セキュリティエンジニアの年収|1,000万円の目指し方や需要が高い業界 | レバテックフリーランス
セキュリティエンジニアの年収|1,000万円の目指し方や需要が高い業界
「セキュリティエンジニアの年収はどのくらいなのだろう?」「年代によって収入はどう変わるのか?」と疑問に思っているITエンジニアの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、セキュリティエンジニアの平均年収を働き方・年代別に詳しく解説します。会社員とフリーランスの違い、20代から50代までの年収推移、高収入を得るために必要なスキルや資格についても紹介しています。さらに、年収1,000万円を目指すための方法やセキュリティエンジニアの需要が高い業界についてもまとめました。セキュリティエンジニアとして活躍中の方はもちろん、これから目指すか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
【働き方・年代別】セキュリティエンジニアの平均年収
ここでは、セキュリティエンジニアの平均年収を働き方や年代別に解説します。自分の年収と比較してみると良いでしょう。
【会社員】セキュリティエンジニアの平均年収
厚生労働省のjobtagによると、令和6年度の会社員のセキュリティエンジニアの平均年収は約629万円です。
なお、jobtagにおいて、セキュリティエンジニアはセキュリティエキスパート(オペレーション)と呼ばれています。
このセキュリティエキスパート(オペレーション)には、セキュリティエンジニアのほかに情報セキュリティ技術者、 セキュリティアナリストも含まれています。
平均年収の算出においても上記の職種も含まれて算出されているため、セキュリティエンジニアのみの数値ではないことにご注意ください。
【会社員・年代別】セキュリティエンジニアの平均年収
ここでは、会社員のセキュリティエンジニアを対象に、年代別の平均年収を紹介します。20代から50代までの平均年収を取り扱っています。
【20代】セキュリティエンジニアの平均年収
以下は、20代のセキュリティエンジニアの平均年収をまとめた表です。
| 年齢 | 平均年収 |
|---|---|
| 20~24歳 | 約376万円 |
| 24~29歳 | 約466万円 |
※「jobtag セキュリティエキスパート(オペレーション)年齢別の年収|厚生労働省」を基に当社で作成
20代前半は新卒で入社した人も含まれるため、セキュリティエンジニアの中でも比較的平均年収は低めです。また、下流工程である運用保守や、テスト業務などから始めるケースが多いという意味でも低くなっている傾向にあると考えられます。
【30代】セキュリティエンジニアの平均年収
以下は、30代のセキュリティエンジニアの平均年収をまとめた表です。
| 年齢 | 平均年収 |
|---|---|
| 30~34歳 | 約594万円 |
| 34~39歳 | 約614万円 |
※「jobtag セキュリティエキスパート(オペレーション)年齢別の年収|厚生労働省」を基に当社で作成
30代になると、セキュリティシステムの設計といった、より上流の工程に関わる機会が増えるため、20代と比較して平均年収が上昇する傾向にあります。
【40代】セキュリティエンジニアの平均年収
以下は、40代のセキュリティエンジニアの平均年収をまとめた表です。
| 年齢 | 平均年収 |
|---|---|
| 40~44歳 | 約707万円 |
| 44~49歳 | 約773万円 |
※「jobtag セキュリティエキスパート(オペレーション)年齢別の年収|厚生労働省」を基に当社で作成
40代になると、セキュリティチームのリーダーとして、プロジェクト全体を牽引する役割を担うことが多くなります。より大きな責任と貢献が求められるため、年収はさらに上昇する傾向にあります。
【50代】セキュリティエンジニアの平均年収
以下は、50代のセキュリティエンジニアの平均年収をまとめた表です。
| 年齢 | 平均年収 |
|---|---|
| 50~54歳 | 約817万円 |
| 54~59歳 | 約831万円 |
※「jobtag セキュリティエキスパート(オペレーション)年齢別の年収|厚生労働省」を基に当社で作成
この結果から、50代のセキュリティエンジニアの年収はほかの年代より高い傾向にあることが分かりました。
