データベースエンジニアがフリーランスになるには?スキル・案件獲得方法

「フリーランスのデータベースエンジニアになりたいけど、フリーランスになる方法が分からない」と悩んでいる方もいるでしょう。

本記事では、フリーランスのデータベースエンジニアになるために必要なスキルを紹介します。また、フリーランスのデータベースエンジニア向けの案件内容や年収相場、スキルアップに役立つ資格、そして効果的な案件獲得方法についてまとめました。

これからフリーランスのデータベースエンジニアを目指す方に参考になる内容となっています。ぜひ最後までお読みいただき、あなたのキャリア戦略に活かしてください。

目次

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フリーランスデータベースエンジニアの案件の内容

フリーランスのデータベースエンジニアが携わる主な案件内容としては、データベースの設計・開発、運用、管理があります。それぞれの業務内容について解説します。

データベース設計・開発

データベース設計・開発の案件では、クライアントの要件に基づいてデータベースシステムを設計し、その設計案に基づいて開発を行います。具体的には、クライアントが希望するデータ容量の確保と、迅速かつ簡単なデータ検索・抽出を可能にする設計・開発を行います。

システムやアプリケーションの動作への影響度が高いため、経験が豊富またはハイスキル人材に依頼される場合が多いです。

データベース運用

データベース運用の案件では、構築されたデータベースシステムを円滑に稼働させ、最適なパフォーマンスを維持します。具体的には、データのバックアップとリカバリ、ディスク容量の監視、セキュリティパッチの適用、障害発生時にはエラーログの分析と原因の特定、復旧作業などを行います。

データベースは長期間にわたって使用されるため、継続的な案件としての取引も多いです。

データベース管理

データベース管理の案件では、データベースシステムの全体的な管理と改善を担当します。セキュリティ対策やデータ品質の維持、運用ポリシーの策定など、マネジメント的な要素が強いです。

具体的な業務には、以下が挙げられます。

  • アクセス権限の設定
  • セキュリティポリシーの策定
  • 監査ログの分析
  • データクレンジング
  • マスターデータの管理
  • データ整合性の確認
  • 運用手順書の作成
  • 運用プロセスの改善
  • チームメンバーへの技術指導

この案件では、技術的なスキルに加えて、マネジメント能力やコミュニケーション能力、情報セキュリティやコンプライアンスに関する知識も求められます。そのため、設計・開発と同様に高い技術を持つ人材への需要が高い傾向にあります。

データベースエンジニアの仕事内容についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

データベースエンジニアとは?仕事内容や役立つ資格・必要なスキルを解説

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データベースエンジニアの年収相場

データベースエンジニアの年収は、経験や技術力、働き方によって大きく異なります。ここでは、正社員とフリーランスそれぞれの年収相場について詳しく見ていきましょう。

正社員の年収相場

厚生労働省のjobtagによると、正社員のデータベースエンジニアの平均年収は約558万円でした。

なお、スキルレベルによって平均年収は異なります。以下は設計・構築(開発)におけるスキルレベル別の平均年収ですので、参考にしてみてください。

  • ITSSレベル1~2:約420万円~約620万円
  • ITSSレベル3:約450万円~約700万円
  • ITSSレベル4:約500万円~約780万円
  • ITSSレベル5以上:約600~約950万円

ITSSの詳細については、独立行政法人情報処理推進機構の「ITスキル標準(ITSS)」でご確認ください。

参考:
jobtag|厚生労働省
ITスキル標準(ITSS)|独立行政法人情報処理推進機構

フリーランスの年収相場

フリーランスのデータベースエンジニアの年収相場は、約790万円です。レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って案件単価を算出しました。年収の算出にあたっては、ひと月の案件単価に12ヶ月を乗じています。(2025年4月時点)

このことから、フリーランスの平均年収は、正社員と比べて200万円以上高いことが分かります。

データベースエンジニアの案件や単価の詳細を知りたい方は、以下のページをご覧ください。
データベースエンジニアの求人・案件一覧>

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フリーランスのデータベースエンジニアに必要なスキル

ここでは、フリーランスのデータベースエンジニアにとって特に重要な3つのスキルについて詳しく解説します。具体的な内容を見ていきましょう。

データベースに関する専門知識

フリーランスのデータベースエンジニアになるには、データベースの設計やチューニング、バックアップ、セキュリティ対策などデータベース全般の関連スキルが必要です。
知識が足りていないと最適な設計やチューニングができないことから、パフォーマンスの低下やセキュリティリスクの発生につながる危険性があるからです。
また、主要なデータベース管理システムの特徴を理解していることも求められます。

以下が主なデータベース製品と、それぞれの特徴です。

代表的なデータベース製品 特徴
Oracle
Database
高度なセキュリティ機能やトランザクション
管理を備えており、大企業を中心に採用されている
MySQL オープンソースで導入コストが低く、
Web系で人気がある
PostgreSQL 拡張性が高く、複雑なデータ型やクエリに対応しやすい
Microsoft
SQL Server
Windows環境との親和性が高く、豊富な分析
機能があり、エンタープライズ向けに広く
使用されている

インフラ全般の知識

フリーランスのデータベースエンジニアになるには、データの安全かつスピーディな保存・抽出を支えるインフラに関する幅広い知識も必要です。データベースは、サーバーやストレージ、ネットワークといったインフラ上で稼働するため、データベースのパフォーマンスやセキュリティに直接影響を与えるからです。
たとえば、データベースの性能が低下した場合、ネットワーク問題が原因である可能性もあるため、インフラ全般の知識が問題解決に役立ちます。

