会社員時代には想像もつかなかった意外な落とし穴も……。
フリーランス1年目が「早めにやっておくべきだった」と後悔した22の仕事チェックリスト

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フリーランスとは、特定の組織に所属して給与をもらうという働き方ではなく、自らの専門的スキルを提供することで報酬を得る働き方を指します。フリーランスのメリットの一つである、自らが裁量を持って働けるという自由さに魅力を感じる方もいるようです。

でも、フリーランスは会社勤め時代と何が違うのか?独立開業には何が必要なのか?よく分からないことも多いですよね。

そこで今回は「フリーランスとは?」「個人事業主との違いは?」という基礎はもちろん、フリーランスとして仕事を始めるにあたり、やるべきことをご紹介。例えば、会社員のうちに絶対に準備しておくべきことや、保険・税金関係の手続き、お金のことなど、フリーランスとして良いスタートを切るための知識・情報をまとめてみました。

フリーランスになる際に役立つ、「フリーランスになるための段取りチェックシート」もダウンロードできます。ぜひご利用ください!

0. 目次

1. フリーランスとは?
2. 会社員のうちに絶対やっておいたほうがいいこと
3. 大事な仕事のひとつ!退職をしてからすぐにやるべき手続き
4. 今日から自分が経理部長!お金まわりを整えよう
5. 快適なオフィス環境を整えよう
6. 独立開業のお知らせをして、人脈を広げよう
7. フリーランスだからこそ大事なことって? 成功の分かれ目は?
8. これがあればもう大丈夫!フリーランスになるための段取りチェックシート(Excel・PDFダウンロード)

1. フリーランスとは?

一般的にフリーランス(freelance)とは、特定の企業や組織に所属せず、プロとして自身の技量を提供する働き方を指します。企業に雇用される働き方と異なり、案件ごとに契約し、業務を遂行するという性質上、自由な働き方であることがメリットのひとつです。

ただし、フリーランスは自由ではありますが、会社員とは違ったメリット・デメリットも存在します。あらゆる人々におすすめできるという性質の働き方ではないため、フリーランスを検討する際は知識・理解を深めることが大切です。

まずはフリーランスの定義や語源といった基礎の基礎から、一般的なフリーランスの職業例などを簡単にご紹介します。

フリーランスの語源

フリーランスという言葉は、元々傭兵を意味する英語「freelance」から来ています(「lance」は槍を持った騎兵を指す)。ヨーロッパの中世において、主に仕えず、戦争単位で雇われる兵士のことです。傭兵が戦闘ごとに戦場に赴くように、現在のフリーランサーも案件に応じて契約するという点で共通するところがあります。

フリーランスの定義

「フリーランス」には厳格な定義はありません。雇用契約ではなく、案件ごとに契約するという働き方であれば、広く含まれる可能性があります。

「自由業」「IC(インディペンデント・コントラクター、独立業務請負人)」「ノマド」「SOHO」などの言葉も、用いられる文脈や人によっては「フリーランス」と同様に扱われることもあるでしょう。一方で「パートタイマー」や「派遣」はそれぞれアルバイト先、派遣会社と雇用契約を結んだ労働者であるという点でフリーランスと区別することができます。

「フリー」+「アルバイター」の造語である「フリーター」も、総務省統計局などの定義※では「雇用者のうち勤め先における呼称がパート・アルバイトの者」などとしており、「雇用者であること」や「パート」と同一の扱いであることから、やはりフリーランスとは別物といえるでしょう。

※参照:総務省統計局|16A-Q09 フリーターの人数

そのほか、理解を深めるための参考として、「2016年版 小規模企業白書」(中小企業庁)で行われたアンケート調査でのフリーランスの定義をご紹介します。


「特定の組織に属さず、かつ、常時雇用する従業員がおらず、事業者本人が技術や技能を提供することで成り立つ事業を営み、自分で営んでいる事業が『フリーランス』である認識している事業者」
 

※参照:中小企業庁「2016年版 小規模企業白書」第2章 小規模事業者の多用な側面 より抜粋

上記の記述からも「組織に属さない」「スキルを提供することを事業としている」といった点がフリーランスの要件として入ってくることが伺えます。

同調査では「フリーランスが事業を営んでいる職種」についてもアンケートを行っています。その中には大工や鳶職植木職・造園師といった、一人親方とも呼ばれるような職種においても、フリーランスという認識で働いている方がいらっしゃるようです。

