Rubyエンジニアの仕事内容
Railsエンジニアのニーズ
Railsエンジニアの需要と将来性
現在、Webアプリ開発に際して、Ruby on Railsを使用するケースが多くなっています。Web系のスタートアップでよく用いられているフレームワークであり、シェアも拡大しています。
そのため、Railsエンジニアは今後ますますその存在感を増していくと考えられます。単価も比較的高い水準にあり、将来性のある職種であるということがいえます。
高く評価されるRailsエンジニア
Ruby on Railsは、それ以外の高速フレームワークのもとにもなっているので、Ruby on Railsの技能を習得していることにより他のフレームワークに対する理解も深まります。Ruby on Railsを通して自然と身についたスキルは、将来的に技術職として案件に携わり続けていくのに役に立つでしょう。
Ruby on Railsは効率的である反面、扱うためには幅広い知見を有していることが前提となります。その分、Railsエンジニアはシステム全般に対する深い知識を持ちつつ、スピード感をもって開発をすることができると判断され、有能なエンジニアとして認識されることが多いようです。
Railsエンジニアになるための学習方法
まったくの初心者であれば、独学でつまづくこともあるでしょう。そうした場合には教室や講座などに通い、わかりやすい指導を受けながら基本を身につけるのもひとつの手です。
以下に、Railsエンジニアに関する資格を挙げます。資格は必須というわけではありませんが、体系的に学ぶことができるという点で学習の手助けとなるでしょう。
Ruby技術者認定試験
Rubyはまつもとひろゆき氏によって開発され、日本発の言語としては初めて国際規格に認定されました。そのRubyをベースとしたシステム作りに関わるエンジニアやコンサルタント、あるいはRubyを教える指導者などに向けた資格試験が、Ruby技術者認定試験です。
認定を受けることでRubyによる高度な開発技術を保有していると評価されるため、案件参画に際して有利になる可能性があります。
Rails技術者認定試験
Rails技術者認定試験は、受験者のRuby on Railsに関する専門性をはかると共に、エンジニアの雇用機会創出および企業のビジネスチャンスの拡大を目的とする認定試験です。
受験に際してRubyに熟達している必要性はありませんが、ベースとなる知識を持っていることが求められます。なお、Rail4技術認定シルバー試験では、Web系の開発における実務経験(2年以上)のエンジニアを対象にしています。
フリーランスRailsエンジニアの年収
ここではRailsエンジニアの年収の参考として、レバテックフリーランスでの公開案件を基にした月単価・年収例をご紹介します。
フリーランスRailsエンジニアの平均月単価 : 80万円(12ヶ月分を年収とすると960万円)
最高月単価 : 165万円
最低月単価 : 30万円
※下記ページから引用(2023年7月時点)
Railsの求人・案件一覧
※上記の金額はお支払いを約束するものではございません。
なお、会社員とフリーランスとでは、社会保険料や税金の計算が異なる、会社員は月給の他に賞与もあるなど、収入の計算の仕方に違いがあるため、両者の金額を単純比較できないという点はご注意ください。
フリーランスの収入については「フリーランスとは?おすすめの職種・仕事内容・必要な準備について解説」で解説しているので、こちらもチェックしてみてください。
Ruby on Railの求人・案件例
ここでは、実際にあったレバテックフリーランスでの案件を例にして、Railsエンジニアの作業内容や案件に必要なスキルなどを見ていきましょう。Railsエンジニアの求人・案件に興味がある方は参考にしてみてください。
【Ruby on Rails】体験シェアリングWebアプリ開発の求人・案件
■単価
〜850,000円/月※消費税を含めた参画者にお渡しする金額です。
■職種・ポジション
・アプリケーションエンジニア、サーバーエンジニア
■職務内容
・Ruby on Railsを用いたシェアリングWebアプリ案件の開発に携わって頂きます。
・主に下記作業をご担当頂きます。
-Webアプリケーション開発
-サービスの企画
-Herokuを用いたインフラ運用管理
※担当範囲は、スキルや経験および進捗状況により変動いたします。
■求めるスキル
・Ruby on Railsによるサーバサイド開発運用経験5年以上
・長期的にメンテナンス可能な可読性の高いコードを書く開発スキル
・AWSまたはGCPによるクラウドインフラ管理運用経験
【歓迎スキル】
・HTMLまたはSassによるマークアップ経験
・JavaScriptによる動的なWeb UI実装経験
・グロースハックまたはSEOについての知見
■最寄り駅
九段下(東京都)
【Ruby on Rails】飲食店向けサービスバックオフィス系開発の求人・案件
■単価
〜950,000円/月※消費税を含めた参画者にお渡しする金額です。
■職種・ポジション
SE(システムエンジニア)
■職務内容
・Ruby on Railsを用いたアプリ開発に携わって頂きます。
・具体的な作業内容は下記です。
-Ruby on Rails を用いた Web アプリの設計および開発、スマホアプリ向け API 設計および開発
-飲食店向け入稿管理画面から販売管理、営業サポートDX
-企画担当と連携したシステム要件定義、サービス改善提案などの上流工程
※担当範囲は、スキルや経験および進捗状況により変動いたします。
■求めるスキル
・Web系言語(Ruby on Rails、PHP、Java等)を利用した開発経験3年以上
・Webアプリケーションのパフォーマンス改善やセキュリティを意識した開発経験
・設計の実務経験
・チーム開発経験1年以上
【歓迎スキル】
・Reactの経験
・Next.jsの経験
・TypeScriptの経験
・グルメサイト開発の実務経験
・BtoCの実務経験
・アジャイル開発の実務経験
・チューニングの実務経験
・スケーラビリティを考慮した開発の実務経験
・グロースハックの実務経験
・アーキテクトの実務経験
・CI/CD環境構築の実務経験
・GitHubを用いたチーム開発の実務経験
・レビューの実務経験
・リーダーやリードエンジニアの実務経験
・大規模サービスの設計から開発、運用の経験
■最寄り駅
渋谷(東京都)
上記の内容はRailsエンジニアのフリーランス案件の一例であり、必須スキル・歓迎スキルや単価などは、案件とご自身のスキル・経験によって大きく変わってきます。
Railsエンジニアの案件をもっとみる
※本記事は2023年7月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
役に立った/参考になったと思ったら、シェアをお願いします。