【2024年最新】サーバー管理者に必要な資格は?仕事に活きるスキルと資格の一覧 | レバテックフリーランス
【2024年最新】サーバー管理者に必要な資格は?仕事に活きるスキルと資格の一覧
サーバー管理者になるには資格が必要というわけではありませんが、OSやネットワークなどに関するスキルを証明できる資格を保有していると、就職・転職などに役立つ可能性があります。企業や案件によっても需要のある知識は異なりますが、ネットワーク系の資格としては「CCNA」や「CCNP Enterprise」、OS系の資格には「LinuC」や「MCP」などがあります。
なお、エンジニア向けの資格を全体的に知りたい方は、「エンジニア向けの資格」の記事をご参照ください。
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サーバー管理者に必要な資格
サーバー管理者になるには資格は必須ではありませんが、サーバー管理者向けの資格にはベンダー系の資格も多く、種類は豊富にあります。OSやネットワーク、セキュリティなどの知識に詳しければ、スペシャリストとして幅広い分野において求人・案件を探しやすくなるでしょう。
そこで今回は、ネットワーク系資格としてCCNAとCCNP、OS系資格としてMCPとLinuCについてまとめてご紹介します。
分類 | 資格名 | 概要 |
---|---|---|
ネットワーク系資格 | CCNA (Cisco Certified Network Associate) |
シスコ社の製品を扱うエンジニアの実践スキルを証明する認定資格です。ネットワークの基礎を学ぶための有名な資格で、 ネットワークアクセス、IPコネクティビティ、IPサービス、セキュリティの基礎、自動化とプログラマビリティなどに関する知識が必要です。 |
CCNP Enterprise (Cisco Certified Network Professional Enterprise) |
CCNAの上位レベルの資格です。コア試験と、選択式のコンセントレーション試験の2つに合格する必要があります。 取得していれば、ネットワークの技術を企業に証明できるでしょう。 |
|
OS系資格 | MCP (マイクロソフト認定資格) |
マイクロソフト製品のスキルや知識に関する認定資格です。世界共通のIT資格で、アメリカをはじめ、世界150ヶ国以上で実施されていましたが、 MCSA、MCSD、MCSEといった認定資格は2021年1月で廃止されました。 |
LinuC (Linux技術者認定資格) |
Linux技術者に求められる技術力を証明する認定資格です。LPI-Japanが実施しています。 |
CCNA
CCNAは、Cisco社が実施するアソシエイトレベルの認定プログラムです。試験範囲は、ネットワークの基礎やアクセス、IP接続、セキュリティなど、基礎的な内容を広く問われます。 公式サイトでは推奨トレーニングも用意されているので、初学者は利用してみるのも良いでしょう。なお、2020年2月から試験内容などが改定されています。
資格名 | Cisco Certified Network Associate (200-301 CCNA) |
---|---|
運営 | シスコシステムズ合同会社 (英文表記 Cisco Systems G.K.) |
試験日 | 随時(テストセンターまたはオンライン) |
受験料 | 42,900円(税込) |
合格基準 | 非公開 |
受験資格 | なし 下記を推奨 ・1年以上のシスコソリューションの実装および管理経験 ・基本的なIPアドレス指定の知識 ・ネットワークの基礎に関する深い理解 |
※参考 : CCNA 認定とトレーニングプログラム
CCNP Enterprise
CCNP Enterpriseは、エンタープライズネットワーキングソリューションのスキルを証明する試験です。CCNAよりレベルの高い試験で、難易度も上がります。認定を受けるには、コア試験と、選択式のコンセントレーション試験1つの計2試験に合格しなければなりません。いずれの試験も、日本語での受験が可能です。
コア試験となる350-401 ENCORでは、IPv4およびIPv6アーキテクチャや仮想化、セキュリティなど、エンタープライズネットワークテクノロジーの実装に関する知識やスキルが問われます。
続いて、コンセントレーション試験の出題分野を説明します。
- 300-410 ENARSI :高度なルーティング技術およびサービスの実装およびトラブルシューティング
- 300-415 ENSDWI :SD-WANソリューション
- 300-420 ENSLD :エンタープライズデザイン
- 300-425 ENWLSD:ワイヤレスネットワークデザイン
- 300-430 ENWLSI :ワイヤレスネットワークの実装
- 300-435 ENAUTO :エンタープライズ自動化ソリューション
詳しい出題分野は、公式サイトで確認できます。自分の得意なジャンルの試験で合格を目指しましょう。
資格名 | CCNP Enterprise |
---|---|
運営 | シスコシステムズ合同会社(英文表記 Cisco Systems G.K.) |
試験日 | 随時(テストセンターまたはオンライン) |
受験料 | 100,100円(コア試験57,200円+コンセントレーション試験42,900円、税込) |
合格基準 | 非公開 |
受験資格 | なし 下記を推奨 ・3年から5年のエンタープライズネットワーキングューションの実装経験 |
※参考 :
CCNP Enterprise 認定とトレーニングプログラム
Implementing Cisco Enterprise Network Core Technologies (350-401 ENCOR)
Implementing Cisco Enterprise Advanced Routing and Services (300-410 ENARSI)