このようにフリーランスという概念は比較的新しいこともあり、解釈には流動的な面があります。企業に雇用されずにお金を稼ぐ働き方として、ブログにアフィリエイト広告を設置して報酬を得るブロガーや、動画広告や企業タイアップによるPR動画などで収入を得るYoutuberなどを生業とする方が最近登場していますが、将来的にはこういったお金の稼ぎ方も、フリーランスに含まれるケースもあるかもしれません。

フリーランスと個人事業主との違い

前段では「フリーランス」に厳格な定義はないとお伝えしました。ただし、同じように使用される言葉の中で「個人事業主(個人事業者)」は税制上の区分であり、ある程度の線引きがあり、個人で事業を行っている人はこちらに該当します。

「個人事業主」の対になる単語として「法人」があり、個人事業ではなく、株式会社や合名会社などの会社を設立して事業を行うケースがこちらに該当します。

そのため、個人事業主を横文字にすればフリーランス、というわけではありません。個人商店を経営するなどで個人事業主として商業を営む人は、「案件に応じて契約する」「自分の技術や技能を提供することを事業としている」というフリーランスの働き方とも性質が異なるため、フリーランスとは言い難いでしょう。

また、節税や社会保険などの観点から「一人法人を設立しているが、実質の働き方はフリーランス」というケースも存在するため、やはり「フリーランス=個人事業主」とはなりません。

フリーランスの仕事例

フリーランスとは働き方であり、さまざまな職種があると触れてきました。そこから、具体的にどんなことをするのかをイメージできるよう、フリーランスの仕事内容の例をご紹介します。

■エンジニア系職種
フリーランスのエンジニアというと、Webサイトやスマートフォンアプリなどを制作して成果物を納品する…といった働き方のイメージをお持ちの方もいるかもしれません。

ですがそのほかにも、サーバやネットワークの構築・運用などを行うインフラ案件や機械学習を用いてデータ分析やレコメンドエンジン開発などを行う機械学習案件…といったようにフリーランスエンジニアの案件は多岐に渡ります。

また、直接開発するだけでなく、プログラミング技術を教えるIT講師の案件もフリーランスエンジニアの仕事とすることもできます。

フリーランスエンジニアに求められるスキルは、Webサービス開発ならPHPやJava、iPhoneアプリ開発ならSwiftやObjective-Cといったように参画する案件によって異なるため、自分の軸となるスキルを作り、そこから幅を広げていくことが大切です。

■デザイナー系職種
エンジニアと同様に、フリーランスのデザイナーにもさまざまな仕事があります。Webサイトのデザインやコーディングなどを担当するWebデザイナー案件や、ゲームやアニメなどのキャラクターをデザインするキャラクターデザイナー案件などが一例です。

デザイナー以外のクリエイティブ職種としては、Webサイト制作における進捗や品質の管理を行うWebディレクターや、ゲーム制作におけるシナリオライティングや外注管理などを行うシナリオライターなどもフリーランスの仕事としてあります。

フリーランスのデザイナー系職種では、PhotoshopやIllustratorのスキルが基本です。その他の必要スキルは職種や案件によって異なり、例えばWebデザイナーならHTMLやCSSはもちろん、JavaScriptやUI/UXデザインなども求められることがあります。

フリーランスの働き方の特徴

フリーランスの概要がわかってきたところで、より理解を深めていくためにフリーランスならではの特徴をみていきましょう。

労働基準法の適用対象にならない

企業と雇用契約を結ぶのではなく、業務委託という形態で契約するフリーランスは労働者に含まれないのが原則であり、労働基準法の適用対象とはなりません。割増賃金や最低賃金といった概念がないため、案件のギャラやスケジュールのバランス次第では割に合わないものもでてきます。

休日の規定もないため、際限なく働き続けてしまうおそれもあります。また会社員のような年次有給休暇もないため、無理をして体を壊して稼働が減ってしまうと、収入にも影響が出てしまいます。

