C++の副業で稼ぐには?単価相場や副業をする際の注意点を解説 | レバテックフリーランス
C++の副業で稼ぐには?単価相場や副業をする際の注意点を解説
「C++の副業に挑戦したいけど、どんな案件があるか、どれくらい稼げるのか知りたい…」
そんな悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。C++は習得が難しい分、他の言語に比べて高単価な案件が見つかりやすい傾向にあります。
この記事では、C++を使った具体的な案件内容から単価相場、案件の獲得方法、副業の注意点まで分かりやすく解説します。ぜひ最後まで読んで、C++を使った副業で稼ぐヒントを見つけてください。
目次
C++を使った副業で稼げる理由
C++を使った案件は、他のプログラミング言語と比べて報酬が高い傾向があり、効率よく稼げます。C++は、文法やコードが複雑で扱える人材が少ないため、高い報酬を提示して依頼先を探す企業が多いからです。
また、汎用性が高く多くの分野で活用されていることも、C++を使った副業で稼げる理由の一つです。処理速度が早く利便性が高いC++は、ゲーム開発や金融システム開発など幅広い分野で需要があります。
C++を使った副業の業務内容
C++を使った副業案件の代表例は、アプリケーション開発・業務システム開発・IoTシステム開発の3つです。C++は、他の言語に比べて実行速度が早い、ハードウェアの制御に適しているといった特性から、これらの開発現場で重宝されています。
ここでは、それぞれの具体的な業務例を解説するので確認していきましょう。
アプリケーション開発
C++を使った副業として代表的なものの一つは、アプリケーション開発です。高度な処理能力を持つC++は、処理速度が求められるアプリ開発に適しており、スマホアプリやデスクトップアプリなど、さまざまなアプリケーション開発に活用されています。
具体的な例としては、画像処理や動画編集などの高い処理能力が求められるアプリ開発案件が挙げられます。
業務システム開発
C++を使った副業の業務例として、業務システム開発も挙げられます。業務システムとは、売上管理や商品管理、給与計算など、企業の業務効率化のために使われるシステムです。C++は、実行速度が早く、WindowsやLinuxなどのOSを制御できるため、業務システムの開発に使われることがあります。
業務システム開発を副業として請け負う場合、既存システムの一部改修や機能追加などを担当することが考えられます。業務システム開発には高い専門知識が求められるため、高収入に繋がりやすいのがメリットです。
IoTシステム開発
IoTシステム開発も、C++を使った副業の業務例として挙げられます。IoTの正式名称は「Internet of Things(モノのインターネット)」で、あらゆるモノをインターネットにつなぐ技術のことです。身近なところでは、スマートフォンで操作できる家電にも活用されています。
IoTシステムは、センサーやデバイスから収集したデータをリアルタイムで処理する必要があるため、処理速度に優れたC++が適している場合があります。C++を習得すれば、工業機械や家電製品に関わる案件に携わることができるでしょう。
C++を使った副業の単価相場
C++を使った副業で得られる収入は、スキルや案件内容などの条件によって変わります。C++の実務経験が浅いうちは単価は低い傾向ですが、副業で実績を積めば単価アップしていけるでしょう。また、案件の難易度や納期によっても単価は変化します。
納得のいく単価で案件を受注するためにも、条件ごとの単価の目安を確認しましょう。
スキル・経験による単価の違い
C++を使った副業の単価は、スキルや経験によって大きく異なります。経験が浅い段階では、時給換算で2,000円〜3,000円程度が相場といえるでしょう。
しかし、実務経験を積むことで、時給3,000円〜5,000円、さらにはそれ以上の高単価案件も狙えるようになります。
特に、大規模システム開発や、特定の専門知識を必要とする案件に携わった経験があれば、高単価案件を獲得しやすくなります。
案件内容による単価の違い
C++を使った副業の単価は、案件内容によっても変動します。相場としては、月額単価65~75万円が一つの目安です。
ただ、これはあくまでも目安であり、実際の単価は案件の難易度や納期、クライアントとの交渉などによって異なります。
たとえば、短納期で難易度が高い案件は、高単価になりやすい傾向があります。また、専門性の高いスキルや経験が求められる案件も、高単価が期待できるでしょう。
レバテックフリーランスでは、C++を使った案件の提案を行っています。案件の具体例と月額単価相場を知りたい方は以下をご覧ください。
C++の求人・案件一覧
C++を使った高単価の副業案件を獲得する方法
副業で高単価の案件を受注する代表的な方法は、専門性の高いスキルや上流工程に対応できるスキルを身につけることです。C++初心者がいきなり高単価を目指すのは難しいですが、実績を積んでアピールできる材料を揃えれば、単価アップを狙えるでしょう。
ここでは、高単価の案件を目指す詳しい方法を紹介します。副業による収入アップに重点を置く方は、ぜひ参考にしてください。