年収が高い理由としては、経験の豊富さや高い専門性があることが考えられます。具体的には、さまざまな脅威や攻撃手法に対する実践的な対処スキルが、高く評価されているのです。さらに、チームリーダーとしての長年の経験・実績も評価要素となっているでしょう。
【フリーランス】セキュリティエンジニアの平均年収
レバテックが算出したデータによると、フリーランスのセキュリティエンジニアの平均年収(想定年収)は、約882万円です。
想定年収は、2024年8月から2025年7月までの期間にレバテックフリーランスを通じて案件に参画した方のデータを基に算出しています。具体的には、レバテック利用者が参画した案件の中から、稼働日数が月5日という条件で案件単価を算出し、ひと月の案件単価に12ヶ月を乗じています。
【フリーランス・年代別】セキュリティエンジニアの平均年収
ここでは、フリーランスのセキュリティエンジニアを対象に、年代別の平均年収をまとめました。会社員と同様、20代から50代までの平均年収を取り扱っています。
なお、年収は前項と同じ方法で算出しています。(2024年8月~2025年7月のレバテックフリーランス利用者のデータを基に月5日稼働の案件単価を算出、ひと月あたりの案件単価に12ヶ月を乗じた数値)
【20代】セキュリティエンジニアの平均年収
20代のフリーランスのセキュリティエンジニアの平均年収は、約747万円です。
会社員の同年代と比較すると約371~234万円ほど高い水準となっています。
この差が生じる理由は、フリーランスが単価交渉を直接行える点にあるでしょう。若手であっても、セキュリティという専門性の高い分野では、スキルさえあれば年功序列に縛られず高い報酬を得やすい傾向にあります。
【30代】セキュリティエンジニアの平均年収
30代のフリーランスのセキュリティエンジニアの平均年収は、約825万円です。
この年収水準は会社員の30代セキュリティエンジニアと比較すると、約231~211万円ほど高くなっています。
【40代】セキュリティエンジニアの平均年収
40代のフリーランスのセキュリティエンジニアの平均年収は、約882万円です。
この金額は会社員の同年代と比較すると約175~109万円程度高い水準です。
【50代】セキュリティエンジニアの平均年収
50代のフリーランスのセキュリティエンジニアの平均年収は、約846万円です。
50代になると、フリーランスと会社員の年収差は約29~14万円程度と縮まる傾向があります。
なお、フリーランスの50代は、40代と比べてわずかながら年収が下がっていますが、これは最新技術への対応力や体力面での制約が影響している可能性があります。
セキュリティエンジニアの年収が高い理由
セキュリティエンジニアは、比較的高収入を得やすい職種として知られています。ここでは、セキュリティエンジニアの年収が高い傾向にある理由を詳しく解説します。
サイバーセキュリティ市場規模が拡大している
総務省の情報通信白書令和6年版 データ集によると、世界のサイバーセキュリティ市場規模は年々増加しています。
引用元 : 情報通信白書令和6年版 データ集|総務省
また、レバテックによる「企業におけるセキュリティ対策の実態調査」によると、「セキュリティ対策への投資額を増やす予定はあるか」との質問に「ある」と回答した企業は72.9%にのぼりました。
引用元 : 企業におけるセキュリティ対策の実態調査|レバテック株式会社
これらのデータから、企業がセキュリティ対策を強化する動きは加速し、セキュリティエンジニアの需要は高まっていくと考えられます。
セキュリティエンジニア不足
レバテックが調査した「2024年12月のIT人材 正社員/フリーランス市場動向」によると、正社員の転職求人倍率で最も高いカテゴリはセキュリティで54.0倍でした。

引用元:「セキュリティ」が転職求人倍率1位に、50倍超えの高需要|レバテック株式会社
フリーランス案件の求人倍率も3.3倍と比較的高い水準にあり、セキュリティエンジニアを求める企業が多いことがうかがえます。つまり、セキュリティエンジニアの採用競争が激しく、高年収を提示する企業が多いと考えられるでしょう。
高年収を目指すのに必要なスキル
幅広いスキルや専門性の高いスキルがあると、基本的にセキュリティエンジニアの年収も高くなります。高年収を目指すために、必要なスキルを解説していきます。
セキュリティに関わるスキルだけでなく、法の知識やコミュニケーションスキルも高めれば、評価されやすくなるでしょう。
