エンジニアは転職回数が多いと不利?平均回数や企業の懸念をなくすコツ

「数年前に転職したけど、年収アップのためにまた転職したい。でも、転職回数が多くなると不利にならないか心配…」という方はいませんか?

この記事では、エンジニアの平均的な転職回数や、転職が多いエンジニアに対して企業が抱く印象を紹介します。また、転職が多い人が次の転職を成功させるコツも解説していきます。転職したいけどなかなか踏み出せないでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

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転職経験のあるエンジニアの約4割は転職回数が3回以上!

エンジニアの転職市場は非常に活発であり、多くのエンジニアが複数回の転職を経験しています。厚生労働省の調査によると、5年以内にIT・デジタル職種に転職した人のうち、約30%が4回以上転職していることが明らかになりました。

転職を経験した回数

引用元 : IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業|厚生労働省

また、同調査では、転職回数別の賃金上昇者の割合も明らかになっています。

転職後の賃金上昇者の割合

引用元 : IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業|厚生労働省

上記を見ると、転職経験回数2回で賃金の上昇者の割合は他の転職回数者郡と比較してやや高いものの、いずれの転職回数においても半数以上が賃金が増加したと回答しています。この結果からは、転職回数が増えても賃金の面で不利になる心配はそれほどないといえるでしょう。

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エンジニアの転職回数が多くなりがちな理由5選

エンジニアの転職が頻繁に行われる背景には、さまざまな理由があります。以下では、主な5つの理由について詳しく見ていきましょう。

エンジニアの転職回数が多い理由

年収を上げたいから

エンジニアが転職する理由の一つは、年収アップをしたいためです。IT業界では、スキルと経験に応じて高い報酬が得られる傾向があり、転職によって大幅な年収アップを実現できる可能性が高いです。

多くのエンジニアは、自身のスキルや経験が向上するにつれて、それに見合った報酬を求めるようになります。しかし、同じ企業内での昇給には限界があることも多く、より高い年収を得るために転職を考えることがあります。

スキルアップしたいから

現在の職場で十分な成長機会が得られないと感じた場合、エンジニアは新たな環境でのスキルアップを目指して転職を選択することがあります。技術は日々進歩しており、エンジニアが市場価値を維持するには、常に最新の技術やスキルを習得し続けることが重要です。

希望のプロジェクトに参画できなかった場合、仕事を通したスキルアップを目的として転職を検討するエンジニアは少なくないと考えられます。

企業の将来性が不安だから

エンジニアが転職を考える理由として、現在勤務している企業の将来性への不安も挙げられます。IT業界では常に新しい技術やサービスが生まれており、他社に差をつけるプロジェクトを進行できていない企業に対して、不安を感じることがあるでしょう。

企業の市場シェアや業績の低迷は、将来の雇用不安につながるため、将来性のある企業への転職を考えるきっかけとなります。

新しい技術に触れたいから

エンジニアの中には、新しい技術にチャレンジしたいという理由で転職を考える人も多くいます。

IT業界は技術の進歩が速く、常に新しい言語やフレームワーク、ツールなどが登場しています。しかし、同じような技術を使うプロジェクトをいくら経験しても、新しいスキルは身につきません。

そのため、現在の職場では経験できない技術に携わりたいという思いが、転職の動機となることがあります

働く環境を改善したいから

「働く環境を改善したい」という思いから転職を目指すケースも少なくありません。IT業界では、急な仕様変更に対応するため、過度な残業を要求する企業もあり、残業が多く休日が少ない環境を変えたいと転職するエンジニアがいます。

特に近年は、リモートワークの普及により、働く場所や時間の自由度が高い企業への転職を考えるエンジニアが増加しています。

転職先企業の一番の決め手

引用:エンジニアの企業・案件選びにおいて「働く場所」がより重要に|レバテック

実際に、レバテックがエンジニアを対象に行った調査では、「希望する場所で働ける」「勤務時間や休日休暇が自分の希望となっている」という転職理由が上位に入りました。

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転職回数が多いエンジニアに対する企業側の懸念

エンジニアの転職は珍しくありませんが、転職回数が多いエンジニアに対して、企業側が一定の懸念を抱くことがあります。

入社してもすぐ転職するのではないか

企業が転職回数の多いエンジニアに対して抱く懸念は、「入社してもすぐに転職してしまうのではないか」というものです。人材の採用や育成にはコストがかかるため、企業としては長期的に働いてくれる人材を求める傾向があります。

選考ですぐに辞める人材と思われないようにするには、入社後に築きたい長期的なキャリアを説明するといった工夫が必要です。

人柄に問題があるのではないか

転職回数が多いエンジニアに対して、企業が「人柄に問題があって周囲とうまく関係を築けないのではないか」という懸念を抱くことがあります

コミュニケーション能力に問題がないことを示すには、今までにチームで行った仕事の実績をアピールしたり、スキルアップなどの前向きな理由で転職したいことを明確にしたりすることが大切です。