業務委託契約については下記の記事で解説していますので併せてご参照ください。

業務委託契約がすぐわかる!フリーランスにとってのメリットから契約書の書き方まで

会社員よりも収入が不安定な面がある

毎月の給料がもらえる会社員とくらべて、フリーランスは案件の有無や契約の内容、支払いについての取り決めなどで報酬を受け取るタイミングがばらつくことがあり、収入が不安定となりやすい点が特徴として挙げられます。

案件を請ける/請けないは自分で決められる

フリーランスは引き受ける案件を自分の意志で選ぶ権利があります。また、会社員で転職するとなると一大事ですが、フリーランスは比較的案件を選びやすいので、自らのキャリア形成をコントロールしやすくなるのもポイントです。

そのほか、定年という概念もないため、能力さえあればシニアになっても活躍できる・稼いでいけるという点も見逃せません。

なお、上記はフリーランスの特徴の一例です。より詳しくフリーランスと会社員の働き方を比較・検討したい方は以下の記事を併せてご覧ください。

フリーランス?会社員?悩めるITエンジニアに贈る、それぞれの働き方のメリット比較

フリーランスを取り巻く環境

フリーランスにまつわる状況として国外に目を向けると、アメリカはフリーランスが浸透している国といえるようです。

Freelancers Union、Upworkが出した調査レポート「Freelancing in America: 2016」によれば、アメリカにおけるフリーランスの数は、2014年:5300万人から2016年:5500万人に増加し、アメリカの従業人口の35%に達したと説明しています。この調査におけるフリーランスには兼業・副業的に行っている者も含まれており「雇用を持たないフリーランサー(Independent Contractor)」の割合は35%であることを補足します。

一方の日本国内における状況として、フリーランスにまつわる直接の数値ではありませんが、副業を巡る状況をご紹介します。「平成 24 年就業構造基本調査」(総務省)によれば副業を営む方は234万人存在し、これは就業人口6,442万人における約3.6%だということです。

また、別の資料となりますが「平成28年度産業経済研究委託事業(働き方改革に関する企業の実態調査)報告書」では「兼業・副業を認めている企業」の割合は18.0%となっています。

Google Trendsにて「副業」という検索キーワードの推移を参照してみると、日本国内では2004年の1月時点と2018年1月時点とでは約3.5倍の伸びが見られ、副業への注目が高まっていることが伺える一方で、現状では企業、働き手への浸透はまだまだこれからといえそうです。

フリーランスの職種・年収例

最後に、具体的なイメージをしやすくするための参考として、先述した「2016年版 小規模企業白書」からフリーランスの様々な職種例と職種別年収を以下にご紹介します。

フリーランスの職種割合
職種 割合
デザイナー 20.7%
システムコンサルタント、ソフトウェア作成者 17.7%
著述家※1 12.1%
翻訳家 8.1%
建築技術者、土木・測量技術者 7.1%
記者、編集者 6.1%
個人教師※2 5.0%
マンガ家、アニメーター、イラストレーターなど 4.4%
経営コンサルタント 4.4%
写真家、映像撮影者 3.5%
音楽家、舞踏家、俳優、演出家、演芸家 3.1%
その他 7.9%

※1:小説家、脚本家、評論家、コピーライターなど
※2:音楽、舞踊、スポーツ、学習指導、茶道・生花・書道など

フリーランスとして得ている現在の手取り年収(職種別)※3
職種 100万円未満 100万円以上

300万円未満
300万円以上

500万円未満
500万円以上

800万円未満
800万円以上

1000万円未満
1000万円以上
システムコンサルタント、
ソフトウェア作成者
21.2% 28.5% 24.8% 21.2% 2.2% 2.2%
著述家※4 21.3% 31.9% 23.4% 16.0% 4.3% 3.2%
建築技術者、
土木・測量技術者
14.5% 43.6% 29.1% 9.1% 3.6% 0.0%
個人教師※5 28.2% 30.8% 30.8% 5.1% 2.6% 2.6%
記者、編集者 12.8% 46.8% 23.4% 12.8% 4.3% 0.0%
デザイナー 21.7% 37.9% 27.3% 9.3% 2.5% 1.2%
翻訳家 28.6% 39.7% 15.9% 12.7% 0.0% 3.2%