セキュリティスキル
高年収を目指すためには、幅広い業務に対応できるセキュリティスキルがあると効果的でしょう。たとえば、以下のようなセキュリティスキルです。
| セキュリティスキル | 概要 |
|---|---|
| セキュリティマネジメント のスキル |
情報セキュリティを確保するための 体系的な管理や運用を行うスキル |
| ファイアウォール のスキル |
不正アクセスやサイバー攻撃から 内部ネットワークを防御するためのスキル |
| サイバーセキュリティ のスキル |
デジタル化された情報の改ざんや 漏えいを防ぐためのスキル |
幅広いセキュリティスキルがあれば、さまざまな案件に対応できる人材として市場価値が高まり、高年収も期待できるでしょう。
サーバースキル
セキュリティエンジニアとして高年収を目指すなら、サーバー環境に関するスキルは不可欠です。セキュリティの脅威の多くはサーバーを標的としており、堅牢なサーバー構築・維持スキルが求められます。
特に、WindowsやLinuxなど、複数のOSに対する深い知識を持つことは重要です。なぜなら、企業ごとに採用しているサーバーが異なるため、幅広いOSに対応できる人材は市場価値が高いからです。
ネットワークスキル
セキュリティエンジニアが高収入を目指す上で、ネットワークスキルは不可欠です。システムの脆弱性診断やサイバー攻撃への対策構築など、セキュリティ業務の多くの場面でネットワークスキルが求められます。
さらに、セキュリティシステムの企画・提案・設計といった上流工程を担当する場合にも、ネットワークスキルは必須です。上流工程を担当するエンジニアは、一般的に高収入を得る傾向にあります。
クラウドサービス全般のスキル
セキュリティエンジニアが高収入を実現するには、クラウドサービス全般の知識とスキルが必要です。企業のクラウド環境への移行が加速する中、クラウド技術に精通したエンジニアへの需要は年々増加しています。
特にAWSやAzure、Google Cloudといった主要クラウドプラットフォームの運用スキルは欠かせません。これらのうち、いずれか一つのスキルがあるだけでも人材としての需要は高いです。しかし、複数のプラットフォームを使いこなせると、対応可能な業務範囲が広がり、市場価値の向上につながります。
法律や制度の知識
セキュリティエンジニアが高収入を得るためには、法律や制度に関する知識が不可欠です。なぜなら、セキュリティエンジニアは、企業のコンプライアンス対応を支援する役割を担っているためです。
特に、個人情報保護法やサイバーセキュリティ基本法などの法規制について、深い理解が求められます。これらの法律は、企業の情報管理体制の構築・運用に直結しており、違反すれば罰則や社会的制裁のリスクを負うことになるからです。
プログラミングスキル
高年収のセキュリティエンジニアになるためには、プログラミングスキルの習得が必須です。なぜなら、サイバー攻撃の手法が高度化する中、脆弱性を発見・対策するためのコード分析能力が求められるからです。
セキュアコーディングの概念を理解し、設計段階からセキュリティを考慮したアプローチができると、より付加価値の高いエンジニアとして評価されるでしょう。
コミュニケーションスキル
セキュリティエンジニアが高年収を実現するためには、コミュニケーションスキルも重要な要素となります。特に、専門知識を持たない相手に対し、セキュリティリスクと対策について簡単な言葉で明確に伝えられる能力は不可欠です。
セキュリティ対策を講じる上で経営層やクライアントなどの理解と協力は欠かせませんが、彼らが必ずしも専門知識を有しているとは限らないからです。こうしたケースでは専門用語を多用した説明では理解を得るまでに時間を要します。しかし、分かりやすく説明できれば、スムーズな合意形成と、その後の対策実施につながります。
加えて、セキュリティインシデント発生時には、冷静かつ的確な情報伝達が必須です。混乱しがちな状況下においても、的確な指示を出せる人材は組織にとって貴重な存在です。
セキュリティエンジニアの年収アップに役立つ資格
勤務先に資格手当がある場合、資格を取得すれば年収アップにつながります。そこで、セキュリティエンジニアの年収アップに役立つ資格を解説します。
なお、資格取得はスキルの証明となり、フリーランスとしての案件獲得に役立つ可能性もあります。紹介する3つの資格の詳細を確認してみてください。