転職回数に応じてスキルアップできているか

転職回数に応じてスキルアップしていれば問題ありませんが、似たような業務しか経験していない場合、「スキルが身についていないのでは?」と思われるおそれがあります。異なる分野の企業で経験がある場合も、頻繁な転職によって、「一つの技術や分野を深く追求できていないのでは?」と思われる可能性があるでしょう。

スキル面での企業の懸念を払拭するには、ポートフォリオなどを用意し、各企業でそれぞれどのような経験を積み、技術を身につけたのかをアピールするのが有効です。

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転職回数の多いエンジニアが好印象を与える場合もある

エンジニアの転職回数が多いことは、必ずしもマイナスの評価につながるわけではありません。転職回数の多いエンジニアが好印象を与える主なパターンとして、以下の3つが挙げられます。

  • 意欲を評価される
  • 柔軟性を評価される
  • 経験・スキルが評価される

それぞれ詳しく紹介します。

意欲を評価される

転職回数が多いエンジニアは、その行動力から「意欲的な人材」として評価されることがあります。キャリアアップやスキルアップを目的とした転職は、向上心があると認識される可能性が高いでしょう。

より高度な技術や大規模なプロジェクトに携わるために転職を重ねてきた場合、その意欲は高く評価されます。また、新しい言語やフレームワークの習得を目指して転職した経歴があれば、技術への探究心を伝えられるでしょう。

柔軟性を評価される

転職回数の多いエンジニアは、さまざまな環境や文化に適応してきた経験から、「柔軟性の高い人材」として評価されることもあります

チームワークを重視する企業では、新しい職場で人間関係を一から構築する適応力を評価されるかもしれません。また、異なる規模の企業や開発環境での経験があれば、多様な作業スタイルに対応できる柔軟性を示せます。

経験・スキルが評価される

転職を重ねてきたエンジニアは、多様なプロジェクトや技術に触れていることが多く、「幅広い経験とスキルを持つ人材」として評価されることがあります

複数の業界での経験があるエンジニアであれば、広範な業界知識を評価されるでしょう。複数の言語やフレームワークに触れた経験があれば、多様な技術に対応できる即戦力としてのスキルをアピールすることも可能です。

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転職回数の多いエンジニアが成功するためのコツ

転職回数の多いエンジニアが成功するためには、以下の3点を意識しましょう。

キャリアパスに見合ったスキルを身につける

転職回数の多いエンジニアが企業に評価されるには、自身のキャリアパスに見合ったスキルを身につけることが大切です。スキルがあれば、転職の度に成長していることを示し、企業側の懸念を払拭できます

スキルを身につけるためには、常に最新の技術動向をチェックし、市場で求められているスキルを把握しましょう。また、業界で認知度の高い資格を取得しておくと、客観的にスキルを証明できます。

エンジニアにおすすめの資格については、下記の記事でも詳しく解説しています。
ITエンジニアも資格を取得しよう!おすすめの資格30選を紹介

転職理由に説得力を持たせる

転職回数の多いエンジニアは、各転職の理由に説得力を持たせることが重要です。過去の転職に関して明確な理由を示すことで、頻繁な転職がキャリアアップのための戦略的な選択であったことを企業側に理解してもらえます

そのためには、転職によって得られた前職での成果を説明し、転職によって着実に成長していることを示しましょう。説得力のある転職理由を示すことで、企業側の懸念を払拭し、むしろ意欲的で成長志向の強い人材として評価されやすくなります。

エージェントに相談する

転職回数の多いエンジニアが成功するためには、エージェントへの相談もおすすめです。エージェントは、転職市場の動向や企業についての詳しい情報を持っています。そのため、転職回数が多い人材を前向きに評価してくれる企業を紹介してもらえる可能性が高いでしょう。

また、エージェントでは、求人提案のほかに、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策といったサービスを受けられます。キャリアの一貫性を示す書き方が分からない場合も、悩みを相談すれば実践的なアドバイスを受けることが可能です。

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転職ではなくフリーランスになる選択肢もある

転職以外の選択肢として、独立してフリーランスになる道もあります。フリーランスになれば、興味のある案件を自由に選べます。また、フリーランスは働く場所や時間の自由度が高く、希望する働き方を実現しやすいこともメリットです。

いきなり独立するのが心配な方は、まずは副業としてフリーランスの仕事を体験するのもおすすめです。エンジニアが受注できる副業案件の種類について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
エンジニアの副業フリーランスってどうなの?おすすめサービスや注意点を解説

また、レバテックフリーランスでは、エンジニア向けの案件の紹介を行っています。副業に興味のある方、フリーランスを視野に入れている方は、ぜひ一度ご相談ください。

※本記事は2025年4月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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