※3:回答数の多い職種から抜粋されたもの
※4:小説家、脚本家、評論家、コピーライターなど
※5:音楽、舞踊、スポーツ、学習指導、茶道・生花・書道など

フリーランスとして得ている現在の手取り年収(主業、副業別)
年収 主業 副業
100万円未満 16.4% 50.8%
100万円以上~300万円未満 34.7% 37.8%
300万円以上~500万円未満 27.6% 9.8%
500万円以上~800万円未満 3.1% 0.5%
1000万円以上~5000万円未満 2.4% 0.0%
5000万円以上 0.5% 0.0%

※参照:上記3つの表は、中小企業庁「小規模企業白書 2016」より加工して掲載

上記の調査結果から、フリーランスにはどんな職種があり、どの程度の年収になるかをイメージしやすくなったのではないでしょうか。

ここで取り上げたいのは「システムコンサルタント、ソフトウェア作成者」の手取り年収です。この調査結果では手取り年収500万円以上の割合が25.6%と、掲載されている職種の中では最も高い割合になっています。

専業のフリーランスエンジニアで活躍していくレベルとなると、実務経験が半ば必須となります。プログラミングの実務未経験から目指すのは中々難しいですが、業務で日常的にプログラムを書くITエンジニアでしたら、フリーランスはキャリアの選択肢として検討に値することでしょう。

フリーランスエンジニアの年収について興味をお持ちの方は、下記の記事も併せてご覧になると理解が深まるはずです。

フリーランスのプログラマー・SE(システムエンジニア)で年収800万円以上稼ぐための16のヒント

フリーランスになった場合の収入をメールで診断

レバテックフリーランスでは「今のスキル・経験でフリーランスになったら、どんな案件があるのか?」をメールで診断するサービスを実施しています。会社員からフリーランスへの転向を検討するにあたり、具体的に求められるスキルやご自身の適性単価などを知りたい方はぜひご利用ください。

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2. 会社員のうちに絶対やっておいたほうがいいこと

  • クレジットカードを作っておく
  • ローンを組んでおく

フリーランスになったらできないことがある!

独立の夢を叶え、どこの会社にも属さずに、個人の実力で仕事をしていくのが「フリーランス」。なんて聞くと、自由と希望に満ちた響きがあります。しかし、どんなに実力があっても、ガッツリ年収を稼いでいても、悲しいかな、フリーランスで仕事をする場合、会社や組織に属している人に比べて社会的な信用が低いのは事実です。

だから、クレジットカードを作ったり、住宅や車などのローンを新たに組む予定があるなら、絶対に会社員のうちにしておきましょう。

実際に、クレジットカードを作ろうとしたがあっさり断られた、住宅ローンの審査待ち中にフリーランスになり、当初の融資額を100万円以上下げられた、なんて痛い経験をした先輩もいるのです。

3. 大事な仕事のひとつ!退職をしてからすぐにやるべき手続き

いざ退職をしたら、すぐに済ませてしまいたい諸手続き。下の表には、最低限すぐにやるべき手続きをまとめてみました。

退職をしたらすぐにやるべき手続きチェックリスト

  手続き 窓口 期限 持ちもの
①厚生年金から国民年金への切り替え 市区町村役場 退職した日から
14日以内
年金手帳、厚生年金等退職の日付が分かるもの、印鑑、免許証などの身分証明書
②会社の健康保険から国民健康保健への切り替え 市区町村役場 退職した日から
14日以内
健康保険資格喪失書、印鑑、免許証などの身分証明書
③個人事業の開業届出書 税務署 1カ月以内 印鑑、免許証などの身分証明書
④青色申告承認申請書 税務署 2カ月以内 印鑑、免許証などの身分証明書

① の国民年金だけでは老後が不安なら、「国民年金基金」※1に任意で加入することも。その場合、国民年金に上乗せして、受給額が支払われます。

※1:国民年金基金制度とは?

国保にするか?会社の健康保険を継続するか?健康保険で損しないコツとは?

