フロントエンドエンジニアがフリーランスになるには?年収や案件の獲得方法 | レバテックフリーランス
フロントエンドエンジニアがフリーランスになるには?年収や案件の獲得方法
「フリーランスのフロントエンドエンジニアになるためには、どんな手順を踏めば良い?」と疑問に思っている方がいるのではないでしょうか。
この記事では、フロントエンドエンジニアがフリーランスとして独立するために必要なスキルや経験を紹介します。そのうえで、独立までのロードマップを解説していきます。
フリーランスになって得られる年収の目安も紹介するので、これから独立の準備を始める方は、ぜひ参考にしてください。
目次
フロントエンドエンジニアのフリーランスは稼げる?
フリーランスのフロントエンドエンジニアが稼げるかどうかは、スキルレベルや経験、そして市場の需要など、さまざまな要因に左右されます。
ここでは、フリーランスのフロントエンドエンジニアが受注できる案件の相場や会社員との年収との違いを確認していきましょう。
フリーランス向け案件の報酬相場
レバテックが保有する案件情報をもとにすると、フリーランスのフロントエンドエンジニアの平均単価は72万円です。サーバーサイドエンジニアの平均単価は68万円なので、フロントエンドエンジニアの方が少しばかり単価が高いことが分かります(※1)。
ただし、これらの数字はあくまで目安であり、案件の難易度や規模、クライアントの予算などによって変動することがあります。また、フリーランスの場合、安定した収入を得るためには、継続的に案件を獲得する必要があることに注意が必要です。
※1:レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って算出しました。(2025年4月時点)
会社員の平均年収との比較
レバテックの案件情報をもとにした場合、会社員のフロントエンドエンジニアの平均年収は約460万円です(※2)。一方、フリーランスのフロントエンドエンジニアの想定年収は約862万円です(※3)。
これらの数字を見ると、フリーランスのフロントエンドエンジニアは、正社員よりも高い収入を得られる可能性があることがわかります。
※2:レバテックが保有するデータから算出しました。(2025年4月時点)
※3:レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って案件単価を算出しました。年収の算出にあたっては、ひと月の案件単価に12ヶ月を乗じています。(2025年4月時点)
フロントエンドエンジニアに
おすすめのフリーランス
案件を紹介してもらう
フリーランスのフロントエンドエンジニアに必要なスキル
フリーランスのフロントエンドエンジニアとして成功するためには、技術的なスキルとビジネススキルの両方が必要です。
技術的なスキルとしては、以下が挙げられます。
- HTML/CSS/JavaScriptのスキル
- CMS構築スキル
- Webデザインスキル
ビジネススキルとしては、以下のスキルが必要でしょう。
- コミュニケーション能力
- スケジュール管理能力
以下で、それぞれのスキルについて紹介していきます。
HTML/CSS/JavaScriptのスキル
フロントエンドエンジニアの基礎となるのが、HTMLやCSS、JavaScriptのスキルです。これらの言語は、Webサイトやアプリケーションの見た目と動作を制御する上で不可欠です。
HTMLは、Webページの構造を定義するマークアップ言語です。CSSは、HTMLで作成したページのレイアウトやデザインを指定する際に用います。JavaScriptは、Webページに動的な動きを追加するためのプログラミング言語です。
実際に用いる言語は案件によりますが、フロントエンドエンジニアには、これらの言語を用いてコーディングを行うスキルが求められます。
CMS構築スキル
CMSとは、コンテンツ管理システム(Content Management System)の略で、Webサイトのコンテンツを管理・更新するためのシステムです。
代表的なCMSには、WordPressやDrupal、Joomlaなどがあります。特に、WordPressは世界中で広く使われており、WordPressを利用した開発のニーズは高いです。フリーラスのフロントエンドエンジニアとして案件を受注するには、WordPressの知識は習得しておくべきでしょう。
Webデザインスキル
フロントエンドエンジニアにとっては、基本的なWebデザインスキルも大切です。Web制作は、デザイナーと協力して進めることが多いですが、フリーランスになるとデザイン領域も一人でカバーする機会があるかもしれません。
また、PhotoshopやIllustratorなどのデザインツールの基本的な使い方を習得しておくと、デザイナーとのコミュニケーションがスムーズになります。デザインスキルがあれば、クライアントのビジョンを正確に実現することにもつながるでしょう。
コミュニケーション能力
フリーランスとしてクライアントと信頼関係を築き、ほかの開発者やデザイナーと連携してプロジェクトを進めるには、コミュニケーション能力も不可欠です。
具体的には、ITに詳しくないクライアントに対して、分かりやすい説明を行ったり、相手の要望を汲み取ったりする力が求められるでしょう。プロジェクトマネージャーを務める際は、チームを導くリーダーシップが求められます。
また、リモートワークが一般的になっている現在は、オンラインでのコミュニケーションスキルも大切です。チャットツールを使ったテキストコミュニケーションなどのスキルを磨くことで、相手との距離を縮められます。具体的には、一文を短くする、冒頭に結論や目的を書く、といった工夫で相手に伝わりやすい文章を作成することを心がけましょう。
スケジュール管理能力