情報セキュリティマネジメント試験
情報セキュリティマネジメント試験は、セキュリティマネジメントに関する基本スキルを認定する国家試験です。
| 運営 | IPA (独立行政法人情報処理推進機構) |
|---|---|
| 実施方式・ 実施時期 |
CBT方式により随時実施 |
| 受験料 | 受験料税込7,500円 |
| 合格基準 | 総合評価点(科目A・B試験の 総合点)が600点/1,000点満点で合格 |
| 受験資格 | なし |
試験では、組織の情報セキュリティに関する基本スキルが問われます。運用・保守業務で役立つ知識を証明できるため、転職や案件獲得に有利になるでしょう。
情報処理安全確保支援士試験
情報処理安全確保支援士試験は、情報セキュリティについての国家試験です。情報処理の促進に関する法律に基づいて、情報処理技術者としての知識やスキルが認定されます。
| 運営 | IPA (独立行政法人情報処理推進機構) |
|---|---|
| 実施方式・ 実施時期 |
筆記により春期(4月) ・秋期(10月)の年2回実施予定 |
| 受験料 | 受験料税込7,500円 |
| 合格基準 | 午前I試験・午前Ⅱ試験・ 午後試験のすべてが600点/ 1,000点満点で合格 |
| 受験資格 | なし |
試験では、情報システムの企画・設計・開発・運用におけるセキュリティ、インシデント管理などが問われます。取得すればセキュリティシステム開発の上流工程で役立ちますが、難易度は高いです。上流工程を経験してから、挑戦すると良いでしょう。
CCNA(シスコ技術者認定)
シスコ技術者認定は、世界大手のネットワーク関連機器メーカーであるシスコシステムズ社が実施するベンダー資格です。取得すると、国際的に通用するネットワークやセキュリティの知識が証明できます。
| 運営 | Ciscoシステムズ社 |
|---|---|
| 実施方式・ 実施時期 |
各所にあるテストセンター・随時 |
| 受験料 | $300(日本円で税込み46,500円/ 2025年12月時点) |
| 合格基準 | 非公開 |
| 受験資格 | なし |
CCNAは、シスコ技術者認定のなかでもアソシエイトレベルの認定資格です。上位資格にはCCNP SecurityやCCIE Securityなどもあるため、CCNAを取得後に挑戦すると良いでしょう。
年収1,000万円のセキュリティエンジニアを目指す方法
セキュリティエンジニアは転職や独立、スキルアップなどによって年収1,000万円を目指せます。ただし、高度なスキルや実績などを保有する、市場価値が高いセキュリティエンジニアにならなければいけません。
年収1,000万円のセキュリティエンジニアを目指す方法を、解説します。現役のセキュリティエンジニアは、今後のキャリアを検討してみてください。
高度な資格を取得する
年収1,000万円を目指すためには、高度なスキルや専門的な知識が求められます。以下は、セキュリティエンジニアの高度なスキルが証明できる高難易度の資格です。
| 資格 | 概要 |
|---|---|
| CCNP Security | CCNAより難度の高い、プロフェッショナル向けの資格/ セキュリティ面での問題解決に関するスキルを認定する試験 |
| CCIE Security | CCNP Securityのさらに上位の資格/エキスパートレベルの、難度が高い試験/ 複雑なセキュリティソリューションのスキルを証明できる |
| OSCP | 米オフェンシブセキュリティ社が運営する、サイバー攻撃への対応能力を認定する資格/ 難易度が高く、基本的なセキュリティ知識に加え、C言語やPythonなど一通りのプログラミングスキルが必要 |
| GSE | ITセキュリティの世界では権威のある資格のひとつ/ GSEを取得するには、事前にGSEC・GHIC・GCIAの資格を取得が必要 |
セキュリティエンジニアに関する資格は、国家資格やベンダー資格など、相当数あります。担当している業務領域やスキルアップしたい分野など、自分にあった資格を取得しましょう。
外資系企業をはじめとした実力主義の企業へ転職する
外資系企業をはじめとする、より実力を評価してくれる企業に転職すれば、高年収を得られる可能性があります。転職活動の際は、企業の評価制度を事前に精査しましょう。