主に必要となるインフラ知識は以下の通りです。

  • サーバー環境の構築・運用
  • ネットワーク設計と構成
  • ストレージ管理とバックアップ設計
  • 仮想化技術の理解
  • クラウドサービスの活用

特に、近年はクラウドサービスを利用している企業が増えているため、AWSAzureGCPといった主要なクラウドについての知識を身につけておきましょう。

SQLのスキル

フリーランスのデータベースエンジニアになるには、SQLのスキルも身につけておきましょう。SQLを使いこなせると、複雑な条件での検索や大量データの効率的な処理など、高度な内容にも対応しやすくなるからです。

たとえば、膨大な顧客データから特定の条件に合致するユーザーを抽出したり、販売データを分析して売上傾向を把握したりする際に、SQLは欠かせません。

SQLについて効率的に学びたい方は、以下の記事を参考にしてください。
SQLの勉強方法!独学での学び方や初心者におすすめの本・サイトを紹介

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データベースエンジニアのスキルアップに役立つ資格

ここでは、データベースエンジニアのスキルアップに役立つ資格について詳しく解説します。フリーランスのデータベースエンジニアとしてスキルアップを図るなら、資格取得を通した学習が効果的だからです。詳細を確認していきましょう。

ORACLE MASTER

ORACLE MASTERは、Oracle社が提供する認定資格プログラムです。Oracle Databaseに関する知識と技術を証明する資格として、国内外で広く認知されています

認定レベルは、Bronze、Silver、Gold、Platinumの4段階があり、自身のスキルレベルに応じて挑戦できます。

試験レベル 証明できる内容
Bronze Oracle Databaseのアーキテクチャや構成に
関する用語と日常的な運用管理に関する理解がある
Silver ネットワークの設定やデータベース運用管理タスクの
知識、SQLによる運用管理作業ができる
Gold データベース管理者として状況に応じた
手法の提案やアドバイスができる
Platinum データベースのエキスパートである

受験料はBronze、Silver、Goldが34,300円、255,750円です。

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験は、経済産業省が認定する国家資格の一つです。この資格は、データベース設計・構築・運用に関する高度な知識と技能を持つ技術者を認定するものです。

国内のIT企業やIT関連部署での認知度は高めで、受験料は7,500円と比較的安く設定されているため、どの資格を取得するか悩んだ際の候補にすると良いでしょう。

OSS-DB技術者認定資格

OSS-DB技術者認定資格は、日本PostgreSQLユーザ会が主催する資格で、オープンソースデータベースPostgreSQLに関する技術力を認定します

この資格には、OSS-DB SilverとOSS-DB Goldの2つのレベルがあるのが特徴です。
SilverではRDBMSやSQL、オープンデータベースに関する基礎知識や、小規模データベースプロジェクトに携われるスキルが問われます。Goldではより高度なスキルを持っており、大規模データベースプロジェクトで力を発揮できることを証明できます。

受験料はいずれも16,500円です。

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データベースエンジニアにおすすめの案件獲得方法3つ

ここでは、フリーランスのデータベースエンジニアにおすすめの案件獲得方法を3つ紹介します。それぞれの方法の特徴を理解し、自分に合ったアプローチを選択してください。

データベースエンジニアの案件獲得方法

人脈を活用する

フリーランスのデータベースエンジニアが案件を獲得するには、人脈を頼るのが効果的です。

たとえば、前職の同僚・上司・クライアントから直接案件を紹介してもらえたり、彼らを通じて業務委託先を探している事業者を紹介してもらえたりする可能性があります。

このように案件の紹介につながる人脈がない場合は、業界のイベントやセミナーに参加して新たな人脈を形成するのも有効です。また、SNSで定期的に有益な情報を発信し、専門性をアピールすることで、人脈を広げることも可能です。

これから新たに人脈を構築したい人は、以下のコミュニティに関する記事も参考にしてください。
フリーランス向けコミュニティ10選!参加のメリットや仲間の作り方を紹介

クラウドソーシングを活用する

フリーランスのデータベースエンジニアが案件を獲得するには、クラウドソーシングサイトを利用するのも良いでしょう。クラウドソーシングサイトは、インターネット上で業務委託ができるプラットフォームです。

クラウドソーシングサイトでは、プロジェクトの規模や業務内容を問わずさまざまな案件が掲載されており、自身のスキルや希望に合った仕事を探せます。

小規模案件や簡単な業務から始めることで、フリーランス初心者でも納期遅延やミスのリスクを抑えつつ経験を積むことができるでしょう。
ただし、小規模案件や簡単な業務は単価が低い傾向があります。長期的に安定した収入を得ることを考えると、次に紹介するフリーランスエージェントを活用する方法がおすすめです。

フリーランスエージェントを活用する

フリーランスのデータベースエンジニアが案件を獲得する有効な手段として、フリーランスエージェントの活用も挙げられます。フリーランスエージェントは、フリーランスエンジニアと企業をマッチングする仲介サービスです。

エージェントを活用することで、スキル・経験・希望に合う案件を紹介してもらえます。なかには、案件に参画する際の条件交渉の代行や契約書・請求書作成などの事務作業のサポートをしてもらえるサービスもあります。

自分にピッタリの案件を紹介してもらいたい方はもちろん、営業活動や事務作業にかける時間を削減したい方は、エージェントの活用を検討してみるのがおすすめです。

レバテックフリーランスは、IT・Web業界に特化したエージェントサービスです。あなたの希望に応じて、エージェントが最適な案件をお探しするだけでなく、企業への条件交渉や事務手続きのサポートも行いますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

※本記事は2025年6月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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