フリーランスは複数のプロジェクトを同時に進行させることも多いため、時間を効率的に使い、締め切りを守るスケジュール管理能力が必要です。
スケジュール管理能力を高めるためには、余裕を持ったスケジューリングをしたり、タスクの優先順位を意識したりすると良いでしょう。Trello(トレロ)などのタスク管理ツールを使い、タスクの進行状況を可視化することも有効です。
フリーランスのスケジュール管理方法について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
フリーランス向けタスク管理ツール13選!管理の手順やメリットも解説
参考:Trello|Trello
フロントエンドエンジニアに
おすすめのフリーランス
案件を紹介してもらう
フロントエンドエンジニアが独立するまでのロードマップ
フリーランスは、自由度が高く高収入を実現できる可能性がある働き方ですが、収入が安定しないリスクを伴う働き方でもあります。フリーランスとして成功するには、事前に準備を行い、十分なスキルを身につけたうえで独立する必要があるでしょう。
以下に、フロントエンドエンジニアが独立するまでのロードマップを紹介します。
1. 独立する時期を決める
フリーランスを目指す際は、以下のような要素を考慮して独立する時期を決めましょう。
- 独立後に求められる技術力が身につけているか
- 独立後に収入が安定するまでの生活費を確保できているか
- 家族の理解を得られているか
フリーランスは自ら案件を探す必要があるため、市場で求められるスキルが身についているかどうかは独立するうえで重要な判断基準です。
また、独立後はすぐに収入が安定するとは限りません。収入の大幅な減少に備えて、半年~1年分の生活費を貯めておくと良いでしょう。
2. 実際の案件を見て必要なスキルを把握する
市場のニーズに合わせたスキルを身につけるには、フリーランス向けの求人サイトやクラウドソーシングサイトで実際の案件を調査し、必要なスキルを把握しましょう。そのうえで、自身のスキルセットを振り返り、不足しているスキルを特定します。
それから、スキルを習得するための学習計画を立てることが次のステップとなります。書籍を購入したり、勉強会に参加したりして、スキルアップを図りましょう。
実際の案件を確認したい場合は、レバテックが公開している案件ページも参考にしてください。
フロントエンドエンジニアの求人・案件一覧
3. 実務経験を積む
フロントエンドエンジニアとして独立する前に、十分な実務経験を積みましょう。
スキルがあっても実務経験がないと、クライアントからの信頼を得るのは難しいです。また、実務経験を通じて、技術スキルだけでなく、プロジェクト管理や顧客対応などのビジネススキルを身につけることができます。
実務経験を積むためには、正社員としてWeb開発企業で働くといった方法があります。実務経験がない人は、数年間は会社員として経験を積んでクライアントにアピールできる実績づくりを行うのがおすすめです。
4. ポートフォリオを作成する
フロントエンドエンジニアとして独立する際、ポートフォリオの作成は重要なステップです。ポートフォリオとは、自分の経歴やこれまでの実績、保有しているスキルや資格を記載した資料です。
ポートフォリオには、各プロジェクトで使用した言語、フレームワーク、ツールなどを明記し、技術力をアピールしましょう。また、プロジェクトで直面した課題とその解決方法を説明することで、実践的なスキルをアピールできます。
ポートフォリオの作成方法や例については、下記の記事を参照してください。
フリーランスのポートフォリオ作成方法|エンジニアやデザイナーの見本あり
フロントエンドエンジニアに
おすすめのフリーランス
案件を紹介してもらう
フリーランスエンジニアにおすすめの案件獲得方法
フリーランスエンジニアが安定した収入を得るためには、継続的に案件を獲得することが不可欠です。独立する前に、自分に合った案件獲得の方法を探しておきましょう。
ここでは、案件獲得の3つの方法を紹介します。
- フリーランスエージェントを活用する
- クラウドソーシングを活用する
- 人脈を活用する
フリーランスエージェントを活用する
フリーランスエージェントを活用することで、自分では見つけられなかった案件に挑戦できる可能性が高まります。フリーランスエージェントとは、フリーランスと企業の間に入り、案件の紹介を行う仲介業者です。
案件の紹介だけではなく、契約条件の交渉を代行してもらえたり、キャリア形成についてアドバイスを受けられたりするので、フリーランス初心者におすすめです。
レバテックフリーランスでは、キャリア相談のほか、面談対策も実施しています。レバテックフリーランスが保有する案件の例を知りたい方は以下をご覧ください。
フロントエンドエンジニアの求人・案件一覧
クラウドソーシングを活用する
自分で案件を探したい方は、クラウドソーシングを活用すると良いでしょう。クラウドソーシングは、インターネットを通じて案件を受注できるプラットフォームです。
クラウドソーシングでは、希望条件に合う案件に応募し、クライアントの審査に通ると案件を受注できます。難易度が低い案件も多いので、「副業でフリーランスの働き方を経験しておきたい」という方におすすめです。
人脈を活用する
人脈を使って案件を獲得する方法もあります。前職の同僚やクライアントとのつながりがあれば、案件を紹介してもらえる可能性があるでしょう。人脈がない場合は、勉強会やカンファレンスに参加し、同業者との接点を増やす方法があります。
ただ、人脈だけで十分な案件を獲得できるとは限らないため、先述したエージェントなどのサービスを並行して活用するのがおすすめです。
※本記事は2025年4月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
役に立った/参考になったと思ったら、シェアをお願いします。