Implementing Cisco SD-WAN Solutions (300-415 ENSDWI)
Designing Cisco Enterprise Networks (300-420 ENSLD)
Designing Cisco Enterprise Wireless Networks (300-425 ENWLSD)
Implementing Cisco Enterprise Wireless Networks (300-430 ENWLSI)
Automating Cisco Enterprise Solutions (ENAUTO 300-435)
MCP
MCP(Microsoft Certification Program)は、Windowsでおなじみのマイクロソフト社が主催する認定試験です。マイクロソフトの製品が多岐にわたるように、MCPの資格も多くの種類があります。
試験は難易度に加えて製品のバージョンごとや、細かいフェーズごとに分かれており、製品別なら.NET、Microsoft 365、Office 365、SQL Server、Visual Studioなどの区分、認定の種類はFundamentals、MCE(Microsoft Certified Educator)、MCSA、MCSD、MCSE、MOS、MTA、ロールベース、専門分野、試験レベルも初級、中級、上級に分かれていましたが、MCSA、MCSD、MCSEは2021年1月31日をもって廃止されるなど、資格体系は定期的に見直されています。
Windows Server 2019に関する認定についても、AzureのApps&InfrastructureやData&AIソリューション領域におけるロールベースの認定に組み込まれることが発表されています。
※参考 :
Microsoft Certifications | Microsoft Learn
MCSA、MCSD、MCSE 認定資格の廃止と、ロールベースの認定資格への投資の継続
Microsoft トレーニングと認定資格に関する重要な更新情報
LinuC
Linux技術者認定試験LinuCは、昨今のLinux技術者に求められる「クラウド」「オープンソースのリテラシー」「システムアーキテクチャの知見」といったスキルを証明できる認定資格です。IoTなどの発達によりオープンソースへの理解が求められる現代のIT技術者にとって有用な資格といえます。
LinuCは、レベル1からレベル3までの3段階の構成になっています。LinuCの試験内容は、認定されたスクールに通うほか、無料セミナーや認定教材で勉強する方法もあります。
資格名 | レベル1:LinuCレベル1 レベル2:LinuCレベル2 レベル3:LinuCレベル3 |
---|---|
運営 | LPI-Japan |
試験日 | 随時(テストセンター、オンラインまたは団体受験) |
受験料 | 1試験あたり16,500円(税込) |
合格基準 | レベル1:101試験と102試験の両方に5年以内に合格 レベル2:201試験と202試験の両方に5年以内の合格、有意なLinuCレベル1の認定 レベル3:300試験、303試験、304試験のいずれか1つの合格、有意なLinuCレベル2の認定 各試験の合格基準は非公開 |
受験資格 | なし 認定には下位レベルの資格が必要 |
※参考 : IT資格といえば LinuC | Linux技術者認定試験 リナック | LPI-Japan
関連記事 : サーバーエンジニアの資格|転職やスキルアップにおすすめの資格は?
サーバー管理者に必要なスキル
サーバー管理者は、データベースサーバー、Webサーバー、ファイルサーバー、プリントサーバー、アプリケーションサーバーなど、必要とされるサーバーを扱う業務に対応できるスキルを持っていなければなりません。所属する会社や部署によって必要なスキルに違いはありますが、Windows ServerやLinuxといったOSの知識や、セキュリティの知識は必要不可欠です。
また、これまで紹介してきたOS系資格やネットワーク系資格以外のIT系資格を取得しておくことも、将来のキャリアパスを広げるのに有効です。基本情報技術者試験をはじめ、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施する情報処理技術者試験を取得すると、就職・転職時などにスキルを証明するアピール材料として役立つでしょう。
関連記事 : サーバーエンジニアになるための勉強方法|未経験者・初心者が転職を目指すには
サーバー管理者に関するよくある質問
ここでは、サーバー管理者に関するよくある質問に答えていきます。
Q. サーバー管理者とは何を担当するエンジニアですか?
サーバー管理者とはサーバシステムのサーバ機器の設計、構築、運用、保守などを担当するエンジニアです。
Q. サーバー管理者として活動する場合、資格は必須ですか?
サーバー管理として活動するために必須の資格はありません。ただし、幅広い専門知識が必要になるので、知識やスキルを証明するために資格を取っておくと役に立つでしょう。
Q. サーバーエンジニアとして働くには、どのような知識が必要ですか?
サーバーエンジニアとして働くには、OSに関する知識、セキュリティに関する知識、サーバー設計に関する知識、サーバー保守・運用に関する知識等が必要です。
Q. サーバー管理の業務内容について教えてください。
サーバー管理の業務内容は大きく分けて、サーバーの構築、運用、保守の3種類です。
Q. サーバーエンジニアの平均年収はどの程度ですか?
サーバーエンジニアの平均年収は約470万円です。
※本記事は2024年1月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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