HTMLコーダーの仕事とは|未経験からのなり方やきついといわれる理由も解説

HTMLコーダーは、Webページを表示するために必要なHTML、CSSのソースコードを作成する仕事です。Webデザイナーが制作したデザインを、HTML、CSS、JavaScriptを用いてコードに落とし込むことが主な業務となります。HTMLやCSSを使ったWebページのコーディング、Webデザイン、SEO、ランディングページの構成力といったスキルが必要です。本記事では、未経験からHTMLコーダーになるための必要なスキルやHTMLコーダーはきついといわれる理由なども含めて、解説いたします。

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目次

HTMLコーダーの仕事内容
HTMLコーダー(Webコーダー)はきつい?
未経験からHTMLコーダーになるには?
HTMLコーダーの仕事に必要なスキル
HTMLの在宅案件のレベル感
HTMLの仕事に関するFAQ

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HTMLコーダーの仕事内容

Webページにおいて、レイアウト、テキストの配置、内容などが記載されているのが、HTML言語によるHTMLファイルです。このHTMLファイルを作成するのが、HTMLコーダーの基本的な仕事内容となります。

実際にWebページを作成する場合、Webデザイナーによりデザインイメージが作られることが多いです。このデザインイメージは画像のような状態で、これをWebページに表示するためにHTML言語に置き換えるのが、HTMLコーダーという位置づけです。ただし、WebデザイナーとHTMLコーダーに明確な境目はなく、現場によっては兼務する形式の場合もあります。

HTMLコーダーが作成するHTMLファイルには、CSSというWebページのデザインのための言語をセットで記述する必要があります。また、場合によってはWebブラウザ上で動作するプログラミング言語であるJavaScriptの記述も含まれます。

HTMLコーダーはWebコーダー、マークアップエンジニアと呼ばれることもあります。これらの呼称に厳密な定義はないため、同じ仕事を指していることもあります。類似の呼称としてフロントエンドエンジニアと呼ばれる仕事がありますが、こちらはよりJavaScriptなどのプログラミングの比重が高いエンジニアといえます。

現在のWebページはCMSと呼ばれる仕組みにより、多くのページが作られるように変わってきました。オーストラリアのソフトウェア品質管理コンサルタント企業の調査によれば、2020年11月20日時点で、全Webページのうち60%を超える割合でCMSが利用されており、HTMLコーダーの仕事はこのCMSを利用した仕事も増えてきています。

参照:W3Tecs「Historical trends in the usage statistics of content management systems
関連記事 : フロントエンドエンジニアに必要なスキル

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HTMLコーダー(Webコーダー)はきつい?

Googleの検索KWを見てみると「HTMLコーダーの仕事がきつい」という印象を持っている人が一定以上いるということが浮かび上がってきます。なぜそのような印象を持たれてしまうのでしょうか。その理由となっていると考えられる要因について解説します。

他のITエンジニアに比べて給与が安い

2020年11月21日時点におけるレバテックキャリアで募集中の正社員のHTMLコーダーの求人情報を見てみると、募集中の求人は6件、各求人の想定年収の中間をとった平均年収は446万円です。

では、比較対象として他のエンジニアのサンプルをとるため、厚生労働省による令和元年度の賃金構造基本統計調査データを参照し、産業計と情報通信業の平均年収を算出してみまましょう。

「年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」の表より、各事業所規模別の「きまって支給する現金給与額」を月収、「年間賞与その他特別給与額平均年収」をボーナス額として年収を算出すると、情報通信業の平均月収は40.3万円、平均のボーナス支給額は127.6万円で平均年収は611万円となりました。同様に産業計では月収33.8万円、平均のボーナス支給額は95.0万円で平均年収は500万円です。

両者のデータの条件が異なるため単純比較はできませんが、これにはHTMLコーダーはキャリアアップでWebデザイナーやフロントエンドエンジニアに転職することが多いため、平均年齢層が低いという理由が影響していると考えられます。また、ITエンジニアの中では参入のためのスキル習得が比較的簡単なことも理由の一つでしょう。

参照 : 厚生労働省「令和元年度賃金構造基本統計調査」年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額・(産業計・産業別)

HTMLなどの画面周り以外のスキルが身に付かない

HTMLコーダーの仕事はWebで表示される画面作りがメインです。HTMLやCSS、JavaScriptなどを用いてHTMLコーディングを行っていきます。その時々の最新の時流に沿った技術を身に付けていく必要があります。

しかし、主に扱うのは画面の表示であり、プログラムの内部ロジックなどのエンジニアとしての分野、クライアントとの打ち合わせをしてデザインを決めるなどのWebデザイナーとしての分野など、周辺の技術を身に付ける機会が少ない場合があります。