専門性の高いスキルを身につける
C++を使った高単価の副業案件を獲得するには、専門性の高いスキルの習得が有効です。C++は汎用性の高い言語ですが、特定の分野に特化したスキルを身につけることで、希少価値が高まり、高単価案件の獲得に繋がります。
下記では、分野別に身につけると良いスキルの例をまとめました。
分野 | 身につけたいスキル |
---|---|
ゲーム開発 | Unreal EngineやUnityなどの ゲームエンジンに関するスキル |
画像処理・映像処理 | OpenCVなどのライブラリを扱うスキル |
AI・機械学習 | DlibやSharkなどのライブラリを扱うスキル |
実績を積んで信頼を得る
高単価案件を獲得するには、さまざまな案件に参画し、実績を積み上げることも重要です。実績があればクライアントから信頼されやすく、高単価案件の受注にもつながりやすくなるでしょう。
実績をアピールする際は、GitHubなどを活用し、これまで開発に携わったプロジェクトの概要や使用したツール、具体的な成果を示しましょう。GitHubはソフトウェア開発のプラットフォームで、ソースコードをアップロードし公開するだけでなく、バージョン管理やコラボレーション、プロジェクト管理などの機能もあります。
上流工程の案件を受注する
高単価を実現したい方は、上流工程の案件を受注するのもおすすめです。システム開発は、要件定義や設計などの上流工程から、実装やテストなどの下流工程まで、複数の工程に分かれています。一般的に、上流工程の案件は、高いスキルや経験が求められるため、単価が高くなる傾向があります。
とはいえ、C++初心者がいきなり上流工程の案件を受注できるわけではありません。上流工程のスキルを身につけるには、経験豊富なエンジニアの元でOJTを通して学ぶ、もしくは関連書籍やオンライン講座で体系的に学ぶ、といった取り組みが必要です。
C++を使った副業に必要なスキル
C++を使った副業を成功させるには、C++の言語スキル以外にも、さまざまなスキルが求められます。
たとえば、IoT関連の案件を受注するなら、組み込み・制御開発のスキルが必要です。最近はAI関連の案件も増えているため、AIの知識があると受注できる案件の幅が広がります。
ほかにも、C++を使った副業に役立つスキルを紹介するのでぜひご覧ください。
システム設計のスキル
C++の副業案件にはシステム設計の業務が多いため、システム設計のスキルが役立ちます。具体的には、データベース設計やAPI設計に関する知識を持っておくと良いでしょう。
システム設計のスキルがあれば単価が高い上流工程の案件にも対応でき、効率よく収入を増やせます。上流工程の経験を積んでスキルを磨くことで、さらなる単価アップも目指せるでしょう。
組み込み・制御開発のスキル
家電製品や自動車など、ハードウェアを制御する組み込みシステム開発では、C++と連携して動作するハードウェアに関する知識が必要です。マイコンやセンサー、通信プロトコルなどの知識に加えて、限られたリソースで効率的に動作するプログラムの作成技術も強みになるでしょう。
組み込み開発に必要なスキルを効率よく身につけたい場合は、ETEC(組込み技術者試験制度)といった資格試験を受ける方法があります。
ETECについて詳しく知りたい方は、下記のホームページを確認してみてください。
ETEC(組込み技術者試験制度)|一般社団法人 組込みシステム技術協会
AI開発のスキル
C++を使った副業を行う際は、AI開発のスキルも役立ちます。特に、機械学習の分野では処理速度が求められるため、C++のスキルが活かせる場面が多いです。
AI開発に携わる場合は、機械学習のアルゴリズムやライブラリに関する知識はもちろんのこと、大量のデータを効率的に処理するためのプログラミングスキルも習得すると良いでしょう。
AIは今後もニーズが増えると予測され、スキルがあると収入アップにつながる可能性が高いです。
OSの知識
OSの知識も身につけておくと、副業案件の獲得で有利になるでしょう。C++のコードはWindowsやLinux、macOSなどさまざまなOS上で動作するため、開発対象となるOSの仕組みや特性を理解しておくことが重要です。
メモリ管理やプロセス管理、ファイルシステムなどの基本的な知識に加えて、開発で使用するライブラリやAPIに関する知識も身につけるのがおすすめです。特に、BoostやSTLなどの標準ライブラリ、あるいはQtやwxWidgetsなどの特定のフレームワークの知識が役立つでしょう。
ネットワークの知識
インターネットやLANなどのネットワークを介して動作するシステムを開発する場合、ネットワークの知識が重要になります。
また、インフラ構築の案件に携わる際もネットワークの知識が役立ちます。
TCP/IPなどの通信プロトコルやセキュリティに関する知識に加えて、ネットワークプログラミングの経験があると、スキルをアピールしやすいでしょう。
C++の副業案件を獲得する方法
副業を早く軌道に乗せるためにも、副業を開始する前に案件の獲得方法を考えておきましょう。下記でC++の副業案件を獲得するための具体的な方法を紹介します。
フリーランスエージェントを使う
