UIデザイナーの独学で学べる?必要なスキルや勉強本・学習サイトを紹介

「UIデザイナーに興味があるけど、独学でも目指せるのだろうか」と疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。実は、UIデザイナーになるのに必要なスキルは、独学で習得可能です。

この記事では、UIデザイナーに必要なスキルの独学方法について紹介します。おすすめの書籍や学習サイト、ゲームなど、UIデザインを独学で学ぶための具体的な方法をまとめました。未経験からUIデザイナーを目指すためのロードマップも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ご登録者様限定機能詳しく見る

詳しく見る

UIデザイナーの仕事とは

UIデザイナーとは、ユーザーとシステムの接点となるユーザーインターフェース(UI)をデザインする職種です。UIデザイナーの仕事は、ユーザーがWebサイトやアプリを快適に利用できるよう、使いやすさを考慮してデザインをすることです。

具体的には、「ホーム」「購入」「検索」などユーザーが頻繁に利用する機能を分かりやすい位置に配置したり、ボタンを大きく表示したり、目立つ色を使ったりします。

希望に合う案件を探してもらう

【独学で習得できる】UIデザイナーに必要なスキル

結論から言うと、UIデザイナーの仕事に必要なスキルは、独学で習得可能です。ここでは、特に重要な5つのスキルをご紹介します。

デザインの基礎知識

UIデザインをするには、配色やタイポグラフィ、レイアウト、写真、イラストなどデザインの基礎知識が必要です。

たとえば、デザインの基礎知識の1つである色彩理論を理解していれば、ブランドイメージに合った配色ができるでしょう。
また、大きさや色、配置などを工夫してユーザーの目線を自然に誘導する視覚的階層の原則を知っていれば、ユーザーにとって使い心地の良いシステムを作りやすくなります

UI/UXデザインの基礎知識

UIデザイナーには、使いやすいインターフェースを作るだけではなく、満足度の高い体験を提供するUX(ユーザーエクスペリエンス)の設計も求められます。そのため、採用や案件募集の際には、UIとUXどちらのデザイン知識についても必要とされることが多いでしょう。

たとえば、ECサイトのデザインでは。それぞれ以下の観点が必要です。

UIデザイン UXデザイン
・商品画像が見やすく、拡大縮小がスムーズにできるか
・カートへの追加や購入手続きが分かりやすく、簡単か
・検索機能が使いやすいか、検索結果が適切に表示されるか
・サイト全体の配色やフォントは見やすいか、統一感があるか
・スマートフォン、タブレット、PCなど異なるデバイスでも快適に操作できるか
・サイトを訪れたユーザーが目的の商品をスムーズに見つけられるか
・購入手続きがストレスなく完了できるか
・サイト全体を通して、ユーザーが楽しい、快適だと感じる体験を提供できているか
・購入後も、ユーザーが再びサイトを訪れたくなるような工夫がされているか
・カスタマーサポートへの問い合わせ方法が分かりやすいか


UI/UXデザインに関する知識についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
UIデザイナーに向いている人の特徴とは?年収や未経験で目指す方法を紹介
UXエンジニアとは?仕事内容・必要なスキルとあわせて解説

デザインツールを使うスキル

UIデザイナーにとって、デザインツールを使いこなすスキルは重要です。これらのツールは、作業効率の向上、デザインの質の向上、チームでの作業の促進に大きく貢献します。

たとえば、多くのデザインツールには、ボタンやアイコンなどを簡単に複製したり、複数のデバイス向けにデザインを自動調整したりする機能が備わっています。これにより、単純作業にかかる時間が短縮され、デザイナーはアイデアの創出や問題解決といった創造的な作業により多くの時間を割くことができるようになるでしょう。

また、高度な描画機能やエフェクト機能を活用することで、より洗練されたデザインを生み出せます。画面遷移や動きを確認できる機能により、実際の使用感に近い形でデザインを検証でき、ユーザー体験の改善点をより早い段階で見つけられるのも必須とされる理由です。

HTML/CSSの基礎知識

UIデザイナーの仕事では、必ずしもコーディングをする必要はありません。しかし、HTML/CSSの基礎知識があれば、Webサイトやアプリがどのように構築されているかを理解し、より実現しやすいUIデザインを作成できます

HTMLとは、Webサイトに何を表示するかを決めるもので、文章や写真、見出しなどの配置を指示する役割です。CSSは、Webサイトを綺麗に見せるためのもので、文字の色や大きさ、背景色など、ページの見た目を整える役割があります。

HTML/CSSについてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
HTMLコーダーの仕事内容とは?年収や必要なスキルを解説

著作権の知識

UIデザインの仕事で使用する画像やフォントなどには、著作権が存在する場合があります。

著作権に抵触した場合、著作権者から警告を受け、使用停止や損害賠償請求などの法的措置を取られる可能性があります。場合によっては、刑事罰が科されることもあります。

そのため、UIデザイナーは著作権を侵害しないよう、適切な素材を使用しなければなりません。たとえば、フリー素材のサイトの画像を利用したり、商用利用可能なライセンスを取得したりする方法があります。

希望に合う案件を探してもらう

未経験から独学でUIデザイナーになるための勉強法

では、前述したスキルを身につけるためには、どういった勉強法が効果的なのでしょうか。ここでは、未経験から独学でUIデザイナーになるための勉強法をご紹介します。

本を活用する

UIデザインの基礎知識を学ぶには、本を活用するのがおすすめです。本を活用した学習は、学習内容を自分のペースで確認し、理解を深めやすい点にあります。

たとえば、マーカーを引いたり付箋を貼ったりすることで、重要なポイントや疑問点を分かりやすくマークし、繰り返し復習することができます

索引や目次を活用することで、分からなくなった点や再確認したい点をすぐに調べることができるのも便利です。

学習サイトで学ぶ

学習サイトでの学習は、動画で学べるため、本を読むのが苦手な方にも向いています。また、多くの学習サイトでは、実践的な課題に取り組めるカリキュラムが用意されているので、より実践的なスキルを身につけることができます

