フリーランスの収入見込みをチェック
エンジニアが副業するメリット
会社に所属しているエンジニアの方は、昨今の副業ブームを肌で感じている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
エンジニアにとって、副業には多くのメリットがあります。
本業以外の収入を得られる
まずは収入についてです。副業で得られた収入は、気持ちとして自由度が高いと感じる方が多いようです。本業の収入は生活費や貯金に回すことを優先するが、副業の収入はお小遣いや自己投資に充てるという方が多くいらっしゃいます。
また、現役を退いたあとに収入を得る手段として、定年前から手に職をつけておく目的で副業をスタートするエンジニアもいらっしゃいます。本業以外に収入源があるというのは、将来に対する安心にも繋がるようです。
作業環境の自由度が高い
他の職種と比較した場合に、エンジニアは副業に向いている職種といえます。インターネット環境さえあれば、自宅であろうが外であろうが基本的にどこでも仕事ができるからです。
また、案件によってはリモートワークがOKな場合もあるため、納期さえ守れれば時間の融通が利きやすいという点もポイントです。本業とのバランスを保ちながら働きやすい職種といえるでしょう。
お金をもらいながらスキルアップできる
フリーランスとして副業を行うときは、クライアントと直接契約を結ぶことになります。何か問題があってもすべて自分の責任になりますので、自然と自己マネジメント能力が身につくでしょう。
また、さまざまな案件に参画する中で、普段触れていない言語について勉強せざるを得ないことも出てきますので、単純にスキルの幅を広げることにも繋がります。
さらに、ゼロからアプリ開発などを請け負うのであれば、企画やマーケティングのスキルも必要になるため、プログラミングに留まらずプロダクト開発全般の知識を身につけなければなりません。
幅広いスキルを身につけてエンジニアとして成長したい方、自走思考でスキル更新に積極的な方にとっては、収入を得ながら勉強ができる働き方といえるでしょう。
自分の市場価値を測れる
副業(フリーランス)で案件を請け負う際は、時給ではなく「単価」という形で報酬が支払われます。
「労働時間に対していくら支払うのでこの業務を行ってくれる人を募集します」、または「こういうスキルを持っています、こういう業務でしたら見積もりはこのくらいです」といった具合で条件を出し合い、クライアントとエンジニアの間で条件がマッチした場合に契約を結ぶシステムです。
企業の採用と同様、技術力が高かったり、幅広いスキルを持っていたり、ニッチな技術を持っていたりするエンジニアほどクライアントからのニーズがあるため、より条件の良い案件を請負いやすくなります。
いくつか案件を請け負ううちに、今の技術に対してどのくらいの単価を設定すれば契約が成立するのか分かってきますので、エンジニアとしてのご自身の市場価値を測る上での指標にすることもできるでしょう。
売り手市場なので、案件を選びやすい
IT業界は売り手市場と言われており、エンジニアは多くの案件の中から参画したい案件を選ぶことができます。副業をするにあたって、本業の合間にも無理なく行えるような条件の良い案件を選べるのは大きなメリットです。
社外に人脈をつくれる
普段は会社と自宅の往復という方が多いと思います。
会社づとめをしていると、自然と人間関係が限られてきてしまいますが、副業として社外の方と関わることで、思わぬご縁に繋がることも多いようです。良いお話を頂いて、より条件の良い会社への転職が決まることも。
また、普段の業務ではエンジニア同士でしか交流を持たない方も多いと思いますが、クライアントの多くは非エンジニアですので、案件を通じて視野を広げられることもあるでしょう。
後々フリーランスを目指しやすい
クライアントとのコネクションができてくると、安定して副業で稼げるようになってきます。副業の収入が上がってきた時、独立や開業といった道が視野に入ってくるエンジニアは多いようです。
また、いきなり会社を辞めてフリーランスになるよりも、会社員時代から副業を始めて、安定して収入を得られるようになってきたら独立する方が、失敗した時のリスクを最小限に止められます。
将来的にフリーランスになることを目標に副業をスタートする方も多いようです。
関連記事:エンジニアの副業事情|「土日だけ」や「週1」も!メリット・失敗例とおすすめ案件
エンジニア向け副業の探し方
副業を見つける手段はいくつかあります。自分だけで探す方法から人の手を借りる方法まで、主要な7つの方法をご紹介します。