C++の副業案件を獲得する方法の一つは、フリーランスエージェントの活用です。フリーランスエージェントとは、企業と案件を探す人材の間に立って、案件探しや契約交渉などをサポートしてくれるサービスです。
多くのエージェントは、登録時にスキルや経験を登録することで、希望条件に合った案件を紹介してくれます。さらに、企業との契約交渉も代行してくれるため、企業と連絡をとる手間を省いて副業に集中できます。
レバテックフリーランスでは、ご希望を詳しくヒアリングしたうえで案件の提案を行っています。契約交渉はもちろん、参画後も継続的なサポートを行うので、初めて副業する方も安心してご相談ください。
クラウドソーシングサービスを活用する
ネット上で気軽に副業案件を探したい場合は、クラウドソーシングサービスがおすすめです。クラウドソーシングサービスとは、インターネット上で企業が不特定多数の人に業務を依頼できるサービスです。
比較的難易度が低い案件もあるので、副業初心者も自分のスキルや経験に合った案件に応募できるでしょう。在宅でできる案件も多く、隙間時間に手軽に副業したい方にも向いています。
人脈を活用する
人脈を活用して副業案件を受注する方法もあります。友人や知人にC++を使った副業を探していると伝えることで、案件を紹介してもらえる可能性が出てきます。勉強会やセミナーなどに積極的に参加し、C++エンジニアとの人脈を広げるのも良いでしょう。
ただ、知り合いから紹介を受ける場合、希望条件に合わない案件でも断りづらいというデメリットがある点には注意が必要です。事前に自分の希望条件をしっかり伝えておいたり、丁寧に断る方法を考えておいたりすると良いでしょう。
人脈形成の方法は以下の記事で詳しく解説しています。
フリーランスが人脈を作る方法とは?なしでも仕事を得る方法も解説
C++の副業で成功するための注意点
C++の副業で成功するには、いくつかの注意点を理解することが重要です。
ここでは、C++の副業を始めるにあたって注意すべき点を解説するので、副業をスタートする前に確認しましょう。
勤め先の就業規則を確認する
副業を始める前に注意したいのが、勤め先の就業規則です。企業によっては、副業を禁止している場合や許可が必要な場合があるので、事前に必ず確認しましょう。
また、就業規則で副業が認められている場合でも、競業避止義務に違反しないよう注意が必要です。競業避止義務とは、本業と競合する業務を副業として行うことを禁止するものです。
ルールを破って副業を行うと、企業によっては減給といったペナルティの対象になる場合があるので気をつけましょう。
副業は隠していても職場に知られる可能性があります。以下の記事では、副業がバレる理由について説明しているので気になる方は参考にしてください。
副業はバレる?要注意のタイミングや時期・ありえるトラブルのパターンを解説
参考:労働契約法|e-Gov法令検索
スケジュール管理を徹底する
副業を成功させるには、スケジュール管理を徹底し、本業と両立させられるかが鍵になります。副業は、あくまでも本業の業務に支障がない範囲で行うことが重要です。退勤後や休日などを活用し、無理のないスケジュールで副業に取り組みましょう。
スケジュール管理には、Googleカレンダーなどのツールを活用すると便利です。
ポートフォリオを用意する
副業で効率よく案件を受注するには、ポートフォリオを用意しましょう。
ポートフォリオとは、自分のスキルや経験をアピールするための書類です。過去に手がけたC++の開発実績や得意分野についてまとめ、クライアントにアピールできる状態にしておきましょう。エンジニアの場合、ポートフォリオはWebサイトで公開するのが一般的です。
ポートフォリオの作成方法については、下記の記事で詳しく解説しています。
フリーランスのポートフォリオ作成方法|エンジニアやデザイナーの見本あり
常にスキルアップを意識する
副業で継続的に収入を得るには、常にスキルアップし技術を磨く必要があります。IT業界は技術の進歩が早いため、その時々の最新技術やトレンドをキャッチアップしていかなければ、案件に対応できなくなるおそれがあるからです。
新しい技術を身につければ、取引先の幅を広げてさらなる収入アップ・スキルアップを図ることも可能です。
C++の副業に取り組みながらも、オンライン学習サービスや技術書などを活用し、常にスキルアップを目指しましょう。
必要に応じて確定申告を行う
C++の副業を行う際に気をつけたいのが、必要に応じて確定申告を行うことです。確定申告とは、毎年1年間に生じた所得とそれに対する所得税額を計算・申告する手続きです。副業による所得が20万円を超えると確定申告が必要なので注意しましょう。
所得の計算方法や確定申告の詳しい手続きについては、以下の記事で解説しています。
副業で20万以上稼いだら確定申告が必要!例外や延滞ペナルティについても解説
参考:No.2020 確定申告|国税庁
※本記事は2024年7月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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