フリーランス×会社員徹底比較|メリットデメリットを正しく把握しよう | レバテックフリーランス
フリーランス×会社員徹底比較|メリットデメリットを正しく把握しよう
年収・単価
会社員 長期スパン、大幅変化か無風状態も
事業の状況や人材×ポストの状況により、昇格・昇給の有無やスピードは様々。そのため、緩やかな上昇が基本で成果や実績を認められた際はステップアップできることも。一方、業績や環境によっては昇格・昇給が長期にわたり難しいケースもあり得ます。
そんな場合は、転職によって年収を上げる方法の検討をおすすめします。
フリーランス 短期にちょこちょこ、 スキル=単価
スキルに合った単価の案件を探していくことで、スキルアップに伴い単価アップを望めます。また、会社員からフリーランスになり大幅収入UPの可能性がある一方、スキル・経験が充分でない場合は低い単価になってしまう場合があります。
自分のスキルレベルや案件内容をよく検討し決定することが重要です。
雇用・契約期間
会社員 無期雇用
入社時に試用期間がある場合がありますが、期間の定めのない無期雇用が基本です。
フリーランス 有期契約
1ヶ月・3ヶ月・半年など、あらかじめ期間を決めて契約を行う有期契約です。
しかし、短期的なプロジェクトなどでなければ契約更新を行うことも可能です。
場所・時間などの自由度
会社員 勤め先企業の方針による
勤務場所はフルリモートから一部リモートや出社に戻す企業が増えています。
勤務時間はフレックス制や裁量労働制の企業もありますが、多くは始業・終業時刻に定めがあります。
時短勤務の場合も、給与に制限がある場合が多くあり、概ね制約は多いと考えた方が良いでしょう。
フリーランス 自分で選択可能
案件を選ぶ際、応募する前に希望条件に合うかどうか確認できるので働く場所や時間・日数などすべて自由に決めることができます。変更したい場合は条件交渉のほか、現場や契約を見直すことで変更可能です。
業務内容の変えやすさ
会社員 企業風土によるが 難しい
配置転換を申し出たり、社内の異動制度があれば利用したり、資格を取得してスキルをアピールするなど方法はいくつかあるでしょう。しかし希望が叶うかどうかは企業風土や人員の状態にもよるので希望通りのタイミングで業務内容を変えられることは稀と言わざるを得ません。
フリーランス 現場変えにより変更可能
業務内容を変えたい場合、条件交渉のほか現場を変える動きをすることで可能です。
ローン・審査などの社会的信用
会社員 懸念なし
クレジットカードやローンの過去の延滞等がハードルになる場合はありますが一般的なものであり、会社員特有の懸念点は特にありません。
フリーランス 懸念あり
クレジットカードの作成やローン審査、賃貸契約など審査が厳しくなる傾向にあります。
収入の証明をするため前年の確定申告書や納税証明書などを求められる場合が多く、フリーランスになって1年未満(賃貸契約)・3年未満(住宅ローン)の場合はより厳しくなり注意が必要です。
フリーランスはクレジットカードを作れる!おすすめや審査・勤務先
人間関係の濃さ・コミュニケーション
会社員 スタイルによるが 濃くなりやすい
原則出社の企業よりはリモートワークの方がコミュニケーション濃度は下がると考えられますが、フリーランスと比較すると濃くなる傾向があります。同期のような存在や友人的なつきあいが生まれやすく、社内イベント等もある企業の場合、人間関係がより濃くなる場合が多いようです。
フリーランス スタイルによるが 薄くなりやすい
個人契約では成果物の納品を条件として一人で作業を行う場合が多く、孤独を感じやすくなる傾向がありますが、エージェントを利用した常駐型の場合は、参画先企業のメンバーとのコミュニケーションがあるため孤独感の緩和につながります。
ホワイト・ブラックのリスク
会社員 ブラック回避・リカバリー難度高
入社してみたらブラック企業感がある…そんな場合、環境を変えるにはある程度の時間が必要になるでしょう。配置転換であれば異動先の人員に空きがあるか?等が問題になったり、退職の場合にも引き継ぎや転職先探しなどを行う必要があります。
環境を変える難易度は、フリーランスよりも高いと言えそうです。
フリーランス 案件変更でリカバリー可能
業務時間や日数についてブラックな環境になってしまう場合、案件を同時に受けすぎているといった稼働スタイルが原因かもしれません。業務内容や人間関係によるブラックな環境の場合は、契約内容の見直しや現場変更を検討することで環境を変えることが可能です。
雑務の量
会社員 一定量あり 役職つくと倍増
職種により量の差がありますが、稟議や申請・承認など組織ならではの雑務が存在します。
役職がついたりマネジメントを担う場合、その量は増える傾向にあります。
フリーランス 経理・総務系作業が全て自分に
会社員では他部門で対応してくれていた経理・総務・法務などの事務作業をすべて自分で行う必要があり、雑務の量は増える傾向にあります。
確定申告や月次作業など、スケジュールやタスクをしっかり管理して行う必要があります。
社会的地位/ステータス
会社員 企業規模や役職により高まる
大企業や有名企業であれば社名だけで価値を感じるという人や、役職名がついていることや正社員であるということに価値を感じるという人も多いはず。ステータスとして感じられるシーンは多くあるでしょう。
フリーランス 起業で高まるが 個人事業だと低め
個人事業主だと自営業とみられる向きが強いですが、法人化すると経営者として見られるためステータスと感じられるシーンが出てくるでしょう。
辞める時のリスク
会社員 転職回数や退職理由もその後に影響
退職する理由や回数を転職活動時に聞かれることもしばしば。
退職理由については数社前であっても聞かれることもあり、ずっと転職に影響するとも言えます。退職の決断はある程度慎重に行う必要があるでしょう。
フリーランス 現場替えは、ほぼリスクなし
フリーランスはもともと有期契約で働いているため、ごく短期での変更が何度も続くといったことがなければ参画企業数や終了理由が問題になることはあまりありません。
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スキルアップしやすさ
会社員 昇格や業務範囲の広がりから
メンターや先輩・上司から学ぶほか、社内の教育制度も活用しスキルアップ可能です。また業務の中で自然に範囲が広がっていったり、役職について新たな領域を担当する等、業務内でのスキルアップが期待できます。
自己学習が基本ですが、様々な環境の現場に参画していけば実務経験を増やせるため、スキルアップにつながりやすくなります。
キャリアアップしやすさ
会社員 企業風土や異動しやすさが影響
スキルをつけるだけでなく実務経験を積む必要があるという点からすると、業務内容の変更と同様で異動しやすさや新たなポジションへの昇格しやすさが大きく影響します。
タイミングやスピード感はコントロールできない要素ですが、チャレンジングな異動が起こりうるのは会社員ならではのチャンスです。
フリーランス 現場替えで環境経験を増やせる
フリーランスは即戦力が前提のため、未経験職種やポジションで案件参画できることはかなり稀です。そのため現場で実績を認めてもらい新たな役割を獲得したり、自己学習によりスキルの幅を広げていく等の工夫が必要です。新たなスキルを手に入れたらスキルを活かせる案件に参画し経験を増やし、キャリアアップにつなげていけます。
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