企業によっては平均年収が高くても、勤続年数に応じた昇給が基本となっているため、目標とする収入に到達するまでに時間を要することがあります。そのため、実績に基づいて適切な評価がなされる企業を選択することをおすすめします。特に外資系企業は、成果主義でスキルや実績が年収に影響しやすいため、努力によっては年収アップが期待できるでしょう。
フリーランスとして独立または副業する
年収1,000万円を目指すために、フリーランスとして独立または副業する方法もあります。高度なスキルや豊富な経験、実績があれば、高単価案件の獲得もできるでしょう。
ただし、副業をする場合は、本業の就業規則をよく確認しましょう。一部の企業では副業を禁止または制限しているためです。
セキュリティエンジニアの需要が高い業界・企業
ここでは、セキュリティエンジニアの需要が高い業界や企業を紹介します。転職先や案件探しの参考にしてください。
コンサルティング業界
コンサルティング業界は、セキュリティエンジニアの需要が高い分野の一つです。コンサルティング業界では企業経営や顧客データなどの機密情報を日常的に取り扱うため、高度なセキュリティ対策が不可欠だからです。
この業界で活躍するには、クライアント企業のセキュリティ上の課題を的確に分析し、最適な解決策を提案できる専門性が求められます。
セキュリティベンダー
セキュリティベンダーも、セキュリティエンジニアの需要が高い業界の一つです。セキュリティベンダーとは、セキュリティ製品やサービスを専門に提供する企業のことです。
セキュリティエンジニアは、製品の設計・開発・保守などに携わります。 セキュリティに関する調査・分析、システムの構築・運用など、幅広いスキルが求められます。
メーカー・製造業
メーカーや製造業においても、セキュリティエンジニアの需要が高まっています。これは、IoTデバイスの普及や製造ラインのデジタル化に伴い、サイバー攻撃のリスクが増大していることが要因です。
これらの業界では、ITセキュリティの知識に加え、生産設備や制御システムに関する知識も求められます。従来のIT環境とは異なる独自の通信プロトコルや機器への理解が必要となるため、これらのスキルを備えたエンジニアは高い価値を持つ人材として評価されます。
SIer企業
顧客企業のシステム構築・運用において、セキュリティ要件への対応をしているSIer企業でも、セキュリティエンジニアの需要は高い状況です。特に、クラウド移行やDX推進プロジェクトの増加に伴い、その需要はますます高まっています。
SIer企業では、要件定義から設計、構築、運用までのサイクル全体を考慮したセキュリティ対策を提案できる人材が高く評価されます。また、複数のベンダー製品を組み合わせ、最適なソリューションを構築する統合力も重要です。
金融業界
金融業界も、セキュリティエンジニアの需要が高いです。これは、顧客の金融資産を守るために高度なセキュリティ対策が求められるからです。
金融業界におけるセキュリティエンジニアには、金融規制に対するコンプライアンスや高度な認証技術、不正検知システムなどの知識が求められます。また、フィンテックの広がりにより、新たな金融サービスにおけるセキュリティ対策を立案・実行できるスキルも重要視されています。
インフラ業界
電力やガス、水道、交通などの社会インフラ業界でも、セキュリティエンジニアの需要が高まっています。これらは国民生活や経済活動の基盤となる社会インフラであるため、サイバー攻撃による被害は社会全体に深刻な影響を及ぼす可能性があるからです。
社会インフラ業界では、ITとOT(運用技術)の両方の知識を有する人材が特に求められています。また、インシデント発生時の事業継続計画(BCP)に関する知識も重要です。
小売・卸売業界
小売業・卸売業では、デジタル化の進展に伴いセキュリティエンジニアの需要が急速に高まっています。特にEコマース市場の拡大により、受発注システムや在庫管理、顧客の個人情報や決済データの保護など、サプライチェーン全体のセキュリティ確保も重要性を増しているのです。
セキュリティエンジニアには、Webアプリケーションの脆弱性診断やネットワークセキュリティ対策、不正アクセス検知・防御に関する深い知識が求められます。さらに、個人情報保護法やクレジットカード業界のセキュリティ基準(PCI DSS)といった関連法規・基準に関する理解も欠かせません。
セキュリティエンジニアの仕事内容