友人に紹介してもらう
エンジニア仲間で副業をしている方がいるのであれば、クライアントを紹介してもらうという方法があります。
知り合いの知り合いということで成約しやすいのがメリットですが、これが仇となって低単価で発注されたり、無理難題を提示されるケースもありますので、受注する際はしっかりとすり合わせを行いましょう。
クライアントに追加の案件がないか問い合わせる
クライアントに、追加の案件や別件で何か受注できる案件がないかどうか問い合わせてみるのも手です。それならこれも…という具合に別の案件を発注してもらえるケースも多くあります。
同じクライアントからの案件を継続して受注している内に信頼関係が築かれるというメリットもありますので、しつこくない範囲で問い合わせてみるのは悪いことではありません。
将来的にフリーランスとして独立した際にも、特定のクライアントとのパイプがあれば安定して収入を得やすくなります。
プログラミング講師になる
ここまでは受注案件の探し方をご紹介してきましたが、少し視点を変えて「プログラミング教室に講師として参画する」という稼ぎ方もあります。
直接参加者に教えるようなプログラミング教室でもいいですし、オンラインの講義や個人レッスンでもいいでしょう。
人に教えることで確認にもなりますので、教えることに自信のある方は講師の枠を探してみるのも良いのではないでしょうか。
エージェントを利用する
副業専門のサービスに限らず、フリーランス向けの案件を扱っているサービスも広くチェックすると良いでしょう。
Facebook・Twitterを利用する
SNSも使い方によっては案件探しに有効です。
案件の募集をかける以外にも、日々の投稿内容を見た先方から依頼が来るようなケースもあります。
SNS一本で案件探しをするのは難しいと思いますが、サブ的な手段として利用するのは有効でしょう。
クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングは1件あたりの単価がそこまで高くない一方で、リモートワーク可能な案件を見つけやすい点、自分のスキルに合わせた案件を受注できる点がメリットです。
ただし、ある程度誰でも案件を発注することができるため、必ずしもITリテラシーが高いクライアントばかりではないという点は押さえておく必要があります。
後々トラブルが起こらないよう、受注前に契約内容をしっかり確認することで、収入の補助として有効活用することができるでしょう。
関連記事:Webエンジニアが副業する際の注意点
エンジニアが副業する際の注意点
副業を行う際は、気をつけなければならないポイントが何点かあります。一つずつ確認していきましょう。
会社で副業が禁止されていないか確認する
まずは、会社の就業規則で副業が認められているかどうかです。副業NGの会社ですと、副業していることが発覚した時点で処分を受ける可能性があります。
副業が禁止されている場合は潔く諦めましょう。
本業に支障が出ないようにする
本業を疎かにするような副業の仕方はしないようにしましょう。睡眠不足で本業のパフォーマンスが落ちるようではいけません。
また、自分のキャパシティを超えて副業の案件を受注することもしないようにしましょう。
本業に支障をきたすだけではなく、発注しているクライアントに大きな迷惑がかかります。
こちらは副業のつもりであっても、クライアント側にはスケジュールがあり、納品が遅れた場合はすべてのスケジュールを調整しなければならなくなります。
自分がどのくらいの時間であれば無理なく稼動できるか、明確にした上で案件を受注するようにしましょう。
副業の収入が20万円を超える場合は確定申告をする
普段は会社が源泉徴収をしてくれているため意識していない方も多いと思いますが、本来収入があればその分の税金を納めなければなりません。副業で稼いだ分は、自分で「確定申告」を行い、税金を納める必要があります。
ただし、副業の収入が20万以下であれば雑所得とみなされ課税対象から外されるため、申告・納付の必要はありません。
20万円以上の収入がある場合は、忘れずに確定申告を行うようにしましょう。
納付が遅れた場合は追徴課税などの処分を受けることがあります。
※本記事は令和元年6月時点の情報を基に執筆しております
関連記事:会社員がフリーランスとして副業をすることはできる?おすすめの仕事も紹介
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。