HTMLコーダーのキャリアアップとして考えやすいフロントエンドエンジニアやWebデザイナーになろうとした場合に、業務の中で自然とスキルを身に付けることが難しそうなら、自分で学習する必要が出てくるでしょう。

CMSの台頭で将来性の見通しが立てにくい

先にも記載した通り、オーストラリアのソフトウェア品質管理コンサルタント企業の調査によれば、2020年11月20時点で、全WebページのうちCMSを利用したページは60%を超えています。調査が開始された2019年の11月よりCMSの利用率は常に増加傾向にあり、今後も増加するとみられています。

このことはHTMLコーダーにとっては大きな影響があるでしょう。CMSを使った場合、直接HTMLを記載する機会は減り、HTMLコーダーの仕事の減少につながることも考えられるからです。

HTMLコーダーとしては、CMS上でのデザインの実現などのスキルを習得して、CMSの普及が進むWebサイト制作の現状に対応していく必要があります。

関連記事 : Webエンジニアの仕事がきついって本当?転職前のチェックポイントと将来性

未経験からHTMLコーダーになるには?

HTMLコーダーを目指して転職を考える場合、完全に未経験からの求人は数が少ないか、あったとしても条件的に厳しいものが多いです。まずはスキルを身に付け、経験を積んでから転職を目指す方がよいでしょう。

HTMLに関する知識を得るためには、PCとインターネット環境があれば独学することも可能です。これは、特殊な環境を用意せずともPC上でHTMLの表示を確認することができるためです。

HTMLコーダーとしての経験、実績を積むための現実的な方法としては、2つが考えられます。1つはアルバイト、派遣などでHTMLコーダーとして働いて、実績を積み上げる方法です。そしてもう1つは、独習後にクラウドソーシングを利用してHTMLコーディングの仕事を経験し、実績を積み上げる方法です。これらの経験、実績があればHTMLコーダーへの転職の土台となるでしょう。

関連記事 : 未経験からプログラマーに転職する方法|年収や勉強しておきたいおすすめの言語も紹介

HTMLコーダーの仕事に必要なスキル

HTMLコーダーに必要とされるスキルは、HTMLの記述に関連するものと作成するHTMLページのコンテンツ内容に関するものです。
記述に関連するものはHTMLコーダーの土台としてのスキル、HTMLページのコンテンツ内容に関するものはHTMLコーダーとしての仕事の範囲を広げていくためのスキルとなります。以下は具体例です。

HTMLの記述に関連するスキル

  • HTML/CSS
  • JavaScript

HTMLページのコンテンツ内容に関するスキル

  • デザイン
  • SEO
  • 文章のライティング

HTML/CSS

HTMLページを構成するHTML言語およびデザイン面をコントロールするCSSを駆使して、Webデザイナーが作成したデザインをHTMLページで実現できることがベースとなるスキルです。

HTMLの基礎となるタグでのレイアウト構成、CSSによる見た目の装飾は基本的に必須スキルとなります。2020年11月現在のHTMLはHTML5と呼ばれるバージョンが主流で、最新のバージョンへの対応が求められます。また、異なるブラウザやその各バージョンへの対応、スマートフォンなどのデバイスでの表示を最適化するレスポンシブデザインへの対応などもHTMLコーダーに求められるスキルです。

JavaScript

JavaScriptはブラウザ上で動作するプログラミング言語です。クライアントサイドであるJavaScriptは、ブラウザ上での各種の操作に対する動きに加えて、画面の表示も制御することが可能なため、HTML/CSSと不可分ともいえるプログラミング言語です。HTMLコーダー、WebコーダーはJavaScriptについても記述スキルが必要となってきます。

さらには、jQuery、Bootstrap、Vue.js、Reactなどといったライブラリの使用を前提とした案件もあるため、仕事の幅を確保するためにはメジャーなライブラリの使用法も身に付けておく必要が出てきます。

デザイン

HTMLコーダーにとって、Webデザイン分野のスキルも避けることのできない分野です。Webデザイナーによりイメージが作成されたものを、HTMLページ化するのがHTMLコーダーの仕事ですが、このデザインのスキルを身に付けることでWebデザイン方面のキャリアアップにもつながっていきます。

また場合によっては、HTMLページ内にバナーや画像、アイコンが必要となることもあり、デザイナー向けのソフトウェアも使えると仕事の幅が広がっていくでしょう。

SEO

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では検索エンジン最適化といわれる技術です。WebページにとってPV数やセッション数はとても大切な指標です。Webページは訪問されることそのものが目的の場合や、訪問されることで情報を拡散することが目的の場合などがありますが、できるだけ多く集客することを狙ったものがほとんどです。