② の健康保険に関しては、退職後2年間なら会社の健康保険に継続加入できます。保険料は会社が半分負担してくれていた分も全額自己負担となるので、金額が従来の2倍になります。

金額が2倍と聞くと、迷わず国民健康保険かな? と思いがち。でも、人によっては国民健康保険に加入するより、会社の健康保険に継続加入(任意継続)したほうが安かった!なんてこともあるので、よく比較したほうがよさそうです。

というのも、国民健康保険の金額は前年度の所得に応じて決められるもの。その際、年間の支払金額の上限も決められてはいますが、市区町村によってその上限を変えることもありますし、保険料額自体も異なります。

さらに、任意継続保険料にも上限額が設定されていますので、どちらの保険料が安くなるのかはいっそう分かりにくくなっています。まずは、自分が住む市区町村の国民健康保険課や健康保険組合などに電話をして、金額を問い合わせてから決めましょう

また、国民健康保険料は各市区町村のWebサイトにて計算式や保険料の目安を掲載しているところもあります。役所の窓口が開いている時間帯に問い合わせが難しい場合は、そちらを確認するのも一つの手です。

参考:保険料の計算方法 | 世田谷区

ただし、会社の健康保険を任意継続する場合、退職後20日以内が期限のため、それまでに申請しなくてはなりません。それ以降は一切受け付けてもらえないので、こちらも要注意です。
 

やっぱり不安な確定申告、みんなどうしてる?

青色申告を決意したなら、③「個人事業の開業届出書」※2、④「青色申告承認申請書」※3の手続きが必要です。

役所の窓口はまだしも、税務署なんて行ったことがなければ、「冷徹に税金を取り立てるような」恐ろしいイメージがあるかもしれません。でも職員たちは、右も左も分からないビギナーたちを日々相手にしていることもあり、親切に対応してくれるのでご安心を(例外もありますが)。

でも、所得税の計算も初めてというフリーランスデビュー1年目で青色申告は難しいということであれば、初期のうちは白色で大枠の確定申告を理解し、地固めする方法もあります。

【確定申告】フリーランス1年目が白色申告でやることまとめ!

とはいえ、必要な手続きはさっさと済ませるに越したことはありません。印鑑や身分証明書など、持参するものはほぼ一緒なので、思い切って1日にまとめて提出しに行ってしまってもいいでしょう。

※2:[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁
※3:[手続名]所得税の青色申告承認申請手続|国税庁
 

4. 今日から自分が経理部長!お金まわりを整えよう

  • 事業用の通帳を作る
  • 会計ソフトを準備する
  • 請求書、見積書のひな形を準備する
  • 印鑑を買う
  • 切手や封筒を買う

事業用通帳を作れば、面倒な経費の入力がシンプルになる

開業届を出して、屋号も決まったら、すぐに事業用の通帳を作りましょう。

というのも、のちのち会計ソフトにギャラの入金や経費の入力をする際、通帳を見ながら、【売掛金】【通信費】【預金利息】などと、各取引に対しての仕分け作業が必要となってきます。

 

これがただでさえ面倒なのに、事業用の取引とプライベート用に買ったものの引き落とし金額がごちゃごちゃになっていたのでは、経費入力に相当時間がかかってしまいます。

会計ソフトは迷わずオンラインソフトを

さらに、確定申告に向けて会計ソフトを用意しましょう。

先輩エンジニアによく利用されているのが、インストールの手間なく、どのパソコンからも使えるオンラインソフト。

弥生……自宅からネットで確定申告ができるe-Taxにも対応。青色申告用白色申告用があり、最初に白色を利用して、余裕が出てきたら青色に乗り換えることもできます。

freee(フリー)……銀行やクレジットカードのアカウントを登録することで、自動で入出金の情報を同期し、かんたんに帳簿を作成できます。請求書の作成もでき、入金されたかどうかのマッチングも可能。

あとで焦らないためにも、用意しただけで満足しないで!