セキュリティエンジニアは、主にセキュリティの企画や提案、設計、運用・保守の役割を担います。この記事では代表的なものにしぼって解説します。セキュリティエンジニアの仕事内容をすべて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
セキュリティエンジニアとは?仕事内容や必要なスキルを解説
セキュリティ企画・提案
セキュリティエンジニアは、クライアントのセキュリティに対する課題や要望を把握したうえで必要となる対策を企画・提案します。上流工程にあたるため、実務経験が長い人材が担当するのが一般的です。
個人情報保護の観点から、セキュリティマネジメントの第三者認証制度、ISMSやプライバシーマークを取得する企業もあります。セキュリティエンジニアは、第三者認証制度を考慮した企画・提案が求められる場面もあるでしょう。
セキュリティ設計
セキュリティ設計では、企画書をもとにセキュリティを考慮したシステムを設計します。セキュリティだけではなく、既存のサーバーやネットワークの要件や仕様も踏まえた設計が求められます。
サーバー機器をはじめとしたハードウェアはもちろん、アプリケーションなどの知識も必要になるでしょう。
運用・保守
運用・保守では、セキュリティシステム導入後の監視や点検、ソフトウェアやセキュリティパッチの更新、障害対応などを行います。システム障害やサイバー攻撃などのインシデントがないか、ログやアラートを監視するのが主な業務です。
インシデントが発生した場合は、被害を拡大させないよう迅速に原因の特定と対処にあたります。夜間や休日に、調査・復旧が求められる場合もあるでしょう。
セキュリティエンジニアに向いている人
以下は、セキュリティエンジニアに向いている人の特徴です。
- 細かい点に気づく人
- 自ら行動できる人
- モラルが高い人
セキュリティエンジニアは、インシデント発生時に原因を迅速に突き止める必要があるため、些細な異変にも敏感な人は適性があるでしょう。
また、自主的に行動できる人も、セキュリティエンジニアに向いています。あらゆるインシデントを想定して自主的に必要なツールなどを準備しておけば、迅速に対処できるからです。
さらに、セキュリティのモラルが高い人も適合度が高いと考えられます。セキュリティエンジニアは、業務で機密情報や個人情報を取り扱う機会が多く「自分の対応次第では、企業に多大な損害を与えてしまう」という意識を持つ必要があるためです。
セキュリティエンジニアの目指し方
セキュリティエンジニアへの転職、案件の獲得にはほかのエンジニアとしての実務経験が問われる傾向があります。エンジニア経験がある場合、現在のスキルやこれまでの経験に加え、セキュリティエンジニアとして活躍するために必要なスキルを習得しアピールすることで転職・案件獲得の可能性が高まるからです。
未経験者の場合は、まず独学やプログラミングスクールなどでITスキルを習得しましょう。基礎を習得したら、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアといったインフラエンジニアを目指します。こうしたセキュリティ関連業務に携われる職種で一定の経験を積んだ後、セキュリティエンジニアを目指すのが効果的です。
高年収なのにやめとけと言われる理由
セキュリティエンジニアは、比較的年収が高いにもかかわらず、以下のような理由からやめとけという人もいます。
- 深夜や休日対応をしなければならないため
- 企業の評価に関わる仕事で責任が重いため
- 最新情報の収集や継続的なスキルアップが求められるため
セキュリティインシデントやサイバー攻撃は24時間365日発生する可能性があり、夜間や休日の対応が必要となる場合もあります。また、システムのアップデートやメンテナンス作業は、アクセスが少ない深夜や早朝に行われることが多く、プライベートや体調管理に影響が出やすいという側面があります。
さらに、セキュリティトラブルが発生した場合、企業の評価を大きく損なう可能性があるため責任は重く、プレッシャーを感じる人も少なくありません。
加えて、サイバー攻撃の手法は常に進化しているため、情報収集を怠ると適切な施策を行えずトラブル発生につながる恐れがあります。
※本記事は2025年12月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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