Webページの流入口のうちで大切な要素となるのが、GoogleやYahoo!など検索エンジンからの訪問です。Webページの検索結果での上位表示や検索結果からのクリック率改善を目指すといった目的のためにページを最適化することすることをSEOと呼びます。

SEOはHTMLの記載方法によっても影響があるため、HTMLコーダーはSEOについての知識を持ってHTMLの製作を行うことが必要となります。

LPの文章のライティング

LP(ランディングページ)とは、商品の購入やサービスへの登録など、ユーザーのアクションを誘導することを目的としたページです。このLPの作成もHTMLコーダーの仕事となる場合があります。その多くは、画像によるイメージと文章が組み合わされた構成となっています。

案件ごとで変わりますが、この文章作成もHTMLコーダーの仕事の範疇とされる場合があります。セールスライティングといわれるスキルがあれば、LP案件への取り組みが有利になるでしょう。

関連記事 : Webエンジニアの仕事とは?年収やスキル、Webプログラマーとの違いも解説

HTMLの在宅案件のレベル感

HTMLコーダーとして働く形態の一つとして、クラウドソーシングなどで案件を受注し、在宅で働くという形があります。必要とされるスキルやアウトプットの形式は案件ごとに異なりますが、案件の種類、必要なスキル感、費用感の目安として例を挙げておきます。

画像ファイルのイメージからHTMLに落とし込む

ベーシックなHTMLコーダーの仕事です。デザインはイメージファイルなどをもとにして、HTMLのコーディングをします。レスポンシブデザインでクライアントのイメージに沿ったコーディングができるスキルが必要となるでしょう。1ページで1万円~の案件が多いです。

LPの作成

LP作成の案件は、作業範囲を明確にして挑む必要があります。HTMLコーディングを基本として、基となるデザインの有無、イメージの有無、文章の作成は範囲に含まれるか、LP内の画像作成も仕事に含まれるかなど、HTMLコーダーが対応する範囲には幅があります。なお、クラウドソーシングには各種商品の販売(EC)のLP作成案件が多く、売り上げにつながるページ作成スキルが求められることが多いでしょう。デザインと文章を含めてHTMLのコーディングが業務となる場合は、1つのLPで2万円~の案件が一般的でしょう。

既存サイトのリニューアル

既存のWebサイトをベースにレスポンシブ対応、CMSへの組み込み対応のためのHTMLコーディングを行う案件にも需要があります。既存サイトの一部ページのコーディングの場合は、利用できる技術の制約に留意しページを作成する知識が必要となります。CMSへの組み込み対応では、CMSの仕様や仕組みを理解してHTMLコーディングするスキルが必要です。CMSへの組み込みで5ページ程度の規模の場合、5万円~の案件がよく見られます。

関連記事 : 在宅でできる仕事の種類と注意点

HTMLの仕事に関するFAQ

HTMLの仕事についてよくある疑問について紹介します。

Q. HTMLコーダーの仕事内容とはどのようなものですか?

A. Webページを表示するためのHTMLを作成することが主たる仕事内容です。Webデザイナーが制作したデザインを、HTMLおよびCSS、JavaScriptを用いてWebページのコードに落とし込みます。Webページにブラウザ上での動作機能がある場合、JavaScriptでのプログラミングが仕事に含まれる場合もあります。

Q. HTMLをどのように勉強すればよいですか?

A. HTMLについてのサイト、学習サイトを利用して独習する、アルバイトなどをしながら身に付けるなどの方法が考えられます。

HTMLそのものの仕様は公開されており、多くのユーザーが利用し、その解説もWebページ上に多数存在しています。さらにはPCが1台あれば特殊な環境をそろえずともHTMLをページとして表示することは可能です。独学のための環境を整えるのも難しくありません。また、学習サイトも有料・無料とあり、利用することで効率的に学ぶことが可能です。

都市部では未経験でも就業可能なHTMLコーダーのアルバイトなどもあり、働きながら学ぶという手段を採ることができます。

Q. コーディングだけで稼げますか?

A. コーディングだけの仕事でも一定の収入を得ることはできます。しかし、コーディングのみではスキルに希少性がなく、給与の上昇はあまり見込めません。キャリアアップを考えた場合にはデザイン、プログラミング、CMS対応などの周辺技術を身に付け、Webデザイナー、フロントエンドエンジニアといった職種への転職も視野に入れましょう。

関連記事 : フロントエンドエンジニアとは|年収・必要スキル・やりがい・今後の需要を解説

最後に

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