こういうことは仕事が軌道に乗り出すとつい後回しにしがち。でも、確定申告直前にまとめてやるとミスも多くなり、あとで税務署から連絡が来たなんてヒヤ汗モノの経験をした先輩フリーランサーも。

経費の入力などの会計業務は日々コツコツしておくに越したことはないのですが、なかなかそんな時間が取れないのは事実。あらかじめ、入力方法だけでも確認しておき、確定申告の時期が近くなったら、早めに準備を始めましょう。

また、請求書、見積書はフリーランスで仕事をするうえでの必須アイテム。ひな形は使いやすいものをセレクトし、印鑑、差出人のスタンプ、封筒、切手なども多めに用意しておきます。

5. 快適なオフィス環境を整えよう

  • 名刺を作る
  • 必要ならばバーチャルオフィスに申込む
  • 事業用のメールアドレスを作成
  • ネット環境を整える

今日から名刺が看板代わり

サラリーマン時代と違い、会社の肩書きが外れた今、名刺は自分の看板のようなもの。顧客に、「この人に仕事を任せても安心」と思ってもらえるような名刺を作成しておきましょう。

一人暮らしの女性フリーランサーなど、自宅の住所や電話番号といった個人情報を名刺に掲載するのが不安であれば、バーチャルオフィスを利用するのも手。これは、都内一等地の住所や電話番号・FAXをレンタルし、さらに手紙の受け取りや電話の転送をしてもらえる仕組み。法人の住所登記のもメリットです。

ワンストップビジネスセンター……青山、表参道、渋谷、秋葉原などの主要都市に住所を持ち、おしゃれな会議室も24時間レンタルできます。

リージャス……世界120カ国でビジネスを展開。国内にも16拠点があり、一等地のランドマーク的存在のビルを住所にできます。

6. 独立開業のお知らせをして、人脈を広げよう

  • SNSで開業報告をする
  • 自分のスキルやキャリアを整理する
  • GitHubでコードを公開しておく
  • 技術系ブログを書く
  • 勉強会・交流会に出る
  • 案件情報だけじゃない!エージェントサービスを利用する

「フリーランスになりました!」できるだけ多くの人に知らせておこう

準備が整い、スタートラインに立ったところで頭をもたげるのが、「仕事が獲得できるか」「ちゃんと稼いでいけるんだろうか」という不安な思い。確かにフリーランスの働き方には、毎月お金が入ってくるという保証はまったくありません。

そこでまずは、今までつながったことのある顧客、フリーランスの知人・友人などにメールやSNS、ホームページで独立開業したことを知らせましょう。いちど仕事をしたことがある顧客や知り合いなら、先方も仕事を振りやすいものです。

「いざ営業!」その前に、自分のキャリアやスキルを整理してみよう

また、プログラミング言語などの職種に直結したスキルはもちろん、専門分野についてもあらかじめ整理しておきたいものです。例えば「DAUが3万人以上いるサービスの開発から運用 、保守まで一連の流れで携わっていたので、ソーシャルの分野に強い」などと、具体的な経歴・実績とセットで伝えられるように準備しておきましょう。

さらに、プロジェクトリーダー、マネージャークラスの人材を外部に求めているケースも多くあります。そういったクライアントに対しては、プロジェクトを回していた、部下やチームのメンバーをマネジメントしていた、などというリーダー経験も強みになります。

 

ほかにも「Webデザイナーだが、イラストも描ける」「プログラマー+簿記の資格があるので経理系に強い」など、職種+αのスキルも評価されるので、仕事をするうえで忘れずにアピールしたいところ。

とにかく、「で、何が得意なの?」と聞かれたら、しっかり自分を売り込めるように準備しておきましょう。

飛び込み営業なんてしなくていい

「営業」というと、知らない会社にアポをとって、顧客を開拓し笑顔で自分を売り込みに行く、なんていうのはひと昔前の話。GitHubで自分の開発したプログラムのコードを公開したり、技術系ブログを書いたりと、積極的に対外的に自己アピールすることも「営業」のひとつ。

見た人が「この人に仕事を頼んでみたい!」と思ってくれれば、いいのです。

勉強会に出て技術を磨く、人脈を作る

IT系の勉強会や交流会には、投資として時間もお金も惜しまずに顔を出しておきます。実力勝負のフリーランスにとって、技術は磨けば磨くほど、ビジネスにおける武器になるからです。