無料のものから有料のものまで、さまざまな学習サイトがあるので、自分に合ったものを選びましょう。

デザインソフトに慣れる

UIデザイナーがデザインツールを使いこなせるようになるには、まずは1つのデザインソフトウェアに絞り、スキルを習得するのがおすすめです。

多くのデザインツールでは、公式サイトでチュートリアルやトレーニング動画などが公開されています。これらを活用して、基本的な操作方法を学ぶと良いでしょう。ただ動画を見るだけではなく、実際に手を動かしてデザインを作成してみることで、より早く上達することができます。

既存のデザインから学ぶ

優れたUIデザインを参考に学ぶことも重要です。Webサイトやアプリのデザインを見て、どのようなレイアウトや配色、フォントが使われているか分析してみましょう

デザイン系のSNSやオンラインコミュニティでは、多くのデザイナーが自分の作品を公開しています。これらのサイトを閲覧することで、世界中のUIデザインに触れ、トレンドや優れたデザインの傾向を掴めるでしょう。

希望に合う案件を探してもらう

独学・未経験からUIデザイナーになるための5ステップ

ここでは、UIデザイナーになりたい方に向けて、未経験から独学でUIデザイナーになるための5つのステップをご紹介します。

それぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。

1. UIデザイナーに必要なスキルを身につける

UIデザイナーになるには、前述したUIデザイナーに必要なスキルをひと通り身につけましょう。これらのスキルを習得することは、就職・転職やフリーランスとしての案件獲得に不可欠です。

UIデザインの基本スキルがなければ、企業への就職は難しいでしょう。多くの企業は、即戦力となる人材を求めているからです。

同様に、フリーランスとして活動する場合も、必要なスキルがなければ案件を獲得するのは困難です。クライアントは、質の高いUIデザインができる人材を探しています。スキルが不足していると、競争の激しいフリーランス市場で選ばれにくくなってしまいます。

転職・フリーランス市場で選ばれる人材になるためにも、UIデザイナーに必要なスキルを身につけたら、次以降のステップに取り組みましょう。

2. UIトレースでスキルを磨く

UIトレースは、既存のWebサイトやアプリのデザインを模写する練習方法です。以下のUIトレースの手順を通じて、実践的なUIデザインスキルを磨きましょう。

  • 模写したいWebサイトやアプリを選ぶ
  • スクリーンショットを撮る
  • デザインツールで忠実に再現する
  • オリジナルとの違いを分析し、改善点を見つける

UIトレースを繰り返すことで、優れたデザインの特徴を学べます。デザインの細部への注意力が養われたり、ツールの使い方や効果的な手法を身につけられたり、創造力が刺激されたりするため、自身のデザインスキルの向上が期待できるでしょう。

3. 自分で架空のプロダクトをデザインする

スキルが向上してきたら、次は自分で架空のプロダクトをデザインしてみましょう。これにより、実際のプロジェクトに近い形で、デザインの制作プロセス全体を経験することができます。

架空プロダクトのデザイン制作手順は以下の通りです。

  • プロダクトのコンセプトを決める
  • ペルソナを作成する
  • ワイヤーフレームを作成する
  • UIデザインを行う

このプロセスを通じて、アイデアの具現化からユーザビリティの考慮まで、UIデザイナーとして必要な一連の流れを体験できます

4. ポートフォリオを作成する

UIデザイナーとして仕事を獲得するためには、自身のスキルや作品を効果的にアピールするポートフォリオが必要です。これまでの学習や制作で作成したデザインを活用し、魅力的なポートフォリオを作成しましょう。

ポートフォリオ作成のポイントは以下の通りです。

  • 自身の強みや特徴が伝わるデザインを選ぶ
  • 各作品について、コンセプトや制作プロセスなど説明を加える
  • 見やすいレイアウトを心がける

ポートフォリオは、時間をかけて丁寧に作成し、定期的に更新することが大切です。

5. 副業案件で実績を積む

UIデザイナーを目指す際には、副業で経験を積むことも視野に入れましょう。副業案件は、実践的なスキルを身につけながら、徐々にキャリアを構築できる効果的な方法だからです。実際のプロジェクトに携わることで、現場で必要とされるスキルを学べ、質の高いポートフォリオを作成しやすくなります。

また、副業なら現在の仕事を続けながら行えるため、フリーランスを視野に入れている方は、収入が不安定になるリスクを抑えてUIデザイナーへのキャリアチェンジを進められるメリットもあります。

副業案件を獲得するには、クラウドソーシングサイトを活用したり、SNSでUIデザイナーとしての情報発信を行ったり、知人や友人が行う小規模案件に参加したりするのが良いでしょう。
ある程度経験を積んだら、エージェントを活用して案件を獲得するのがおすすめです。エージェントは、スキル・経験・希望にマッチする案件を紹介してくれるサービスです。

レバテックフリーランスは、IT・Web業界に特化したエージェントサービスです。あなたの希望に応じて、エージェントが最適な案件をお探しするだけでなく、企業への単価交渉も行いますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

※本記事は2024年12月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

希望に合う案件を探してもらう

役に立った/参考になったと思ったら、シェアをお願いします。

関連案件

フリーランスの案件探しを エージェントがサポート!

簡単30秒

無料サポート登録

  1. STEP1
  2. STEP2
  3. STEP3
  4. STEP4
  5. STEP5
ご希望のサポートをお選びください

ログインはこちら