勉強会や交流会に参加すると、エンジニアやデザイナーなど、フリーランス同士の横のつながりができる点もメリットです。

ピンチのとき、横のつながりに救われる

例えば、フリーランスで仕事をしていると、クライアントから「●月に大きな案件をお願いするから、ちょっと空けといてね」といった口約束をされることがあります。そのために予定をあけておいたのに、待てども待てども連絡がない。その上、すんなりなかったことにされる、なんてことも結構あるものです。

しかし、1ヶ月間仕事もなく、収入も途絶え、「どうしたらいい?」と茫然としていると、いいタイミングでフリー仲間から声がかかり、ちょうど自分の得意分野の仕事を紹介してもらえたなんてケースも。

逆にクライアントから仕事の依頼が来ても、自分が忙しかったり、専門分野でないからと、受けられないこともあるでしょう。そんなときは適任のフリーランス仲間を紹介して、クライアントに恩を売ることだってできます。

先輩フリーランスを頼ろう

さらに、経験値が低いフリーランス初心者だと、「フリーランスとして、この仕事でこの単価って相場と比べてどうなの?」「こんな契約条件は大丈夫か?」とギモンに思っても口に出せず、とりあえず契約しちゃうなんてこともありがちです。

でも、経験豊富な先輩フリーランス仲間がいれば、一旦相談してから、仕事を吟味することができます。

また、先輩エンジニアに大きなプロジェクトチームに入れてもらい、高度なスキルを伝授してもらってラッキー! なんてこともあるのです。

案件情報だけじゃない!エージェントサービスを利用する

入念に準備を重ねても、独立したての頃は案件が途絶えることに不安に感じることも。そんな事態に備えて利用したいのが、フリーランスに案件情報を提供するエージェントサービスです。

レバテックフリーランス、レバテッククリエイターは、エンジニア、デザイナーに向けた案件情報を提供しています。専門のカウンセラーによる案件のマッチングだけでなく、企業との商談日程や細かい条件の調整、参画中のフォローなど、すべて無料でサポートしてくれます。またプロによる丁寧なヒアリングでこれまでの経験やスキルを整理し、的確なスキルシートの作成にあたり的確なアドバイスをくれたりと、一人では気づかない部分をサポートしてくれます。フリーランスとして開業する際に登録しておいて損はないでしょう。

レバテックフリーランス……フリーランスのエンジニアに向けた案件情報を提供するサービス
レバテッククリエイター……フリーランスのデザイナー・クリエイターに向けた案件情報を提供するサービス

7. フリーランスだからこそ大事なことって? 成功の分かれ目は?

  • 体調管理に気を配る
  • 自分の時間を作る

体調管理もフリーランスの仕事

最後に、フリーランスは徹夜仕事が当たり前、身体に無理をかけても仕方ないような働き方のイメージがありますが、それは間違い。

例えば「頑張りやさん」として知られていたエンジニアが、ある日突然倒れて入院。すぐに代わりの人が見つからず、作業真っ最中だった案件も納期中に完成させられなかったというケースがあります。

その結果クライアントにも迷惑をかけてしまい、仕方のないこととはいえ、本人も信用を落としてしまいました。

フリーランスにとって、最も大事なのは「いい仕事」をすること。そのためにも、会社員時代以上に、普段の生活から体調管理に気を配り、つねにベストの状態で仕事と向き合えるようにしておきたいものです。

いい仕事をするためには仕事をしない時間が大事!?

フリーランスとして仕事があるのはありがたいこと。しかし、仕事漬けの日々だと、いつか「燃え尽き症候群」がやってくることもあります。

実際にフリーランスとして長く続けている人ほど、仕事が忙しくとも、自分の時間をうまく作り出しています。フットサル、アイドルの追っかけ、地域の子どもと遊ぶボランティアなど、仕事とはまったく違う世界を持っている人も多いのです。

仕事とプライベートのメリハリをつけること。それも、「いい仕事」をするためには大切なのですね。

8. これがあればもう大丈夫!フリーランスになるための段取りチェックシート(Excel・PDFダウンロード)

何をやればいいかすぐ分かる!段取りチェックシート!

退職時にやることから、フリーランスとして仕事をはじめる前~はじめた後まで、何をやれば良いのかがチェックできるシートになっています。ExcelとPDFで用意いたしましたので、是非ご活用ください!

チェックシート

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